原田マハのレビュー一覧

  • 普通じゃない。 Extraordinary.

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    2025.08.01
    胃がん検診バリウムげえーーからの大高屋

    植物と会話ができる御厨しいな
    未来への不安を抱えて植物園へ行くと
    へんてこりん親父に出会う
    でもその親父はしいなを変える男だった

    権大原社長の無茶振りに
    みんなで応える日々。
    自分のやりたいことを仕事にするって
    すごいんだなー
    パワーとエネルギーに溢れるんだなーと
    登場人物全員がまぶしくなる
    そんな作品。

    最後のオチはびっくり権大原草輔って!ええ!

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    2025年08月01日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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     読み終わった。でも、原田マハの作品では、久しぶりに不完全燃焼だった。史実と虚構の入り混じった展開に、いろいろ刺激は受けた。
     俵屋宗達が、『風神雷神』を描くところまで到達していない。続篇を期待したい。天正遣欧使節団が、日本に帰国したのが、1590年。天下は秀吉の時代。秀吉は、1587年7月にバテレン追放令(バテレンとは宣教師のこと)を発布していた。秀吉は、宣教師を追放したが、キリスト教を否定していなかった。それで、1591年3月に秀吉に、天正遣欧使節団は、聚楽第であっている。家康は、1612年に「禁教令」を出し、キリスト教を完全に禁止した。日本は鎖国となり、オランダとの貿易だけに限った。

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    2025年07月31日
  • スイート・ホーム

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    最後には、家族愛が感じれて橙のような黄色のようなピンクのような、ホワッとしたものを感じました。「誰かのために思う」ってこんなに温かく、貴重なものなのに、みんな無意識にしている。そんな無意識な縁、大事だと思いました。

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    2025年07月30日
  • さいはての彼女

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    4つの短編が詰まった本だった。

    風景が事細かに書かれており、四季を感じさせてくれて、旅行がしたくなる本だった。

    1つ目と4つ目が繋がっていた。
    ハーレーで全国を回るナギさんの姿がよく浮かんだ。趣味で繋がる仲間がいいなと感じた。
    自分も趣味は、ひとりで楽しむのではなく、行き当たりばったりの、初対面の人ともどんどん繋がりを増やしいいきたいと感じた。

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    2025年07月30日
  • モネのあしあと

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    西洋のアカデミーでは大切左右対称さが大切とされていた。神が作りしものには、美しさ(人間の体が対称ということから)が求められていたのだろうか、

    ただ、日本人は、余白・曖昧さを好み、屏風絵や、襖絵からも感じられる
    印象派はまさに、曖昧さを描き抽象的であるため、日本人に好まれるのだろう。

    風景を切り取って、あえて左右非対称で撮ることに、なんの違和感もないのは
    カメラで写真を撮ることで風景を切り取り保存することが普通となった現代ということも、関わっているのだろう。

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    2025年07月29日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    カラーの図版がありがたかったです。
    実生活で大変な時に毎日、一章ずつ読み進め、世界の美術館を旅していました。
    横でその作品の解説をしてもらえているような気分になり、今日はどんな作品だろうかとワクワクしていました。

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    2025年07月27日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    浪漫 漢字の浪漫がよく似合う作品だなと感じました。歴史を史実の断片的な部分だけでなく、想像と想像が織りなす浪漫小説といった感じでしょうか、ただ、史実、現実は厳しい最期となっているようです。小説の中に閉じこもりたいと思いました。

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    2025年12月03日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    浪漫 漢字の浪漫がよく似合う作品だなと感じました。歴史を史実の断片的な部分だけでなく、想像と想像が織りなす浪漫小説といった感じでしょうか、ただ、史実、現実は厳しい最期となっているようです。小説の中に閉じこもりたいと思いました。

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    2025年12月03日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    これは二人の女性の物語だ。

    パブロ・ピカソが「ゲルニカ」に込めたメッセージを、今伝えるべきだと展示に奔走する八神瑤子。
    ピカソの恋人で、ゲルニカの作成過程を写真に納めた写真家のドラ・マール。

    自分を持ち、自立した女性は本当に美しい。

    自分の弱い部分を認めながら、ピカソの残した思いに自分が何をなすべきなのか考え動く強さに、心が奮い立った。

    アートを愛し守ろうと瑤子とドラを支える、ルース・ロックフェラーとパルド・イグナシオ。
    大切なものを守る力を持った二人のようになりたいと思った。

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    2025年07月26日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    原田マハ作品はほとんど読んでるはずなのにこれは忘れてた。市の財政悪化でデトロイト美術館の絵画が売却されるピンチ。実話をもとに原田マハさんらしい人間ドラマを織りなす素敵な物語。120ページぐらいの薄い本ですが素敵でした。

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    2025年07月23日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    ネタバレ

    7歳の子を持つ者としては特に、涙なしには読めないかも。れんとキワが一緒に過ごした時間がとても短く、離れている間の時がページ上であっと言う間なのがちょっと飛躍感もあったかもしれない。でも安の芯の強さに心打たれる。

