原田マハのレビュー一覧

  • ジヴェルニーの食卓

    Posted by ブクログ

    近代美術の巨匠であるマティス、ドガ、セザンヌ、モネを、彼らを支えた周囲の人々の目を通して描いた作品。原田マハさんの巧みな描写力により、芸術家たちの人生が、光によって移り変わる印象派絵画のように儚く美しく描かれている。どの章についても、芸術家たちの死や晩年が描かれているにもかかわらず、悲しさだけでなく、希望に満ち、想像力が掻き立てられる魅力に溢れている。読むと穏やかな気持ちになり、改めてマハさんの作品が大好きだと再確認できた。
    マティスとピカソの関係や、ドガに対するメアリー・カサットの思いなど、本人たちにしか分からない領域が、マハさんの手にかかると「きっとこうだったに違いない」と思わせる圧倒的な

    0
    2026年06月13日
  • でーれーガールズ

    Posted by ブクログ

    佐々岡鮎子は人気漫画家として、岡山の母校へ講演会に呼ばれる。

    恋人との恋愛を描いた漫画を、面白いと言ってくれた同級生の武美。
    久し振りの再会に、2人は友情を取り戻していく。

    なかったことには、できない。それが、生きてるってことなんだから。

    なかったことにせずに、自分と、武美と向き合った女子高生の鮎子と
    武美の名前を叫ぶ、今の鮎子があまりにも格好良かった。

    最終章は号泣しながら、なんとか読み切った。

    0
    2026年06月13日
  • 旅屋おかえり

    Posted by ブクログ

    売れないタレントの30歳代女性が唯一の出演番組であった旅番組を失い、偶然から旅屋を始める。悪い人が一人もいない、ほんわかストーリー。いつも通り、旅に出たくなる内容です。

    0
    2026年06月13日
  • ジヴェルニーの食卓

    Posted by ブクログ

    名画の裏側にある画家たちの人生や葛藤が、まるで目の前で見ているかのように鮮やかに描かれていて一気に引き込まれました。

    0
    2026年06月13日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

    Posted by ブクログ

    原田マハ先生初読みでアート小説も初めてでしたが、読みやすく一気読みでした
    棟方志功という人物がかなりブッ飛んでいて面白ったです

    0
    2026年06月13日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    芸術を通して平和について考えたりしてみる。
    現実とフィクションが合わさっていて面白かった。原田マハさんの小説はまだまだたくさん未読があって読むのが楽しみです。

    0
    2026年06月11日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

    Posted by ブクログ

    味わいながら読むつもりが一気に読んでしまった。

    ヘレン・ケラーとアン・サリバンの物語を日本の明治時代の寒村に落とし込んだフィクション作品。
    家父長制に、障がい者差別に、女性差別に必死で抗うシスターフッド小説。

    れんの持つ強烈な生きる力が運命を引き寄せたんだろうな。と感じずにはいられない。しゃべれなくても、見えなくても、聞こえなくても、彼女の生きようとする力が周囲を動かしたんだ。

    安自身が弱視という障がいを持ち、女性というだけで道が狭まることに苦しんだ。だから、安はれんのことを諦めなかったんだと思う。
    れんの可能性を信じて奮闘する様子には親として学ぶべきところがたくさんあった…すごい忍耐…

    0
    2026年06月10日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とても静かなのだけど、その奥に熱い熱静かに燃えているような、そんな物語たちでした。
    美術とそんな風に向き合えて感じられることに羨ましさを感じてしまいました。そして、美術と共にある人生と思い出。素敵だなぁと思います。

    0
    2026年06月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

    Posted by ブクログ

    プロローグの現代の彩の話から
    宗達の幼少期に飛び、その時代の少年たちの
    純粋な心と冒険の話に引き込まれた。
    長くて濃い1章2章を読むうちに、
    そもそも何から始まったんだっけと
    プロローグの話はすっかり忘れてしまった。
    マルティノ達は無事にローマにつけるのか、
    宗達はどんな絵を描くのか下巻も楽しみ。

    0
    2026年06月07日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    最初の読み出しから、一気に展開して引き込まれる物語がどれも美しく、哀しく、そして感動があり、どの作品も珠玉でした。
    中でも表題となっている、星がひとつほしいとの祈り、そして、寄り道が好きだった。星がひとつほしいとの祈りは一夜の夢を一緒に見ているよう。
    寄り道はうっかり電車で読んていて、大変でした。

