原田マハのレビュー一覧

  • キネマの神様

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    いくつになっても好きなことがあるって素敵だなと思いました。
    誰とも比べず、自分のペースで楽しんでいるうちに集まった仲間達は、きっと尊いものだろうなという憧れがわいてきました。
    「趣味は?」と聞かれていつも「趣味というほどではありませんが…」と前置きをしたり、無難な事で話題を済ませてしまうのですが、胸を張って好きなことを言ってみようかなって思いました。
    そしておそらく同じことが好きな父に話題を振ってみようかなとも思いました。

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    2025年07月21日
  • モダン

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    長編の方が好きだけれど、
    アートを扱った長編が好きだけれど、
    この短編集は洒落ていた。
    ファントムがスルッと通り過ぎる感じが好きだった。

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    2025年07月20日
  • キネマの神様

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    ギャンブルが生きがいだったゴウちゃんが、映画の評論を通じて自分の大好きな娘や劇場を守ることに尽力していく描写に心が温かくなった。

    好きという感情は周りの人々の心を動かす。
    大好きな映画を大好きな人たちと映画館で観たいと心から思えた。

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    2025年07月20日
  • 太陽の棘

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    戦後の沖縄、生きていくのも厳しい状況の中で集落を作って助け合いながら絵を描き続ける芸術家たちと米軍基地に赴任された軍医との友情話。この時代に絵を生業にすることも、アメリカ人と日本人との友情もなかなか考えられないこと、だけど実話をもとにしたお話しなんだ。ニシムイのアート観に行ってみたい。沖縄に行くことがあったら県立美術館行ってみよう。

    つくづく、この時代があって今があるんだなぁ〜と。

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    2025年07月17日
  • ジヴェルニーの食卓

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    たまたまモネ展に行った時にこちらの本の存在を知って後日購入。
    モネのお話が目的だったけど4編ともとても良かったし好きだった。

    タンギー爺さんに関しては最初「ゴッホのあの絵の…?」と思ったのにセザンヌのお話で「えっ」ってなったのですが、あのタンギー爺さんに違いなくて、こういった歴史の重なりなんかも調べつつ、もちろん作中に出てくる絵画も調べつつ読んだので学びにもなりました。

    実在する人物が主人公だったりするけれど、細かいストーリーの部分はもちろん原田マハさんの創作に違いありません。
    だけど実際こんな風に画家達の思いが紡がれていたのだとしたら素敵だなと思いました。

    モネ展に行った直後に読んだこ

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    2025年07月17日
  • さいはての彼女

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    4つのお話の入った短編集。
    爽やかでさらっと読めて、読後感が良いです。少し出来過ぎ感はありますが、許容範囲と思います。
    著者の美術関係の作品も良いですが、軽やかに読めるこちらの作風も良いですね。

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    2025年07月16日
  • ゴッホのあしあと

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    ゴッホの作品を展示している美術館へ行く予定があったのでその道中で読もうと。
    結局は到着までに読み終わらず。
    でも観てきた作品も話の中に出てきたのでいいタイミングで読めた。

    パリでゴッホツアーとかしてみたいなあ。。。

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    2025年07月16日
  • 永遠をさがしに

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    久々に本屋さんで気になった一冊。楽器を弾く苦しさと楽しさが痛いほど伝わってきました。わたしもピアノお家に買おうかな………!!無性に弾きたくなったときに、弾ける環境でありたい。

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    2025年07月16日
  • さいはての彼女

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    「さわやかな風が吹いた」みたいな短編小説4篇。
    頑張る女性、都会で傷ついた女性達の再生の物語。
    「辛いこともあるけど明日からガンバって見ようか」と思わせる。肩の力抜いて明日もガンバって見ようと思う。

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    2025年07月16日
  • モダン

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    久しぶりにマハさんに帰ってきました。
    やはり、私はマハさんのアート小説が
    好きなんだなというのが読後の実感でした。

    マハさんの作品を読む時にはいつもそうしているんですが
    「クリスティーナの世界」や「アヴィニョンの娘たち」など
    作中に登場するMoMAの収蔵絵画の画像を
    眺めながら読むのが楽しいんですよね。

    すると、
    展覧会ディレクターやセキュリティースタッフ、キュレーターなど
    MoMAで働く人々がアートに傾ける思いというものを
    より深く想像することができました。
    あ、最終話に登場する日本人研修員のモデルは
    マハさん自身なんだろうなと思いました。

    また本作では、
    ニューヨークの9.11や東日

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    2025年07月14日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    ネタバレ

