原田マハのレビュー一覧

  • やっぱり食べに行こう。

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    マハさんや有川ひろさんの食べ物に関するエッセイはほんとに秀逸(この本はマハさんだけです。念のため)。読んでるこっちも幸せになります。筆者の幸せは読者の幸せ。
    1話1話が見開き2ページなので、合間時間にも読み進められて、幸せ長続き。

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    2025年06月29日
  • さいはての彼女

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    4編からなる短編集。

    どの物語も再生をテーマにしている。

    4編の主人公はいずれも女性。しかももうそんなに若くない女性たちである。

    彼女たちが新しい場所で、新しい一歩を踏み出すまでのストーリー。

    個人的には聴覚障害のナギの存在が一番グッときたかな。

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    2025年06月25日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    れんの両親が、お行儀がよくなったからそれでいい、とか、久々に会った今日くらいは少しくらいのわがままを怒らないであげてほしいなどと言っていた。私もそう思うと思う。
    でも、それは、本当に、れんの為にはならない。れんがこれから自分の人生を生きていけるようにする為の、能力を引き出してあげなければならない、という安の強い信念を感じました。真の優しさを考えさせられました。



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    2025年06月22日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    豪快かつ快活で周囲を巻き込む勢いを感じた。世界情勢の波に飲み込まれても途絶えることのない信念が、現在の文化的な豊かさに繋がっている。

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    2025年06月19日
  • アノニム

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    原田マハさんには珍しく勧善懲悪もの。
    相変わらずこの人の作品を読むとアートへの興味関心をそそられる。
    ジャクソンポロック!

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    2025年06月17日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    楽園のカンヴァスの次に読んだので、暗幕のゲルニカは読んでいて辛くなることが多かった。

    ゲルニカ、生で見たいなあ

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    2025年06月16日
  • フーテンのマハ

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    なんだか最近、余白のない日々を過ごしていませんか?
    仕事と家の往復、SNSのタイムライン、積み上がるタスク…。そんな“詰まりすぎた毎日”の隙間に、ふっと風を通してくれるのがこの一冊、『フーテンのマハ』でした。

    小説家・原田マハさんが、世界・日本各地を旅しながら綴ったエッセイ。日本にフォーカスすると沖縄、鳥取、別府そして神戸…。名所ガイドとはひと味違って、マハさんの「ここに立って、こう思った」が丁寧に書かれていて、読んでいると不思議と自分も一緒にその土地を歩いている気分になります。

    中でもお気に入りは「永遠の神戸」。かつて通った料理店・雑貨屋、神戸の光と影を思い出とともに綴るこの章には、マハ

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    2025年06月15日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    美術館が好きでたまに行っているけれど、
    こんなふうに守ってきた人がいて、大切にしてくれている人がいるから今も私たちは気軽に美術に触れることができる。

    ありがたいなぁって思えた。

    こういう名もなき偉人をたくさん、知りたいし、知って感謝だけ感じで生きていきたい。

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    2025年06月13日
  • 旅屋おかえり

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    あたたかく、読みやすく、シンプルに旅がしたくなる本。真理子さんが素敵。角館や内子、高知に行ってみたくなった。

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    2025年06月11日
  • ジヴェルニーの食卓

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    モネの絵画に興味を持ったので読んでみた。

    やっぱり原田マハさんは美しい景色を言語化する天才だな〜と思いました。モネの家の庭の様子が鮮やかに浮かび上がってきてワクワクしました。

    画家のそばにいた人たちの目線で描かれていて斬新で面白かったです。

    それぞれの画家の世界に入り込むことが出来る素敵な時間だった

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    2025年06月11日
  • 旅屋おかえり

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    読んで旅してる風景がすごく具体的に伝わってきて。角館(かくのだて)を調べてみると私が想像した通りの街並みだった。言葉で風景を伝える天才だな....と思えば作者の原田マハさんは旅好き。なるほど…ドラマ見てるみたいな満足できる内容だった。最後、終わりの登場人物が次々に喋る様子は容易に想像できた。旅したくなったなぁ

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    2025年06月11日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    きっと見る人見るタイミングで絵の見え方は違ってくるのだろうけど、いつも変わらずそこにいてくれる絵は時に心強い味方になってくれるだろうなぁと感じた

