原田マハのレビュー一覧

  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    旅屋おかえりさんシリーズ、北海道編?!
    心温まる、旅に行った気持ちになれる、安心して読める。2時間ドラマ化とかしないかな笑

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    2025年10月11日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホのあしあとを読んで、ゴッホ展に行った後、こちらを読みました。
    ゴッホとテオの様々な方面から襲いかかる長い長い苦しみが読んでいてとても辛かったけど、大切な家族を守ろうとする気持ちが芯にずっとあって、めちゃくちゃ胸打たれた。

    フィクションの重吉もとても愛されるキャラクターで好きだったし、林忠正もクールで誠実でとてもカッコよかった。
    史実では実際に関わりがあったかどうか分からないそうですが、関わっていてほしいな(願望)

    そしてヨーとフィンセント(息子)、ゴッホの絵を世界に広めるために動いてくれて、本当にありがとう!

    特にヨーは、大切な家族を一気に失ってしまったのに、家族の思いを受け継いで

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    2025年10月09日
  • 楽園のカンヴァス

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    美術館やそれを取り巻く学芸員は中々立ち入ることのない世界であり、読み始めは少し入り込みにくく、読み進めることが大変だった。また、バーゼルでの日々も序盤は伏線がひかれていく最中であり、丁寧に読み進めないと、登場人物が分からなくなりそうであった。しかし、中盤から後半にさしかかり、ルソーの絵の真贋を何のために判定しているのか少しずつ核心に迫っていくと、加速度的に話が頭にも入って来る感覚があった。そして、絵画をテーマにしてはいたとしても、小説とはやはり、人と人の触れ合いを描く芸術なんだな、と思った。
    17年後、織絵とティムの再会後、2人がどうなるか、気になるが、そこを書かないところがやはり美しい。蛇足

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    2025年10月08日
  • サロメ

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    読み終わってすぐビアズリーの絵を検索してしまった。
    本書のカバー絵も目を惹くけど、例の挿絵の方がもっと惹きつけられたな。
    それにしても、なんて甘美でドラマティックな作品なんだろう。
    ワイルドやビアズリーなど実在の人物を基に創作しているからか、妙な生々しさがあってゾクゾクした。

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    2025年10月08日
  • 風のマジム

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    何回かに分けて読み終わった。
    ムカつく人は出て来るものの、ザ悪人が出て来ず、多くの人がまじむを応援してくれるので心穏やかに読める。ふみえ、やな奴と思ったけど憎めない人…
    面白い題材だなと思っていたが、後書を読んで元ネタある事を知る。なんだかなぁ…と思ったものの、最後までストレス無く読み進めることが出来るのだから、原田マハさんの本はやっぱり読みやすい。

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    2025年10月08日
  • 生きるぼくら

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    いじめ、引きこもり、離婚、認知障、死、
    重いワードが出てくるけど、稲作を通して人も心も成長して行く心あたたまるお話。
    読み終わったあとは前向きな気持ちになり、
    無性に白米が食べたくなるはず。

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    2025年10月05日
  • キネマの神様

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    静かで熱く力強い、ことばの力が染み渡る小説。映画業界が題材になっただけで、「本日はお日柄もよく」に似てるなと感じた。家族や友人との愛情と、仕事の面白さ、チーム感。すごく好き。地域の小さな名画座の良さは、大学生のときに知った。また見に行こう。
    前半は引き込まれる感じはなかったが、後半怒涛の追い上げ。そのじわじわと感動のフィナーレに持っていく最中を読むのが一番楽しくてやめられない。原田マハさんのこういうところ好き。

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    2025年10月05日
  • リボルバー

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    ネタバレ

    最近読んだ本だからか、なんとなく三島由紀夫の金閣寺が浮かんだ。
    息を呑む美しさに取り憑かれる苦悩。
    アルルで2ヶ月共同生活をしたゴーギャンとゴッホの関係性はどういったものだったのか、興味がわいた。

    作品は様々な道をたどる。黒山の人だかりに囲まれ穴の開く程に見られるもの。ある邸宅の応接間に静かに佇むもの。人知れぬ暗闇に紛れるのも。そしてすでにこの世から姿を消してしまったもの。作家の思いとその後の絵画のある場所の不思議。

    解説で圀府寺さんもおっしゃられているが、ゴッホ他殺説が血生臭くならずにオシャレに仕上げられているのは原田さんの凄さなのだろうなと。

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    読書メモ

    高遠冴 ー主人公

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    2025年10月05日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    メキシコ料理の話が多い印象
    読み終わってすぐにタコスを作った

