原田マハのレビュー一覧

  • リーチ先生

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    歴史上の偉人を交えたエンターテイメント。マハ先生、流石です。美しい師弟関係、なかまの存在、読後爽快!

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    2023年07月25日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    最高でした すんんんんごい良かった。ふと周りを見渡せばありそうな物語だけど、美しさと愛しさに満ちた日々が軽やかに描かれていてアートとの交流も心温まる。最終章は心が震えてページを捲る手がもどかしかった。これから全ての作品を追います。

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    2025年12月05日
  • 恋愛仮免中

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    プロポーズ待ちの彼女の悩み、長年連れ添った夫婦の行く末、中学生女子の甘酸っぱい初恋など、それぞれ異なるカットでちょっぴり切なくも朗らかに恋模様が描かれる。

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    2023年07月15日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    現代パートは、京都国立博物館の学芸員で俵屋宗達の研究者である若い女性。彼女を訪ねてきたマカオ博物館学芸員の誘いに応じて、マカオへ。
    最近持ち込まれた16世紀から17世紀の絵画「ユピテル、アイオロス」を通じて舞台は織田信長の時代に遡る。

    天正遣欧少年使節団に14歳の俵屋宗達がいるなんて!マハさんのすごいイマジネーション!

    狩野派のボスである狩野永徳とまだ少年の俵屋宗達が、時の権力者織田信長の命により、洛中洛外図屏風を共作(メインが永徳、そのサポート役として宗達)するシーンが良かった。
    画面を追い、筆を走らせる。
    洛中洛外図というテーマに
    「鳥の目で見渡し、虫の目で凝視しなければならないのだ」

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    2023年07月05日
  • 太陽の棘

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    良かったです。実話ベースと書かれてて、表紙のの肖像画もストーリーに関わってくるだろうなと思ってワクワクしながら読み始めました。表紙の肖像画が登場してからこれがそうかと、本を手に取るたびに少し感慨深くなりながら最後まで読み終えました。戦後の辛い景色の中でキラキラ輝く芸術家たちの生き様がとても素敵でした。

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    2023年07月03日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    原田マハさんが好きで、手に取った一冊。
    私も犬を飼っているので、すごく感情移入して最後まで一気読みしてしまった。
    ただ一途に愛し続けること、ずっとその気持ちを抱きつつ、生きることは、実に難しく、だからこそ尊い。
    愛し愛されるそんな関係になれる存在に出会い、最期まで一緒にいられたら本当に幸せなことだと思った。

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    2023年06月29日
  • 本日は、お日柄もよく

    SY

    ネタバレ 購入済み

    想像通りなのに想像以上に美しい

    友人から、結婚式のスピーチの話だよ、と言われて読み始めたが、家族、恋愛、友情、キャリア、全部が描かれた美しいお話だった。スピーチで始まりスピーチで終わる構成も美しく、一気に読んでしまった。
    当時の政権の話がかなりリアルに描かれていることと、作者の政治思想がちょっと強め?なのでそこは注意。かも。

    #アツい #泣ける #感動する

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    2023年06月08日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    「藝術新潮」連載時に3分の2ほどは読んでいたので、斜め読み。いつものアート愛に満ちたマハさんは対談でも、それが滲み出ており、それを感じるだけでも読む価値ある。

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    2023年05月06日
  • 妄想美術館

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    アート系作家と漫画家の対談。

    面白いです。

    良く知られている事ですが、二人とも、いまの職業に至るまでの経緯が、なかなか興味深いんですよねぇ。人生を楽しんでいるというか、謳歌している感じです。

    本書のタイトルが『妄想美術館』という事で、最後の方に、それぞれの妄想を活かした美術館構想も描かれていますが、主には、二人のアートに関する思いとか、見方とかの内容です。

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    2023年05月03日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    私の地元には、磯崎新さんの設計した美術館があり、ゴッホやモネ、ドガを展示している美術館がある。
    そんな恵まれた環境にいながら、どちらの美術館にも年に一度くらいしか足を運ばない。
    そのくせ、本書を読みながら「磯崎新」や「ゴッホ」「モネ」を検索して触れた気になっている。
    なんてもったいないことをしているのか。
    行こう、明日行こう!

