原田マハのレビュー一覧

  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    正直に言うと、原田マハ作品の中で有名じゃないし、あまり聞かないので期待していなかったけど
    盛大に裏切られました。

    読んだ短編の中では上位です。

    “豪奢”が個人的にはNo.1。
    マティスの”豪奢、静寂、逸楽”がテーマとなっていて、恥ずかしながらどんな作品か頭に思い浮かばなかったので、読みながら調べてみたらグッと引き込まれた。
    相変わらず原田マハさんの絵画を表現する言葉が美しいし、何より大好きな事が分かるような気がする。
    “この世で最も贅沢なこと。それは、豪華なものを見にまとうことではなく、それを脱ぎ捨てることだ、
    そうだ。きっと、そうなのだ。”

    キュビスムとフォーヴィスムもちょっとだけやけど調べて、今現段階では理解できてるし、印象派→フォーヴィスムという変移というのは覚えておきたい。

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    2026年09月04日
  • 晴れの日の木馬たち

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    え?これで終わりっていう終わり方だと思ったら、三部作になるそうです。他の方のレビューなどから知ったので、本にも告知してほしかったです。なかなかの大河的作品でした。この巻は主に16歳(明治43年)から28歳までのエピソードとなっています。
    岡山で育った山中すてらは母の愛に恵まれなかった(捨て、という名前にされそうになったくらい)が、信仰熱い父にすてら、と名付けられ、父の愛に包まれて育った。また、幼い頃に母に見捨てられたものの、岡山市で慈善活動を続けているアメリカ人宣教師アリス・ペティ・アダムスにより家族愛にも似た気遣いを受けている。
    すてらはこのように、最悪とも言える環境でいつも光を見出し、作家になりたい、小説を書いて誰かに読んでほしいという目標を見失うことなく真っ直ぐ進んでいく。その力強さと純真さ、そして作家としての才能(彼女が書いたという小説が読めたり、あらすじが紹介されたり、手紙が挿入されている)を感じさせられるお話だった。特に家が貧しく、倉敷の女工となって12歳で働き始めないといけない環境だったり、次々と構造的な貧困による不幸が襲い続けるのだが、負けずにキリリと立つ姿が美しかった。
    実在の人物も多く出てきます。大原孫三郎、児島虎次郎、武者小路実篤、夏目漱石などなど。大原美術館は行った事が無いのですが、この本を読んでからいくとよりいっそう楽しめそうだと思いました。
    中学校くらいから読んでも大丈夫ですが、展開は地味で、ティーンには受けなさそうな印象の本でした。

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    2026年09月04日
  • 永遠をさがしに

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    愛情を伝えるってほんと難しい。そう感じさせられた。音楽や芸術など何かに打ち込むことの魅力を教えてもらった。

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    2026年09月04日
  • 生きるぼくら

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    米作り通して成長していく物語。うまくいきすぎな感もある。
    引きこもり息子に数万置いて10ヶ月ほかっとくのは…と思ったけれどまぁ成人してるし?
    下の世話については、男女のことやおばあちゃんの恥ずかしさもあるかもしれないけど、任せっぱなしはどうなのかしらと気になった。

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    2026年09月03日
  • 楽園のカンヴァス

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    物語の主人公は、岡山の美術館で働く早川織絵と、MoMAのキュレーターであるティム・ブラウン。二人は、伝説的なコレクターから、アンリ・ルソーの幻の名画の真贋鑑定を依頼される。古い一冊の本を手がかりに、絵に隠された真実を追っていく展開に強く引き込まれた。

    絵画の謎だけでなく、ルソーとピカソの関係や、織絵とティムの過去と現在も興味深く描かれている。特に、17年後に二人が再会する場面は印象的で、長い年月を経た二人の思いに温かさを感じた。

    本作は、芸術の知識がなくてもミステリーとして楽しめるだけでなく、ルソーの作品や芸術の魅力にも自然と興味を持たせてくれる作品だった。

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    2026年09月03日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    絵画にまつわる
    小説初めて読んだ。
    1枚の絵や 美術館での記憶から
    人生の再出発が描かれていて
    ほろ苦さや痛みみたいな
    ものも 感じました。
    絵に関する知識がなかった私が
    1枚の出会いをしたくなりました。

    初めて知りましたが
    クリムトの絵は なんだか引き込まれますね

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    2026年09月02日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    私が学生の頃は、デトロイトといえば車で発展している都市と必ず教科書に載っていた。そのデトロイトが知らないうちに破綻危機に陥っていたのを知ったのはいつの頃かなあ。
    そのデトロイトにある美術館の売却危機を救うためのお話。
    マハさんのおかげでまた一つ美術館の歴史やアートについて知ることが出来た。
    マハさんの作品は、この本にしてもフィクションなのに、情景が目に浮かんできて、まるで自分もそこにいるような感覚になるんだよなあ。

