原田マハのレビュー一覧

  • ジヴェルニーの食卓

    Posted by ブクログ

    アートフィクションというジャンルらしい。
    穏やかで、各章読み終えるとじんわり目を閉じて浸りたくなるような温かい気持ちになる。
    モネ、マティス、セザンヌ、ドガそれぞれの短編エピソード集で、
    傍で支えた女性目線。

    最後の『ジヴェルニーの食卓』に出てくるガトー・ヴェール・ヴェールというケーキを食べてみたい。

    "ガトー・ヴェール・ヴェールは緑色のケーキで、モネの大好物だ。新緑に包まれた庭のイメージをそっくり映したようなうつくしいお菓子で鮮やかな緑色はピスタチオの実で色づけをする。"

    想像するだけでうっとりする新緑のケーキ、、!

    それぞれの作品をみにすぐ美術館に行きたくなった

    0
    2026年02月22日
  • あなたは、誰かの大切な人

    Posted by ブクログ

    言葉は足りないし、理解もたぶん完璧じゃない。

    それでも、そのぎこちない距離の“間”に、ちゃんとかけがえのないものがある。

    0
    2026年02月22日
  • キネマの神様

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美しい表現の文章と多重債務者の父というコントラストが面白い入りだなーと思いながら読んでいくと、ほっこりくすっと笑えるストーリーでかなり良かった。
    最後は泣けました。

    0
    2026年02月25日
  • まぐだら屋のマリア

    Posted by ブクログ

    人生につまづいたり、うまくいかずに絶望した時、どのように生きるのか。
    何かを信じる、何かにすがることができる、つまり信仰があれば、生きがいをもって日々を続けることができていずれ道が開けるのかもしれない。家族、恋人、友人、客、つながりをどこに作れているか。意識して生きていきたい

    0
    2026年02月21日
  • 太陽の棘

    Posted by ブクログ

    終戦後の沖縄のことが分かる物語でした。
    歴史知らなすぎて、沖縄が終戦後にアメリカの領土になってたことすら知らなかった。今の素敵な沖縄に戻るまでにどれだけ大変だったんだろうと、考えさせられました。

    そんな中で、沖縄の人達とアメリカ人兵士たちとの素敵な交流があったんですね。絵という芸術を通して、繋がる絆が深くて尊かった。でもそこにはアメリカ人には理解出来ない、戦争を経験した日本人ならではの苦悩も垣間見れて…主人公が分からないながらも、きちんと理解しようとしてた姿が印象的でした。

    戦争を経験したアメリカ兵の中には、PTSDに苦しむ人達もいて。酒に溺れたり、自暴自棄になったり。ほんと戦争って何なん

    0
    2026年02月21日
  • 翔ぶ少女

    Posted by ブクログ

    阪神淡路大震災の日に出会ったゼロ先生と3人の兄妹。震災で両親を亡くした兄妹はゼロ先生の養子になり、復興の中心理的な傷を抱えながら成長していく。逸騎、丹華、燦空はゼロ先生、仮設住宅や商店街の人たち、由衣、妙子たちに支えられて、逸騎と丹華はやりたいことも見つけ、目標に向かってすすむようになる。
    ゼロ先生に起きたことをきっかけにおきるファンタジー的なところはちょっとひっかからないでもないが、震災で大事な人を亡くしながらも、その経験と折り合いをつけながらも乗り越えていくのはよかった。

    0
    2026年02月21日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

    Posted by ブクログ

    他の方も感想として書かれているようにちょうど日本で女性初めての総理大臣として高市総理が誕生することを予言していたかのような一冊でとても面白かった。
    総理になったことに限らず日本の女性が政治に携わることへの困難や苦労が描写されていて、高市さんもこれまでこのような感情を持ったことが数えきれないほどあったのだろうな〜と改めて思った。
    また、これからの高市総理の政権がより楽しみになった。

    0
    2026年02月20日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

    この小説を読んでから、大ゴッホ展に行きたかった。
    感じ方がまた変わったかも。
    完全な実話ではないとはいえ、良かった!

    0
    2026年02月21日
  • モネのあしあと

    Posted by ブクログ

    原田マハさんがアートの世界に入ったきっかけや、モネの生涯をギュッとまとめた本で、よりモネのことを好きになる本だった。モネの絵を見に行く度に読みたいと思ったし、フランスへ行ってモネの見た景色を見てみたいという夢ができた。

    0
    2026年02月20日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

    どれほど失望させられても、その才能を信じて死ぬまで兄に寄り添う、弟テオの甲斐性にただただ感銘を受けた。私は同居している妹が家事をやらないことすら腹が立つのに。

    ファンゴッホ兄弟がここまで躁鬱に翻弄されてきたとは知らなかった。芸術家の繊細さとはすごい。

    歴史の教科書では、ゴッホは浮世絵好きだったのか程度の感覚だったが、こうもリアルなシーンを垣間見ると、どれほどの憧憬かつ差別の対象としてジャポニズムが発生してきたか感覚がわかり面白かった。

    0
    2026年02月20日
  • さいはての彼女

    Posted by ブクログ

    仕事と失恋に疲れた若手女性社長が、沖縄のつもりが誤って北海道の女満別に降り立ち、現地での出会いと旅を通じて心と人生を再生していく物語。厳しい環境で自分を見つめ直し、再び前を向いて歩み出す女性を描いた爽快な短編集です。

    ----------------------------
    マハさんの「風のマジム」と似た読後感。
    読後に爽やかな風が吹き抜けるような感覚。爽快感。
    どの章も何か自分のリアルで問題が起きる(喪失感 もやもや感など)
    旅に出ることによる出会いや自然の中で、クリアになり明日への活力を得るようなお話。短編だけど良かった。マハさんのこういう爽やかさ好きだなぁ。

