原田マハのレビュー一覧

  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    原田マハさんが書く人たちは、どうしてこんなに魅力的なんだろう。
    貧乏暮らしでとても大変だったはずなのに、その生活の中に明るさが見えて温かい。
    東北弁がさらにほんわかさせるのかな?

    自分の信じた道を迷うことなく突き進む棟方志功もすごいけど、その棟方をどこまでも信じて支えるチヤはさらに素敵だった。

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    2025年12月15日
  • 黒い絵

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    これほどまでに心を奪われた短篇集に出逢ったのは初めて。
    それぞれの作品で描かれた、闇の中に潜むエロス•絶望•希望•永遠。そのどれもが魅力的。
    闇に溶け込んでいるため、外から見ると何も見えない。ただ、物語の中に入り込み、自身も闇の一部になるからこそ際立つそれら。
    読みたて補正もあるけれど、一番好きな小説は何ですかと聞かれたら、本作を挙げるかも。

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    2025年12月14日
  • キネマの神様

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    映画愛が溢れている
    奇跡が起きてすごい
    戦争の作品について海外を超えて評論家と理解し合えるのかはよく分からない

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    2026年06月01日
  • リーチ先生

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    亀之助に高市に、うーんほんとサスペンスってこと。濱田 富本とウイキペディアなんだけど調べると人間国宝だしウイリアムモリスも作品展見たけど影響与えた偉人かいと驚きばかり。陶芸の土探しに丸2日寝ずの番に、自分だけの陶芸を見つける作業と 聞くだけで険しい道のりの物語。どこがいいかと言うと80歳のアイリスの所が1番救われた。また良い本に出会えたし また原田マハさんでした

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    2025年12月09日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    れんが成長していく過程がもっと見てみたい。普通とは違う高度な教育を受けてきた安が固定観念を打破していく過程がれんの成長が見せてくれる。読んだり、聞いたり、話したりすることがありがたいことだと思う。

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    2025年12月07日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    松方コレクションの壮絶な物語が、心に染みた。私までタブローの魔力に駆られたくなったし、命を懸けて守り抜いた人々の想いを背負った松方コレクションを、この目で見てみたくなった。

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    2025年12月06日
  • 黒い絵

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    読み進めていくほど物語は深みを増し、読者を魅了する。やっぱり原田マハさんの作品は趣がありおもしろい。

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    2025年12月06日
  • 夏を喪くす

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    ネタバレ

    短編小説のようになっていて、
    それぞれが女性の物語であった。

    私が印象に残ったのは、夏をなくす。

    夫の心舞い上がってるっていうメッセージを見た時の主人公の強さ。
    自分も不倫してるからただ頭を抱えただけなのかもしれないけど。

    乳がんになったことを夫に言えなくて、不倫相手とは関係がおわりそうで。

    そこであの決断をしたあの島に残るとして、生き抜くことを決めた女性は強いとおもった。
    青柳が事情を抱えているのも驚いた
    幸せになって欲しいとおもう

    青柳が海におしっこしてるシーンで
    海とセックスしてるみたいって言ったセリフが
    何故か頭にすごく残る

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    2025年12月03日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    日本の美術館に所蔵されている絵画にまつわる6篇の短編集。登場人物は皆それぞれが人生の壁にぶつかり、悩み、もがき、疲弊してしまった者たち。そんな彼らが絵画を通して、人との繋がりや希望を見出し、新たな道を切り開いていく。
    この作品のタイトルでもある、「〈あの絵〉のまえで……」という表現が色んなシチュエーションで多用されている。その表現と絵画の描写を通して、人との出会いへの感謝、奇跡の再開への願いや、清々しいまでの爽やかな惜別など、それぞれが抱く様々な感情が自分の中に流れ込んできたように思う。
    どのエピソードも生き生きとした感情描写があり、読むごとに心が軽くなるような、豊饒な気持ちになれる。

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    2025年12月02日
  • 黒い絵

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    ちょっとまってーーと内心悲鳴が出ながら一編目を読み終えた
    いつもひだまりのような温かみをくれる小説家として認識している原田マハ、読ませるなーーーこんな黒い一面を知らなかった、こっちもいけたんだ
    だけど、締めくくり方は原田マハだ、どうしようもない胸糞ではない、ちゃんと彼女なりに救ってくれる
    私はそのセンスが好きだ

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    2025年12月01日
  • 太陽の棘

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    ネタバレ

    私は沖縄に行ったことがない。近くて遠い沖縄。日本だけど、日本ぽくない場所、沖縄。 この小説を読んで、沖縄に行ってみたいと思った。 沖縄から見る、日本やアメリカはかなり本州から見るのとは違うのかもしれない。

    この小説は第二次世界大戦直後に米軍沖縄基地に派遣された若きアメリカ軍医と沖縄の地元民の交流のお話。アメリカ兵の目を通しての日本人、いや沖縄人の明るさ、哀しみや苦しみ、強さなどが繊細に描かれている。 

    原田マハさんの小説を読むと、最後のページを閉じた瞬間に自分の気持ちもそこで止まるのではなく、むしろそこから様々ま想いや考えが湧き出てくる。今回も、自分のアイデンディティ、戦争、さらにはこの小説が出来るに至った実話エピソードに想いを馳せた。 心あたたまるとてもいいお話でした。 

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    2025年12月01日
  • サロメ

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    やはり原田マハさんは面白い。これまでゲルニカをめぐる平和の話とか、ゴッホ兄弟の愛と確執とか、カラバッジオと宗達とか、綺麗で切ない物語が多かったが、今回はかなり異なる。サロメの作者であるオスカー・ワイルドと挿絵を提供したオーブリー・ビアズリー、その姉と、ワイルドの男性愛人ダグラスの四角関係。サロメの斧語りさながらのドロドロの関係。同性愛、近親愛、宗教や伝統の否定など、ダークな要素がふんだんに盛り込まれている。でも、なぜかどんどん読み進めてしまうのは、この世界に惹き込まれているからなのかも。こわいこわい。