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    2026年09月02日
  • すべてが円くなるように

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    真珠が関係した7つの短編集
    やっぱり1番印象に残っているのは始めの「フェルメールとの約束」
    チケットを譲ってもらう場面に感動した。
    人生には思いがけない転換点、予期しないことが起きる
    印象に残った文章
    ⒈なぜ行かなければならないのでしょうか?
    ⒉私は、フェルメールと約束したのです

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    2026年09月02日
  • すべてが円くなるように

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    真珠を身に付けたくなる短編集。
    まんまとやられてるかも。笑
    円くなるってそういうことか!という気づきもあり、
    気持ちや縁が円くつながっていく感じも表現されていると感じた。
    読み終わった後もほんわり気持ちいい。あっという間に読めました。

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    2026年09月02日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    ネタバレ

    女性発の大西洋単独横断飛行を成し遂げ、世界一周飛行の途中で太平洋上で消息を絶ったアメリア・イアハートと、7人の乗組員が世界一周親善飛行をしたニッポン号とを合わせたフィクションというのがおもしろい。
    飛行過程は長すぎてあまり没入できなかった。
    個人的にはエイミーが消息を絶った理由を公にしてほしかったたのと、エイミーがボビー達と再会した話もあればよかったなと思った。

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    2026年09月01日
  • ジヴェルニーの食卓

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    第三者の視点から描かれる画家は、輝きだけではなく、一人の人間としての現実を見た気がした。どの作品も好きだが、「うつくしい墓」が一番好みである。

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    2026年09月01日
  • 独立記念日

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    様々な境遇や立場の人たちが自分にとっての独立を描いた作品。
    解説の「見えない共感で、自分と周囲の人をつないでくれる一冊」という言葉がこの本の魅力を表していると感じた。

    独立というとなんだかとてもすごいことや大きなことのような気がするが、振り返れば、あれは私にとっての独立だったなと振り返れる出来事も転がっていることに気づけた。

    ストーリーとして個人的に特に好きだったのは、缶椿と幸せの青くもない鳥。
    気軽に読めるので、普段読書しない人にもおすすめな1冊だと感じた。

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    2026年09月01日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    俵屋宗達もカラヴァッジョも全然詳しくなかったが、歴史のIF × アートという切り口はとても面白い。
    欲を言えば帰路とその後の苦難についてももう少し描写が欲しかったなぁと思う。

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    2026年08月31日
  • 旅屋おかえり

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    マハさんのお話は 絵画に関する本ばかり 読んでいたから すごく 新鮮でした
    読んだ後 心温まる お話で 良かったです
    他のも 読みたくなりました

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    2026年08月31日
  • さいはての彼女

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    ネタバレ

    旅に出ると、
    いつもの自分から少し離れて、
    見えなかったものが見えてくる。

    仕事も恋も、頑張りすぎていた涼香が
    旅先で出会った凪。

    耳が聴こえないことなんて気にせず、
    人の本質をまっすぐ見つめる、
    明るくて純粋なハーレー女子。

    「今日と明日のナギでした!」というメールも、
    凪の明るく楽しそうな声が
    頭の中で聞こえてくるようで、
    なんだか嬉しい気持ちになったり。

    旅に出たいな!

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    2026年08月30日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ピカソがゲルニカを描いた頃の様子と2001年の同時多発テロ後にMOMAで企画展をする話が交互に進んでいく。
    ピカソがゲルニカを完成させる時にどんなだったかは想像するしかないが、この話を読んでリアルに感じた。面白かった。

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    2026年08月30日
  • 晴れの日の木馬たち

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    一挙に読んでしまいました。これは誰がモデルの本なのか?すてらは誰のモデルなのか?と思いネットで見てもモデルではなく、作者のつくった話と書いてました。
    やっぱり原田マハさんは凄いなと思いました。かなり芸術の話が書いてある本でしたが、少しは抵抗感が薄れてきましたかね?
     もっと原田マハさん御本を読んでみたいなと思いました。

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    2026年08月30日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    旅屋おかえり

    書籍では掲載されなかった
    北海道編を著者エッセイと
    漫画を加え書籍化

    いい話を
    書かせたら
    日本一

    #原田マハ
    #勝田文
    #丘の上の賢人
    #旅屋おかえり
    #集英社

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    2026年08月30日
  • さいはての彼女

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    気持ちがよすぎる短編集

    自分の世界から遠く離れた地の、だだっ広いだけの道をバイクで爆走するなんて、絶対に気持ちいい。
    想像するだけで心が浄化されてるような気がした。



    いつかそういう経験もしてみたいけど、多分しないだろうなぁ…

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    2026年08月29日
  • すべてが円くなるように

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    表紙が真珠の耳飾りの少女なので、それにまつわる話なのかと思っていましたが、全編がそうではなく作品に真珠が登場する短編集となっていました。鳥羽のミキモトにも行きたいなあ。

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    2026年08月29日