原田マハのレビュー一覧
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ネタバレ最初は日本史の教科書をおぼろげに思い浮かべながら「歴史はどうも苦手なんだよな……」と読んでいたのが、気づけば天正の時代の世界観に入り込み、遣欧使節の彼らと同じ視点でローマやヴァチカンなどの絵画の数々に感動している自分がいました。物語の基盤となる史実が、しっかりと書き込まれているのにも関わらずスルスルと頭に入ってきて、フィクションの部分にまで現実感を与えています。
また、登場する少年たちの人物像や掛け合いがとても魅力的で愛おしく、本文では描かれなかった彼らの未来を思うと胸が苦しくなってしまうほどでした。
上巻同様、短い間隔で何度も同じ表現(特に「凪いだ海のような」という形容)が出てくるので、その -
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ネタバレおもしろい!!
普段ならば下巻まで読んでから感想を書くのだけど、上巻だけで、なんなら第一章だけでも壮大なストーリーに引きこまれた!
でもフィクションと史実の区別がつかなくて困る。
狩野永徳が信長に贈った『洛中洛外図屏風』は上杉謙信にわたって、いまは米沢市上杉博物館にあると。
読み終わってないけど気になって調べてしまう。
戦国時代が目の前に広がるよう。いつか見に行きたい。
ちょうどいま、皇居三の丸尚蔵館の開館記念展で狩野永徳の『源氏物語図屏風』が見れるというのでこれから行ってきます!!
誤植コレクション
『イエズス会にとっても、イエズス会にとっても、まさしく快挙であった。』なんでこうな -
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アートには、歴史とのすごく深い関係性があることを知った。
時代背景の理解なくして、アートのことは理解できないのだ(アートのことが本当に理解できるわけではないのはわかってはいる)。
歴史が苦手な私が、アートやアーティストと一緒に学ぶとすごく楽しく学べるとは思わなかった。
そして、この本を読んでいるうちに、クレパスで思いっきり画用紙に描きなぐりたい衝動に駆られた。全然絵心とかあるわけではないのだけど。早速、クレパスと画用紙買ってこようかな。
なぜクレパスかというと、私はカラフルな色使いが好みらしいということを、読んでいて何となく認識したのである。不思議。
いつかは、この本に出てくる色んな美術館 -
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ネタバレ自由奔放な信長が
これまた自由奔放で屈託のない
伊三郎本人と絵をいたく気に入り「宗達」と名づけ
物語りが進んで行く
マルティノと宗達は親友となり
中浦ジュリアン、伊東マンショ、千々石ミゲルとも
船旅の序盤で理解し合い友情が芽生える
本編最後では宗達とその両親の話を
マルティノが聞きそして涙する
読んでいる私も、、、
またキリスト教と全く無縁に
生きてきた自分だが
本作品を読んだことにより
非常にこれに興味が湧き、近所の教会の主日礼拝に
一度くらいお邪魔させていただこうかと
思っている
原田マハさんのアートに関する創作は
だいたい裏切らない。
面白いの一言
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Posted by ブクログ
働く女性の生活の一部を切り取った短編アンソロジー
女性視点で描かれる各小説から、働く女性の悩み、苦しみ、喜びを感じ取ることができ、不覚にも「クール」で涙した。
他にも、伊坂幸太郎さんの書いた短編は短いながらも伏線が貼られており、読んでいて点と点がつながる心地よさを感じることができた。
エール3作を通して、「働くこと」「社会とつながること」の二つについて考えるきっかけを得れたと思う。今までは社会の歯車というマイナスイメージを持っていた会社員も、見方を変えれば誰かを喜ばせる素敵な仕事のように感じた。
社会人になったのちも、誰かを喜ばせる仕事をしたいし、その喜ばせれるかも知れない機会を「面倒だか