原田マハのレビュー一覧

  • たゆたえども沈まず

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    やはり自分はこういうふうな激動の時代を生きた人間が好きだ。
    ゴッホの生き方は賛否の否の方が多い気がする。
    テオに頼りまくって絵も生きてる時にはほぼ売れず、酒浸りで精神疾患を患った。最低やん。
    と、同時に何かを手にする人間は何かを捨てねばならぬのも事実。

    ま、今作はほぼフィクションという事を読み終わった後に知ったのが減点でした。僕のせいやけども。

    パリ出張の時に泊まったホテルがルピック通りということもあり没入の深度は凄まじかった。

    ・380
    そしてー
    箱の中に残された最後の一枚を、テオは取り上げた。なぜだろう、その一枚は特別なものだという予感があった。
    息を止めて、包み紙を広げる。現れたの

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    2026年07月17日
  • エール!(3)

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    原田マハさんの話が好きだったなぁ。そうだよね、そうだよなぁと思わされ。
    あと、伊坂幸太郎さんのもよかった。不思議だけど、現実味がある感じ。森谷明子さんのもよかった。向き不向きを考えるなど。
    あと日明 恩さんのは、どこはかとなくズートピアを思い出しました。
    山本幸久さんのは、展開が読めるなぁと思ったのと、こんなことは起きないだろうな〜と悲観してしまった。
    吉永南央さん、嫌いじゃないはずなんだけど全然しっくり来ず。親近感もわかず。

    原田マハさんの短編の中で今回の話が一番しっくりきたので、星は4。

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    2026年07月17日
  • 晴れの日の木馬たち

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    とても素敵な愛すべき主人公でした。
    自分の意思ではどうにもならない、与えられた人生しか生きることを許されない当時の女性たちも多く描かれていました。
    主人公が輝くほど、彼女たちを思い切なくなりました。

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    2026年07月16日
  • まぐだら屋のマリア

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    ネタバレ

    及川紫紋
    生まれ故郷は東北の盆地の中心にある町。地元の高校を卒業後、調理師専門学校へ行くために東京に出てきた。父は七歳の頃に他界。東京・神楽坂にある「吟遊」という老舗料亭に勤めていた。春晴香の内部告発により吟遊を辞め、死に場所を求めていたところ、まぐだら屋にたどり着く。

    浅川悠太
    紫紋の職場の後輩。北東北地方の寒村の貧しい家庭に生まれ育ち、家計を助けるために中学を卒業後上京、料理屋で見習いを始めた。

    湯田真
    吟遊の料理長。

    早乙女晴香
    吟遊の仲居。紫紋のふたつ下。吟遊が料理の使い回し、賞味期限切れ食材の使用を内部告発した。湯田と付き合ってた。

    宮前登紀子
    吟遊の女将。十三代目吟遊グルー

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    2026年07月16日
  • 妄想美術館

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    絵がカラーで紙が厚めの私好みの本で、それだけでまず好印象でした。

    ヴェチェッリオの「手袋を持つ男」は、とてつもなく格好よく、ウッチェロの「聖母子像」は、聖母の耳の後ろから出る赤い矢印が意味不明でインパクトが強すぎ、モランディの描く無機質なはずの瓶には不思議と温かみが感じられ、それぞれが印象深く脳裏に焼き付きました。

    めくるめく絵画体験でした。

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    2026年07月17日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    久しぶりに本で号泣した。
    終盤、涙が溢れ出てきた。

    棟方志功という1人の人の人生を、1番近くで見つめ支えたチャの視点で追いかけた気持ちになれました。

    去年青森県立美術館で棟方志功を知り、以来この本を気になりつつ、手に取ることがなく1年経過した。
    最近になってたまたま書店で見かけて、今読みたいと思って購入。
    直前に「たゆたえどもしずまず」を読んでいたので、まさかの繋がりがあって驚き。生前報われなかったゴッホが日本でヒーローになっている様を知ることができて、喜びもあった。

    全身全霊で命をかけて版画に向き合った人。家族への愛も強かった。
    エネルギッシュな太陽のような人だった。

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    2026年07月16日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホ展に行く前に読んだ
    初めの100ページくらい自分的に入り込めへんくて読み進まへんかった
    シゲとテオが出会ったくらいからおもしろくなってきて、最終的には泣いた(笑)
    いまゴッホ展が開かれてるのをフィンセントとテオが知ったらどうなるやろう
    生きてるうちに評価されてほしかったなあ

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    2026年07月15日
  • 旅屋おかえり

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    ネタバレ

    楽しかった。
    私も旅行が好きだけど、旅のできない人に代わってレポートするなどという発想は全くなかった。
    人のために旅をする、こういうのもあるんだなあ。

