原田マハのレビュー一覧

  • 生きるぼくら

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    自分の人生のこの先に不安になったりすることがある中で、この一冊に出会えてよかった。
    麻生人生は偉大であるわけでもなく、大きな目標や夢があるわけでもないけど、すごく輝いて見えました。
    それは自分を取り巻く過去や恐怖に固執せずに、小さな幸せや小さな希望を持てたらそれで満たされるんだなと。
    その姿がとても輝いていて、自分もこれでいい、これがいいとまで思わせてもらいました。

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    2026年10月12日
  • まぐだら屋のマリア

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    久しぶりのマハさんワールドを堪能した。
    本当に惹き寄せられる。ハラハラする場面と心からホッとする場面のバランスが絶妙。今回も丸弧や紫紋の携帯の復活と同じようにブルッブルと心を震わされた。

    完全に打ちのめされた紫紋が『尽果』で人生を逆転させていく。紫紋が女将さんとの約束を守り抜こうと葛藤する場面が何度も訪れる。「自分なら抑えられるわけない」と思いながら、一種の尊敬の眼差しで読み進める。紫紋とマリアの心の距離感が物語を深くしているように見える。将来、絶対一緒になっていてほしい。

    食を彩るシーンは、人間の生きる素を見た。
    尽果に行き着いた紫紋がまぐだら屋から漂う出汁の香りと和食から生気を取り戻していく訳だが、そのシーンだけでなく食べ物の描写が本当に心を温めてくれる。

    最後はみんなが待ってる人がいる場所に戻って行った。終わり方までよかった。すべての伏線を回収した。それも穏やかな形で。こんなに完璧な終わり方あって良いのかと思うくらいだった。

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    2026年10月11日
  • 本日は、お日柄もよく

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    『愛せよ。人生において、よきものはそれだけである』

    本日は、お日柄もよく、心温かな人々に見守られ、ふたつの人生をひとつに重ねて、いまからふたりで歩んでいってください。たったひとつの、よきもののために。

    ──おめでとう。
     
     
    2017年にWOWOWでドラマ化されていた本作。ずっと本棚で寝かせていましたが、積読消化少し進めようと思って、手に取ってみました。
    『言葉の力』をテーマに、スピーチライター(スピーチ原稿の代筆者)という裏方の仕事を通じて、人と人との繋がりや社会を動かす言葉の可能性を描いたお仕事小説でした。

    いやー、なんでこの小説こんなに寝かしていたんだろうってくらい、ほんと素晴らしいお話でした。
    そしてこの小説を通して、自分自身もどう伝えればもっと響くかなとか、どう構成したら聞き手の注意を引けるかなとか、かなり勉強になる。

    それに何より文体の美しさでお馴染みの原田マハ氏ですから。作品通して読み心地抜群のストーリーテリング。それも相まって、この物語のテーマ『言葉の力』を強く、本当に強く感じました。
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    ロングセラーお仕事小説。
    何度も泣けて読み返したくなる、
    世代をこえて読み継がれる名作!

    「言葉は世界を変える」
    伝説のスピーチライターと彼女の言葉に魅せられた若者の物語。

    会社員・二ノ宮こと葉は、想いをよせていた幼なじみ厚志の結婚式に最悪の気分で出席していた。
    ところがその結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチに出会う。それは伝説のスピーチライター・久遠久美の祝辞だった。
    空気を一変させる言葉に魅せられてしまった
    こと葉はすぐに弟子入り。

    久美の教えを受け、「政権交代」を叫ぶ野党のスピーチライターに抜擢された!
    目頭が熱くなるお仕事小説。

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    2026年10月11日
  • 本日は、お日柄もよく

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    笑いあり、涙あり、そして涙ありな作品でした。
    相手に言葉(想い)を伝える事の大切さ、相手の話しを聴く事の大切さ、言葉の力を知れる用な作品でした。

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    2026年10月11日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ネタバレ

    スピーチの、言葉の力の話。
    読んでいるだけなのに鳥肌がたつことが何度もあって、言葉の力のかっこよさにとても感動した。
    人に聞いてもらうためのスピーチってかっこいいんだなととても好きになった本。

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    2026年10月10日
  • 晴れの日の木馬たち