    アボガドって木だったんだ
    考えた事もなかった

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    2025年10月05日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    初めての原田マハさんの作品。
    前からこの人の本を一度読みたいと思ってた!
    デトロイト市民が美術館の作品を友達のように愛しているのが素敵。
    こんなお気に入りの作品を私が見つけたい。
    妻を亡くした後に、妻の言う通りにちゃんと美術館に通っている姿も素敵

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    2025年10月04日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    帯の宣伝にもあったように、自分も世界一周した気持ちになる小説だった。空中での様子が目に浮かぶ描写でわくわくした。どこまで史実に基づいているのだろう。色々と調べたくなった。彼女がどうなったのか気になるけど、そこは分からないままなのがまたいいのかな。

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    2025年10月04日
  • 永遠をさがしに

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    実の母、時依と新しい母、真弓との母子関係をドラマチックに描く作品。和音のチェロの音色が時依に届いたと実感できたラストは圧巻だ。

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    2025年10月04日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    実話をもとに描かれた作品なので、この物語が本当にあったんだなぁと思うと感動が増しました。
    好きなモノや場所などあるけれどこんなにも情熱的に思えるものがあるって素敵。
    とりあえず美術館に行きたくなる作品。

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    2025年10月03日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    大切な記憶を優しく撫でられるように、思い出の1枚に再会する。何十年という時間を生きてきた歴史ある絵画に対して、いつ絶たれてしまうか定かでない人と人との繋がりは切ないほど儚く、美しいものだと感じた。忙しさにかまけずに、周りの人との日々の会話を大切にしたい。

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    2025年10月03日
  • やっぱり食べに行こう。

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    まんまとグルメ目当てに旅行に行きたくなった。特にフランス。有名店でなくてもパンが美味しいというのは心強い。ハードパン食べたい。
    文中で著者が特に好きな食べ物として牡蠣を挙げていたが、わたしは貝類が大の苦手で、彼女の文章力を以ってしても全く興味が湧かなかったので、彼女が牡蠣の生まれ変わりだとしたら、わたしの前世は牡蠣にあたって死んだんだろうなあと思った。

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    2025年10月02日
  • 楽園のカンヴァス

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    ひとつ前に読んだ『本日は、お日柄もよく』からの原田マハさんつながり&芸術の秋ということで、美術ミステリーを。
    わたしの原田マハベストは別の作品とはいえ、やっぱり『楽園のカンヴァス』が、原田マハさんの代表作だと思う。奇しくも、本作の重要テーマである「夢」は、アンリ・ルソーの代表作だ。
    美術史家としての原田さんの研究テーマがなんであったかは知らないのだけれど、本作で織絵やティムが語るルソーへの親愛と情熱は、作者自身から涌き出た気持ちなのではないか。
    二重三重の仕掛けがあり、ミステリーとしてもおもしろく読めるが、いわゆるミステリー作家によるミステリー小説を求めるなら、物足りない。
    この作品の魅力は、

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    2025年10月01日
  • 楽園のカンヴァス

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    登場人物たちが作品に呼ばれて入り込んでいくのと同じように、自分もまたこの作品に呼ばれて入り込んでしまった。それぞれの人物の芸術と芸術家への並々ならぬ想いがまっすぐと伝わってくるような作品。

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    2025年09月30日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    日本の航空史を知らずに本書を読んだ。フィクションとノンフィクションの差もわからぬまま、物語に没頭した。アート作品ではない原田マハ作品として初めての作品だったが、違和感なく読むことができた。

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    2025年09月30日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    美術にはあまり興味がなかったのですが
    とても素敵な物語でした。

    読み終わったあと美術館に行きたくなるような作品です。

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    2025年09月28日
  • 楽園のカンヴァス

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    ピカソは名前も作品も思い浮かびますが、ルソーは名前は知っていても作品といわれるとピンとこないくらいの美術知識しかない自分ですが、興味深く読みました。フィクションなのにノンフィクションを読んでいるような感覚でした。美術を本当に愛する人は、作品を手に入れたい!ということより、その美術品がいかに正しく認知されることが喜びなのだと。ティムはトムと間違われながらも、ちゃんと分かる人には分かってもらえていて、報われて本当に良かった。織江もいるべき場所に戻れるだろうし。いくら有名でも小手先の知識や自分の欲だけで動いていたら、いつか痛い目にあう世であってほしい。
    早く美術館に行きたい。

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    2025年09月28日