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    2025年11月30日
  • モネのあしあと

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    国立西洋美術館の印象派展に行くため、行きの電車で読んだ本。
    モネは順当に売れていた印象ですし、特に苦労とかもなく画家をやれていたのではないかと思っていましたが、私生活は苦労されてたんだな〜。

    この本では、印象派の成り立ちとそれに準えたクロード・モネの生涯を解説しています。
    読んだ感想ですが、モネの懐の深さがすごい……。
    自分のパトロンが破産したとして、多少の援助は礼儀としてするべき、それは一般的な考えだと思います。
    でもモネは、自分も余裕がないにも関わらず、その後の一生まで養ってあげるという人の良さ。
    なんて暖かい人なんだろう。

    モネの柔らかいあの絵が大好きですが、人柄まで好きになりました。

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    2025年11月19日
  • モネのあしあと

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    ネタバレ

    原田マハ自身の美術界へ足を踏み入れたきっかけ、題名通りモネの一生を世界情勢や実際足を運んで見た景色を交えて書かれていてとても分かりやすかった。
    お金が無い中オシュデ家族を受け入れ、養い、妻が亡くなりそれでもオシュデ家族を養い続けた懐の広いモネを芸術家としてはもちろん人間としてももっと好きになれた作品。
    1番印象に残ったのはモネが描いた「日傘をさす女」は3枚あり、一番最初に書いた絵は妻カミーユと子供をモデルとし、顔までしっかり描かれているが、2、3枚目に描いた絵では妻が亡くなり、第2の妻となったオシュデ アリスの娘シュザンヌをモデルとし、顔をぼかして書いてある。
    妻が亡くなってから女性の絵をほとんど描かなくなったと書いてあり、やはり再婚してもカミーユを愛していたんだなあと思い素敵な人だと感じた。
    あとは印象派は西洋美術の新しい道をひらいた派閥で、新しいもの、物珍しいものが好きだったらしく、鎖国が終わり日本の美術がヨーロッパなどに持ち込まれた時に浮世絵など日本の独特の文化を好んで、実際描いていた事が何よりも嬉しかった。

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    2025年11月10日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    難しい言葉や読めない字もあって、なおかつボリュームもある作品だったので、じっくり時間をかけて読み進めた。

    作中に出てくる絵画が気になって、実際に調べながら読んだことで、より深く作品世界に浸ることができ素敵な読書時間でした!

    特に心に残ったのは、松方のこの言葉。

    「ナポレオンでなくとも、誰であれ、おのれの行く末のことはわからんものだ。
    行く末どころか、明日のこともわからんものだよ。
    だからこそ、いまこの瞬間をどう生きるべきか、考えている。
    一瞬を面白く生きずして、面白い人生にはできぬ。」

    読んだ瞬間、胸が温かくなった。
    “未来がどうなるかなんて誰にも分からない。だからこそ、今をどう楽しむかが大切なんだ”というメッセージが、響いた。

    もう一つ心に残ったのは、

    言葉にできない情感を、画家は絵筆と絵の具でカンヴァスに表すことができる。

    という言葉。
    美術に興味がある人だけでなく、何かを「好き」だと思うすべての人に通じる言葉だと思った。
    アートは説明できない“感情そのもの”なんだと気づかされる一節だった。

    全体として、アートの世界を題材にしながら、人の情熱や生き方を描いた深い作品で、今はとにかく国立西洋美術館へ行きたい。行く前に絶対読むべき作品!!

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    2025年11月07日
  • サロメ

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    オーブリー・ビアズリーについて知りたくなった。ほんとにひきこまれる、そういうことが本当に起こったのではないかと錯覚させられる本。

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    2025年11月02日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    わたしに美術の楽しさを教えてくれた人。

    西洋美術館で開催中の印象派特別展に先駆けて。
    おかげさまで、松方コレクションの睡蓮に特大感情を抱く初体験ができました。

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    2025年11月01日
  • ロマンシエ

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    最後好きなミュージシャンからの着想のような着地だった気がする。テンション上がった。忘れちゃったから、また読もう。

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    2025年10月31日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    おもしろかったです。「読む美術館」というのがとてもしっくりきました。
    美術には詳しくないのですが、原田マハさんの小説で、画家の生き様のようなものを勉強できるのはとても貴重な経験だなと思います。
    文章も綺麗で上品で、気品のある女性が思い浮かびました。

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    2025年10月30日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    国立西洋美術館が、松方コレクションが、もっと特別なものになる一冊だった。

    松方幸次郎は、「日本の将来が明るいものになるように」、「日本の若者たちが本物に触れられるように」という想いで莫大な私財を投じ、怒涛の勢いでタブローを集めた。だがそのコレクションは戦禍に巻き込まれ、フランスに取り押さえられてしまう。
    そのタブローをどのようにして取り返すかが描かれた、史実に基づく物語。

    多少史実と照らし合わせると誇張されている部分もあるだろうし、批判もあると思う。だけど、やはり、原田さんは心を揺さぶる天才だと思った。
    熱い志をもつ実在した人物を、もっと魅力的に描き出し、章が終わるたびに鳥肌がたった。
    (常設展内、川崎重工作成の紹介ムービーでボロ泣きしてしまうくらいには松方さんのファンになってしまった。)

    「一瞬一瞬一生に一度しかない瞬間なのだ。この一瞬をおもしろく生きずして、面白い人生にはできぬ。」
    私も多少損をしたとしても、身と心を呈して、お仕事を、生きることをしようと思った。

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    2025年10月27日