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    2025年07月21日
  • 旅屋おかえり

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    この本に出会えて本当によかった。
    感動の瞬間がたくさんあり、涙した。
    登場する人物が優しくて心にグッとくる。
    それぞれの絆が強くて素敵だった。
    人っていいな、旅っていいなって思えた1冊。
    旅行に持っていって、一緒に旅をしてくれた思い入れのある本となった。

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    2025年07月21日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    上巻が面白かったので下巻は半日で一気読みした。
    やっぱりカラヴァッジョが出てきた後半が、プロローグとの繋がりも含めて面白かったなあ。

    絵画や使節団の面々のことを調べながら読んだので、当時の歴史や美術の解像度も上がって、学生時代にこういう教材あったら楽しかっただろうなと思った。
    ずっといつか観たいと思っていたレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロを観にイタリア行きたいな。今なら飛行機で1日あれば行けるんだし。

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    2025年07月21日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    最終章『道 La Strada』途中から、もしかしたら、と思ったことが、その通りになった。主人公の翠の確信は、僕の確信でもあったわけだ。物語によって突き動かされる感情というものは、共感によるものが大きいという。つまり、僕は大いに感動していた。
    物語の締め括りの
    「青田がのびやかに風になびいている。午後の日差しに白々と輝いて、道はどこまでも続いている」
    を読み終えて、その文章の情景が、ブワッと一気に脳裏に描き出された。
    イメージが共感、実感へと変化し目頭が、胸が熱くなったまま、余韻を抱きつつ解説のページを開いた。
    目に飛び込んできたのは、その文章の冒頭
    「また泣いてしまった」
    この、ひと言だった

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    2025年07月21日
  • モダン

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    The Modernがニューヨーク近代美術館(The Museum of Modern Art)の愛称だというのは初めて知った。勤務していたMoMAのことを東北大震災と9.11テロという災厄を織り交ぜながら、上手に描いていく手練手管はさすが。今でも福島第1原発を遺棄された場所として考えざるを得ない現状で、発災直後に福島に赴くことは、確かに被ばくを覚悟することであり、わざわざアメリカから危険を冒す必要などないと感じるのも無理からぬことと納得できる。そんな緊迫感を織り交ぜ、困難を抱える福島に生まれつきの難病を抱えながら生きるクリスティーナを描くアンドリュー・ワイエスの絵を置く構図が素晴らしい。やは

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    2025年07月21日
  • キネマの神様

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    いくつになっても好きなことがあるって素敵だなと思いました。
    誰とも比べず、自分のペースで楽しんでいるうちに集まった仲間達は、きっと尊いものだろうなという憧れがわいてきました。
    「趣味は?」と聞かれていつも「趣味というほどではありませんが…」と前置きをしたり、無難な事で話題を済ませてしまうのですが、胸を張って好きなことを言ってみようかなって思いました。
    そしておそらく同じことが好きな父に話題を振ってみようかなとも思いました。

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    2025年07月21日
  • モダン

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    長編の方が好きだけれど、
    アートを扱った長編が好きだけれど、
    この短編集は洒落ていた。
    ファントムがスルッと通り過ぎる感じが好きだった。

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    2025年07月20日
  • キネマの神様

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    ギャンブルが生きがいだったゴウちゃんが、映画の評論を通じて自分の大好きな娘や劇場を守ることに尽力していく描写に心が温かくなった。

    好きという感情は周りの人々の心を動かす。
    大好きな映画を大好きな人たちと映画館で観たいと心から思えた。

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    2025年07月20日
  • 太陽の棘

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    戦後の沖縄、生きていくのも厳しい状況の中で集落を作って助け合いながら絵を描き続ける芸術家たちと米軍基地に赴任された軍医との友情話。この時代に絵を生業にすることも、アメリカ人と日本人との友情もなかなか考えられないこと、だけど実話をもとにしたお話しなんだ。ニシムイのアート観に行ってみたい。沖縄に行くことがあったら県立美術館行ってみよう。

    つくづく、この時代があって今があるんだなぁ〜と。

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    2025年07月17日
  • ジヴェルニーの食卓

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    たまたまモネ展に行った時にこちらの本の存在を知って後日購入。
    モネのお話が目的だったけど4編ともとても良かったし好きだった。

    タンギー爺さんに関しては最初「ゴッホのあの絵の…?」と思ったのにセザンヌのお話で「えっ」ってなったのですが、あのタンギー爺さんに違いなくて、こういった歴史の重なりなんかも調べつつ、もちろん作中に出てくる絵画も調べつつ読んだので学びにもなりました。

    実在する人物が主人公だったりするけれど、細かいストーリーの部分はもちろん原田マハさんの創作に違いありません。
    だけど実際こんな風に画家達の思いが紡がれていたのだとしたら素敵だなと思いました。

    モネ展に行った直後に読んだこ

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    2025年07月17日