原田マハのレビュー一覧
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離婚、いじめ、介護と重いテーマを扱っているけど、文体は軽やかでユーモアを挟みながら話が展開されるので、重い気持ちにならず読み進めることができる。
引きこもりだった主人公が米作りを通して大きく成長していく過程は心が温かくなるし、米作りの様子がとても丁寧に描かれており興味も湧いた。
自分の祖母も認知症だったので、少し重なった。
《いろいろ、ショックなのはわかる。わかるけど、うつむくのはいま、この瞬間で終わりにしなさい。まず、とにかく顔をあげなさい》
《自然に備わっている生き物としての本能、その力を信じること。すなわち、生きる力、生きることをやめない力を信じること。》
《自分の力を信じて、とこと -
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ゴッホとゴーギャンの関係や事実は本人たちにしかわからないが、こうだったかもしれないという物語の一つ。
ゴーギャンはゴッホにとって、先輩として羨みながらも高みあえる存在と捉えていた。
今作を通しゴッホの画家として全身全霊を注いで生きた様子・支える家族の存在や、その作品を近くで見ていたゴーギャンは、恐怖・妬ましさを感じていたかもしれないっていうところは新たな視点だった。
ゴッホは作品が売れず、精神的にも不安定で不遇のうちに生涯をとじたように感じていたが、実際は好きなように生き、誰にも指図されず絵画に没頭し、幸せだったのではないか。史実は不明だが、そうだったらいいな。 -
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戦争が始まりそうな緊迫した時代に、日本人が日本の飛行機を使って世界一周をしたことを知りませんでした。そして勇敢な女性パイロットがいたことも。この本に出会えて、そんな大切な歴史を知ることが出来て良かったです。
膨大な資料や、乗組員の家族たち、パイロットなどの飛行機やニッポンを知り尽くしたプロフェッショナル達から助言を貰いながらこの小説を完成させたと、あとがきにありました。当時の情景を想像できるし、登場人物たちの人柄も伝わってくる素敵な文章に、やっぱり原田マハさんはすごいと思いました。しかも当時はデビューしたてだったというのが驚きです。
特にヤマジュンと機長が好きでした。恋愛もどきどきしてしま -
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原田マハさんの初期の長編の文庫新装版。スケールの大きな話なのだが女性パイロットに焦点を当ててうまくまとめている。毎日新聞から「ラブを入れて」と言われて引き当てたお題によく応えている。これが新人小説家の作品であればその後の成功間違いなしと太鼓判を押されたことだろう。山田さんの扱いが涙涙で情けない男に描いてこれは甘いかなという点はあった。それにしても空はつながっている、地球は空を通じてどこへも渡れる。そしてどこからでも侵入できるという怖い時代に入ってしまった。史実ではあの大戦の中でパイロット一人が戦死し、他の7人は生き残って戦後の日本を作ったことが今からを展望する望みだと思った。
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「アルフレード!!」
ニューシネマパラダイスの話が上がるたびにサルヴァトーレの「アルフレード!」というセリフが頭に浮かぶ。ニューシネマパラダイス見てて本当に良かった。確かに前観た時、エンディングのキスシーンで周りから啜り泣きの音が聞こえてきた。
作者の映画に対する深い愛情が無ければ書けない文章だった。原田マハさん映画も好きだったんだ。映画を映画館で観たくなる、そんな作品。ニューシネマパラダイスもう一回見たいし、「フィールドオブドリームス」、「硫黄島からの手紙」観てからもう一度読みたい。今日アマプラで見ようかな。名画座が家の近くにあったらな…
本筋、表現は文句なしの傑作なのに、歩が「映友」に抜擢