    -----------

    0
    2026年02月19日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    新婚旅行でスペインのマドリードを訪れた際、"ピカソの有名な絵があるらしい"と、ソフィア王妃芸術センターを訪れました。ゲルニカの絵の前にはツアー団体客など、人だかりが凄かったです。私たち夫婦はアートのことなどほとんど知らず、ふうんと見て、ゲルニカの写真を撮りました。

    帰国して次に何を読もうかな?と本屋を眺めていたら、表紙にあの時に見た絵だ!と即購入。
    早くも読みながら、新婚旅行で本物を見る前にこの本を読めばよかったと後悔しました、、。同時に、なんで貴重な経験をしたんだとも実感しました。

    時代を追いながら、ゲルニカを見つめていきましたが、このひとつの作品にはたくさんの背景が

    0
    2026年02月20日
  • さいはての彼女

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女性たちが新たな一歩を踏み出す短編集。
    旅先で都会の喧騒にないものとの出会い、そこでの時間や語らいを通して気付くもの、大切なもの。
    『ナギのメールには、いつも「今日」と「明日」がある。「きのう」は、ない。』
    『自分で勝手に引いた線を越えろ。』
    力強く前向きな女性たち、言葉たちに勇気をもらえました。

    0
    2026年02月18日
  • 風のマジム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    さいりちゃんのラジオで、映画化された作品の主役をしていたと知って手に取ってみた。
    マジムは28歳、契約社員で現状に今一満足感が得られていない様子。
    30歳の私と年も近いので気持ちも近くで一気に読んだ。
    舞台となる南大東島は沖縄本島からフェリーだと13時間はかかる、サンゴ礁と火山でできた絶海の島。
    サトウキビと風の情景が何度も読んでる時に想像だけど思い浮かんでワクワクしながら読んだ。

    マジムが夢を見つけたことや、会社などの人間関係の細かな描写、家族やいい仕事仲間に囲まれている様子が丁度よいボリュームでよかった。

    お酒はすぐに酔ってしまう私だけど、コルコルはぜひ飲んでみたいと思います。

    0
    2026年02月18日
  • 晴れの日の木馬たち

    Posted by ブクログ

    主人公の真っ直ぐさに心が震える物語。環境や立場に何ひとつ言い訳せず、自分の想いと向き合い続ける姿勢は力強く美しかった。もっとたくさん小説を読みたくなったし、芸術に触れたいと思った。

    0
    2026年02月17日
  • まぐだら屋のマリア

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    様々な事情を抱えた人が流れ付くように集まる町、尽果。
    そこに、ある事件をきっかけにたどり着いた、主人公・紫紋の視点で描かれていた。

    尽果で料理店を営むマリアと呼ばれる女性。
    その彼女もまた、ある過去を持っていて、その過去については終盤まで触れられることなくストーリーが進んでいくので、紫紋と同じタイミングで衝撃を受けることになり、より入り込んで読むことができた。

    基本的には穏やかに、あったかい気持ちになるストーリーがベースなだけに、登場人物たちの罪について描かれる部分とのコントラストがよけいに引き立っていた。
    出てくる人がみんないい人なだけに、絶望的な状況から救われていく流れでよかった、報わ

    0
    2026年02月17日
  • 異邦人

    Posted by ブクログ

    照山により自由を奪われた樹を助けようとする菜穂。のちに2人の運命を変えるような事実に辿り着いてしまう。マハ先生には珍しく、ダークな感じでした。

    0
    2026年02月16日
  • 生きるぼくら

    Posted by ブクログ

    本日はお日柄もよく』を読んで、原田マハさんの他の作品が気になり、この本を手に取った。

    学生時代のいじめが原因で、長い間引きこもりとして生きてきた主人公の人生。そこからどのように変わっていくのか、引きこもりをどうやって抜け出していくのかが気になり、楽しみながらページをめくった。

    父親の実家を訪れ、そこでさまざまな大人たちと出会い、少しずつ生きている世界の視野が広がっていく様子を読んで、なんだか嬉しい気持ちになった。
    米作りや介護の仕事を両立しながら、ゆっくりと成長していく姿は、心に強く響くものがあった。

    きっと人生は、おばあちゃんやそこでの出会いがなくても、どうにかできたのだと思う。なぜな

    0
    2026年02月15日
  • リーチ先生

    Posted by ブクログ

    バーナード・リーチの生涯を沖亀之助の視点から描いたストーリー。2週間かかった。
    白樺派、アーツアンドクラフツ運動、栁宗悦、浜田庄司、富本憲吉など、芸術家がたくさん出てくる史実に基づいた話で勉強になった。
    カメちゃんの、リーチへの尊敬から来る追随と陶芸家としての自分の大成の間で揺れている感じの表現が素敵。
    シンシアへの愛、火事の後の辞めるという決意の辺り、思いとそれの表現が相反する切なさがあって泣く。

    0
    2026年02月15日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

     連絡手段として電報と手紙、移動手段として馬車と船、といった時代に生きた人のお話。ゴッホ兄弟の実話を交えたフィクション。
     これまでの常識的な絵の路線から大きく外れた様式である、ゴッホの絵。
     それを評価する人たち。
     ひとの評価があって、それで初めて「なんかいいかも?」と流されてしまう私たち。
     いいと思ったもの、好きなものはいいんです。
     自分に自信をもちましょう!
     私も音楽の好みは人と全然違うかもしれないです。
     でも全然かまわないです。すきならいいでしょう?
     と改めておもったのでした。

     よい一日をお過ごしください。

    0
    2026年02月15日