原田マハのレビュー一覧

  • 美しき愚かものたちのタブロー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    これは出会えてよかった一冊!
    今すぐに国立西洋美術館に行きたい気持ちが湧いてきて、これに関してばかりは今海外にいることを悔やむほど。
    まああの美術館が逃げることはないから、日本に帰ったらまたこの1冊を再読して携えて、閉館30分前というわけには私はいかないけれど、堪能する1日を作りたい。
    ずっと敬遠してきて最近になってハマり始めたチャッピー(chatGPT)に気になる絵(全部気になるんだけど)を今はどこで見ることができるのか、もしくはその画家の絵が今いるメルボルンではどこで見られるのか、そしてこの本に私の椅子好き要素が触発されて椅子の美術館のようなものはあるのか、日々尋ねつづけていた。
    登場人物も多く、時制も変化して読むのは気持ち大変だったけど本当に読んでよかった一冊。原田マハさんの中でもかなり好き。

    0
    2026年02月24日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

    Posted by ブクログ

    登場人物が毎回魅力的で惹きつけられる
    切なさの中にもハッピーになっていく様は流石原さん
    ふるさとの大切さをしみじみ噛み締めされた!

    0
    2026年02月19日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

    Posted by ブクログ

    世界のムナカタ
    名前は知っていたし、版画を描いた人?くらいしか知らなかった自分を恥じたい。それくらい、この作品は棟方志功の魅力が詰まっていて、生き様を有り有りと見せつけてくる。
    もっともっと彼のことを知りたくなったし、今すぐにでも本物を観に行きたくなった。

    それと同時に、表には出ないけど、裏でムナカタを信じ続けて、支え続けた妻のチヤの感情も丁寧に描かれていた。
    決してムナカタだけを讃える作品ではなく、ムナカタを支えた人たちやムナカタに影響を与えた人たちにもちゃんとスポットライトを当てていたところがとても素敵だった。

    決めたことを成し遂げるまで決してあきらめない不屈の精神、人一倍の努力を重ねたからこそ、運気を呼び寄せたんじゃないかというチヨのセリフが印象的。
    「もしも」の分かれ道、振り返った時に最善の道を選んでいたと思えることってすごいことだなと思った。
    自分で選んだ道を正解にする、ムナカタを世界のムナカタにするのは私。そういう強い意志があったからこそ、成し遂げられた数々の功績なのではないかと思った。

    0
    2026年02月18日
  • フーテンのマハ

    Posted by ブクログ

    大好きな原田マハさんのエッセイを初めて読んだ。
    まって、笑いが止まらない…。
    職場で休憩時間に読んでたんだけど、もう笑いが収まらなくて、対面に座ってる上司にバレてないかと必死にパソコンに隠れた。
    旅にアートに陶器にグルメなんて
    趣味が一緒すぎる!
    ぜひご一緒させていただきたいっ!!

    ちらっとこの本を読んだ夫からは
    「○○ちゃん(私)そっくりな人だね」
    と褒めていただいた。笑
    去年は「仕事が休めない」と諦めた海外一人旅
    さ、今年こそはマチュピチュに行くぞー!!

    0
    2026年02月15日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

    Posted by ブクログ

    ひさびさに原田マハさんの小説を読んだ。

    棟方志功。
    名前を知ってはいたが、どのような人で、どのような作品を残した人か、知らなかった。

    スゴイ人がいるものだ。つくづく思う。
    原田マハさんの小説を読むと、いつもそう思う。

    世界のゴッホ、ではなく、
    世界のムナカタ。

    日本から生まれた芸術が、世界で認められる。
    私は日本人として、ピンッと背筋が伸びる気持ちになるのである。

    棟方志功さんの作品、いつか見に行きたいなぁ。

    0
    2026年02月14日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

    Posted by ブクログ

    この間「ジヴェルニーの朝食」を読み終わってとても良かったから、また続けて原田マハさんの作品を読みたくて偶然見つけた一冊。
    先日金沢に旅行に行って、すっかり旅熱が上がっている私にとって興味をそそられた本作は旅の代行業のお話。
    本書も原田マハさんらしく、心が暖まる話だった。
    主人公の丘えりかを始め、事務所の仲間が個性豊かで面白い。
    本書は前作「旅屋おかえり」未収録の北海道編。
    読んでいて、本当に北海道を旅しているかのような気分になれた。
    依頼人の女性から頼まれた北海道でしてほしいことは、結構重い内容ではあるのだけど、とにかく主人公丘えりかの天真爛漫な明るさがそれを必要以上に重くさせない。
    人と人のつながりの強さ感じさせてもらえた。
    北海道は丘えりかの故郷でもある。だからこそ特別な場所。
    故郷とは「おかえり」と言ってくれる人がいる場所、という言葉にハッとした。
    私は知らず知らずのうちに、生まれた所以外にも「故郷」を作れていたんだなぁ。
    本書で核となっている「人生で一番したいことは何か」を考えてみたりもした。
    けど、結構難しい。これかなぁと思ったり、他にもありそうな気がしたり。
    だから、それが明確にわかってる人ってすごいと思うし、羨ましい。

    本作には、マハさんの北海道旅のエッセイも収録されている。
    これを読むとやっぱり旅行に行きたくなる!!

