原田マハのレビュー一覧
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購入済み
素晴らしい時間でした。
いつまでも読み終わりたくないと思う、久しぶりの作品でした。読後の余韻もまた格別。あの二人の関係は、娘の成長は、もう一つの、、、。
優しい気持ちになること請け合いの物語です。
しばし時間をおいて、じっくり細部まで読み返すつもりです。 -
購入済み
やっぱりあの映画
映画好きお父さんがかわいいキャラですね。
定年後に自分の好きな世界にどっぷりはまって周りを振り回す昭和ヒトケタ世代のやりたい放題加減は自分の父親を見ていても共感できます。
映画好きのオールタイムベストってやっぱりあの作品なのかな? -
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キング、タレマユで、やや自信無さげ?
ジャック、自分の美しさに陶酔している気がする。
クイーン、落ち着いて未来を見通している感じ…。
そして、顔を持たないその他の彼らが誰一人欠けたとしても、
ゲームはできない、
世界は動かない。
24編の短編に登場する女性達を、
トランプゲームの最中にフト思い出してしまったのは、
このクイーンの強い視線を感じての事だろうか。
24の短編は
(物語にはあるはずの)筋書きが透明で、
力強く生きてゆく決意をした女性達の意志次第で
動いていくかのような印象を受けた。
どの物語も大好きだが、
印象に残ったのは、
<お宿かみわら>
<しあわせの青くもない鳥>
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購入済み
旅とバイクと北海道
なにかに行き詰って、でも旅を通して立ち直っていく女性を描いた短編集。さくっと読めてさわやかで希望に満ちているのがナイス!表題作で出てくる「彼女」が北海道をハーレーで疾走するシーンが美しくて、今すぐ知床に行きたくなった。
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購入済み
印象派
あの絵が描かれたシーンってどんなだったんだろう?という空想が、美しいフィクションに昇華していて素晴らしい!絵そのものがテーマの小説ってそんなにないので、美術好きにはたまりません。
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Posted by ブクログ
ネタバレマハさんの短編集は初めて。10P前後の超短編が24編。
タイトルの通り様々な人達の“独立へ一歩”いわゆる再生物語。
連作・・・・と言っていいかな。
悩み苦しむ主人公に通りすがりのように関わっただけの人物が
次のお話では主人公となり、その人もまた悩みを抱えているという展開が興味深かった。
皆 誰しも順風満帆ではないよと諭してくれてるようで心がホッとするお話ばかり。
あるお話を読みながら「きっと次はこの人が主役だ」と予想をしつつ読むのも楽しかった(^-^)
「袖すり合うも多生の縁」とは言うけれど マハさんのお話を読むと
いつも人の繋がりの温かさを感じるんだなあ。
でも自分は上手くやれてないな・・・ -
Posted by ブクログ
解説を読むまで史実に限りなく近づけた物語なのだと思っていた。実際には、歴史的には空白時代であるパリでの日々を逆手にとり架空の日本人画商を作り上げてゴッホ兄弟と親密な関係を築かせることで、まるで全てが本当にあったかのように思える物語になっている。
ゴッホ展でアルル時代までの作品を鑑賞した後に読んだので、作品名が出てくるとその作品を思い浮かべることが出来たし、フィクションかもしれないが、この絵を書いたときにはこういう出来事があったのかもなと想像することが出来た。
芸術に関する、実在の画家をもとにした本というのを初めて読んだが、絵を観た直後ということもあり、楽しむことが出来た。
ゴッホの最後を看取る -
Posted by ブクログ
高校1年生の梶ヶ谷和音。父は世界的な指揮者・梶ヶ谷奏一郎。元チェロ奏者の母・時依は奏一郎と離婚し、和音を置いて、家を出ており、行方はわからなかった…
そして、幼い頃より、時依に教えられてきたチェロもやめてしまっていた。
離婚の原因は奏一郎だと思っている和音と奏一郎の関係も…
そんな時、奏一郎の再婚相手として、元チェロ奏者の真弓が現れる。
そこから、動き始める、『永遠』をさがしに。
父の想い、母の想い。
何も知らずに16歳になった和音。
そんなことが…
真実を知った和音にできることは。
真弓もまた自分と和音を重ね合わせる。
時依のために。
和音にまたチェロを弾かせたいと。
奏一郎もただのわがま -
Posted by ブクログ
ネタバレ実物の絵が見てみたい!と思わせる作品。
もともと史実に基づいている系の話が好きだから、次のページを捲る手が止まらなかった。
ゴッホとゴーギャン、美術の知識がない私からするとゴッホしか分からなかったが、ゴーギャンにも関心が湧いてくるほどの文章力。圧巻だった。
ゴーギャンのみならず、偉人の血を引いている者はこの世界に多くいて、その人にしか分からない苦悩や真実があると思うから、それを口にすることには責任も伴っているということが、この本でよく分かった。また、その歴史は本人が血筋を引いているというだけでマイナスにもプラスにもなり得るのだと。