原田マハのレビュー一覧

  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    とにかく壮大だった。
    「ゲルニカ」というかの有名な作品を真ん中に、過去と現在の女性とその周りの人々が守り抜き、戦ってきた苦しくも目を逸らすべきではない物語。

    文体の相性は正直それほど良くない。
    しかし、残り200ページくらいから、ドラと瑤子と同化するくらいのめり込んでしまった。

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    2026年01月12日
  • 生きるぼくら

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    ネタバレ

    おばあちゃんからの年賀状に隠された秘密がわかった場面がとても感動した。人との繋がりの大切さを感じられる暖かい本だった。いつも、利用者の方に対して保護をするような関わり方をしていないか考えさせられた。

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    2026年01月12日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    先月18年間一緒に過ごした愛犬を亡くしたので、だいぶ心動かされた。
    「1分間だけ」もそうだけど、原田マハさんは犬の心情を文にするのが上手だと思う。
    短くて直ぐに読めました。

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    2026年01月11日
  • リボルバー

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    ゴッホとゴーギャンの間にあったかもしれない、友情と尊敬と妬みを書いた物語でした。自分も趣味で絵を描きますが、下手なので誰かを妬むなんてことは無いけど、自分には絶対出来ない表現を生み出す天才がそばにいたとき、尊敬とともに無力感が生じるのはわかります。ゴーギャンも、素晴らしい画家なんだけど、だからこそ余計に彼が得たかった力量差みたいなものをゴッホに感じたのかもしれないなあ、なんて妄想をしました。

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    2026年01月11日
  • 生きるぼくら

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    人間の弱さや強さ、自然の素晴らしさを詰め込み、負けそうになる自分に力を与えてくれた作品でした。
    もう亡くなってしまった2人の祖母の笑顔がふっと目の前に現れ、逢いたくなっちゃった。
    原田マハさんは底知れぬ才能をお持ちの作家さんだなぁとしみじみ思いました。

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    2026年01月11日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    原田マハさんの初期の長編の文庫新装版。スケールの大きな話なのだが女性パイロットに焦点を当ててうまくまとめている。毎日新聞から「ラブを入れて」と言われて引き当てたお題によく応えている。これが新人小説家の作品であればその後の成功間違いなしと太鼓判を押されたことだろう。山田さんの扱いが涙涙で情けない男に描いてこれは甘いかなという点はあった。それにしても空はつながっている、地球は空を通じてどこへも渡れる。そしてどこからでも侵入できるという怖い時代に入ってしまった。史実ではあの大戦の中でパイロット一人が戦死し、他の7人は生き残って戦後の日本を作ったことが今からを展望する望みだと思った。

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    2026年01月11日
  • キネマの神様

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    「アルフレード!!」
    ニューシネマパラダイスの話が上がるたびにサルヴァトーレの「アルフレード!」というセリフが頭に浮かぶ。ニューシネマパラダイス見てて本当に良かった。確かに前観た時、エンディングのキスシーンで周りから啜り泣きの音が聞こえてきた。
    作者の映画に対する深い愛情が無ければ書けない文章だった。原田マハさん映画も好きだったんだ。映画を映画館で観たくなる、そんな作品。ニューシネマパラダイスもう一回見たいし、「フィールドオブドリームス」、「硫黄島からの手紙」観てからもう一度読みたい。今日アマプラで見ようかな。名画座が家の近くにあったらな…
    本筋、表現は文句なしの傑作なのに、歩が「映友」に抜擢

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    2026年01月11日
  • さいはての彼女

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    25歳で起業した凄腕の若手女性社長・鈴木 涼香。
    信頼を寄せていた秘書の高見沢にも裏切られて、沖縄行きのチケットは、なぜか北海道の女満別へ。
    そこから始まる奇想天外の物語。

    人は何度でも立ち上がれるんですね。
    失意の中でも、希望を抱かせる短編集。

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    2026年01月11日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    家族や友だちや同志 身近でありながら、なかなか気持ちを理解するには難しい

    でも、実はすれ違っているだけで、きちんと相手のことを想っているんだなと思える短編集

    原田マハさんらしく、随所に描かれる風景が絵画を観ているようで、小説を読みながら絵を鑑賞している感覚だった。

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    2026年01月11日
  • 旅屋おかえり

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    読み終わった後に少し元気をもらえる本。
    主人公の丘えりか(通称おかえり)は、礼文島出身の32歳芸能人、高校生の時に東京でスカウトされ、事務所入り、少しづつ仕事が減り、現在は旅番組1本のみ。しかし、スポンサーを怒らせてしまったことによりその旅番組降板、無職・独身・フリー芸能人となった。
    旅をすることは好きだったので、何かしらの事情で旅ができない人のために代わりにおかえりが旅先でロケを行い、動画を提供する「旅屋」という新しいビジネスを始めることにした。口コミで広まり少しづつ人気になっていった。
    自分の好きな旅で、人と人とを繋げていく、繋がっていく。この本を読むと旅に出たくなる、そんな感じ。