    マンガにもほろっとさせられたなぁ。

    0
    2026年02月14日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの作品は、どれも素晴らしいが、これは迷うことなく私のベスト3に入る傑作。

    薩摩藩は明治新政府の重鎮を多数輩出したが、松方正義公は私にとって特に尊敬できる英傑!
    その息子幸次郎氏が収集したのが松方コレクション→国立西洋美術館の中核である。

    上野公園は子どもの頃からよく訪れていたが、正面入り口のロダンの彫刻
    考える人も、カレー市民も、教科書に載ってるけどまさか本物?どの作品も松方コレクション寄贈、って松方さん何者?とクエスチョンマークだらけだった。この本を読んで謎が解けました。先人たちの志の高さに、心が震えます。読後、ぜひ上野公園内の国立西洋美術館を訪ねてほしいです。

    0
    2026年02月13日
  • 本日は、お日柄もよく

    Posted by ブクログ

    言葉が人の心を動かし、行動に移させる。
    大学でも、プレゼンの仕方について多く言われてきた意味が分かった気がする。

    0
    2026年09月07日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

    Posted by ブクログ

    エイミー イーグルウイング (アメリア イヤハート)の反戦の思いは通じず、太平洋戦争が勃発した。美しい街や大地 空の美しさを眼下に見たエイミーが生きていたら悲しんだろう。
    この本を読んで飛行機が空を飛ぶ事の素晴らしさを改めて思った。決して飛行機が戦争のために作られたものではなく、人間の夢が詰まった物だったに違いないのに…。
    「ニッポン」が世界一周を世界で初めて成功したという、こんな歴史があったのは知らなかった。
    「ニッポン」の乗組員の人達の団結力 友情 勇気
    素晴らしいと思う。
    原田マハさんが飛行機のメカニカル的な部分を本に書かれてるのには正直驚きました。
    ずいぶん調べてつくされたんだなと思う。

    0
    2026年02月10日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

    Posted by ブクログ

    国立西洋美術館に行く予定があるため読んだ。
    松方幸次郎の人柄描写が素敵。本当に大物だったんだな。日本の近代という時代への興味や、絵画の商業的、政治的側面への興味があるので、今まで読んだ原田マハ作品の中で1番面白い!
    松方幸次郎は、川崎造船所の社長であり実業家である時までは仕事だけに打ち込むような人物だった。特にこの時代では造船は戦争とも関連がある事業だった。
    ロンドンで若者を駆り立て兵士になるよう呼び掛ける一枚の絵(ポスター)を見て、その絵に感動し、絵の人を動かす力に感動した。
    そこからいろいろな人と関わっていく中で、日本人が日本に居ながらにして西洋美術を楽しめる美術館を作ることを決め、そのために大量の絵画を購入するようになってく。このように絵に突き動かされ、社会のために美術館を作ろうとするモチベーションが素晴らしいと思った。
    戦争や関税によって購入した美術品を日本に持ち帰ることが難しく、購入した美術品が散逸しないように戦時中に保持するところにもドラマがある。
    最終的にフランスに接収されてしまった美術品を、交渉によって取返し、国立西洋美術館に収容されたのだ!

    0
    2026年02月05日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

    Posted by ブクログ

    原田マハさんのアート小説、また読んでしまったー。パリのなんて優雅なこと!若いときに何度か行ったけど、建造物を見ても「ほー!」「へー!」と一通り感激しておしまい。ルーブル美術館なんて時間なくて駆け足だった記憶が、、。なんてもったいないことをしてしまったんだろうと、マハさんの小説を読んではガッカリしてる自分がいる(笑)
    本作も期待どおりの素晴らしい作品だった。前半少し読みにくかったんだけど、松方氏の生い立ちに入ってからは一気読み。
    ーおれはもう飛行機を造るのはやめる。その代わり、タブローを守るんだ。
    ーなんて美しいの。
    ー戦闘機じゃなくて、タブローを。
    戦争じゃなくて、平和を。
    美しいわ。…すばらしいわ。
    日置とジェルメンヌの会話、美しい。

    0
    2026年02月02日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

    Posted by ブクログ

    感動です。

    愛と信じる心が奇跡を起こす。
    見えない聞こえない喋られないの三重苦に、日本の古い時代の偏見や家柄、土地柄などをいれると更なる苦がありながら、安の愛の力とれんの生きる力が道を拓いていく。

