原田マハのレビュー一覧

  • 永遠をさがしに

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    ねえ原田マハさんってなんでこんなにもかっこいい女性が描けるの?真弓さんも大好きになってしまって本当かっこいいまっすぐでブレなくて芯があって熱くて温かくて何よりも相手のことを考えて包んでくれる憧れの女性像。なんか表紙なんだこれって感じなのに、読むと音楽を中心に目まぐるしくみんなの人生が動くとてもダイナミックな感じ!常に追い風って感じ!でも繊細で敏感なところもあって、高校生の和音、朱里、文斗のひたむきな姿に心打たれたり感情をありのまま受け止めるところに共感したり、なんだか親近感も感じる。奇跡がたくさん重なって、それぞれにとって素敵な形で物語が完結した。読んだ後に爽やかな気持ちになりました。

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    2025年02月19日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    緊迫感のある描写、魅力的な歴史の偉人たち。
    学生時代に読んでたらもっと日本史も世界史も好きになってたかもしれない。
    京都、マカオ、イタリア、美術館に行きたくなりました。

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    2025年02月17日
  • 生きるぼくら

    購入済み

    生きるぼくら、そのままの良い話

    人それぞれ人生があって、闇や光を抱えて生きている。そして人が人を支えあって社会が成り立ってるんだなととても考えさせられるお話でした。自分の境遇も似たところがあり涙でました。
    主人公の立ち直り、お父さんお母さんの愛情がとても嬉しくそしてつぼみちゃんとの関係が気になって、その後が気になったのは私だけでしょうか。
    ドラマ化しても良いのではないでしょうか。

    #泣ける #胸キュン #感動する

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    2025年02月16日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    原田マハさんの本はいつも本を通して絵を観ているような気にさせてもらえる。機会がある時に、なぜ国立西洋美術館に足を運んでおかなかったのだろう。もっと早くこの本と出会っていればよかったのに。話の中に出てくる画家や絵をインターネットで観れるという便利な時代になったけれど、やはり美術館を訪れて実物を見てみたいと思う。

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    2025年02月16日
  • まぐだら屋のマリア

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    絶望、希望の心情がストレートに感じられ、一冊を通して感情を何度も揺さぶられた。
    話の途中に出てくる伏線も最後綺麗に回収しており、気持ちの良い終わり方だった。
    生活でマイナスの感情を抱きすぎている方は読んでほしい。

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    2025年02月16日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    総理の夫、相馬日和が日常を書いた日記からなる話です。妻が総理大臣、一国の主人。今の時代に信念を貫いた強い女性像を描く事で社会の中での女性の立ち位置を変える、そして、混沌とした世の中に対して誰も迷わせないようにする強いリーダーシップ。人として相馬凛子は魅力溢れる人。
    垣間見る政治家の生活にはプライベートも無く、誰か人が付き纏い、下手な事をすると吊し上げられる気を抜けない毎日の連続。物語はちょうど260ページくらいから局面を迎えより面白さを増します。ヒヨリンこと、夫が軽率な行動をとってしまった事で、ある人物と接触をする羽目に。そこである事実を知る事となります。

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    2025年02月12日
  • モネのあしあと

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    モネ展を観に行き、興味がわき、読み始めました。薄くて、通勤の行き帰りの楽しみとなりました。モネの人柄や家族、周囲の人たち、自身の生活を大切にされていたことがわかり、さらに深くモネについての本を読みたくなりました。
    そして、オランジュリー美術館、ジヴェルニーの邸宅と庭園に行きたいと強く思いました。

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    2025年02月11日
  • ロマンシエ

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    いつもの原田さんとは違う文体で軽やかだった。主人公の抱える悩みは、LGBTに関連し、実は複雑だが、みちのすけの陽気な一人称の語り口が深刻度を減らす。
    リトグラフの作り方も丁寧に解説があり、とても勉強になった。リトグラフの工房idemは実在の施設という点にも驚いた。
    物語は、パリに留学したみちのすけとみちのすけの大好きな作者が出会い、トラブルに巻き込まれる話。トラブルと美術を両方楽しめる素敵な本。

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    2025年02月10日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    ネタバレ

    1ページ目開いて2時間半で読み終わってしまいました。読み終わってからも涙が出続けるくらい感動しました。
    登場人物の姿はもちろんだけど、それ以上に生きることとか感情を言葉で伝えられることのすばらしさに感動して、同時に私にとっては革命的でした。ヘレン・ケラーはもちろん知ってたけどちゃんと読んだことなかったし、書評にもあるようにそれを日本オリジナルに置き換えることで切迫感と戦慄さと、奇跡の人の意味が肌で感じられて原田マハにしか書けない文章は心つかむというより握りつぶされそうでした。