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    読み応えがあった素晴らしい作品
    貧しく紡績工場で働く少女が作家になる 彼女を取り巻く人達が素晴らしい
    クリスチャンで優しい父親
    彼女に星(ステラ)という名をつける
    岡山の宣教師のアリスは彼女を可愛がって英語と読み書きを教える
    そして工場での仲間と理解ある上司の
    もと彼女は小説を書く
    いろいろあって東京へ
    危ない目にあった時に助けてくれた
    (はちまき)彼も一途でいなせな男性
    そして書生として住み込みで
    書くことを支えてくれた作家のイサ
    そして大原孫三郎
    絵と文学
    人に素晴らしいインスピレーションを与えてくれる
    大原家支えた石井十次も出てきた
    現職の頃彼について学習した事もあった 懐かしい
    ステラの生き方も素晴らしいけど
    毎日をきちんと綺麗に生活する大切さを教えてくれる

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    2026年10月09日
  • 楽園のカンヴァス

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    ふと書店に寄った時にジャケ買いした本。原田マハさんという作家も知らず、この本から原田マハさんにはまっていった運命の一冊。とにかく引き込まれていく。絵には詳しくないがとにかく絵が見たくなる。美術館にも行くようになった。とにかく見てない人には見てほしい。

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    2026年10月09日
  • 本日は、お日柄もよく

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    面白かった!結婚式のスピーチに始まって、私も過去4回友人代表スピーチを披露した中で確立してきたマイルールを思い出しながら、作中に出てくる「スピーチの極意」と割と似てるな、案外いい線いってたのかも、よかった…なんて思っていたら、まさか選挙・政治スピーチの話になるとは。確かに「話す」「伝える」「魅せる」場面が多い政治家の裏にはそういったプロがいるんだろうな。ちなみに私のスピーチ・プレゼンの基礎を作ってくれた師匠は、昔、博物館実習でお世話になったプラネタリウム解説員さんです。またお礼を言いたくなっちゃったな。

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    2026年10月08日
  • 楽園のカンヴァス

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    とても楽しく読めました!

    2人のルソー好きの戦い!裏で渦巻く大人のドロドロ!(笑)
    この物語の後ももう少し読ませて!!という気分になりました。

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    2026年10月08日
  • たゆたえども沈まず

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    ネタバレ

    最高に感動しました。
    数年前に京都でゴッホの「花魁」を見た時の衝撃がよみがえりました。
    数ヶ月前に神戸で多くの作品を見たことがきっかけで読み始めましたが、作品を見てから読んだのが良かったのか、読んでから作品を見たらもっと感動したのか?
    今から2月のゴッホ展が楽しみでなりません。

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    2026年10月07日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    弱視の先生と三重苦の女の子。

    人生でこんな大きな重荷があるのか、とまず驚いた。
    自分が知らない病気や障がいは沢山あると思う。
    自分自身も突然、今年の春に大きな病気に襲われた。
    苦しい辛い、なんで自分が、沢山の感情に飲み込まれたけどなんとか私は今日も生きてる。
    命ある限り、1日1日を大事に生きたいと改めて思わせてくれた作品。

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    2026年10月05日
  • さいはての彼女

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    ★4.5

    私はひとり、座席の肘掛けに頰杖を突いて、人生の真昼でもなく黄昏でもない、けだるい午後三時あたりを、いまこうして旅をしている。

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    やっぱり原田マハさんの文章が好きだ!
    ひとつひとつの情景描写が好きだ


    『さいはての彼女』『風を止めないで』 ★★★★☆
    人間って自由であるべきだよなーって
    純粋に旅に出たくなった
    「それから……それから、どこまで走るんだろう。ずっと遠く、きっとさいはてまで、走っていく予定。」

    『旅をあきらめた友と、その母への手紙』 ★★★★★
    読み終えて、今、私は紅葉を見に行かないといけない、って直感の使命感を感じた

    『冬空のクレーン』 ★★★★★
    冬の、張り詰めた、でも澄んだ空気を、読みながら吸ってる感じ

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    2026年10月05日
  • さいはての彼女

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    仕事や恋愛で傷つき、旅に出た主人公たちが途中で出会う美しい風景と人々の温もりに救われる短編集。
    登場人物が皆良い人で、全てハッピーエンドなので読んでて癒された。
    また明日から頑張ろうって思わせてくれる優しい本でした。

