原田マハのレビュー一覧

  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    ヘレン・ケラーの話を津軽を舞台にしてオリジナルの小説にされた、その発想が凄いと思いました。緊迫感が伝わってくるマハさんならではの文章・ストーリーに引き込まれました。とてもよかったです。

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    2025年02月09日
  • サロメ

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    ビアズリーの絵は、見た時からなんとなく好きで、古本屋で画集をふと買ったのをきっかけにこの本を読み始めました。

    オーブリー・ビアズリーとオスカー・ワイルドだけでなく、その他関わる人物の醜さが、人間の美しさをあまりにも引き立てていました。
    作品とその歴史、共に忘れることが出来なくなりました。

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    2025年01月27日
  • モダン

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    ネタバレ

    MoMAという美術館を根幹にした短編集。ゲルニカの成り立ちは知っていたけれど、それがMoMAに保護されていたというお話を初めて知った。最初にある福島の話は色々思うことがありすぎて複雑だった。あの頃はすべての娯楽が停止してしまっていたなあ、と思い出した。今でも被災して大変な地域もあるし、そこの施設はもっと苦労しているだろう。そんな美術館の裏側も読み取れて面白かった。全体的に短いので、さらっと読みたい人におすすめしたい。

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    2025年01月26日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    2025(R7)1.15-1.22

    『旅屋おかえり』の続編?中編?と言った物語、「おかえり」さんが上京することになったエピソード漫画、原田マハさんのエッセイの3本立て。

    とてもライトで読みやすい。

    特に前半の「おかえり」さんの旅屋物語が、切なくて温かい。

    おかえりさんの旅の続きが知りたい。

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    2025年01月24日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    読み上げた(読み終えた)…!そんな達成感がある。民俗学や土着の文化や信仰に少し興味のある私としては明治時代の津軽という舞台はとてもよかった。何度も出てくる“三重苦”という言葉。見えず・聞こえず・話せず、身内からも“けものの子”と呼ばれていた少女が、どのように言葉を習得していくのか?その概念をどう体得していくのか?とても興味深く読み進めていった。
    ヘレンケラーの伝記は小学生の頃に読んだ。児童向けの漫画シリーズだったと思うが、サリバン先生が自らの口を触らせて発声を教えるシーンが印象的だったのを覚えている。
    一対一で本気で向き合うということ、生半可ではないその覚悟は伝わるのだなと。幼少期に数ヶ月生活

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    2025年01月20日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    チエ目線 原田マハさんの美術作品が好きです。リボルバー、たゆたえども沈まず、どちらもゴッホを取り上げている作品ですが、面白く読ませてもらいました。

    私はゴッホとエゴンシーレが好きで、美術展にも足を運んだことがあります。小学生の時に、俺はゴッホになると壁に絵を描いた事もあります。今考えると棟方志功の影響もあったのだと思います。

    この作品は妻のチエ目線で描かれている作品で、それが返って棟方志功を間近に見ている感覚にしてくれました。真っ直ぐな人間で、芸術に版画に、そして人に愛情や熱量が伝わったのだなと思いました。

    私も少し棟方志功とは縁があり、疎開先の富山県福光の鯉雨画斎の移設のテレビ取材に、

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    2025年12月03日
  • リーチ先生

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    本書を読むと陶芸をしてみたくなる。
    明治時代に日本の美術に興味を持ちイギリスから訪れたバーナード・リーチ氏は実在の芸術家だ。英国人として(外国人として?)初めて本格的に日本の陶芸を学び、母国でも陶芸および日用品の美しさを広めるために尽力した。彼が日本で交流し刺激を受けていたのは、武者小路実篤とか高村光太郎などそうそうたる白樺派の文豪たちであり、芸術家たちであった。
    何十年もリーチの助手として共に成長した亀之助が主人公である。著名な陶芸家となったリーチ氏が晩年に九州の窯元を訪れたときに亀之助の息子と出会うことから話が始まる。
    原田マハさんはあのペースで出版しながら、一つ一つの著書に克明なリサーチ

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    2025年01月17日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    「アート小説家」となるべくしてなった原点を垣間見た気がする。

    各地の美術館へ出かけて絵画を鑑賞する事を、
    「友達に会いに行く」とおっしゃるマハさん。
    この対談は友達の育ての親、保護者に会いに行っているよう。

    そして、絵画にとどまらず、音楽や建築、文学や重要文化財、映画などなど・・・なんて幅広い!
    内容も、子供の頃の話から、夢の話や、子供たちに希望が持てるような話がたくさんあった。
    六花亭やフジコヘミング、安藤忠雄、谷川俊太郎など、特に興味深かった。
    尊敬する稲盛和夫さんが寄付した話は、さすがだった。

    マハの由来も知れたし、益々の活躍を期待したい!!