    この本に出会えなかったらと思うくらい、これからの私に根付いていく気がします。おすすめしてくれた友人に心から感謝です。

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    2025年02月10日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    今までも可愛くて可愛くて大好きな愛犬がいます。
    そして今、更に更に愛しさが溢れて止まりません。
    人とわんちゃんとの
    深くて尊い物語でした。

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    2025年02月10日
  • モダン

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    MoMAで働く人たちの短編集。
    MoMAの歴史を垣間見る事ができてとっても面白い。
    大好きな暗幕のゲルニカに繋がる話もあってわくわくした。
    相変わらず美術の知識が圧倒的に足りないのでググりながら読んでる笑
    原田マハ作品をスラスラ読めるぐらい美術の知識を増やしていきたいし、原田マハ作品で登場する世界各地を見てまわりたい。

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    2025年02月09日
  • まぐだら屋のマリア

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    「尽果」の地にあるまぐだら屋のマリア。老舗料亭で働いていた紫紋が尽果へ行きマリアと出会い、まぐだら屋で働き故郷へと戻るまで。食べること、料理して人と一緒に食べることの大切さや母子の関係などについて考えさせられました。

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    2025年02月09日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    ヘレン・ケラーの話を津軽を舞台にしてオリジナルの小説にされた、その発想が凄いと思いました。緊迫感が伝わってくるマハさんならではの文章・ストーリーに引き込まれました。とてもよかったです。

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    2025年02月09日
  • まぐだら屋のマリア

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    面白い。
    読みごたえがあります。
    登場する人たちが、聖書からとられたの名前。
    これは、贖罪の物語?
    まぐだら屋は、能登のどこかにあるような感じがしました。
    読み進めると、違うことがわかるのだけれども。
    震災前に何度か行った能登のイメージがこんな感じでした。

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    2025年02月06日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    7編からなる短編小説。
    どの物語も素敵ですが、 「星がひとつほしいとの祈り」がとても印象に残りました。哀しい物語ですが、嬢さまと女中ヨネとの互いを信頼し思いやる様に心温まり涙しました。

    「星とは何か」 私にとっての“星”は...なんだろう、と。

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    2025年02月02日
  • サロメ

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    ビアズリーの絵は、見た時からなんとなく好きで、古本屋で画集をふと買ったのをきっかけにこの本を読み始めました。

    オーブリー・ビアズリーとオスカー・ワイルドだけでなく、その他関わる人物の醜さが、人間の美しさをあまりにも引き立てていました。
    作品とその歴史、共に忘れることが出来なくなりました。

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    2025年01月27日
  • モダン

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    ネタバレ

    MoMAという美術館を根幹にした短編集。ゲルニカの成り立ちは知っていたけれど、それがMoMAに保護されていたというお話を初めて知った。最初にある福島の話は色々思うことがありすぎて複雑だった。あの頃はすべての娯楽が停止してしまっていたなあ、と思い出した。今でも被災して大変な地域もあるし、そこの施設はもっと苦労しているだろう。そんな美術館の裏側も読み取れて面白かった。全体的に短いので、さらっと読みたい人におすすめしたい。

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    2025年01月26日
  • まぐだら屋のマリア

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    料理人としての夢を絶たれ、人生の終わりを求めてさまよう紫紋。

    そんな彼が辿り着いたのは、ひっそりと佇む「尽果」という村。そこで出会う人々との触れ合い、そして何より、料理の持つ力を通して、紫紋は再び生きる希望を見出していく物語り。

    今回も染みるなー
    本当に素敵
    でも最後だけ、なんでー!そうなっちゃうの…ってなったけど、それもひとつの結末か。

    ドラマ化も楽しみ♪

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    2025年01月25日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    読後感がものすごく良い。
    人間っていいな、人生って悪くないな、と前向きな気持ちにさせてくれる。
    様々な年代の女性が主人公の短編小説ですが、男性が読んでも十分に楽しめます。

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    2025年01月24日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    2025(R7)1.15-1.22

    『旅屋おかえり』の続編?中編?と言った物語、「おかえり」さんが上京することになったエピソード漫画、原田マハさんのエッセイの3本立て。

    とてもライトで読みやすい。

    特に前半の「おかえり」さんの旅屋物語が、切なくて温かい。

    おかえりさんの旅の続きが知りたい。

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    2025年01月24日