原田マハのレビュー一覧

  • 独立記念日

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    各物語の主人公がそれぞれが直面している状況からの独立・自立を共通テーマとした、ちょっと切なかったり、ほろ苦かったり、ほっこりしたりする24作品の短編集。前の物語にさりげなく登場した人物の人生が次の物語となり、各主人公の人生が交差し次々つながり最後は色々なご縁で輪になっていく構成は秀逸。

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    2026年06月19日
  • 太陽の棘

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    映画宝島でも痛感したことなのですが、沖縄の方の我慢強さとか不屈な精神とかピュアな感じに戸惑います。
    そして、読書や映像を通して知らない事実を知り、感じ、考え、伝えていく。
    子や孫に勧めたい一冊です。

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    2026年06月19日
  • リボルバー

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    ゴッホとゴーギャンの関係を掘り下げたストーリーが面白かった。作り話とノンフィクションが混ざり合う原田マハさんの小説の引き込む力がすごくてどんどん読み進められる。そして決まって絵画を見たくなる。

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    2026年06月18日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    宗達の「わいは、ただただ、絵が描きたいんや」
    という情熱とマルティノとの友情、
    なにより3年もの長く苦しい航海を耐える信仰の強さ
    に心打たれた。
    日本に帰り着いても時代は変わっており報われない
    のもなんとも辛い。

    ちょうど読んでいる時に
    NHKで美術史の講座を見ていてバロック時代で
    カラヴァッジョが出てきたので
    不思議なリンクを感じた。

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    2026年06月18日
  • たゆたえども沈まず

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    しんどいなぁと思ってしまった。ゴッホの作品が好きなだけに生前に報われず、言い方は悪いが弟と共倒れになってしまったのは本当に悲劇的で哀しい。決定的に何が悪かったということがないのもまた辛い。確かにゴッホ自身はだらしないところもあってテオの必死の仕送りを酒代に変えてしまうどうしようもないところもあったけれども、それが引き金になった訳じゃない。時代なのか、運なのか。はたまた二人が繊細すぎたのか。ゴッホもテオも苦しかったね。林忠正や重吉(重吉は架空の人物とのことだけども)との関わりが本当にあったかどうかは分からない。ただ苦しむ兄弟の側に寄り添ってくれる彼らのような友人がいたのなら良いなと思った。
    絵画

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    2026年06月17日
  • ジヴェルニーの食卓

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    マティスの晩年やドガの性格、絵でしか知らなかった「タンギー爺さん」と彼を囲んだ画家たちの息づかい、そして睡蓮を描いたモネの、ジヴェルニーでの日々。有名な絵画作品の向こう側を感じることができる一冊。描写を読みながら作品が目に浮かぶように”仕組まれた”、マハさんらしい繊細さが行間を埋めている。

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    2026年06月17日
  • さいはての彼女

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     人生における傷と回復。今を生きる女性達が再生していく物語を描いた短篇集。そんなおはなし

     さて、本作は心に傷を抱えた女性達が回復していく物語である。
     鈴木涼香は己のプライドと過去の呪縛により、誰かを頼ることができなかった。しかし、ナギと出会い、彼女とタンデムの旅に出る。出かけた先でナギの友人と出会い、少しながら冒険をした。
     波口喜美は旅館で思いに耽る。友人と本当は出かけ、一緒に話し、楽しく時を過ごす予定であった。しかし、現実はそうはならないかった。思い浮かぶのは過去の記憶ばかり。だからハグは未来に思いを馳せるのであった。
     陣野志保は強い女性だ。己を社会の大きな歯車だと考えている。強大

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    2026年06月16日
  • モダン

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    ネタバレ

    デスクへ戻ると、麻実は、空っぽの紙カップの文字──We Are Happy To Serve You.──「We Are」と、「Serve」の中の「rv」の二文字を、サインペンで黒く塗りつぶした。

    Happy To See You.──あえてよかった。

    そのカップを、パティのデスクの真ん中に置いた。せいせいと明るい心持ちで、麻実はその日、オフィスを後にした。
    マンハッタンの先っぽでは、ふたつのタワーが燦々と発光していた。
    あの街を、世界を、静かに、等しく照らし出していた──。
     
     
    原田マハ氏の大人気『MoMAシリーズ』の一作で、本作はMoMAを舞台にした全5話の短編集でした。
    以前読ん

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    2026年06月16日
  • すべてが円くなるように

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    とても静かで落ち着いた短編の数々。
    真珠がこんなにもミステリアスなものと感じたことはなかった。
    亡くなった母からもらった真珠を引っ張り出して身につけたくなった。

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    2026年06月15日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    まだ地球が大きくてやっと丸いことがわかった頃で、当時の彼らが受けたカルチャーショック含め、スケールの大きな話しでした。情報だけではなく、ホンモノに触れる機会を大切にしたいと思いました。

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    2026年06月14日
  • 本日は、お日柄もよく

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    この本を読んで「スピーチライター」という仕事があることを初めて知った。
    政治に関わる話が多く、難しく感じる部分もあったが、作中のスピーチは読んでいる私自身も心動かされる内容だった。
    特に、「言葉には人を動かす力がある」ということを強く感じた。想いや考えを、相手の心に届く形で伝えることの大切さを感じた。
    今まであまり興味のなかった演説やスピーチにも少し興味を持つきっかけになった。

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    2026年06月14日
  • 晴れの日の木馬たち

