原田マハのレビュー一覧
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なんだか最近、余白のない日々を過ごしていませんか?
仕事と家の往復、SNSのタイムライン、積み上がるタスク…。そんな“詰まりすぎた毎日”の隙間に、ふっと風を通してくれるのがこの一冊、『フーテンのマハ』でした。
小説家・原田マハさんが、世界・日本各地を旅しながら綴ったエッセイ。日本にフォーカスすると沖縄、鳥取、別府そして神戸…。名所ガイドとはひと味違って、マハさんの「ここに立って、こう思った」が丁寧に書かれていて、読んでいると不思議と自分も一緒にその土地を歩いている気分になります。
中でもお気に入りは「永遠の神戸」。かつて通った料理店・雑貨屋、神戸の光と影を思い出とともに綴るこの章には、マハ -
Posted by ブクログ
ネタバレ東京の老舗料亭に板前修業として5年間頑張っていた紫紋(しもん)。だが、その料亭は産地偽装、料理の使いまわし・・などやっていた。
それを紫紋が好きだった女の子と後輩が告発。
女の子の自死を止めたが、その間のに後輩は電車に飛び込んでしまった。
もう田舎にも帰れない。仕事も夢も失ってしまったと、自分の最期の地を求めて旅をして、最後の尽果(ついはて)というバス停で降りた。そこに崖ぎりぎりに経つ粗末な小屋をみつける。
そこは「まぐだら屋」という食堂だった。
食堂にはマリアと呼ばれる女性がいて、一人で切り盛りしているらしい。
田舎なのに、近くの工場から工員が昼夜の食事をとりにやってきてとても繁盛している様 -
Posted by ブクログ
久しぶりマハさんのアート小説
架空の人物が出てきてフィクションになったりするのか?!しばらく楽しみたいと思う(^^)
元はオーディブルのための小説だったらしい
冒頭にある音を意識した描写は読み上げる事を考えての事かな
題字も棟方志功らしいーと思ったら
実際に拾った文字らしく!マハさん嬉しかっただろうなぁ
ドラマチックであろう棟方志功の人生は映画になったり
本人の記録映像も見た事がある
凡人にはない集中力と唯一無二の作風
もう見たらすぐにわかるもんね
身近にパッケージや包装紙でもよく目にする
少し泥臭いような時代遅れ感を感じていたんだけど
今回生誕記念の番組で連作や超大作を見て
作品の持