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    2025年01月14日
  • アノニム

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    登場人物多くて分かんねえなあ、が序盤。
    相関図や作品におけるゴールが提示される中盤。
    そしてハラハラを超えた先にあるカタルシスが終盤。

    平凡な高校生の張英才と、世界を股にかける窃盗団であるアノニムとの世界が交わることで見えてくる結末。

    ラストシーンは、ここ最近で一番くらった。
    めちゃ面白かった。

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    2025年01月11日
  • モネのあしあと

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    絵の没入感や光や草花の描写の方法など、これまで言葉にならなかったモネの良さが腑に落ちた。

    セーヌ川、ジヴェルニー、モネ家の庭・ダイニングテーブル、モネの暮らしや見ていたものがグッと近くに感じられた。いつか本物を見たい。

    そして、友だちを訪ねる気持ちでアートに会いに出かける。ああ、幸せだなあと、しみじみ思える。

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    2025年01月11日
  • モネのあしあと

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    どうして人はモネの絵に惹かれるのか…
    筆者が辿るモネのあしあと。
    私はアートにはもちろん詳しくない。
    画法とかそんなの全然わからない。
    それでも惹かれる理由
    読みながらなるほどと納得。

    旅の楽しみ方やチケットの買い方まで
    具体的に載せてくれてるので
    もしこれから先フランスに行けたら
    絶対この本を持って私も
    モネのあしあとを辿りたい。

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    2025年01月09日
  • 異邦人

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    さすが原田マハさん。
    文章使いが上手いからやはり引き込まれる。
    章立ても良いところと特長。

    このストーリー菜穂に振り回されました。
    樹とあったその日から、やはりという感じはしましたが、面白かった。

    個人的には、京都の描写もすごくおもしろく読みすすめられた。

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    2025年01月06日
  • 楽園のカンヴァス

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    ネタバレ

    表紙であり、この物語最大のキーとなるアンリ・ルソー作「夢」への私の第一印象は「不気味」の一言でした。
    印象派の鮮やかであり、淡くもある、この世の煌めきをキャンバスに収めたような絵が好きな私にとって、「何もない、誰もいない場所を指差す裸体の女性」「輝く太陽、雲ひとつない青空とは対称に薄暗いジャングル」そして、ジャングルの奥に潜む様々な動物と共に身を潜める「辛うじて人間と分かる真っ黒な人物」全てが不気味に感じました。

    物語を読み進めると、ルソーの名作「夢」に酷似した絵「夢をみた」が存在すること、そしてその真贋を鑑定する中で明かされる様々な新事実、その中には「夢をみた」もしくは「夢」の下にはピカ

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    2026年01月20日
  • リーチ先生

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    2025年1番最初に読んだ作品。
    何か新しいことを始めたい時に読むべき一冊。

    出てくる登場人物全員が一生懸命に生きており、温かい。「芸術」「陶芸」に真っ直ぐに向き合う姿がとても好い。

    毎日の生活はそれなりに幸せで充実してる、でも何か足りない。何かを始めたい。
    そんな時にこの作品から、前向きなエネルギーをもらえたような気がする。

    一年のはじめに読んだ本がこの作品で本当に良かった。亀之助やリーチ先生のように自分自身の生き方を見つけて、一生懸命に日々を過ごしていきたい。


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    2025年01月05日
  • リーチ先生

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    民藝に興味があり普段使いの工芸品を作る人達のお話だと言うことで、大作でしたが読んでみました。原田マハさんの作品の中で芸術家主人公の作品に初チャレンジ。戦前戦後の今とは比べ物にならないくらい移動や連絡の手段がなかった頃に、異郷の地で陶芸に目覚めた突き進むバーナードリーチと彼を支えた亀之助達の日々が細かく、生き生きと描かれていて、好きな事につき進むエネルギーを感じました。何もせずに日々を過ごしがちですが、良い刺激を与え手貰いました。

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    2025年01月01日
  • ロマンシエ

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    アートとラブと友情の物語。
    主人公は身体は男、心は乙女の美大生。
    主人公の恋、進路、夢、希望、愛等々が
    魅力的に描かれています。
    登場人物は皆個性的で魅力的!
    舞台となるフランスもアートも魅力的に描かれておりとても引き込まれます。
    初めから終わりまで素敵な話でした。

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    2025年01月01日
  • フーテンのマハ

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    原田マハさんの本…大好きですね。
    短編で色んなところへ行った旅行の話で、読みやすくて面白いなと思って半分くらい読みました。
    この本はアートのことはないかと思いきや暗幕のゲルニカやたたゆたえども沈まずとかの話もあって、そこから一気に読む速度上がりました。
    原田マハさんの本は芸術・アートを知らない私にも読みやすくて、アート入門レベルの私にはとても面白いです。
    原田さんの本を一通り読破しようと思いました!!

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    2024年12月30日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    上巻に続いて、何度も何度も胸が熱くなった。
    今は何が真実かは分からないけれども、こんな素敵なストーリーが隠されてるのではないかと思いながら、作品巡りをしたらワクワクが止まらない気がする…!

    俵屋宗達の絵にかける想いと、それを尊重する周りの仲間たちとの関係がとっても素敵だった。
    情熱があるってやっぱり周りに伝播していくのだなあと思う。バチカンの最後の審判を見た時、そういう作品があるって分かっていても感動したのに、西洋の情報がまだ正しく入ってきていない時代に見た最後の審判は言葉にできない感情になったんだろうな。

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    2024年12月26日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    「モネ展」に行く予定があったので、モネという人に触れてから行きたいと思い手に取りました。

    小説なので全てがそのままではないのだろうけれど、とても家族想いの優しい方だろうことが知れて引っ越しの話を家族でする辺りはもう泣いてしまいました。

    マティスやドガ、セザンヌやモネが主人公なのではなく、その周りの人が画家の人となりや出来事を話す形式のお話は、何だかよりリアルに感じられました。歴史上の人物みたいだけれど、本当に存在したんだ、ということがとても不思議な心地です。

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    2024年12月22日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    とてもよかった。ヨーロッパで色んな勉強をする宗達と使節の子たち。後の名画家との出会い。素晴らしい物語でした。

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    2024年12月20日