原田マハのレビュー一覧

  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    道 La Strada で久々に感動。
    それ以外は軽い短編だが、この作品だけはかなり刺さってくる(短いけど)重厚な名作と思う。

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    2026年05月30日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    実話があって…の話だから、壮大なドラマに引き込まれた。航空機って、こんなに大変なんだな…と率直に思った。考えてみたら、レールがあるわけではなく、そりゃそうか…。燃料にしたって…空を飛ぶ世界一周の成功は、大快挙。
    そこにエイミーの話があったら、それは、それは、大スクープ。
    世界はひとつ。今、一番大事にしたい言葉だ。

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    2026年05月29日
  • 風のマジム

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    「風の酒」を作る実話を元にした作品。とんでもなく美味しいお酒に出会った時に、人生を変えるきっかけが起きる。この物語は沖縄のサトウキビを使って、なんてことない普通のOLである主人公、伊波まじむが沖縄産のラムを作る物語である。そもそもお酒はどうやって作られるのか?ラムとはどんなお酒なのか。登場人物の多くが知らない、飲んだことないといった描写もあり、馴染みのない読者でもつい飲んでみたくなるような表現力が印象的であった。

    発想から実現までの数々の困難と、どうやって作られていくのか。主人公の信念が周囲を巻き込み、1つの目標に向かって進んでいくことに思わずページをめくっていた。読み終わった後は「風の酒」を探しに酒屋へ向かうこと間違いなし。

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    2026年05月28日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    棟方志功って有名な版画家ということしか知らないしなー、作品は分からないなーと思って数ヵ月前に書店で見て気になったのに、この本を何度も素通りした、その時の自分の肩を掴んで、いいからとにかく読んでみろ面白いぞ!と説得したい。そう思う程、棟方志功の圧倒的なエネルギーが文章から飛び出てくるように感じた。原田マハ先生の文章は吸引力がある。その世界観に吸い込こまれてどっぷり浸かった。

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    2026年05月26日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    宗達とマルティノの友情が素晴らしい。フェリペ二世との謁見は涙した。駆け抜けるように読んだので、なかなか記憶は定着しないかもしれないが、元気と勇気が出る良書であった。

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    2026年05月26日
  • 独立記念日

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    それぞれの悩みと、人生と、解決策があるんだから独立すればいい。周りに飲まれる必要なんてない。その環境と自分も違う。私も独立できるように頑張る。

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    2026年05月24日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    原田マハさんの作品の中ではかなり厚みのある作品だと思う。それでも、すぐにでも続きが読みたくて、読みながらも気持ちが先にいく作品だと思う。

    日本史が好きな人にとっては、日本一周を果たしたパイロットとその歴史については知ってることかと思うが、知っていも、このストーリー構成の深さに、はっとさせられると思う。

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    2026年05月24日
  • まぐだら屋のマリア

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    テレビをみて本を読むパターンはあまりしたことがなかったんですが、何だか気になって読み始めました。
    違いは当然あるんですが、そう大きく変わらずよかったなと。これまで、映像化するとがっかりすることの方が多かったので、配役の良さやエンディング曲にも引っ張られたのかと思います。喪失と再生の話でしょうかね。

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    2026年05月23日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    歴史やアートに興味はあるものの、何から手をつければいいか分からなかった私に、壮大な物語でそのきっかけをくれたマハさんに感謝です。現代から俵屋宗達の人生まで歴史を遡り、臨場感あふれる展開に釘付けでした。上だけでも約450ページに及ぶ大作ですが、最後まで飽きることなく読み進められました!

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    2026年05月21日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    食堂で出会った見習い絵師は、カラヴァッジョだ!と思ったら、やはりな展開で歓喜でした。
    全てはフィクションですが年代は史実に基づいており、マハさんに歴史も教わっている気分になります。
    絵の真髄に触れられる作品です。

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    2026年05月21日
  • 風のマジム

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    笑って泣いて怒って、ときに挫折して苦い経験をして、それでようやくかけがえない何かを得る。人生甘くない。けど悪くない。だから挑戦しつづけるのだ。

    信念をもって夢を追う。沖縄発のラム酒を作るために
    思いつきレベルのアイデアを現実にするその過程には数え切れないほどの困難があったが、決して折れず惜しまず、折れそうなときには鞭を打ってくれる大事な存在がある。
    終盤、まじむが病床のおばあに胸中を打ち明けるシーンはグッと来た。同時におばあが逝かなくてよかった。
    風のマジムを飲むシーンは鳥肌ものだ。また皆が初品を迎え入れるシーンもあたたかい。
    ざわわざわわとさとうきび畑の歌があるが、作中でもざわざわと表現されていた。いつか自分でその風の声を聞いてみたい。

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    2026年05月21日
  • 異邦人

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    異邦人と書いて「いりびと」。

    最初は合わないかなと思った。現代もの、実在のモデルがいるわけでもない、妻が感じ悪い。
    でも途中からミステリアスになり、グッと加速した。

    銀座の画廊の息子一輝と、不動産業の収入で運営される美術館の副館長を務める菜穂の夫妻。震災による原発事故の放射能を気にして、身重の妻は京都へ避難する。退屈していた菜穂だったが持ち前の審美眼で無名作家を見出し、惹かれていくことで、自分の本来の生き方に目覚めていく。

