原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレマカオで発見されたユピテル・アイオロスの絵と原マルティノの手記、
その手記の物語の後半が書かれている。
下巻は天正遣欧使節団がマカオ、ゴア、ポルトガル、スペイン、イタリアを渡り、
各地でミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチが描いた目を見張るような美しい絵画に出会う。
また、宗達とマルティノは巡察の最後の地で同年代のカラヴァッジョの絵師に出会い、「誰も見たことがない、おもしろき絵」を描くという絵師としての志しを明確にさせていくというストーリー。
使節団の少年たちと宗達が世界を巡り、困難を乗り越えて様々なものに出会っていくストーリーは、
冒険のワクワク感だったり少年達の心の移り変わりがとても -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと前から気になっていた作家さん
原田マハさん!やっと読むことができました!
まぐだら屋のマリア
優しい時間になりますように 願いながら
読み進めていきました。
水平線はどこまでも続いていた。
海岸沿いの道を走るバスに乗り、及川紫紋さんは
尽きることなくまっすぐな水平線を
眺めていました。
秋の終わりの朝の海は、想像以上にまぶしく、
力に満ちていました。バスからの景色を
観ているうちに なんの脈絡もなく、永遠、
という文字が脳裏に浮かびます。
その言葉の意味をこれまで実感した事も
探したことも無かった紫紋さんでしたが、
その言葉は不思議と心地よい思いでした。
このさき自分を待ち構え -
Posted by ブクログ
ハァ〜めちゃくちゃ面白かった!!
なんか凄い名作映画をじっくり鑑賞したあとのような、満足度の高い読後感。そしてこの爽快感!!
さすが原田マハさんだなぁ。
誰でも聞き覚えのある懐かしの映画タイトルがどんどん出て来る。
それにしてもゴウちゃんがここまで大活躍するとは!
家族みんな、関係者みんな、良い人過ぎる!
年金暮らしでギャンブル中毒の多重債務者なのに、
こんな幸せ者おらんやろ〜
って、ツッコミどころ沢山あるのに不思議と応援したくなるし、ゴウちゃんとローズ・バットの映画評論合戦からの、まさかの友情生まれる〜!笑
評論の内容もさることながら、お互いへのリスペクトが最高過ぎて、目頭熱くなっちゃう -
購入済み
想像以上に『生きるぼくら』だった。引きこもり時代の人生に対する若干の嫌悪といら立ちから始まり、祖母と血の繋がってないいとこ(妹?)と3人で力を合わせ生きていくところまで「人生やるやんけ、、」と物語の半分の時点で結構感動した。何もかもが順調に穏やかに過ぎていくかと思いきやまたしても大きな壁が立ちはだかる、、、と、感情がジェットコースターだった。人生は思っていたよりも全然素直で良い子だった。いじめさえなければ、親が離婚していなければとも思うけど、きっと今の人生になるためには必要なことだったのかなとも思う。