原田マハのレビュー一覧

  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    なんとなくイメージしてた話の内容とは違った なんか違うな~~ なんか違うな~  って思いながら結局最後まで楽しく読んじゃいました

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    2025年11月05日
  • 風のマジム

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     実話を元に書かれた小説と聞くと、どこまで実際にあった話なのだろうと考えながら読んでしまう癖があった。社内ベンチャーコンテストでチャンスをつかんで成功した女性がモデルと聞けば、どんな苦労があって、どう乗り越えたのか、そこから何か学びが得られないか…。
     でも、そんな読み方には意味がないのだと思う。主人公の伊波まじむが、周りの人をどのように巻き込み、叱咤激励を受け、支えられ、困難に立ち向かったかを味わえばいいのだと気がついた。
     そして沖縄の風と太陽の匂いを感じられればそれでいいのだ。そのうち沖縄(南大東島)産のラムが飲めたらいいなと思っている。

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    2025年11月04日
  • キネマの神様

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    日本のしがない老人から世界的大評論家まで多くの映画人がただ映画を愛し続けるために祈る。
    作中の節々から読み取れた、第三者の営利に絡む力への不信感。
    それがただ映画を愛するということを難しくさせる。
    そしてその不信感を「映友」編集長が断ち切ってくれた場面。これが映画を愛し続けるための覚悟が感じられて痛快であった。
    作中の本物の映画人達がこぞって信じた「キネマの神様」を私もいつか身近に感じてみたい。

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    2025年11月04日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    原田マハさんの短編集。どの物語も結末は読者自身が補うような形で終わる。
    人気があるのは「無用の人」なのかな。映画になったみたいだし。個人的には「最後の伝言」が好きかな。通勤途中だったにもかかわらず、涙が出てしまった。
    「必要な人」ではなく「大切な人」、似てるようで違う。必要な人は、生き方次第で変わるけど、大切な人は、いつの間にかそこにいてずっと変わらない。

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    2025年11月04日
  • 風のマジム

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    映画がとっても良かったので原作も読んでみた。映画とは違うところもあるが、概ね同じ。沖縄産のラムと、お豆腐が食べたくなるー! いじわるな人も出てくるけど、まじむの周りにいる人はまじむの夢を応援してくれて、あったかい。私もまじむを応援したくなった。おばあと一杯だけ(じゃないときもあったみたいだけど笑)バーで飲むっていう習慣、めっちゃいい。私もやりたいー!

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    2025年11月03日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    美術に全く詳しくなくても美術館に行きたくなる作品。小説に出てくる作品をスマホで検索しながら読んでいます。

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    2025年11月03日
  • たゆたえども沈まず

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    オーディブルにて。
    1878年にフランスへ渡り、仏万博でも活躍したという実在の日本人画商、林忠正が登場する。ゴッホ兄弟の生きた時代、彼らに交流があったかどうかは記録がないのだそうで、その点ではフィクションであるけれど、当時のフランスの様子や画家という立場の人々の扱われ方、当時の流行、ジャポニズムの波などが良く分かり、とても面白い。天才の苦悩と人間らしい葛藤の数々は、残された書簡等を踏まえ、史実にも沿った内容になっている。ゴッホという画家と、それを支えた弟、テオのキャラクターも生き生きと伝わってくる。

    芸術の評価は、世につれ人につれ変化し得る。
    絶対的な基準などない中で、自分の信じたことを貫く

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    2025年11月03日
  • 楽園のカンヴァス

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    ネタバレ

    新鮮 こういう作品にはあまり出会ったことがなかった 最初は織江の話なのかと思ったが、過去編ではティムを主人公にした話だった
    キュレーター、コレクター、インターポール、など普段馴染みのない美術業界に関わるプレーヤーが出てきて、それぞれがどう関わってるのかも知れて面白い
    ティムと織江、バトラーを中心に、周辺のプレーヤーがちょくちょく外野から関わってくるのが面白いし、ルソーやピカソ、ヤドヴィガの過去物語が挟まってくるのがまた新鮮 昔の画家はお金なかったよね 他人の既に描いたカンヴァスに上書きで描くのとかリアル 生きてる時代より後に評価されるというはザラ 絵の価値って、ほんと曖昧だと思った 有名なキュ

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    2025年11月03日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    美術館のキュレーターの仕事ってかっこいいですね。

    ドイツ空軍による無差別攻撃を受けたゲルニカ。それを描いたピカソと、『ゲルニカ』の周りの過去と現代の話。
    やはり原田マハさんの小説は面白い。
    そして絵画も面白い。

    反戦を絵画で訴えるピカソ。
    芸術は銃よりも強い。

    ピカソのアトリエ行きたいなー!