    あなたがリタイヤして、時間にも心にも余裕ができたら……あたし、一緒に行きたいと思ってたの。

    ──デトロイト美術館へ。
     
     
    実際に起こったデトロイト市の破綻と、それに基づいたデトロイト美術館の美術品の売却案。そして、それらに対して奇跡的な立て直しを図ったデトロイト市民たちの熱い想い。

    これらの史実に基づいたフィクションのお話。

    だけど、原田マハ氏が実際に現地に赴き取材をして作られたこのお話には、確かにデトロイターたちの情熱が、しかと描かれていました。


    ──思いあるところに道は開ける。
    不可能を可能にした、デトロイターたちの奇跡の物語。





    何でもします。
    あの絵を、

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    2025年07月12日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    慄きたくなる装丁、書道の達人ってくらい力強い文章、敬意が溢れ伝わってくる
    そしてゲルニカを初めて見た瑤子のエピソード、自分も同じ印象を受けてた
    読んでる最中にはなかった読後の壮大なストーリーだったなと深い溜め息
    どこの箇所が史実なのかは不明ではあるけどピカソとドラとイケ男パルドが目の前にいるかのように物語が進む、わざとらしく何度も繰り返されるエピソードに意識を持っていかれ、時に焦ったく時に印象強く受けた
    生涯ピカソは7万点以上もの絵画を生み出した…な、7万点?そんなに?
    時折でてくる鳩の絵画、どんなものかと調べたら可愛い絵がたくさん出てきたw
    その名を知らない人はいない創造主を登場させ、参考文

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    2025年07月10日
  • ジヴェルニーの食卓

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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネ、巨匠と関わったパトロンや助手の4つの物語。

    表題作のジヴェルニーの食卓は、モネとそれにかかわるパトロン一家および、
    パトロン一家の娘がモネの助手としてかかわってくる物語。
    パトロン=画家から絵を買ったり、書いてもらったりを頻繁に行う、
    いわば、スポンサーのような人達。
    モネに起こることやパトロン一家に起こる出来事に
    助手としてかかわる若き娘のブランシュがどのようになっていくか・・・。

    モネの代表作と言っても良い作品を書くために掛かった期間に
    起きた出来事がメイン内容となって、パトロン一家とモネ一家の交流が
    色濃く描かれ、最終的に・・・。

    4つの物語に登場す

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    2025年07月09日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    スコさんもチヤさんもエネルギーが凄いですね。また、こんだけ破天荒なスコさんにずっとついて行って、そしてそれを上回るチヤさん。ゴッホも弟のテオがいなかったら大成しなかったと言われてますが、スコさんにとってチヤさんはテオ以上。チヤさんがギリギリで福光に帰ってスコさんに別れを切り出した時のスコさんのセリフが良かった。二人の絆の物語でした。

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    2025年07月08日
  • 旅屋おかえり

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    実家の本棚から。
    この作品も気になっていました。
    そもそも作品名がどういう事だろうと。
    旅館が舞台の話かな、と思っていました。が、違いました。
    旅屋=旅代行
    おかえり=丘えりか
    こういう事でした。

    2つの代行依頼があって、主人公は現地に行くのですが、自然描写がとても素敵でした。
    現実は猛暑の中、秋田県角館のふんわりの雪、そして満開の桜
    愛媛県内子町での真っ赤な紅葉と優しい和紙
    どれもこれも素敵でした。

    登場人物たちもいい人ばかりで、ストーリーもちょっぴり出来過ぎのように感じるところがありましたが、感情が入ってしまって涙を流してしまいました(//∇//)

    旅って素敵ですね。
    私もいつか、の

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    2025年07月07日
  • ジヴェルニーの食卓

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    ドガとモネの短編が、特に素敵だった。
    ドガの彫刻については知っていたけれど、世間的には悪趣味だとか気味の悪いものとして捉えられていることが多い中、原田マハさんの、ドガは踊り子を画家と同じエトワールを目指して戦う同志として捉えていたとする視点が絶妙で、胸が熱くなった。
    モネについても同様。パトロンの妻と共同生活をし、やがて再婚したことはモネの人生の中でも、影の部分だと思う自分がいた。けれど、この小説の中での家族は血のつながりを超えた深い絆で結ばれていて、順風満帆な時も、辛い時も、幸せそうに食卓を囲んでいて。彼の温かな画風は、周りのサポートあってのものなのかなと。
    もっと深く2人について知りたい、

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    2025年07月06日
  • ジヴェルニーの食卓

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    原田マハさんらしい、アートに関する短編集。

    ジヴェルニーの食卓が好きだった。
    実際にモネの作品を観たとき、遠目に見て“光が綺麗”と感じたのは間違いじゃなかった!と感じた。

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    2025年07月03日
  • さいはての彼女

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    女性たちが旅先での出会いをきっかけに立ち直っていく物語
    日常の何かに縛られている自分を解き放ち、旅に出たくなりました
    過去・現在・未来の自分を見つめることができる、素晴らしい一冊

    ナギにわたしも会いたいな

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    2025年07月03日
  • 太陽の棘

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    沖縄の話と知らず、読んで、
    沖縄へ行くこととなり、
    太陽の真下の大地が戦場だったことを
    忘れられなくなった。
    当然、沖縄の人達も戦場になったことを語りついでいく。基地になり、観光地になり、何百年も琉球王国だった大地が削られていく。

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    2025年07月02日
  • キネマの神様

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    読後の爽快感がすごい。映画には、ドラマにはない良さがある。サブスクで、家で見るのが当たり前になってるけど、映画館でしか感じられない良さはある。映画館に行こう。

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    2025年07月02日