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    2026年07月15日
  • さいはての彼女

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    面白かった。旅の話。短編4つ。

    「凪」という漢字、素敵だなと思った。風を止める。
    サイハテの彼女、読んで涙した。

    どれも芯の強い女が出てくる。
    私もこういう風に一匹狼になっているのだろうか。わからないけど、やっぱり自分ごととしては読めない。

    4つめに凪が出てきて嬉しかった。
    構成もすごい素敵だなあ。

    旅が大好きな私にとってはとっておきの一冊だった。ほっこり。

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    2026年07月15日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    迷った時にやり抜く強さを教えてくれる。
    決めたことをやり切る姿に人はついてくる。
    身近な人への寄り添い方を教えてくれてる。

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    2026年07月14日
  • 永遠をさがしに

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    優しいお話だった。和音も真弓が互いにかけがえのない存在になってく感じが優しくて、心地よかった。
    音楽の世界の過酷さもひしひしと伝わって、苦しさもあった。

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    2026年07月14日
  • ゴッホのあしあと

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    先に読んでいたモネのあしあとは広く浅くといった内容だったが,こちらはゴッホについて深く書かれていて,とてもよかった。
    「たゆたえども沈まず」におけるフィンションとノンフィクションの境目も明らかにされていたのがわたしにとってはありがたかった。

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    2026年07月13日
  • 風のマジム

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    読み終えて、フィクションなのに驚いた!!
    ラムに惚れて、地酒がないなら作ればいいの発想と行動力!
    すごい!!

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    2026年07月12日
  • 風のマジム

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    原田マハさんの小説を読みたくて購入。
    やってみたい!の一心で動ける主人公すごい。突っ走る行動力、尊敬する。
    女性だから、派遣社員だから、とか関係なく採用してくれた会社も素敵。なんだかんだ主人公を支えてくれる周りの人たちも素敵。

    私も酒好きなので、読んでいて楽しかった。
    ラム酒飲んでみたいなー。

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    2026年07月12日
  • 異邦人

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    アートに魅せられた好事家と画家たちの話。京都のうだるような暑さが伝わってきて、行きたい、行きたくないの繰り返しになった。アートに限らず、本作に出てくる伝統的なお祭も、歴史を知る知らないでは見え方がまるで違うし、浅い生き方してるなと反省も。本の登場人物たちって自分ならすぐに言ってしまうようなことを心に溜めて、よく考え熟成して、吐き出すのがとにかくうまい。見習いたい。

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    2026年07月12日
  • 永遠をさがしに

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    有名指揮者の父、チェロ奏者の母を持つ少女の成長物語。
    両親が離婚、母が家を出て、チェロから遠ざかっていた主人公のもとに父の後妻を名乗る女性が現れ、運命が動き始める。
    王道の感動小説です。
    原田マハさんて美術だけでなく音楽にも造詣が深いんですね。尊敬します。

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    2026年07月11日
  • さいはての彼女

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    疲れた時でも読みやすい短編集で、前向きになれるビタミン小説だった。
    バイクに乗って遠くへ走りに行った時の気持ちよさはとてもわかる。バイクには他に例えられない楽しさがある。ナギは1,000ccのハーレー乗りで、自分でバイクのメンテが出来るし、ひとりでもどこまでも行ける人。私とは正反対のライダーで尊敬してしまう。そして、障害を乗り越え出会った人を明るくする力を持っている。本当にかっこいい。頑張り過ぎちゃって失敗しても何回転んでも、ちょっと休んでまた頑張ろうって思えたらいいじゃん。

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    2026年07月12日
  • お帰り キネマの神様

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    原田マハ「キネマの神様」を山田洋次監督が映画にして脚本を大幅に変更し、その映画を元に原田マハがまた小説にした本作品。映画は観てないが、設定がかなりしっかりくるのと、あくまでも主人公目線の娘の背景をさらっとさせて、お父さんの若い頃と今という対比が明確になることによりキャラがより立体的に濃く見えるようになった。あとがきで山田洋次監督が絶賛しているものの、映画の脚本がかなりあっぱれなように見えてならない。さすがヒットメーカーを産み出す才能を見た気がした。

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    2026年07月10日
  • キネマの神様

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    映画好きのギャンブル狂の父親をもつ、娘の視点で話しが進みます。
    娘も、父親の影響でいつのまにか映画に拘りを持つようになり、仕事でも出世していたが、周りから反感をかって自主退職をしてしまう所から話しが進んでいきます。
    映画好きの父親が中心となり、映画好きの職場仲間と、家族を巻き込みながら、展開していく話しは、なかなか興味深く読み進められます。
    それと、ちょうど映画をよく観ていた頃の名作が出て来てくれたので、非常に懐かしく思いながら読み進めることができました。

    もう少し感動したかったなぁ、という気持ちが残ってしまったので☆4つ

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    2026年07月10日
  • 晴れの日の木馬たち

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    病に倒れた父を支えるために少女すてらは倉敷紡績で働き始める。周りの人々の良き出会いにより東京で作家になりいずれパリにも行く事になる。フィクションなのに実写のように、ゴッホ、モネ、マティスら有名な画家や作家の夏目漱石、武者小路実篤らが登場する。著名な画家や作家が普通に現われるだけでワクワクした。極めつけは、大原美術館の創始者 大原孫三郎が関わっていた事。これもフィクションか。
    とても面白い物語だった。

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    2026年07月09日