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    2023年04月30日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    マハさんがインタビューするアートの達人たちの言葉はどれも心に響くものだった。
    自分の知らない達人も沢山いた。形や対象は違えど、それぞれの方のアートに対する思い、情熱、夢を諦めない事が成し得たものがあって、当たり前だけど全てが小説ではなく事実であることの説得力は絶大。
    マハさんの達人への質問もその魅力を引き出す力があり、敬愛の念が溢れてる。
    目からウロコな事がいっぱいで、とても感動出来る一冊でした。

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    2023年04月14日
  • 翔ぶ少女

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    身を切るような悲しみで始まって、救いがあって、それでも大きな切なさと一緒に成長していく三兄弟たち。色んな種類の涙を流しました。本当に良い本でした。

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    2023年04月06日
  • リーチ先生

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    数ヶ月かけて読み終えた。リーチ先生や周囲の人々の優しさや熱さに感動。陶芸の道をひたすらまっすぐと進み、自分だけの作品を作りたいと願う人々のなんと眩しいことか。フィクションでありながら、同時代に日本で活躍し、今に至るまでその名を残す柳宗悦や高村光太郎の姿にも強く惹きつけられた。

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    2023年04月01日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    ネタバレ

    村上たかしさんのコミック"星守る犬"を、原田マハさんが小説化した、犬と人間の絆の物語。犬好きにはたまらない。

    野原で死後1年の白骨化した男の死体とそれに寄り添う死後3ヶ月の犬の死体。ハッピーと名付けられた犬の目線で、その経緯が描かれている。
    常に穏やかで優しいおとうさんだが、妻と娘には、失業し、持病のあるおとうさんとは一緒にいられないと出ていかれ、旅の途中で助けた身寄りのない子供に財布を盗まれるなど、人との関係においては理不尽な目にあってしまう。一方で、ハッピーとは深い信頼と愛情での結び付きが感じられ、途中から涙が止まらなかった。

    さらに、この死体を荼毘に伏す役を担うこ

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    2023年03月25日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    生きることって命懸けやし
    踏ん張りながら、全神経を張り巡らせて
    苦しみ悩んで生きていくことって
    おかしいことじゃないよな

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    2025年05月01日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    今でも明らかになっていない、500年前の過去の話をよくこうもありありと物語としてかけるなとまず感じ、読み手としてはこうだったらいいな、こうなのかなとかではなく本当にそこにあった事実かのように引き込まれました。
    歴史が大の苦手で、織田信長の名前は知っているものの何をした人なのかどの時代に生きた人なのか恥ずかしながら知らないわたしでも何の問題もなく楽しめた。
    そして、こうやって思わぬ形で歴史と触れ合えた今、もう少しこの時代について知りたい、その後日本はどうなったのかと気になり他の歴史作品にも興味が出てきた。

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    2024年06月08日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    歴史全くわからないけど読める!
    歴史を知りたくなったし、今のわたしがいるのもこの方達がいた後の道なんだなと思って面白かった。
    昔の実際にあった話を現代の物語に取り入れてしまうという本に出会ったことがなく面白かった。

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    2023年03月01日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    俵屋宗達のことをほとんど知らなかったけど、人となりを知った気になってしまった

    海外渡航のハードルが低くなった今の世界に暮らしてる私は、織田信長の時代の人々にとって海外がどれほど謎の存在であったか、全く想像できない

    見たことのない景色を山ほど見られる楽しみよりも、生きて帰れないかもしれない不安の方がずっと大きい中で派遣された使節の少年たちがいかに勇敢であったかということを、この本を読んで初めて気付かされた

    歴史は面白いし、アートも面白い
    原田マハさんの本を読むと、下手すると絵を見ている時よりもアートに親しみを感じることができるのがすごい
    宗達に会ってみたい、絵を描いてる所を近くで見てみたい

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    2023年02月13日
  • 異邦人

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    マハさんの知識量の多さに、また感心させられた。題材が京都というところが興味深く面白かった。
    読み始めた時、あれ?男性が主人公か、珍しいのでは?と思ったけれど、すぐに男女両方の語りで物語が展開するようになり、結局最後も男性で締めたけれど女性の物語として終わった感じだった。
    もう少し先まで知りたいけれど、これはこれで想像が膨らんで良かったのかも知れない。
    長いけど最後まで読ませるマハさんの文章の魅力は本当に凄いな。

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    2023年01月29日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    こんなにいい本、あるぅ?(惣流アスカの声で脳内再生が勝手に行われた)
    めちゃくちゃいい。
    ある白骨死体と、一緒に犬の白骨も発見された。それを巡る物語。
    犬(などのペット)を飼うはじめの時、少年少女は目を輝かせ、夢中になるけれど、彼らは大きくなる過程で必ず興味を失う。
    犬はどこまでも一途に彼らに寄り添う。
    終わりが圧巻で、さすが原田マハだなぁと思った、いつもこの人の本は最後に感動させられる。言葉選びもセンス良くてずば抜けてるなぁと、感動しながら読んでました。こんなに簡単な言葉で面白く書けるのって素晴らしい実力だと思います。

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    2023年01月25日