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    2025年11月02日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    大切な人に会えるうちに感謝を伝えなきゃいけないよね、って強く思わせるお話で、1話終わる度に自分の人生を振り返りたくなったよ

    特に「無用の人」の話が胸いたくなりました
    これ映画化されるんですね!知らなかった~

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    2025年11月02日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    短編集はあまり好きじゃないけど、原田マハさんの作品だから読んでみた。
    長編の読み応えとかはもちろん無いけど、どれも余韻が心地よい作品だった。
    どれも女性が主人公で、40代以上の年齢で、自分より年上だけど、悩みとかリアルで、近い未来にこういうことで悩むんだろうなと思って、色々考えさせられた。
    でも、最後救いがあるというか、それでも前を向いて歩いていく姿がそれぞれのお話で描かれていて、心強いというか、救われた。

    両親と仲が良いわけでは無いけど、それでも、これからの人生後悔しないように、付き合っていきたいと感じた。

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    2025年11月02日
  • 旅屋おかえり

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    ◾️ページ数 単行本P343

    ◾️この本を読んで抱いた感情
    温かい、ハッピーエンド、泣ける

    ◾️感想
    最初はどんな旅の話かと思って軽い気持ちで読んでいたけれど、最後は複雑な人生がマルッとまとまって感動のハッピーエンドだった。
    旅はいいな、行きたいなと思ったのと、和紙作りにもちょっと興味がわいたのと、おかえりさんみたいに人間同士の関係をこんなふうに楽しんで生きていけたらいいなと思った。

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    2025年11月02日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    各章冒頭にはいつもそこにチヤが、日常そばにいて棟方と二人で板画の世界を切り開き続けるのを感じさせる仕掛けはシンプルで良かったです。

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    2025年11月02日
  • スイート・ホーム

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    タイトル通り甘ったるいお話…と思いながら読み始めたのに、中盤から涙が出てきて困った。
    幸せで切なくて泣ける。
    やられた!っていう気持ち。

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    2025年11月02日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    史実とフィクションを織り交ぜた、実に面白い冒険小説であった。
    陳腐な表現であるが、世界一周を試みる航空機に降りかかる試練やドラマに、読んでいてわくわくドキドキし、爽やかな読後感に包まれる良い小説だった。

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    2025年11月01日
  • さいはての彼女

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    出張の飛行機の中で読んだ。
    風、緑が見えるような描写。自然に心動かされるよね、ひとりで旅に出たくなる本。

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    2025年11月01日
  • たゆたえども沈まず

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    ネタバレ

    ゴッホのことを全く知らなかったので、伝記を読んでいるような気持ちで読み進めた。

    本当のことは分からないが、本作でのフィンセントの死の理由が切なすぎたし、テオ葛藤の描写が生々しくて惹き込まれた。

    『印象派』という呼び方が、彼らを小馬鹿にするための皮肉であったことや、彼らが元々アカデミーの落選者であったことは本作ではじめて知った。

    私もパリに行きたい。

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    2025年11月01日
  • たゆたえども沈まず

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    上野のゴッホ展に行ったので読みました。パリで浮世絵を売る商人と、ゴッホの弟の記憶を追体験していくようなストーリーで、登場人物の心情はもちろん当時の社会情勢もなんとなく知ることができて面白い。フィクションだが史実に基づいているので日本史を意識して読むととても楽しい。かなり長めで読みごたえもありとても満足。参考文献も面白そうなものばかりなので読んでみたい。ただしゴッホ展に行ってから読むとネタバレをくらった気分になるのでゴッホ展に行く前に読むのがおすすめ。これを読んでからゴッホ展に行けば「この作品はあのときの!」となって絶対に楽しいと思う。この本を通してよりゴッホもゴッホの作品も好きになれた。

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    2025年11月01日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    マハ先生の作品はやっぱり美術モノが良い。
    版画家棟方志功とその妻の生涯を描いた物語。終始津軽弁で進む会話がなんだか温かい。
    「ワぁ、ゴッホになるッ!」という想いをずっと持ち続けた志功の芸術への熱と、それを理解し支え続けたチヤさん達周りの人達の温かい眼差し。志功は人との運に恵まれた人だったのだと思う。それを理解し、人に感謝して、奢ることなく真摯に芸術に向き合う志功の姿に心を動かされた。私はチヤさんのように人を思いやり信じて進むことができるだろうか?自分のやりたいことに、こんなにもひたむきになれるのか?…と考えて自分自身を振り返る時間にもなった。

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    2025年11月01日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    「将来の夢は総理大臣」って言っていた同級生が何人かいたけれど、全員男の子だった。今後なりたい職業に総理大臣って宣言する女の子、増えるのかなぁ…なんて思いながら読みました。
    原田マハさんが、10年くらい前に書いた理想と予言が詰まった作品。日本で初めて女性が総理大臣になったときの、夫の目線が描かれています。
    現在、就任して間もない高市総理大臣の仕事をこなす一挙手一投足がニュースの話題に上がっている。マスコミ対策、護衛、派閥の裏側、実際もこんな感じなんだろうか、と勘ぐってしまう(;^ω^)。

    『「国民に信を問う、って、私を信用してくれますか?って国民に本気で問いかけること。それって人に言われてやる

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    2025年11月01日