    まともというか、常識的なふるまいの出来る一輝だが、心が離れた妻にかける言葉が本当に駄目で、男性あるある過ぎて、これは女性にしか書けないものだなと感じた。悪い人じゃなくて悪気はなくても、駄目なんだよな。

    終盤に向けてさらに出生の秘密、樹の秘密が明かされ驚きと納得の展開となる。うならされた。

    そしてこれは、ネタバレというか謎なのだが、

    338ページに書かれている「喜一の長男の由喜」とは誰なのか。校正ミス?

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    2026年05月20日
  • まぐだら屋のマリア

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    降り積もる寂しさとせつなさ。
    尽果(つきはて)にやってきた人たちの物語に
    胸を抉られるような思いだった。
    ドラマを観た後でこの原作を手にした。


    水平線のつづく青い海
    バスは「つみびと」を乗せ
    尽果でおろす

    海を見下ろす崖っぷちに立つ
    「まぐだら屋」の戸口には
    大きな壺に投げ入れられた
    紅葉のひと枝が 赤々と



    マリアの心温まる料理に癒され生かされる紫紋。母を殺したと泣く丸弧の背を撫でるマリアの優しい手。
    マリアと与羽の激しい恋に傷つけられた人たち。「償いのために」この尽果にやってきたマリアと、死ぬまでマリアを赦さない女将の桐江。
    老舗料亭「吟遊」の後輩、悠太の自死とその後の春香。それぞれの思いが哀しく交差する。

    映像を頭の中で再生しながら原作を読むと、季節の移り変わりや温かい料理の匂い、そして生き直そうとする人らの表情が言葉から立ち上がって見えた。真っ白な雪に死を、菜の花の黄色に光のような生を感じた。


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    2026年05月21日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    自分がしたいことを突き詰める努力とチームで協働して目的を達成する素晴らしさを旅をしながら味わえた。

    世界に出て自分の目で見て自分を広げてみたくなった。

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    2026年05月19日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    audible☆再読
    棟方志功の半生を妻チヤの目線で語られている。
    1924年画家への憧れを胸に青森から上京した。生きるのもままならない時代に、何年も何年も挑戦し続けた姿にとてつもないエネルギーを感じた。
    そんな棟方氏を支え、子供を4人も育てたチヤの根性とパワフルさに拍手を送る♡

    たくさん心に響いた場面はあった‼︎
    終章にこう書いてある
    「全てのもしものわかれ道に、あの人も私も最善の道を選んでいた。そういうふうにできていた。と思われてなりません。」

    誰の人生にも大なり小なりわかれ道は必ずある。なんとなく選ぶのではなく、その時最善だと思えるように考え、悩み、感じて決めたい‼︎と強く思った。

    棟方氏の版画を検索して見たが、とても力強い掘り絵だった‼︎なにかに魅了される不思議な感覚がある。

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    2026年05月19日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    装丁,中扉,紙質まで...何もかもが美しい

    画家たちの言葉や苦悩,夢...
    それらが目の前に鮮やかに描き出されるようだった

    わたしの人生の宝物の一冊になった

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    2026年05月17日
  • 総理の夫 First Gentleman 新版

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    2026年現在、日本で初の女性総理大臣が日本を動かしています!
    2013年に発刊されてから約12年の時を経ていると思うとようやくかという気持ちに。
    「政治家になったのは必然。女性なのは偶然。」という文章が印象に残りました。性別なんて関係ないと。確かにそうだと思いました。
    総理の理想像ではないが、こんな総理大臣がいたら素晴らしいだろうなという読み応えのあるエンタメでした。

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    2026年05月16日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    洛中洛外図のくだりは息もせず没頭して読んでしまいました。
    光景がありありと浮かんでくる。どこまでが史実に基づいているのか分からないほど。
    本の内容そのものがアート。
    ロヨラが目を輝かせてみんなの後を追い、象を見に行くシーンが好き。
    風神雷神は白と緑なんだと、見ているようで見ていないんだなと気付かされました。

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    2026年05月17日
  • リーチ先生

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    最初は長いなぁと思った。
    けれど、登場人物たちの熱意に惹かれて先が気になって読み続けられた。
    こんなに打ち込めること見つけたいという気持ちと、芸術家はやっぱり熱量が違うな、と思った。
    行動力も凄いし、知識の探究心と凄いし、ボケ〜っと生きてる自分と違うなぁとおもった。
    バーナード・リーチの美術史を小説としてフィクションを交えて知識ない人間でも楽しく読めるなんてほんとうに感謝。
    この作品を作ってくれてありがとうございますという気持ちです。

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    2026年05月15日
  • ジヴェルニーの食卓

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    美術作品・画家をテーマにした短編集。あまり美術に詳しくなかったが、画家についても学びつつ一つ一つの話が心暖まる内容だった。

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    2026年05月14日