原田マハのレビュー一覧

  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    この間「ジヴェルニーの朝食」を読み終わってとても良かったから、また続けて原田マハさんの作品を読みたくて偶然見つけた一冊。
    先日金沢に旅行に行って、すっかり旅熱が上がっている私にとって興味をそそられた本作は旅の代行業のお話。
    本書も原田マハさんらしく、心が暖まる話だった。
    主人公の丘えりかを始め、事務所の仲間が個性豊かで面白い。
    本書は前作「旅屋おかえり」未収録の北海道編。
    読んでいて、本当に北海道を旅しているかのような気分になれた。
    依頼人の女性から頼まれた北海道でしてほしいことは、結構重い内容ではあるのだけど、とにかく主人公丘えりかの天真爛漫な明るさがそれを必要以上に重くさせない。
    人と人の

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    2026年02月14日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    原田マハさんの作品は、どれも素晴らしいが、これは迷うことなく私のベスト3に入る傑作。

    薩摩藩は明治新政府の重鎮を多数輩出したが、松方正義公は私にとって特に尊敬できる英傑!
    その息子幸次郎氏が収集したのが松方コレクション→国立西洋美術館の中核である。

    上野公園は子どもの頃からよく訪れていたが、正面入り口のロダンの彫刻
    考える人も、カレー市民も、教科書に載ってるけどまさか本物?どの作品も松方コレクション寄贈、って松方さん何者?とクエスチョンマークだらけだった。この本を読んで謎が解けました。先人たちの志の高さに、心が震えます。読後、ぜひ上野公園内の国立西洋美術館を訪ねてほしいです。

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    2026年02月13日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    原田マハさんの書く本は、どれを読んでも涙してしまう瞬間がある。
    4編読み進めたが、どれもとても素敵な話。
    特に1編目が良かった。

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    2026年02月11日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    エイミー イーグルウイング (アメリア イヤハート)の反戦の思いは通じず、太平洋戦争が勃発した。美しい街や大地 空の美しさを眼下に見たエイミーが生きていたら悲しんだろう。
    この本を読んで飛行機が空を飛ぶ事の素晴らしさを改めて思った。決して飛行機が戦争のために作られたものではなく、人間の夢が詰まった物だったに違いないのに…。
    「ニッポン」が世界一周を世界で初めて成功したという、こんな歴史があったのは知らなかった。
    「ニッポン」の乗組員の人達の団結力 友情 勇気
    素晴らしいと思う。
    原田マハさんが飛行機のメカニカル的な部分を本に書かれてるのには正直驚きました。
    ずいぶん調べてつくされたんだなと思う

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    2026年02月10日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    国立西洋美術館に行く予定があるため読んだ。
    松方幸次郎の人柄描写が素敵。本当に大物だったんだな。日本の近代という時代への興味や、絵画の商業的、政治的側面への興味があるので、今まで読んだ原田マハ作品の中で1番面白い!
    松方幸次郎は、川崎造船所の社長であり実業家である時までは仕事だけに打ち込むような人物だった。特にこの時代では造船は戦争とも関連がある事業だった。
    ロンドンで若者を駆り立て兵士になるよう呼び掛ける一枚の絵(ポスター)を見て、その絵に感動し、絵の人を動かす力に感動した。
    そこからいろいろな人と関わっていく中で、日本人が日本に居ながらにして西洋美術を楽しめる美術館を作ることを決め、そのた

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    2026年02月05日
  • ジヴェルニーの食卓

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    『たゆたえども沈まず』であまりの言葉の紡ぎ方の美しさに原田マハ先生の作品にハマってしまった読書初心者です。
    ジヴェルニーの食卓も素敵でした。短編4話からなりますが、私は特にうつくしい墓が1番好きです。
    なぜか目頭が熱くなってしまいました…
    フィクションなのにまるで本当にあったかのような、今目の前でその鮮やかな風景が広がっているのを自分も見ているような気持ちになります。
    表情・行動で繊細に気持ちが表現されており、読み終わったあとは温かな余韻が残り、自然とその画家に興味が湧き、気付いたら美術好きになっている、
    そんな1冊でした。

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    2026年02月02日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    原田マハさんのアート小説、また読んでしまったー。パリのなんて優雅なこと!若いときに何度か行ったけど、建造物を見ても「ほー!」「へー!」と一通り感激しておしまい。ルーブル美術館なんて時間なくて駆け足だった記憶が、、。なんてもったいないことをしてしまったんだろうと、マハさんの小説を読んではガッカリしてる自分がいる(笑)
    本作も期待どおりの素晴らしい作品だった。前半少し読みにくかったんだけど、松方氏の生い立ちに入ってからは一気読み。
    ーおれはもう飛行機を造るのはやめる。その代わり、タブローを守るんだ。
    ーなんて美しいの。
    ー戦闘機じゃなくて、タブローを。
    戦争じゃなくて、平和を。

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    2026年02月02日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    解説の上白石さんが仰っていた通り、読後、美術館へ行きたくなりました。

    それぞれの主人公が経験する様々な喪失だったり、切ない瞬間だったり、その節々で出会い、触れ合う絵画を交えた短編集。原田さんの色彩豊かな美しい文章で綴られる物語は、時に切なく、優しく心に触れてきました。
    最後の「道」は、前向きな希望を感じる終わり方で好き。
    ただ一番心に引っかかったのは、「マドンナ」だった。

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    2026年02月01日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    感動です。

    愛と信じる心が奇跡を起こす。
    見えない聞こえない喋られないの三重苦に、日本の古い時代の偏見や家柄、土地柄などをいれると更なる苦がありながら、安の愛の力とれんの生きる力が道を拓いていく。

