原田マハのレビュー一覧

  • ジヴェルニーの食卓

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    「うつくしい墓」
    マティスの暖かい人柄が滲むお話だった。
    マティスのお邸に仕えた経験のある一人の修道女が、新聞記者にマティスとの思い出を語っている構成でできている。
    芸術を愛し、マティスを敬愛する人達が作り出す世界が美しくて暖かくて、読み終わるのが惜しいお話だった。
    明るいマティスの絵画に惹かれて、マティス展に行けたら良いなぁと思ってたんだけど、こんな素敵なお話を読んだらこれはもう行かなくてはいけないという強い意志に変わった。

    「エトワール」
    エドガー・ドガが踊り子に惹かれて作品を残した理由は、こんな理由だったのかも。
    ドガが生前に発表した唯一の彫刻作品、一四歳の小さな踊り子。
    発表当時は批

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    2026年01月24日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    京都国立博物館研究員である望月彩のもとにマカオ博物館学芸員レイモンド・ウォンが現れる現代から、キリシタンの若き少年達天正遣欧使節4人がローマに向かう織田信長の時代に話が遡る。なんと俵屋宗達がこの遣欧使節に同行しローマは行った、という設定。もちろんフィクションなのだか生没年さえも不明な俵屋宗達なのでそんなこともあるかも、と思ってしまう。
    上巻は俵屋宗達がローマに行くことになった経緯、有馬のセミナリオ(小神学校)が開設された経緯、ここで学ぶキリシタン大名たちの子供らのことが書かれている。遣欧使節となる4人の少年達と宗達の出会いがとても自然でまるで史実のようで著者 原田マハの構成の巧みさに感嘆した。

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    2024年11月24日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    俵屋宗達がとても魅力的な人物
    洛中洛外図をこの目で観てみたい。
    風神雷神は迫力があって素晴らしい。
    この本を読んでもう一度鑑賞したくなった。
    パードレ達との壮絶な旅 枢機卿との面会
    最後はこう来たか… と思わせてくれる。
    さすが原田マハさん 
    長編だけど場面場面が頭に浮かんで
    読み進むのが楽しい。
    原田マハさんの作品はどこまでがフィクションなのかノンフィクションなのか、だから面白い。

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    2024年11月21日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    原田マハさんの作品に出てくる人物はみんな魅力的だ。
    俵屋宗達が絵にかける想いに目頭が熱くなった。これだけ何かに情熱を持って心血を注いで時間を忘れてまで取り組める何かを持っているって本当に素晴らしいことなだと思う。羨ましいと思った。

    宗達が狩野家で洛中洛外図屏風を描く時、初めての師匠とも言える狩野永徳と菅次郎に尊敬の意を持つ描写がとてもぐっときた。(織田信長はやはりここでもかっこよい…。)

    マルティノと宗達がお互いを認めて、尊敬し合って、頼りあってローマを目指す姿も本当に素敵だった。
    ハラハラしながら自分も一緒に長崎からローマまでを旅しているような気持ちになる。
    果たして下巻ではどう話しが進

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    2024年11月19日
  • モダン

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    MoMAに初めて行った時は衝撃を受けたことを思い出した。
    あんな美術館が身近にあっていつでも行けるニューヨーカーが羨ましい。

    この本を読み出そうと、持って行った行先が大山崎美術館で、ちょうどアンドリュー・ワイエス展をやってて、すごい偶然に鳥肌が立った。

    一章目の「クリスティーナの世界」の話はすごく切なくて涙が出た。

    大地震やテロ、戦争を前にし、アートは人間が生きるのに最低限必要なことではないけれど、だからこそアートの力を感じる。
    人間を人間たらしめているのはアートなのだと思う。
    私はアートの力を信じている。

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    2024年11月18日
  • リーチ先生

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    個人的に「民藝ブーム」だった当時、それならばと友人から勧められたのが本書。これがきっかけで原田マハさんのファンになりました♡ 日田の情景がリアルに目に浮かぶような描写が印象的で、今もよく記憶しています。

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    2024年11月08日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    若き天才俵屋宗達、織田信長に謁えるの段。
    天正遣欧使節と共に大海原に漕ぎ出でる大冒険の始まり、はじまり。

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    2024年11月06日
  • リーチ先生

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    史実でありフィクションでもある、
    マハさんのこちらの小説。
    民藝という物を余りよく知らない人でも、
    素直に内容が頭に入ってくる、尚且つ民藝のもつ魅力に気付かせてくれる。とても温かな一冊です。


    イギリス人のバーナード・リーチが日本の美に触れ、民陶に触れ、自分の郷里でやりたいことを成し得るまで。

    まずはマハさんの膨大な知識量に脱帽いたしました。リーチ先生はじめ、登場する柳宗悦や濱田庄司などの見事なまでに性格や思考の癖を捉えた言葉遣い。1人1人の人物の心の豊かさが、マハさんを通して温かく伝わってくる。

    また、解説でも述べられていたがバーナード・リーチの伝記ということもあり、本書を読むだけで、

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    2024年11月04日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    まだ下巻が読めてないけど、既に面白すぎる!
    歴史苦手だけど、そんな事どうでも良いくらい楽しく読めます。安土城や南蛮寺、作品、人物等スマホ片手に読み進めました。マハさんのアート小説は久々ですが、史実なのかフィクションなのかその絶妙なバランスがやっぱりいいです。もはや史実であってほしいです。絵を描くシーンはこちらも息が苦しくなるほど没頭して読んでしまいました。物語のメインやはり風神雷神だと思いますが、洛中洛外図が見たい!狩野永徳が描いた洛中洛外図屏風は米沢市の上杉博物館にあるそうなので、いつか絶対に行きます。マハさんの小説はいつも色々な場所へ導いてくれます。

