原田マハのレビュー一覧

  • 普通じゃない。 Extraordinary.

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    大好きな原田さんの本。久しぶりに読みました。やっぱり良かったぁ。最後はホロリと感動します。こういう読み終わった後に幸せ気分に浸れる本が好きだなぁ。

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    2009年10月04日
  • 本日は、お日柄もよく

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    コミカルな表現でとても読みやすいなと感じた。
    スピーチライターを題材としたお話とのことで、スピーチのノウハウが詰まった物語かと思ったが意外とそうでもない。
    多少の蘊蓄はあれど、内容の1割程度に収まっている程度かなと思う。

    お話は終始、主人公を取り巻く公私の変化と、それによって主人公自身が変化、成長していく物語に徹しており、展開はさながら少女漫画のようだった。
    衆議院選挙が主軸の舞台となっているが、専門性の高いお話が展開することはなく、読みやすい。

    少し残念だったのは、主人公の視点に徹底しているためか、様々な出来事がご都合主義に感じられてしまうところ。
    主人公のライバルにして想い人である人物

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    2025年12月22日
  • リボルバー

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    ネタバレ

    この物語はゴッホとゴーギャン、そして冴と莉子の2組の友情を描いた物語だと思いました。読みながらゴッホとゴーギャンの関係性や生涯について調べたくなります。ものに価値を与えるのは、それ自身ではなく、そのものが抱える背景なんだなと思いました。実際の史実は分かっていませんが、ゴーギャンの自分の届かない存在へとなっていくゴッホに対する思いと、ゴッホの天才故の孤独を分かってくれないゴーギャンに対する思いのすれ違いの結果が不幸な事故を招いてしまったのだとしたらとても切ないな…と思いました。

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    2025年12月21日
  • 風のマジム

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    再読。南大東島のサトウキビを使い純沖縄産のラム酒作りに挑戦する女性が主人公の、事実をもとにしたお話。
    読んでいる間ずっと南大東島の温かい風が吹いているようだった。
    主人公まじむの純粋さと情熱が心地良くて、心が温かくなる1冊。

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    2025年12月20日
  • 旅屋おかえり

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    泣かせる展開が確約された依頼。結末が予想できても、涙が出ます。
    裏のないおかえりは、本当に、周囲を明るくしてくれるであろう。

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    2025年12月20日
  • 本日は、お日柄もよく

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    言葉の力を信じてる私にとってはとても印象に残る本でした。うまくまとめていると思います。
    オススメしたい1冊

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    2025年12月20日
  • リボルバー

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    途中で、史実と違うことに違和感を感じるけど、最後の解説を読んでその違和感は爽快感に変わった。
    ゴッホとゴーギャンは不幸だったと誰もが思っているけれど、その実は本人たちにしか分からない。曖昧な要素が多いこの2人の関係をもとにフィクションを書く原田マハすごい。

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    2025年12月19日
  • 本日は、お日柄もよく

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    こころがほっこりする。
    言葉の力を感じた。言葉で傷つけることもするし、励ますこともあれば、感動させることもできる。自分の言葉も、相手にどう伝わるのか、丁寧に心がけていきたいなと思った。
    ワダカマのことを主人公が「やなやつ!」という表現をしているけど、よく読んたら全然やなこと言ってなかった。私も惚れました。好き。

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    2025年12月18日
  • 永遠をさがしに

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    文庫のカバー(ゴッホのヒバリの飛び立つ麦畑)に惹かれて購入。
    16歳の和音は小学生の頃チェロを母から習っていましたが、母は離婚して家を出てしまいます。
    父は世界的な指揮者でしたが父はどこか遠い存在。
    そこに新しい母がやって来ます。
    新しい母は和音の本音を引き出してくれます。
    色々あったけど自分からまたチェロを始め成長していきます。
    学校の仲良しのお友達も良い存在。
    それぞれ目標に向かって頑張っていて素敵な青春。
    父も愛情がない訳ではなく和音を見守っています。
    ブックカバーの絵がとても合っている小説でした。

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    2025年12月18日
  • モダン

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    読後感爽さわやか
    読み終わるのに足かけ一年かかったけど

    私の問題だけどどんな作者も初めては読みにくく感じる
    しかも知らない絵ばっかり

    調べ始めてはとまり、でも急にスルスル読みやすくなる
    不思議な作家さん

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    2025年12月17日
  • 永遠をさがしに

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    音楽家一家の娘 和音は10歳でチェロを弾くことをやめた。かつて一流のチェロ奏者だった母と離別、世界的指揮者の父は多忙で不在がち。思春期真っ只中の和音と多忙な父との関係は常にぎくしゃく。そんな和音のもとに、新しい母を名乗る女性が現れる。

    原田マハさんの書く代表的な題材といえば美術、ではなく今回は音楽がテーマ。
    幼い頃に音楽と別れ無気力になっていた少女が、再び音楽と向き合うことで自分を取り戻し大切な人へ自分の音を届けるために奮闘する成長物語でもあり、音楽を介して描かれる深い愛情の物語でもある。
    和音が見つけた自分自身の音で語りかけるような心の演奏は音楽の心得のない私の胸にもじんと響いた気がした。

