原田マハのレビュー一覧

  • まぐだら屋のマリア

    Posted by ブクログ

    色んな事情を抱えた人たちが、優しく生きて、最後は自分の場所に帰っていく。そういうありふれたほっこり話かと思いきや、こんなに泣かされるなんて。みんな自分の帰る場所が見つかるといいな。自分の場所で、大切な人たちと、毎日を大切に生きていこうと思った。

    0
    2025年08月24日
  • アノニム

    Posted by ブクログ

    2025.8.21
    ジャクソン・ポロックという画家もそのペインティング手法もこの本で初めて知った。美術館に行っても「抽象画の良さってさっぱりわかんないなー」と思っていたけど、こんな背景があってこんな気持ちで描いてたんだと思うと見る目が変わる。最後はハラハラしつつあっという間に完読。やっぱり原田マハさん物語の進め方が秀逸。

    0
    2025年08月22日
  • 風のマジム

    Posted by ブクログ

    なんて素敵な作品なんだろう!
    沖縄への旅路の行き帰りで読んだのがまた大きなバイアスになっていることは否めないものの,旅立つ前から「これはこのタイミングで読むしかない!」と決めていた.読むシチュエーションまで決めていたのだから,それはすっかり織り込み済みなのだよ.

    僕のルーツは半分沖縄.そこに「旅」と「酒」が加われば,没入感は間違いなしだった.もちろん,それは本当に臨場感あふれる作品であればこそなのだけども.本作はまさにそんな一冊だった.沖縄の風や匂いまで感じられるような,あたたかくて胸に残る物語.

    僕は東京の地元のバー(といっても「深夜食堂」みたいに,深夜から明け方に飲み疲れた人が〆を食べ

    0
    2026年02月22日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

    Posted by ブクログ

    明治時代の津軽で、弱視の女教師が見えない、聞こえない、話せない三重苦の少女が人間らしく生きられるよう導く物語。先生の気持ちの強さ、覚悟か凄くて、様々な困難を乗り越えるのに引き込まれていった。

    0
    2025年08月14日
  • リーチ先生

    Posted by ブクログ

    2025/08/11
    とても読み応えがありました。延べ600ページくらいあって初めてこのくらいの分量の小説を読んだのですが、どんどん話に引き込まれていく感覚があります。
    実在したイギリス人陶芸家のリーチ先生(バーナード・リーチ)や日本の文化を担っていた実在の人物たちの史実における交流や変遷を、沖高市とその父である沖亀之助という架空の人物をおりまぜることで進んでいく陶芸という芸術ジャンルの国際交流や、陶芸という世界を目指す人たちの当時の奮闘を描いたお話しです。
    高市のいる町にリーチ先生が視察にやってきて、そこで高市がリーチ先生と過去に深いつながりのあった亀之助の息子であることが分かる。その後、亀

    0
    2025年08月11日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    著者 原田マハさんのファンであり、今回の新装版は仕事でお世話になった矢部さんと原田さんの対談が最後に収められているとのことで読んでみた1冊。飛行機に憧れ、世界一周を夢見た世代の実在の人物を描いた物語はとっても面白かったし、社会情勢を反映したリアリティも感じる作品でした。
    いつの時代も自分のやりたいことを実現するためには社会情勢と折り合いをつける必要があったり、どんな苦労も乗り越える覚悟と実際の行動が必要だったり、助けてくれるのは仲間だったり、変わらないんだよなと思うところもありました。

    0
    2025年08月10日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    どれも女性視点の短編集。妻子持ち男との子を孕んだ女、父不明母が大女優の娘、元華族の老婆の話を聞く売れっ子コピーライター、アラフォー女女の旅行で出会った25歳の喪服女、娘とトキを見に行く、夫を死別した妻の娘夫婦との旅行、元娘が人気歌手だが大麻の罪を、

    0
    2025年08月05日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後の晩餐の絵の前で会った少年の名前を聞いた場面、ワクワクドキドキどんな名前かな?ミケランジェロ。うん?と思ったら、その後にカラヴァッジョ!!私の心の中はこんな史実を元に絶対になかったとは言い切れない物語を作れるのやっぱり原田マハさんすごーいと舞い上がった。あー面白かった。

    0
    2025年08月03日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

    長期間読んでたけど、のめりこんだ!

    「だが、あまり思い悩まないほうがいいだろう。君たち兄弟に共通しているのは、よくも悪くも物事をとことん突き詰めて考えるところだ。画家と画商なのに、まるで哲学者の兄弟みたいだ。いつもこう、眉間にしわを作ってさ」
    重吉は、大げさに間にしわを寄せてみせた。その顔がおかしくて、テオは、つい笑ってしまった。
    「その調子」と重吉も笑った。
    考え込んでも、どうにもならないことだってあるさ。どんな風がやって来ても。やがて通り過ぎる。それが自然の摂理というものだ」
    風が吹き荒れているときに、どうしたらいいのか。小舟になればいい、と重吉は言った。
    「強い風に身を任せて揺れていれ

    0
    2026年01月15日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

    Posted by ブクログ

     風神雷神を描いた俵屋宗達の物語である。風神雷神は、京都博物館で見た。また、建仁寺でも見た。
     その雰囲気とバランス、二神の画面からはみ出た躍動感が素敵だ。色彩も鮮やかで、特に白の雷神と緑の風神の対比がいい。その作品を描いたのが、俵屋宗達である。

