原田マハのレビュー一覧
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楽園のカンヴァスで原田マハを知ってから勢いで購入した。ゲルニカを中心として戦争や暴力に対するアートの役割について考えさせられる。
楽園のカンヴァスは個人的には恋がメインテーマだったため単純に物語を楽しむ感が強かったが、本作はとても社会的なメッセージ性の強い内容だと感じた。まさにピカソがゲルニカに込めた思いを体現する物語だったのではないかと思う。
また、ピカソの人柄や愛人関係、スペインの歴史なども本を通して学ぶことができて視野が広がった。スペインの民主化の歴史が日本よりも浅いということには驚きを覚えた。またそうした背景を知ったからこそ本物のゲルニカを観に行きたいと強くおもわされた。
スペイ -
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MIKIMOTOのHPに掲載された短編を本にしたもの。なので、必ずお話に真珠がでてきます。真珠の話を書けばいいはずなのに、そこにいろんな人の人生や作品を被せてくるあたり、マハ色でてます。141ページで7つの短編なので、さらっと読み上げてしまう分量です。
ルビなし、小学生に読ませてもいいけど、感じる面白みはまだ薄いかな。中学以上向け。
「フェルメールとの約束」
アムステルダムで行われたフェルメール展のチケットはプラチナチケットとなり、手に入らない。諦めきれずアムステルダムに2泊しに行く私。果たしてチケットは手に入るのか?
「庭の朝露」
京の町家を大事にし、住み続けていた母。ある日転んで入院し、そ -
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映画化決定から読みたかった一冊。
うちなーんちゅのラム酒作りに奔走した女性の実話をモデルに書かれた一作。
ラム酒作り工程の大変さを読むのかと思っていたけど、そこに着手するまでの過程が丁寧に描かれていた。
タイトル通り、風を感じる1冊。
主人公まじむは、沖縄特有の濃いお顔立ちのイメージだったので、演じられた伊藤沙莉さんとは少し違うかな?と思いつつ読み進めたけれど、彼女の言動全てが沙莉さんで無理なく脳内再現されて、本当に可愛い!
樹木希林さんがご存命なら、まじむのおばぁは希林さんかな?など、脳内映像化も楽しかった。
ラム酒を作りたい!という一心で邁進するまじむを応援するというよりは、周り -
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史実とフィクションをうまく織り交ぜながら、「当時こんなやり取りがあったのだろうか」と思いを馳せるロマンある小説だった。
(こんな言葉でまとめてしまっていいのかわからないが)ことごとく不器用なフィンセントと、そんな兄に時折複雑な感情を抱きながらも献身的に支え続けたテオ。
死に時まで同時期というあまりにも強く結びついたゴッホ兄弟の絆。
また本書ではあまり触れられていないが、テオの妻ヨーと息子のフィンセント・ウィレムの尽力もあってフィンセントは世界的に認められる画家となった。
林忠正という人物は本書で初めて知った(重吉は架空の人物)。
当初は浮世絵の価値を認めていなかった日本人から、後になって国 -
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『ミキモト 』公式サイトで連載されていたものを単行本に!
真珠がつなぐ人生と夢の短編集は、まるでショートフィルムを観ているよう。印象的なシーンが心地よい余韻となって心を温めてくれる、極上の作品集でした。
*フェルメールとの約束
「マハさんがモデルでは?」、と思わせるストーリーにドキドキ……。自分のなかの強い思いが不思議な巡り合わせを引き寄せる、そんな風に感じました。
*真夏の夜の夢
言葉でどう表現すればいいのか難しいけど、忘れられない人生の美しい瞬間に立ち会ったような気持ち。ラストシーンの映像が瞼の裏に焼き付いて、静謐な時間そのままに思い出されます。
*いつか、相合傘で
可愛くて、愛しく