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    2026年10月04日
  • 本日は、お日柄もよく

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    こんなに最初から最後まで泣ける本は初めてだった。
    登場人物みんなが本当に魅力的で、誰か一人ではなく、それぞれにちゃんと心を動かされる作品だったと思う。
    特に辰郎さんに関するエピソードやスピーチは格別。
    生前の国会答弁や、久遠さんのお葬式の場面は、言葉の力ってすごいんだなと改めて感じて、何度も涙が出た。
    誰かの心が休まる、豊かになる言葉を紡ぐ人に私もなりたい。

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    2026年10月03日
  • 本日は、お日柄もよく

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    途中まであまりハマらずだらっと読んでしまっていたが、一気に引き込まれた。選挙戦の盛り上がりと共に熱くなっていく言葉に、時には涙、時には手に汗を握りながら読み切った。

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    2026年10月03日
  • サロメ

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    ー蠱惑的で邪悪で甘美な、どうしようもないエロス。

    またマハさんに、やられました。
    ぐいぐい引き込まれ、あっという間に読み手は19世紀末のロンドンへ。
    晴れ間のないような空気の汚れた煙るロンドンにある母と姉弟のいる小さな1室が見えてきてきます。
    画家のビアズリーと姉のメイベルの芸術に対する異様なまでの渇望の日々。
    ワイルドとの出会いで変わっていく2人。
    そして豹変して、止まらないメイベル。
    「サロメ」なんて知らないし、この表紙の絵も知らない。
    だけど恐ろしいまでに魅せつけてきます。

    ぞわぞわする展開と、おぞましい程の力を持つ絵。
    この絵に狂ってしまう人々。いつのまにかサロメが誰なのかに気付き恐ろしくなる読者。
    ああ、でも気づいているのは読者だけ。
    さすがマハさん。どこまでが本当のことで、どこからが違うのか分からないです。

    そして何より恐ろしいのが、このサロメの絵。
    異様な程の邪悪さと美しさと怖いもの見たさとで、全てが詰まっていて、信じられない世界観。
    そして、この1冊に書かれていることは、この1枚の絵を見れば完結してしまうまでの物語性。
    25歳で亡くなったビアズリーの末恐ろしさを感じます。

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    2026年10月03日
  • さいはての彼女

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    読み終わった後の爽快感がとても良かったです。

    サイハテに乗るナギは名前の通り
    当然のようにやってきて
    当然のように周りの人に安らぎを与える人物でした。

    応援したくなるし、自分も頑張ろうと思う
    そういう人になりたいと思うし、憧れます。

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    2026年10月03日
  • 生きるぼくら

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    豊穣の秋。一言でグッと興味を惹かれる特別な展開がなくても、人は心を掴まれ、感動でき、共感できると感じた1冊。

    長野駅茅野市(奥蓼科)の田舎のほのぼのとした地での農業を通じた、青年たちの人生のストーリー。
    悲しい過去、孤独、自分への苛立ちを抱えていたが、キーとなる△△△△や、その原料の農作物を通じて、過去を振り返り、本当に大事なものを見つけ出す感動作品でした。

    直接的な描写が少ないのに、セリフパートや回想シーンがものすごく暖かく感じられるほど、背景の情報のバランスが良く、読み手が共通の心理描写を得られる構成が巧みです。

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    2026年10月03日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ネタバレ

    原田マハ作品は芸術系しか読んだことがなかったので、こういうタッチのもあるんだ!と新鮮な気持ち。

    スピーチライターの卵になり幼なじみの国会議員選挙の手伝いをすることになったこと葉の視点を通して様々なスピーチの感動が描かれている。

    言葉が人を動かすことを実感した中で、言葉が出ないときには何も言わずに抱きしめるだけでいいというのはとてもよかった。

    キャラがみんな好感が持てるので、読んでいてとても楽しかった。ラストは思わずにっこり。

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    2026年10月02日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    原田マハさんの作品3冊目でした。

    なんとなく見たことのあるゲルニカが、どんな状況で描かれた作品なのかを知ることができました。また、メッセージ性が強いことも知ることができました。

    フィクションとしても本当に面白かったです。

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    2026年10月02日