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    2025年12月17日
  • モネのあしあと

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    印象派の有名画家の作品はたくさん日本にも所蔵があるという。日本絵画とくに浮世絵が19世紀に欧米で人気になり、その影響もある模様。そしてフランスでの美術館やモネゆかりの地を紹介、とてもモネ愛が伝わってきてほっこりする。ノルマンディーどころかパリを少し離れただけで相当な田舎になるのがフランス。コンビニもwifiスポットも無い、しかしそれがまたよかったりするし、いつまでもあの風景を保っていてほしい。セーヌの最下流、オンフロールを少し西に行けばジュラ紀の地層が海沿いに続く。いつかまたノルマンディーに行ける日が来るだろうか。エビにムール貝、生ガキ、チキン、ワインにカルヴァドス…食材も食事も最高だ。本書と

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    2025年12月16日
  • 独立記念日

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    あの人は綺麗だな、素敵だな、私にはないものを持っているな。と、思っていても、実際はそうではない。逆に相手が同じことを思っていることもある。
    目に見えているものが全てではなく、それぞれ何かしら抱えていて、他人をうらやましいなと思う気持ちがある。誰しも同じなのである。
    そう考えると肩の荷が下りて、ふと気持ちが楽になる気がする。
    隣の芝生は青いとは、この事なのではないだろうか。
    読んだ後、曇り空のような心が、爽やかな初夏のように澄み切った。

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    2025年12月15日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    原田マハさんは「さいはての彼女」とこれのみ。
    作者の経験と才能が詰め込まれているな。40代〜の女性、独身、自立、アートな世界。どの作品も心地よい読後感があった。旅をしたくなった。

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    2025年12月15日
  • リボルバー

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    原田マハさんの小説を読み続けて一ヶ月。
    今作は、ミステリーものと銘打たれていたが、展開としてはやや浅い。
    ただし、ゴーギャンの独白の章、ゴッホとゴーギャンの感情描写は流石の一言。
    彼らと向き合い続けたマハさんだから描ける感情だなと。

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    2025年12月15日
  • 本日は、お日柄もよく

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    読み始めたらぐいぐい引き込まれるお仕事小説だった。
    言葉の力で人を動かす場面はやっぱり胸が熱くなるし、前向きに生きることの大切さを感じさせてくれる。
    ただ、お仕事小説として読むと「出会う人すべてが主人公にプラスの影響を与えるなんて現実にはありえないよな」と冷静に考えてしまった。
    それでも、言葉が人に与える影響の大きさを考えるきっかけになったのは確か。
    最近、社内プレゼンの機会が増えているので、資料作りや説明時に言葉選びをもっと大切にしたら共感を得て良い結果が得られるのではないかとヒントをもらいました。

    人を勇気づける言葉と、扇動になってしまう言葉の境界についても考えさせられる

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    2025年12月15日
  • FORTUNE BOOK 心のままに思い書く120の言葉

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    原田マハさんの言葉と一緒に自由に書ける本。日記にもなるしスクラップブックにも、マハさんの一言にアンサーとして書いてもいいし、何にでも使えます。マハさんと自分のコラボブックですね。

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    2025年12月15日
  • 楽園のカンヴァス

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    美術の知識ゼロ。芸術の秋といって友人と行った上野でのモネ展でも首を傾げて退館。そんな私が初めて読んだ芸術小説。芸術作品はその作品ができた背景や技法、時代背景を理解することが大事だと思った。ルソー展があるとしたら行って見たくなった。その時はチャットGPTに一つ一つ解説してもらおうと思う。そしていつかMoMAに行くというそんな夢を見ている

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    2025年12月14日
  • 生きるぼくら

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    おにぎり、うまいよなあ。

    週末に、朝からおにぎり、ウインナーと卵焼き、たくあん、納豆、味噌汁を食べる機会をたまにに作るようにしています。

    本当に幸せ。だからこそ、母ちゃんにもおにぎり届けたかったんだよね。

    稲穂の成長とともに人生が自身のトラウマを乗り越えて大きくなっていく様は気持ちよかった。

    それから舞台は茅野から近い、蓼科。親戚が茅野に住んでいることもあり、駅前の描写も山の風景もよう分かる。絵が浮かぶ。駅前の一帯がすっごい綺麗なのに、夜駅前のお店はそんなやってないから拍子抜けするんだよね。

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    2025年12月14日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    久々の原田マハさん。
    「誰かとのつながり」がテーマの短編集。
    親子・夫婦・友人・同僚、いろいろな関係が描かれていて、どれも「この人がいてよかった」と単純な締め方になっていない。
    それでいて、各話を読み終わった後にはじんわりとした温かさが残る。
    話の端々に見られるマハさんらしい“マハ節”にくすっとするところもあり。
    「あー面白かった!」ではなく、しんみり染みてくる感じの、味のある作品。

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    2025年12月14日