原田マハのレビュー一覧

  • あなたは、誰かの大切な人

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    ネタバレ

    読みながら、亡くなった父や、一人暮らしの母、最近病気していると連絡をくれた友達のことを考えた。大切な人を、大切にしたいと願いながら、後回しにしてきた私。理由はいろいろある。けれど、言い訳でしかないのだ。
    その人とお別れすれば、やはり後悔は出てくる。あのとき、こうしていれば。ただ会うだけでも、一度でも多く会えていれば。

    原田マハさんの作品に出てくる美術系のものは、やはり気になってしまって、作品を、今回は建築物も、検索してこの人が見ていたのはここか、と思いながら読む。
    美術作品が好きなことは、両親が私にくれたギフトだ。自分の心を動かすような作品や自然にもっと触れてみたい。自分にとって大切なことに

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    2026年01月04日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ピカソの《ゲルニカ》を実際に目にした翌日、原田マハの『暗幕のゲルニカ』を読んだ。教科書で知っていた一枚の絵は、実物では想像以上に巨大で、名作が並ぶ美術館の中でも圧倒的な存在感を放っていた。その迫力と、言葉にできない物悲しさが強く心に残ったまま、この小説を読み始めた。

    物語は、《ゲルニカ》に魅了された二人の女性の視点から交互に描かれる。ひとりは、ピカソが《ゲルニカ》を制作する過程を最も近くで見つめたドラ・マール。もうひとりは、現代のニューヨークでMoMAのキュレーターとして働き、9.11で夫を失った瑤子である。時代も立場も異なる二人だが、彼女たちの人生は《ゲルニカ》を軸に静かに呼応していく。

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    2026年01月03日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    美術館に行って、じっくりと絵と向き合いたくなる。子どもたちが純粋に、自由に絵を捉える描写が印象的。こんなにライトで自由でいいのか。

    それぞれの短編のキャラが際立っていて、どれも良い。『道』には泣いてしまう。どの人物も、絵とともにそれぞれ歩み続けるのだろうな。私も、私だけの「人生の傑作」と出会いたい。

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    2026年01月03日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    翔子は暁星新聞社長野支局から本社に転勤してきたが、念願の社会部記者にはなれていない。創立135周年企画に古参記者を取材する機会があり、岡林のインタビューをしたのだが、記者に向いていないからやめろという言葉を投げかけられてしまう。悔しさをバネに、岡林の尊敬する山田順平を探し出して取材することとした。アメリカのカンザスに彼はいた。ようやくたどり着いた街でなんとか山田を探し出す。彼は語り出した。日本国産飛行機で初の世界一周を成し遂げたニッポン号と、アメリカ人飛行家エイミーイーグルウィングとの邂逅を。

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    2026年01月02日
  • 旅屋おかえり

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    情景を想像しやすいよう、角館や内子の画像を検索して読み進めました。
    マハさんの書く文章は素敵ですね。
    私も旅をしたくなりました。

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    2026年01月02日
  • 風のマジム

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    尊敬する先輩が高評価だったので。

    読み始めた瞬間吸い込まれ、没入してしまった。
    原田マハさんと相性がいい気がする。
    これは『本日はお日柄もよく』でも感じたやつ。

    内容は、主人公の『伊波まじむ』が沖縄ラム酒を作るために奮闘する、いわゆる王道のサクセスストーリー。
    ただ、本作はそれだけじゃない。

    沖縄の風景や人柄の良さを感じさせるし、主人公の頑張りやまっすぐさに心を打たれまくる。

    とにかくクソ泣いた。
    いきつけの飲み屋で読んでて、「これで涙拭いてください」ってキッチンペーパー渡されるくらい泣いたw
    家で読んでたら、声出てたやつだな。

    読みやすいし感情移入もしやすいから、読書苦手な方も是非

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    2026年01月01日
  • 永遠をさがしに

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    2025年最後に読んだ本がこの本でよかった。心に届く音楽を演奏することがこんなに素晴らしいなんて。
    和音を取り巻く母たちの、父の、友人達の愛情も素晴らしい。

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    2025年12月31日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    上巻を読み終えた後の高揚感のまま一気に読破しました、内容は冒険物のフィクションみたいな感じでしたがプロローグにあったその後の四人の事を考えると少しだけ重く深いお話かなと思います⋯⋯
    ⋯⋯が、おもしろい物語でした

    ⋯⋯⋯キリストのお話は神秘的ですね

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    2025年12月30日
  • 旅屋おかえり

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    主人公おかえりさんの旅をとおして、家族や周りの仲間たち、そして故郷の大切さを改めて想いなおす、そんな気持ちになった。じーんと、心に優しい気持ちが残るそんなお話。

    お話に出てきた、秋田の角館、愛媛の内子にも行ってみたいな。おかえりさんのような温かい旅に憧れました。

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    2025年12月30日
  • まぐだら屋のマリア

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    2024年の暮れか2025年のはじめにNHKでドラマを見た