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    2024年11月01日
  • モネのあしあと

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     最近モネに興味を持ち、とにかく気軽にモネに触れ合ってみたいと思い手に取った一冊です。絵画題材に小説を書いている作家、原田マハ先生の存在を初めて知り、心躍らせながら読み始めました。

    モネに関してだけで無く、絵画の楽しみ方まで教えてもらいました。絵画見方を変えられたと思います。
    とにかくフランス旅行に行きたくなりました⭐︎

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    2025年07月01日
  • モダン

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    原田マハさんの作品はハズレなし!!ニューヨーク近代美術館を舞台にした、ピカソとマティスを題材にしたお話。暗幕のゲルニカも読みたくなってきた。

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    2024年10月24日
  • ロマンシエ

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    人生に迷うみちのすけの、苦境ながらもいつだって明るくおしゃれに頑張る姿が目に浮かび、まさにこれからに期待。

    現実の人物や場所などが出てきながらも、小説でしかあり得ないような展開もあり、まさに原田マハさんの力技というか、才能を感じるような、圧巻の読みごたえ。
    さらに、小説に出てくる展覧会と、現実で行われた展覧会が重なっているなんて、あまりにワクワクする発想!

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    2024年10月24日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    旅屋おかえりの1作目にハマり、2作目のこちらも読んでみました。
    おかえりさんの、自分の複雑な気持ちを秘めつつ、みんなの気持ちをほどいていくところに、私は魅力を感じているようです。
    読み終わると、なんか良かったな、と思う1冊でした。

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    2024年10月11日
  • さいはての彼女

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    少女ナギの魅力に完敗

    キャリアウーマンが自分はえらいと思い込むようになって壁にぶち当たり、意図しない旅に。
    そこでとても魅力的な少女と出会い再生してゆく物語
    少女ナギがとても魅力的に描かれていて心に突き刺さった
    ハーレーダビットソンへの愛で結ばれた人々も生き生きしていて読んでいて気分が良い

    #アツい #胸キュン #癒やされる

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    2024年10月11日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    原田マハさん大好きです!
    美術も文学も行き着くところは人間の根源。どちらも読み取るにはそれ相応の訓練のようなものが必要だと思う。訓練してない私でも、分かりやすいように小説で描いてくれていて、新しい世界を知ることができる。
    読んでいて、自分は絵を見たり本を読んだりしていろんな人間のことが知りたかったんだなぁと分かった。
    終始メランコリーに苛まれたムンクの生涯にすごく興味を持った。次はムンクの小説を読もうと思う。

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    2024年09月23日
  • 翔ぶ少女

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    あとがきの「悲しみは治すものではなく、抱えていくものなのだ」という医師の言葉が、読み終えたあとなら、どんなときでも生きる希望を持って抱えていくものなのだと心に響いてくる。
    中学生の頃に阪神大震災を経験した私には読むのが辛い場面がたくさんあったけれど、この作品と出会えよかったと心から思った。

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    2024年09月21日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    ネタバレ

    大好きな原田マハの作品
    実話を元にしたフィクション。

    自動車会社で40年溶接工として働くアフリカ系アメリカ人の男性フレッドが不況で解雇
    パートタイマーで働く妻が「私の夢はあなたとデトロイト美術館に行くこと」励ます
    彼女は工場で働いたり、皿洗いやレジ打ちの慎ましい生活の中で、時々1人で地元のデトロイト美術館を訪れるのを楽しんでいて、セザンヌの「マダム・セザンヌ」を「私の友達」と呼び、この場所を「私の友達の家」だと夫に紹介。美術は全くわからないけれどけれど、妻にそう言われて、彼もここが大好きになった。
    そんな矢先、彼女が病気で亡くなり、生きる気力がなくなった時も、デトロイト美術館を訪れて、「マダ

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    2024年09月20日
  • リーチ先生

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    原田マハさんのフィクションとノンフィクションを見事に組み合わされた物語の手法には、いつも驚かされ、引き込まれる。長編だけど、引き込まれて一気に読んでしまいました。

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    2024年09月15日
  • リーチ先生

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    ネタバレ

    最初、割と可愛らしい表紙だったので、コメディっぽい話なのかと思ったけれど、バーナード・リーチという陶芸家のお話だった。

    やっぱり原田マハさんの小説は良い!

    というのが読み終わった…あとの感想。
    芸術っていうのは冒険なんだな、と思った。
    登場人物が、純粋に芸術という憧れを追い求めていくからこそ、読んでいる私もハラハラドキドキしてしまうんだろう、きっと。

    日本に帰ってから、結局リーチに合わずじまいで、名も無い花として九州に骨を埋めた亀之助。
    日本に帰ったあとの亀之助の人生は小説には書かれていないけども、濱田と別れてから亀之助は何を思って各地を彷徨い、どういう気持の変化があったんだろうかと考え

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    2024年09月13日
  • 太陽の棘

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    心が震える作品。過去の大切な時間を想うときの心がチクっとするような切なさ、まさにそれがこの小説に詰まっている。

    プロローグでは医師エドが沖縄で仲間と過ごした日々に思いを馳せるが、本編を読むとエドの過去を追体験をするので、必然的にまたプロローグを読み返して改めて感慨に耽りたくなる。

    この小説の良いところは、特に大事件が起きる訳でもなく、ページ数も少ないのだけど、エドが芸術家たちと触れ合う日々を追いながら読者にも特別な時間の流れが感じられること。
    最後は胸がいっぱいになり、涙がとめどなく流れた。
    こんな思いを体験できるなんて、だから読書はやめられない。

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    2024年09月10日