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    すてら(主人公)は小説家になるまで険しい道のりだったが、時々に応援者が現れる波瀾万丈のサクセスストーリー。岡山で宣教師アリス先生のサポート、倉敷では実業家大原孫三郎の支援、神楽坂は生涯の師となる和田イサの指導などなど。でも一等肝心なのは上京時に迷ったすてらを助け師匠宅に送り届けたハチマキさんなくしてこの成就はなかったのだ。
    パリは無理にしても倉敷の大原美術館へは行ってみたい。

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    2026年06月14日
  • たゆたえども沈まず

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    おなじ原田マハさんの『リボルバー』を以前読んだ。モチーフであるゴッホが共通しているため、本作を読み、頭の中で思い描く場面や風景が、より立体的になったように感じる。

    ただ、本作の主役は、ゴッホを支えた弟のテオであり、その友人の重吉、その上司である林忠正である。
    重吉は架空の人物とのこと。本作では、テオの親しい友となり、ゴッホ含む兄弟と忠正をつなぐ、重要な人物であり、語り手でもある。テオが語り手となる部分もあったが、日本人で、かつ、よりふつうの人に近い彼の目線だったからこそ、この物語に入っていきやすかったように思う。林忠正、テオ、ゴッホの交流が本当にあったのかわからないが、本当であればいいな、と

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    2026年06月14日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    風神雷神図屏風の作者俵屋宗達をめぐる物語。
    どこまでが史実でどこまでが創作なのか、分からず、最後の解説で、おぉ、この辺までが史実でこの辺が創作ね。って理解した物語。
    原田マハさんのアート&冒険譚が染みる物語でした。

    下巻です。
    さまざまな苦難を得て一行はヨーロッパに到着します。
    さらに、彼らはヨーロッパの各地で大歓迎を受けることに。
    そりゃそうだよね。見ず知らずの国からそれなりの人が来ているんだもんね。
    また驚くのは、航海の間に身に着けた彼らの語学力。
    自分は英語でさえ苦労しているのに..(笑)

    そして、いよいよローマ教皇との謁見。
    そんな中、宗達はバロックの巨匠・カラヴァジョと出会います

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    2026年06月14日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    風神雷神図屏風の作者俵屋宗達をめぐる物語。
    どこまでが史実でどこまでが創作なのか、分からず、最後の解説で、おぉ、この辺までが史実でこの辺が創作ね。って理解した物語。
    原田マハさんのアート&冒険譚が染みる物語でした。

    上巻です。
    京都国立博物館研究員の彩のもとにマカオ博物館の学芸員が現れます。
    学芸員に導かれ、マカオを訪れた彩が目にしたものは「風神雷神」が描かれた西洋絵画と、天正遣欧使節の一人、原・マルティノの署名が残る古文書。
    その古文書に記された、「俵 屋 宗 達」。

    そして、物語は織田信長の時代へ。

    信長にその画力を認められた宗達は、狩野永徳の安土城が京を見下ろす洛中洛外図屏風の創作

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    2026年06月14日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    短編小説のなかで、全短編が印象に残るなんてあまりないから新鮮。どれを読んでも、その物語に入り込めた。特に『長良川』がよかった。夫にも娘にも、そんなふうに思ってもらえる人生いいな。

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    2026年06月14日
  • 晴れの日の木馬たち

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    貧しい生まれの倉敷紡績で働く少女・山中すてらが作家になるまでの物語。
    1910年~1922年を5つの章に分け、岡山倉敷・東京・そしてパリへと続く。
    その間にさまざまな出会いと別れを通して、
    すてらは作家として成長していく。

    ゴッホやモネ、マチスの絵画や
    大原孫三郎、夏目漱石など実在する人物たちも登場し
    すてらと物語に彩りを与えてくれる。

    すてらが作家になると決意するに至った衝撃的な別れと
    和田イサとの出会いは物語の中で一番印象に残る場面だった。

    厳しい環境の中でも、決して、書くことをやめなかったすてら。
    それは、温かく見守り続けてくれたアリス先生、イサ先生、大原孫三郎の存在が大きく、

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    2026年06月13日
  • 本日は、お日柄もよく

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    これは良かった。人の心に残るスピーチをしてみたくなる。
    スピーチライターのスピーチに感動し自らもスピーチライターを目指す主人公の話。

    仕事でやるプレゼンてさ、正直だるいな、上手く喋れるかな、とかネガティブな感じで捉えてたけど、上手くできたら気持ちいいんだろうなと思った。

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    2026年06月13日
  • ジヴェルニーの食卓

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    近代美術の巨匠であるマティス、ドガ、セザンヌ、モネを、彼らを支えた周囲の人々の目を通して描いた作品。原田マハさんの巧みな描写力により、芸術家たちの人生が、光によって移り変わる印象派絵画のように儚く美しく描かれている。どの章についても、芸術家たちの死や晩年が描かれているにもかかわらず、悲しさだけでなく、希望に満ち、想像力が掻き立てられる魅力に溢れている。読むと穏やかな気持ちになり、改めてマハさんの作品が大好きだと再確認できた。
    マティスとピカソの関係や、ドガに対するメアリー・カサットの思いなど、本人たちにしか分からない領域が、マハさんの手にかかると「きっとこうだったに違いない」と思わせる圧倒的な

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    2026年06月13日
  • でーれーガールズ

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    佐々岡鮎子は人気漫画家として、岡山の母校へ講演会に呼ばれる。

    恋人との恋愛を描いた漫画を、面白いと言ってくれた同級生の武美。
    久し振りの再会に、2人は友情を取り戻していく。

    なかったことには、できない。それが、生きてるってことなんだから。

    なかったことにせずに、自分と、武美と向き合った女子高生の鮎子と
    武美の名前を叫ぶ、今の鮎子があまりにも格好良かった。

    最終章は号泣しながら、なんとか読み切った。

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    2026年06月13日