原田マハのレビュー一覧
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傷ついた人たちの再生の物語。
紫紋は職を失い、死の影がチラついていた。所持金は千円。19歳の浅川悠太が自殺したのだ。海沿いを走るバスに乗り、所持金の額になったところで降りた。歩いていると「まぐだら屋」とある料理屋さんの前に差し掛かった。マリアと名乗る女性がご飯を出してくれた。食べてしまった。無銭飲食だ。食堂を手伝うことになる。
また行き倒れをマリアが拾う。丸狐くんという。紫紋の家で世話をする。元引きこもりらしい。母を殺したという。
丸狐くんの母が生きていたことがわかって、丸狐くんは帰っていく。マリアが指のない男と去る。紫紋はひとりになる。もともと体調の悪かった女将さんが、いよいよ危なくな -
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「風の酒」を作る実話を元にした作品。とんでもなく美味しいお酒に出会った時に、人生を変えるきっかけが起きる。この物語は沖縄のサトウキビを使って、なんてことない普通のOLである主人公、伊波まじむが沖縄産のラムを作る物語である。そもそもお酒はどうやって作られるのか?ラムとはどんなお酒なのか。登場人物の多くが知らない、飲んだことないといった描写もあり、馴染みのない読者でもつい飲んでみたくなるような表現力が印象的であった。
発想から実現までの数々の困難と、どうやって作られていくのか。主人公の信念が周囲を巻き込み、1つの目標に向かって進んでいくことに思わずページをめくっていた。読み終わった後は「風の酒」