原田マハのレビュー一覧
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この間「ジヴェルニーの朝食」を読み終わってとても良かったから、また続けて原田マハさんの作品を読みたくて偶然見つけた一冊。
先日金沢に旅行に行って、すっかり旅熱が上がっている私にとって興味をそそられた本作は旅の代行業のお話。
本書も原田マハさんらしく、心が暖まる話だった。
主人公の丘えりかを始め、事務所の仲間が個性豊かで面白い。
本書は前作「旅屋おかえり」未収録の北海道編。
読んでいて、本当に北海道を旅しているかのような気分になれた。
依頼人の女性から頼まれた北海道でしてほしいことは、結構重い内容ではあるのだけど、とにかく主人公丘えりかの天真爛漫な明るさがそれを必要以上に重くさせない。
人と人の -
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原田マハさんの作品は、どれも素晴らしいが、これは迷うことなく私のベスト3に入る傑作。
薩摩藩は明治新政府の重鎮を多数輩出したが、松方正義公は私にとって特に尊敬できる英傑!
その息子幸次郎氏が収集したのが松方コレクション→国立西洋美術館の中核である。
上野公園は子どもの頃からよく訪れていたが、正面入り口のロダンの彫刻
考える人も、カレー市民も、教科書に載ってるけどまさか本物?どの作品も松方コレクション寄贈、って松方さん何者?とクエスチョンマークだらけだった。この本を読んで謎が解けました。先人たちの志の高さに、心が震えます。読後、ぜひ上野公園内の国立西洋美術館を訪ねてほしいです。 -
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エイミー イーグルウイング (アメリア イヤハート)の反戦の思いは通じず、太平洋戦争が勃発した。美しい街や大地 空の美しさを眼下に見たエイミーが生きていたら悲しんだろう。
この本を読んで飛行機が空を飛ぶ事の素晴らしさを改めて思った。決して飛行機が戦争のために作られたものではなく、人間の夢が詰まった物だったに違いないのに…。
「ニッポン」が世界一周を世界で初めて成功したという、こんな歴史があったのは知らなかった。
「ニッポン」の乗組員の人達の団結力 友情 勇気
素晴らしいと思う。
原田マハさんが飛行機のメカニカル的な部分を本に書かれてるのには正直驚きました。
ずいぶん調べてつくされたんだなと思う -
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国立西洋美術館に行く予定があるため読んだ。
松方幸次郎の人柄描写が素敵。本当に大物だったんだな。日本の近代という時代への興味や、絵画の商業的、政治的側面への興味があるので、今まで読んだ原田マハ作品の中で1番面白い!
松方幸次郎は、川崎造船所の社長であり実業家である時までは仕事だけに打ち込むような人物だった。特にこの時代では造船は戦争とも関連がある事業だった。
ロンドンで若者を駆り立て兵士になるよう呼び掛ける一枚の絵(ポスター)を見て、その絵に感動し、絵の人を動かす力に感動した。
そこからいろいろな人と関わっていく中で、日本人が日本に居ながらにして西洋美術を楽しめる美術館を作ることを決め、そのた -
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原田マハさんのアート小説、また読んでしまったー。パリのなんて優雅なこと!若いときに何度か行ったけど、建造物を見ても「ほー!」「へー!」と一通り感激しておしまい。ルーブル美術館なんて時間なくて駆け足だった記憶が、、。なんてもったいないことをしてしまったんだろうと、マハさんの小説を読んではガッカリしてる自分がいる(笑)
本作も期待どおりの素晴らしい作品だった。前半少し読みにくかったんだけど、松方氏の生い立ちに入ってからは一気読み。
ーおれはもう飛行機を造るのはやめる。その代わり、タブローを守るんだ。
ーなんて美しいの。
ー戦闘機じゃなくて、タブローを。
戦争じゃなくて、平和を。
美 -
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ネタバレお気に入りの話について
「群青」
主人公ミサオはニューヨークにあるメトロポリタン美術館で働く女性。美術館では障害を持つ子供たちのためのワークショップを計画していた。ミサオは目の不調に気づき眼科をかかると、弱視の少女パメラと出会う。ミサオは緑内障と診断され、未来が真っ暗であったが、ワークショップでパメラと再開する。
「道」
主人公翠はイタリアで現代美術に関する様々な仕事に携わるキャリアウーマン。とあるきっかけで、新表現芸術大賞の審査員を務めることに。翠は審査中、エントリーナンバー29番の作品に不思議な感覚をとらえる。なんとその絵は、翠と離ればなれになった兄が描いた作品だった。翠はどうしても彼 -
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モネの魅力がこの一冊にぎゅっと詰まっています。
先日、印象派展に行ったので、ずっと積読してあった本の中から引っ張り出して…
一見、西洋美術画というと高貴で崇高で自分の生活とはかけ離れているように感じるけれど、マハさんの小説は、いつもなんだかアーティストをとても身近に感じ、前から知っているような温かい気持ちになり、気づくとその世界感に惹き込まれています。
原田マハさんの語彙力、アートに対する情熱や芸術家に対するリスペクト、アーティストの魅力の伝え方、モネが人生の中で辿ったフランスの色々な町の魅力。
どれをとっても全部全部ときめきます。
そして、フランスに行ってモネのあしあとを辿り、モネに会 -
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明治から大正を生きる一人の少女が、人生の荒波に揉まれながらも、人々に感動を届ける小説家へと成長していく物語。
途中、主人公の“山中すてら”に大きな影響を与える
ゴッホやセザンヌ、モネの作品が登場したり、大原孫三郎と児島虎次郎、武者小路実篤、夏目漱石らと
相見える場面が描かれたりする。
極めつけは「劇中劇」ならぬ「小説 中 小説」が挿入されるなどアートと小説とが見事に融合する力作となっていた。
読んでいくうちに、主人公の“すてら”がマハさん自身のように見えてくる。これまで幾多のアート小説を手掛けてきたマハさんだからこそ描くことのできる世界だから。
「書いて、書いて、書きまくらなければ。私