    元祖ヘレンケラーとは、全くの違う奇跡を見た感じです。

    0
    2026年02月01日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    原田マハさんの本は3冊目。
    一番好きかもしれません。

    棟方志功さんと妻チヤさんの物語。
    コミカルで笑ってしまう場面、思わず涙してしまう場面、様々でした。

    成功するのは分かっているのに、柳宗悦さん・濱田庄司さんとの出会いの場面は胸が熱くなりました。

    東京大空襲のところも印象的でした。
    「ワぁの命にも等しいもん」は何か。
    心が温かくなりました。
    「版上に咲く」というタイトルに込められた意味も、良かったです。

    夫婦の物語は、既にドラマ化されたことがあるようですが、この本を原作として、朝ドラにしてくれたらいいのになと思いました。



    0
    2026年01月31日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

    Posted by ブクログ

    れんが愛おしく、立派でした。信じ続ける安先生の姿も素敵だった。
    まだまだずっと物語が続いてほしいと願ってしまった

    0
    2026年01月30日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お気に入りの話について

    「群青」
    主人公ミサオはニューヨークにあるメトロポリタン美術館で働く女性。美術館では障害を持つ子供たちのためのワークショップを計画していた。ミサオは目の不調に気づき眼科をかかると、弱視の少女パメラと出会う。ミサオは緑内障と診断され、未来が真っ暗であったが、ワークショップでパメラと再開する。

    「道」
    主人公翠はイタリアで現代美術に関する様々な仕事に携わるキャリアウーマン。とあるきっかけで、新表現芸術大賞の審査員を務めることに。翠は審査中、エントリーナンバー29番の作品に不思議な感覚をとらえる。なんとその絵は、翠と離ればなれになった兄が描いた作品だった。翠はどうしても彼と会いたいと事務局に懇願し、その住所まで向かうが、兄の娘彩から先週亡くなったと告げられる。だが、彩と翠は唯一の家族になった。

    「感想」
    2作とも切ない運命にも関わらず、温かさを感じる物語だった。
    「道」では、兄に会うという念願は叶わなかったが、彩に会えて家族になれた時、救われたと感じた。
    翠と彩の心情を思うと、目頭が熱くなった。彩とい名前を付けたのも、きっと兄だろうと思う。

    0
    2026年01月25日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

    Posted by ブクログ

    史実を基にしたフィクションの傑作だと思う。

    この本を読んで国立西洋美術館に足を運んだ人は多いのではないでしょうか。絵画や近代史に興味が無い人にとっては、恥ずかしい思いをするのではないか、これから美術館自体の歴史を知るきっかけになるのではないでしょうか。

    それにしても、この作者は経歴もあるかと思いますが、史実を調べて小説に仕立てるのが素晴らしい。
    大好きな作家です。

    0
    2026年01月25日
  • ゴッホのあしあと

    Posted by ブクログ

    先日、ゴッホ展に行ってきた。
    もっとゴッホのことが知りたくて読んだのが、
    私が大好きなマハさんのこの本。
    充分に堪能できた。
    学生時代に買った画集を思い出し、さがしたら
    ゴッホがあったので見ることができ、とても満足。

    0
    2026年01月23日
  • モネのあしあと

    Posted by ブクログ

    モネの魅力がこの一冊にぎゅっと詰まっています。
    先日、印象派展に行ったので、ずっと積読してあった本の中から引っ張り出して…

    一見、西洋美術画というと高貴で崇高で自分の生活とはかけ離れているように感じるけれど、マハさんの小説は、いつもなんだかアーティストをとても身近に感じ、前から知っているような温かい気持ちになり、気づくとその世界感に惹き込まれています。

    原田マハさんの語彙力、アートに対する情熱や芸術家に対するリスペクト、アーティストの魅力の伝え方、モネが人生の中で辿ったフランスの色々な町の魅力。
    どれをとっても全部全部ときめきます。

    そして、フランスに行ってモネのあしあとを辿り、モネに会いたくなります

    0
    2026年01月23日
  • インディペンデンス・デイ

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの本、未読だったので手に取ってみました。

    今日が私の、独立記念日。

    川向こうの暮らしに憧れ、実家を出て一人暮らしを始めた女性から始まって、いろいろな女性たちの24の物語。

    はじめは、前の作品にちらっと登場した人物が次の主人公なんだな、とおもしろく読み始めました。すれ違ったくらいの人にそれぞれの悩み、生活、夢や希望がある、そんな当たり前のことも「あぁ、そうだなあ」と思いました。

    いろいろな女性が、自分を縛っている呪縛から独立して自由になる、そんな感じの物語たち、爽快感いっぱいです。

    0
    2026年01月23日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

    Posted by ブクログ

    話自体もそうですが、読み終わって自分もとても長い旅をしてきたような心持ちでした。距離的な旅と時間的な旅と絵の世界への旅と下巻では多くの感動がありました。楽しい話をありがとう。

    0
    2026年01月19日