    元祖ヘレンケラーとは、全くの違う奇跡を見た感じです。

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    2026年02月01日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    ネタバレ

    原田マハさんの本は3冊目。
    一番好きかもしれません。

    棟方志功さんと妻チヤさんの物語。
    コミカルで笑ってしまう場面、思わず涙してしまう場面、様々でした。

    成功するのは分かっているのに、柳宗悦さん・濱田庄司さんとの出会いの場面は胸が熱くなりました。

    東京大空襲のところも印象的でした。
    「ワぁの命にも等しいもん」は何か。
    心が温かくなりました。
    「版上に咲く」というタイトルに込められた意味も、良かったです。

    夫婦の物語は、既にドラマ化されたことがあるようですが、この本を原作として、朝ドラにしてくれたらいいのになと思いました。



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    2026年01月31日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    れんが愛おしく、立派でした。信じ続ける安先生の姿も素敵だった。
    まだまだずっと物語が続いてほしいと願ってしまった

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    2026年01月30日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    お気に入りの話について

    「群青」
    主人公ミサオはニューヨークにあるメトロポリタン美術館で働く女性。美術館では障害を持つ子供たちのためのワークショップを計画していた。ミサオは目の不調に気づき眼科をかかると、弱視の少女パメラと出会う。ミサオは緑内障と診断され、未来が真っ暗であったが、ワークショップでパメラと再開する。

    「道」
    主人公翠はイタリアで現代美術に関する様々な仕事に携わるキャリアウーマン。とあるきっかけで、新表現芸術大賞の審査員を務めることに。翠は審査中、エントリーナンバー29番の作品に不思議な感覚をとらえる。なんとその絵は、翠と離ればなれになった兄が描いた作品だった。翠はどうしても彼

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    2026年01月25日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    史実を基にしたフィクションの傑作だと思う。

    この本を読んで国立西洋美術館に足を運んだ人は多いのではないでしょうか。絵画や近代史に興味が無い人にとっては、恥ずかしい思いをするのではないか、これから美術館自体の歴史を知るきっかけになるのではないでしょうか。

    それにしても、この作者は経歴もあるかと思いますが、史実を調べて小説に仕立てるのが素晴らしい。
    大好きな作家です。

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    2026年01月25日
  • ゴッホのあしあと

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    先日、ゴッホ展に行ってきた。
    もっとゴッホのことが知りたくて読んだのが、
    私が大好きなマハさんのこの本。
    充分に堪能できた。
    学生時代に買った画集を思い出し、さがしたら
    ゴッホがあったので見ることができ、とても満足。

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    2026年01月23日
  • モネのあしあと

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    モネの魅力がこの一冊にぎゅっと詰まっています。
    先日、印象派展に行ったので、ずっと積読してあった本の中から引っ張り出して…

    一見、西洋美術画というと高貴で崇高で自分の生活とはかけ離れているように感じるけれど、マハさんの小説は、いつもなんだかアーティストをとても身近に感じ、前から知っているような温かい気持ちになり、気づくとその世界感に惹き込まれています。

    原田マハさんの語彙力、アートに対する情熱や芸術家に対するリスペクト、アーティストの魅力の伝え方、モネが人生の中で辿ったフランスの色々な町の魅力。
    どれをとっても全部全部ときめきます。

    そして、フランスに行ってモネのあしあとを辿り、モネに会

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    2026年01月23日
  • インディペンデンス・デイ

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    原田マハさんの本、未読だったので手に取ってみました。

    今日が私の、独立記念日。

    川向こうの暮らしに憧れ、実家を出て一人暮らしを始めた女性から始まって、いろいろな女性たちの24の物語。

    はじめは、前の作品にちらっと登場した人物が次の主人公なんだな、とおもしろく読み始めました。すれ違ったくらいの人にそれぞれの悩み、生活、夢や希望がある、そんな当たり前のことも「あぁ、そうだなあ」と思いました。

    いろいろな女性が、自分を縛っている呪縛から独立して自由になる、そんな感じの物語たち、爽快感いっぱいです。

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    2026年01月23日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    話自体もそうですが、読み終わって自分もとても長い旅をしてきたような心持ちでした。距離的な旅と時間的な旅と絵の世界への旅と下巻では多くの感動がありました。楽しい話をありがとう。

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    2026年01月19日
  • 晴れの日の木馬たち

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    明治から大正を生きる一人の少女が、人生の荒波に揉まれながらも、人々に感動を届ける小説家へと成長していく物語。

    途中、主人公の“山中すてら”に大きな影響を与える
    ゴッホやセザンヌ、モネの作品が登場したり、大原孫三郎と児島虎次郎、武者小路実篤、夏目漱石らと
    相見える場面が描かれたりする。

    極めつけは「劇中劇」ならぬ「小説 中 小説」が挿入されるなどアートと小説とが見事に融合する力作となっていた。

    読んでいくうちに、主人公の“すてら”がマハさん自身のように見えてくる。これまで幾多のアート小説を手掛けてきたマハさんだからこそ描くことのできる世界だから。

    「書いて、書いて、書きまくらなければ。私

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    2026年08月22日
  • モダン

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    ニューヨーク近代美術館に関係する様々な人の人生や作品の見方を覗ける作品。私自身絵画等に詳しいわけではないが、文字から浮かび上がる登場人物の感情から、自分自身の目で文中に出てきた作品と対峙し私自身の物語を紡ぎたいと感じた。

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    2026年01月16日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    今まで芸術に興味なかったけど原田さんの本を読んでいるうちにどんどん興味が湧いてくる。アラフォーになってなんとありがたいことか。

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    2026年01月15日