    すごく良かったと思って、また見て考えようと思ってこのドラマをずっと探してた
    つい最近やっとNHKオン・デマンドでやり始めたので見た

    作者の表現するものは
    無償の愛
    すれ違う無償の愛
    なのか
    赦す、とは、
    見返りを求めないの愛
    なのか

    それが悲劇をバックグラウンドに浮き彫りにされる

    原田マハの見る世界を見たくなった
    これ原作読んで確かめないといけない


    2026/1/6
    よんだ

    ドラマは脚本家の解釈が強く入っているんだなぁ
    脚本家が見たまぐだら屋のマリア

    原作 まぐだら屋のマリア 自分の解釈

    料理、罪、憎しみ、恨み、母親

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    2025年12月29日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    とりあえず⋯おもしろい!
    内容が盛り沢山で目まぐるしく展開されて⋯結構分厚いのに一気に読み終えました、この物語がどんな結末になるのか全くわからないので楽しみです

    下巻⋯即読み始めます

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    2025年12月28日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    特に、最終章の 「道 La Strade」が
    本当によかった。
    この最後の章の絵画は 有名絵画じゃなく
    名もなき画家の描いた
    一本の道の絵。
    この絵の意味する物は…
    悲しくて、胸がぎゅ~となる物語。
    せつなかった

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    2025年12月28日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    『楽園のカンヴァス』を読み終えた直後、その余韻に浸りながら手に取った一冊。
    ピカソを愛し、《ゲルニカ》の魅力に取り憑かれた二人の女性。時代を隔てて描かれるその物語は、どこまでが真実でどこからが虚構なのか分からなくなるほどリアルで、読み進めるほどに引き込まれていきました。

    私自身、小学生の頃に親に連れられて大塚国際美術館で《ゲルニカ》の陶板画を見たことがあります。上からは暖色の照明が当てられていたはずなのに、心に強烈に残ったのは物悲しく冷たい感情でした。困惑や恐怖。作中で描かれるゲルニカを前にした人たちの感情は、当時の自分の記憶と重なり、強く共感しました。

    人生で初めてピカソを意識したのがこ

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    2025年12月27日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    姉がプレゼントしてくれた本
    読む機会を与えてもらって感謝
    この物語を知れて良かったな
    何というのが正解かわからないけど
    前を向いて、何なら出来れば常に上を向いて歩いていきたいなあ、そんな心持ちで毎日を生きていけたらいいなあって思った

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    2025年12月25日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    原田マハ作品の中でトップクラスに好きかもしれない。
    チヤさんが健気だし、棟方さんは只管純粋。お互いを思いやる気持ちが真っ直ぐに伝わってくる。

    日本民藝館、白樺派、青森の県立美術館。色々といきたい、知りたいことが増えた。
    時間が足りません笑

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    2025年12月25日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    誰もが知る名作、雷神風神を描いた謎が多い宗達の物語。
    フィクションを織り交ぜ、宗達が欧州に向けて旅立つ背景と取り巻きの人々を描いた作品。
    上巻は宗達と少年団が欧州に向かうところで終わっている。
    最後に雷神風神に繋がるストーリーもあり引き込まれる作品だった。

    興味深い3つの視点
    ①現在とは異なる命の価値
    ②異文化から得られる新たな知見の重要性
    ③宗達の人を通した成長

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    2025年12月24日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    全てを失ったお父さんと犬が
    見知らぬ土地を旅する話。

    人は誰もが懸命に生きているから
    優しくて不器用なお父さんは
    割を食ってしまうのだな。

    熱い涙が止まらない小説です。

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    2025年12月23日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    無意識に棟方志功を主人公として自分に気づいて驚いた。がそれも間違いではないのかも。妻チヤからみた太陽の様な存在。彼女の人生の主人公は棟方志功だったんだ...何度も感動して涙を流した。そして疎開先での気付き。チヤのこの愛の深さにずっと静かに感動し続けている。
    時代が時代だから、女性のこの在り方をどう受け止めるかを考えたけれど、これは男か女か立場がどうかではなく、深い愛の話だったとわかった。

    また、前編を通して子供の時わからなかった棟方志功の魅力を楽しめる年齢になった。と感じた。
    青森美術館に行く前に読みたかった。
    『板極道』を読み直したい。

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    2025年12月21日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    時代を超えて、国を超えて、愛される作品。
    その背後にあるいろいろな人のいろいろな物語。

    読み進めていくうちに、それらのストーリーが時を超えて結びついていく。
    アートの歴史はそれを愛する人の歴史でもある。
    そして、過去から未来へと、たくさんの人のアートへの愛がうねりとなって、継承されていく。
    たった120ページで、1つのアートを巡る100年の歴史をこんなにワクワクしながら楽しめる原田マハさんの作品でした。

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    2025年12月20日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    美術館がすきで、興味があって読んでみた。

    上野にある国立西洋美術館の基となった「松方コレクション」。西洋美術館に展示収蔵されることになった歴史について書かれている。

    西洋美術館には何度も行っているので、「松方コレクション」が基になっていることは知っていた。松方さんはお金持ちだったんだなぁ~ぐらいの認識だった。
    その裏にお金持ちだっただけでない、日本に美術館を作って、若者に本物の美術品を見せたいという熱い思いがあったことを知った。個人で所有して満足するのではなく、未来を創る若者のために、と考えられるのが本当の資産家だなと思った。
    時代に翻弄され、せっかく購入した絵画を手放さざるを得なかったり

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    2025年12月19日