原田マハのレビュー一覧
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「たゆたえども沈まず」
ちょっとカッコ良すぎるし、すごい良い言葉だから、私の座右の銘にします。私の座右の銘は「たゆたえども沈まず」です。揺蕩うこともあるかもしれないが決して沈まず、私は私であり続けたい。
美しい。
フィンセント・ファン・ゴッホとテオドルス・ファン・ゴッホ。二人の兄弟の間で育まれる、友愛なんてものを等に超した愛情。喜びを共有し、互いを信じ、そして互いを傷つけ合う。そんな二人だからこそ、フィンセントの描く世界を信じている。一つのカンヴァスに包まれている「生」は、作者の心情を写し取り、見る者すべてを魅了する。だが、彼らが生を得ている間では、ゴッホという人物の名が、世に知れ渡ることな -
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国立西洋美術館の礎となる「松方コレクション」をめぐる物語。
どこまでが史実でどの辺までが創作なのかが分かりませんが、心熱くなりました。
解説によると、作品を買い集めるのに協力し、さらにフランスからの返還交渉を進めた田代雄一が矢代幸雄さんの偽名で、ほかは実名とのこと。
松方幸次郎の「美術館を作る、そのために美術品を買い集める」という想いは熱い。
そして、その想いのもと、協力した人たち。
ビジョンあるところに、人が集まり、それが行動となって、引き継がれ実現されていく。
それを最も感じたのが、日置釭三郎の物語。
戦時中、ナチに占領されたフランスで、命がけでコレクションを守り通した彼の生き様に -
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真珠をテーマにした物語、短編六篇
どれもじんわりと染み入る素敵なお話でした。
真珠は女性をより美しく魅せる。
第一話はフェルメールの熱い思いを感じた。
次回は是非、長編を書いて欲しいなと思ってしまう。
本作とは関係ないけれど、
表紙のヨハネス・フェルメール作
『真珠の耳飾りの少女』が14年ぶりに日本にやってくる
今回で日本で見れるのは最後かもしれないとの事で作中の話と同じようにチケット争奪戦が凄そうだが、見てみたいものだ。
vermeer2026.exhibit.jp
最近フェルメールの象徴でもあるラスピラズリが日本で初めて糸魚川で見つかったニュースも熱い
今後日本産のラスピラズリの宝飾品や -
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孤独との戦い。
ゴッホのことはいうまでもなく知っていたけど
それを支えたテオドロスという弟がいたこと、ゴッホがフィンセント・ファン・ゴッホという名前だったこと
恥ずかしながら初めて知った。
歴史と美術の勉強。原田マハさんの作品はいつも知るきっかけをくれる。
ゴッホ兄妹の孤独な戦い。束の間の幸せの瞬間。
日本から渡った画商2人の孤独な戦い。
パリの残酷なまでに美しい情景。
全てに心揺さぶられた、切なさをはらんだ作品。
浮世絵がこんなに影響与えていたなんて。
美術のこと知りたくなった。
フィンセントはずっと苦しかっただろうけど、皮肉なことにテオの死によって半身だった2人は再び結ばれたんだね。