     俵屋宗達、1570年〜1640年とされている。生まれた年も、死んだ年のもよくわかっていない。そして、素性も不明である。残された真筆の画は少ない。その時代は、織田信長1543年〜1582年本能寺で自害の時代だった。織田信長に寵愛されたのが狩野永徳、1543年〜1590年で47歳で死す。
     それにしても、この物語の虚構性の着目が素晴らしい。天正遣欧少

    0
    2025年07月31日
  • サロメ

    Posted by ブクログ

    ビアズリー展に足を運んだことがあり、オーブリー・ビアズリーについての前知識があった。そのため、物語がスラスラと入ってきて、とても面白かった。姉が自分に利益があるように嘘をついたりするのが女っぽくて、客観的に見る分にはとても面白かった。

    0
    2025年07月28日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

    Posted by ブクログ

    上下巻、読み終わりました!
    天正遣欧少年使節と宗達と、一緒に旅をしている感覚でした。長い旅路でしたが、良い人々に会えて、時空まで超えられて達成感。

    0
    2025年07月26日
  • リーチ先生

    Posted by ブクログ

    西洋美術系の原田マハさんの本は結構読んだことはあるが、この前板上に咲くを読んで以前から気になってた民藝にとっても興味が湧きこちらの本を読むことに。
    大人になってからでも同じ興味を持ってる人とはこうも簡単に友達になれるんだなって羨ましく思ったし、こんな高い志を持った人々が民藝を広めたんだなと思ったら行動した結果がはっきりと歴史に残されていて納得がいった。
    この本を読む前はなかなか覚えられなかった人物名も物語を読むことですらすらと頭に入ってきた。
    そして何より私が大好きなイギリスが出てきてまた行きたいところが増えた。リーチポタリー行ってみたいなーランズエンドの方も。

    0
    2025年07月23日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

    Posted by ブクログ

    上下巻のボリュームになかなか食指が動かず1年以上積読していたが、面白かった!!!!!
    もちろん俵屋宗達の風神雷神は見たことがあったものの、遣欧少年使節団や琳派のことは、うっすらとした知識しか持ち合わせていなかったが、特に織田信長が出てきてからは面白すぎて、ページを捲る手が止まらなかった。
    俵屋宗達のキャラクターが本当に魅力的で、実際は謎が多い方だし、織田信長や狩野永徳と邂逅した史実はないみたいだけど、読んでいてとてもワクワクしたなあ〜。

    0
    2025年07月22日
  • 異邦人

    Posted by ブクログ

    ジャンル分けするとミステリになるのだろうか。導入部の不可思議さと、結末に舌を巻いた。まるで不可思議な絵画の世界に迷い込んだようなふわふわとした奇妙な感覚がある(そんな話では全くないのに)。
    芸術や美しさを見ると心が洗われる人間がほとんどだが、それを見ると狂わされる人間もいる。例えば古の神話に姿を見ただけで狂うものがいるように、美しさはある特定の人間にとっては劇薬以上の何かの役割を果たすのではないか。
    本作の登場人物たちも、美術や芸術の美しさによって狂わされていく。ある者は性愛に、あるものは金に。不思議なのは狂わされた人間たちが誰一人として欠片も自らを省みない事だ。運が悪かった、とでも言うように

    0
    2025年07月20日
  • お帰り キネマの神様

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最高。
    大好き。
    『キネマの神様』は、あくまで歩が主役でって感じだけど、『お帰り、キネマの神様』は、ゴウや淑子、テラシンの若かりし頃のお話がたくさんあって、これを読んだ上で、もう一度『キネマの神様』読み返したい。
    コロナ禍の話題も盛り込まれていて、志村けんの名前も出ていて…。
    それもなんだかグッときてしまった

    0
    2025年07月15日
  • 小説 星守る犬<新装版>

    Posted by ブクログ

    犬との絆。自分の気持ちが他にいっている時もいつも側にてくれる。大切なものは近くに寄り添っていてくれる。結晶のように透明で純粋な幸せ。

    0
    2025年07月13日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    映画化されたら面白いと思った。
    美術館にある作品とそれを愛する町の人々の様子を交互に写し、セザンヌの絵を最後に1回だけ登場させるなど。

    0
    2025年07月12日
  • モダン

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの書く文章が、スッと胸に入ってくる感じがして、好き。
    MoMAは行ったことがないけど、絶対行こうと思った。

    最近涙脆く、「中断された展覧会の記憶」と「新しい出口」で泣きそうになった。

    心があったかくなる話。好きな本に加わった!

    0
    2025年07月10日
  • まぐだら屋のマリア

    Posted by ブクログ

    読み始めた頃は、なんかありきたりだなぁと思っていたが、読み進めていくとストーリーの中に引き込まれていった。
    ものすごく深く重たいものだった。
    マハさんのファンとして、このような小説を書くんだと驚かされた。
    最後に解説のところで、
    自身も傷持つ者は、他者の痛みに対して優しくなれるのだなあと、心がじんわりとあたたまる。
    とあったが、まさしくその通り。
    やはり、マハさんの長編小説は読み応えがあり、
    大満足!

    0
    2025年07月10日