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    2025年06月10日
  • 異邦人

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    京都の描写がすごくいい。場面ごとの空気や匂いまで、ザ・京都。
    静かだけど芯がある、京都という街の雰囲気が物語の中にちゃんと生きていて、読んでいて気持ちがよかった。

    自分の心の声をちゃんと聞いて、そこに従って行動する。その強さがかっこよく、美しかった。

    美とは、絵の中にあるだけじゃなくて、人の生き方や決断にもあるんだと、この本を通して感じた。

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    2025年06月10日
  • ゴッホのあしあと

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    『たゆたえども沈まず』が既読でよかった。
    原田マハさんの著書の中でも特に好きな作品なので、そこに込めた隠された意図や、切ないまでのゴッホへの想いを感じることができてより理解が深まった。
    でもわりと時間が経っていて思い出せない部分もあったので、『たゆたえども沈まず』を読んだあとあまり間を空けずに読んだ方がより楽しめたと思う。
    世間がもつゴッホへの偏ったイメージを払拭するべく、様々なエピソードと考察を重ねているので、ゴッホという人物に対するイメージが豊かに膨らんだ。
    アート小説ではなく、解説本。

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    2025年06月08日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    依頼人の代わりに旅をする旅タレントの「おかえり」。
    今回の依頼は北海道への旅。依頼人の姉や元恋人の話を通じて、心温かくなるストーリー。原田マハさんの描くキャラクターはみんな優しさを感じる!

    スピンオフと知らずにこの本だけを読んだので、ところどころ分からなかったけど面白く読めた。本編ではなぜおかえりが地元の北海道に帰らないと決めたのか、深く語られているのかなと思い、読んでみたくなった。

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    2025年06月06日
  • まぐだら屋のマリア

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    ネタバレ

    東京の老舗料亭に板前修業として5年間頑張っていた紫紋(しもん)。だが、その料亭は産地偽装、料理の使いまわし・・などやっていた。
    それを紫紋が好きだった女の子と後輩が告発。
    女の子の自死を止めたが、その間のに後輩は電車に飛び込んでしまった。
    もう田舎にも帰れない。仕事も夢も失ってしまったと、自分の最期の地を求めて旅をして、最後の尽果(ついはて)というバス停で降りた。そこに崖ぎりぎりに経つ粗末な小屋をみつける。
    そこは「まぐだら屋」という食堂だった。
    食堂にはマリアと呼ばれる女性がいて、一人で切り盛りしているらしい。
    田舎なのに、近くの工場から工員が昼夜の食事をとりにやってきてとても繁盛している様

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    2025年06月05日
  • モダン

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    ニューヨークにある美術館が舞台の話。
    なんとなくのイメージだけがあった。
    2011.3.11
    最初に目に飛び込んできた数字。
    これはあの地震の日の話?
    読み進めると原田マハの世界に引き込まれた。

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    2025年06月03日
  • リーチ先生

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    実在したバーナードリーチに関わる美術について、読みやすく書かれており、原田マハさんの他の本と同様に興味深く読めました。個人的には楽園のカンヴァスの方が謎めいていて面白かったですが、この本は美術に関わる人達の生き様や考え方を知る事が出来て面白かったです。
    世界は広い、自分も、もっと冒険し知りたいと単純ですが思いました。

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    2025年06月02日
  • ジヴェルニーの食卓

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    印象派の画家が誕生する頃、フランスの美術界に巻き起こった激震を、私もそこで目撃しているかのように感じさせてくれる本。

    機会があれば、この本に登場する画家たちの作品を、本のストーリーを思い浮かべながら、実際に鑑賞してみたいと思った。

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    2025年05月31日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    久しぶりマハさんのアート小説
    架空の人物が出てきてフィクションになったりするのか?!しばらく楽しみたいと思う(^^)

    元はオーディブルのための小説だったらしい
    冒頭にある音を意識した描写は読み上げる事を考えての事かな

    題字も棟方志功らしいーと思ったら
    実際に拾った文字らしく!マハさん嬉しかっただろうなぁ

    ドラマチックであろう棟方志功の人生は映画になったり
    本人の記録映像も見た事がある
    凡人にはない集中力と唯一無二の作風
    もう見たらすぐにわかるもんね
    身近にパッケージや包装紙でもよく目にする

    少し泥臭いような時代遅れ感を感じていたんだけど
    今回生誕記念の番組で連作や超大作を見て
    作品の持

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    2025年06月08日