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    2026年01月10日
  • ジヴェルニーの食卓

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    絵画が好きでなくても、美しい言葉に触れたいと思うなら是非読んで欲しい。特にモネの章は本当に良かった。

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    2026年01月10日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    道という最後の話が良かった。
    幼少期に別れた兄との絵を通じた再会。
    記憶のなかにかすかに残る兄の残像。
    はじめはそれに気づかず国立西洋美術館の常設展を一緒に見に行く。
    兄はその時から気づいていたんだな。

    帰省から東京に戻る飛行機で読んだので
    家族との別れについて感傷的になっている時だから少し泣いてしまった。

    いつも企画展で見疲れて、
    常設展示は足早に通り過ぎてしまうけど、
    今度は自分の好きな絵を見つけてみよう。

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    2026年01月10日
  • 楽園のカンヴァス

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    ネタバレ

    ルソーの絵画「夢」を巡るミステリー小説。過去編が小説のメインになっている構成は面白かった。いきいきとした感情表現や描写が原田マハらしさを感じた。

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    2026年01月10日
  • 生きるぼくら

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    目覚めるタイミングは人それぞれ

    人間もまた、自然の一部
    自分は自分の人生を。

    ある程度踏ん張れる根気も必要

    成長できる強い意志があれば、それでいい
    それだけでいい。


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    2026年01月10日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    もうすぐ40歳になる。一度読んだはずの本を、友人にプレゼントされたので今読むべき本なのだと思いもう一度読む。でも、全てが新鮮で、40歳になる自分の記憶力の低下に怯えるとともに、この作品をもう一度初めてのような感覚で読めるなんて幸せだとも感じる。

    私は誰かの大切な人。自分は大いなる存在にも、小さな自分という存在にも、愛されて今ここにいることを忘れないでいたい。

    それはきっと、苦手なあの人も、素敵なあの人も、孤独なあの人も一緒。

    そう思うと毛嫌いしている相手も、少し愛しく思えるかな。そんな視点はどこかにずっと持っていたい。

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    2026年01月09日
  • 夏を喪くす

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    ネタバレ

    絶対過去に読んだことある、と読み始めて気付いたけど、また最後まで読んでしまった。なんとなく後ろめたい、人に言えない事情や過去を持つ女性たちの話で、私が状況に共感できるという人は別にいないのに、気分悪くならず最後までスラスラ読める。不思議。文学として優れてるんだろうなあと思う。
    性欲あった方が人生楽しいのかもな〜と思ったり、そのせいで人生破滅することもあるんだろうな〜と思ったり。

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    2026年01月09日
  • 生きるぼくら

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    読書始め!2026年1冊目は原田マハさんの『生きるぼくら』。ひきこもり生活を送っていた青年の物語。社会に適応できなかった過去や、他人の善意にさえ傷ついてしまう弱さが、飾らない言葉で積み重ねられていく。その一方で、日々の労働や食事といった営みが、人を静かに支え直す力として描かれるのが印象的だった。劇的な救いはないけれど、だからこそ現実に近い。生きるとは、何かを成し遂げることではなく、今日を生き延びることの連続だ。

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    2026年01月09日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    1/3を読み終えたあたりから急速に面白くなった!
    途中はちょっと嫌なハラハラがあったり、りんちゃん!?ってなったりもしたけど結論めちゃよかった。りんちゃん素晴らしい、ひよりんはイケメンじゃなかったらもうちょっと頑張って欲しいところではある。
    ご都合展開ともおもえる部分も多々ありなところも含めよかった。

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    2026年01月08日
  • 永遠をさがしに

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    決断と覚悟。真弓さんの決断と覚悟に感動した。
    3名の生徒がそれぞれの夢を見つけて、それに向かっていく様が見ていて誇らしく羨ましかった。
    音が主役の物語に、ケーキの香りや桜、冬の朝の寒さ等、感覚全てに訴えかけてくる書き方があっぱれだった。
    お父さんの不器用さが、いい味出していた。

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    2026年01月08日
  • モネのあしあと

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    初めてモネの睡蓮を正面から受け止めたのが直島の地中美術館でのこと。あれから心の余白にすっと入り込んでいて、国立西洋美術館のモネ展にも足を運んだ。
    モネは日本の技術や文化にもふれていて、それを取り入れていたからこそシンパシーを感じられたんだと思うと、より身近な存在になった。
    本作の中にも登場する『ジヴェルニーの食卓』も読んでみよう。

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    2026年01月08日