    0
    2026年06月07日
  • 風のマジム

    Posted by ブクログ

    幸せな読後感だった。
    南大東島で生産されたサトウキビで、この島に醸造所を作って、ラム酒を作るという事業を立ち上げようとする、沖縄の企業に勤める派遣社員の伊波まじむ。
    色々と困難はあるが、次第に周りの人たちを巻き込んで、実現するまでの物語。
    マハさんがかつて取材した女性が話の元になっていて、小説家になったら、ぜひ書きたいとお願いしていたのが実現した、というのも胸熱。
    伊藤沙莉さん主演の映画が2025年9月に上映されていたらしい。見逃しているので、ぜひ配信で見てみたい。

    0
    2026年06月06日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    つくづく女性作家の作品が好きだと思う
     
    女性の心理描写や、葛藤
    かつ、普段見る事のない仕事の裏側

    そういった事柄を、物語として書いくれているのは
    正直にありがたい




    0
    2026年06月04日
  • 夏を喪くす

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    かなり好き!
    表紙が素敵で買った。限定かばーだったらしい。
    1話がまず重い。主人公に起こること全てが苦しくてドキドキして胸が苦しくなった。主人公の父親のことを嫌いになりきらないところ、娘を見捨てきれない父親、好き嫌いだけでは割り切れない感情が心を揺さぶってきた。
    2話もかなり重い。でもかなり好きなお話。
    全体的に文章もさくさく読めていい。浮気とか不倫が出てくる話は基本好きではないが。世の中こんな不倫してるの?キモすぎない?無理

    最終話だけあんまり響かなかったので星4
    ほぼ寝取りってこと?けど相手の男も行為中にクロの名前を呼んでいたの気持ち悪すぎる、結婚後も普通に友達として会おうとする主人公キ

    0
    2026年06月04日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

    Posted by ブクログ

    閉ざされた地で「固定概念」という真の障害に挑む

    ​本作は、ヘレン・ケラーの物語をベースに、昭和中期の津軽を舞台として身体障害や女性蔑視、村社会の歪みを浮き彫りにした重厚な物語である。地吹雪の情景や津軽弁の描写から鮮烈な映像が浮かぶ本作は、感動的なヒューマンドラマでありながら、社会の死角に潜む闇を暴くサスペンスの側面も併せ持っている。

    ​1. 世界観の断絶と社会構造の死角
    ​健常者優位の社会において、敷居や急な階段などの造形美は、障害者にとっての「トラップ」に変貌する。これは悪意によるものではなく、互いの世界観を認識できない社会構造が生んだ死角だ。しかし、この地に根差すボサマやイタコといった

    0
    2026年06月04日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの短編集。それぞれ地方が舞台になっておりつい旅行にでかけたくなってしまう。
    少し寄り道をして自分を見つめ直してもいいんだ、人生は長いんだからゆっくり生きてもいいんだと思わせてくれます。

    0
    2026年06月04日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

    Posted by ブクログ

    俵屋宗達を研究する彩のもとに、マカオ博物館の学芸員から情報がもたらされる。西洋画の風神雷神(ユピテル、アイオロス)と古文書。その先の天正遣欧使節団の旅は彩が読み解いたという形。ローマへ発つまでの使節団の少年たちと、師とともに洛中洛外図屏風を描き信長に献上した宗達のエピソードが上巻の多くを占める。

    0
    2026年06月03日
  • キネマの神様

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原田マハさんはまだ2作目なんだけれど、前回と違ってスルスルと読めた今作。
    そして、前回は美術、今回は映画。彼女が勧めると小さな名画座や美術館に魅力を感じた人が足を運ぶかもしれない。これは新手の啓蒙活動なのでは?と感じる文章でした。

    私は映画も映画館で、美術館巡りは趣味なので、改めてそこに魅力を感じる側では無かったのですが、映画を通した家族の再生の話として、心に染み込んできました。どれもこれも以前読んだ映画ばかり、最後に最高の映画だと論じている「ニューシネマパラダイス」も大好きな作品です。私もこのブログにカキコしたい。
    でも、今はゆうちゅうぶがあるのでそこで映画やアートのレビューをしています。

    0
    2026年06月03日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    特別展に行きがちですが、常設展に足を運ぼうと思わせてくれる作品です。
    短編集ですが、どの話も心地良くて、その世界観に浸透してしまいました。
    元々著者が絵画が好きなことは知っていましたが、文章でここまで表現できるのは素晴らしいと思いました。

    0
    2026年06月03日
  • さいはての彼女

    Posted by ブクログ

    サイハテにまたがる凪。まわりの人たち。
    悲しみがありながらも、風を止めない。

    短編集だけど、本のタイトル「さいはての彼女」と
    対になった「風を止めないで」が好きだった。

    0
    2026年06月03日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    地方の特産などが勉強になった。
    想像がつくものが殆どだったが、
    特にトキのキンの捕獲された時の話、そして1番長く生きた話は良かった。

    0
    2026年06月03日