原田マハのレビュー一覧
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親友に結婚式のスピーチを任されたが、前日に高熱が出てしまいフラフラだった。
汗だくで早口でなんとかやり遂げたが、あまり思い出したくない思い出になり、酷く落ち込んだ。
親友からは感謝の言葉をもらったが、申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
そんな中、この本に出会った。
そして、作中の序盤に披露される、言葉のプロフェッショナル、久遠久美のスピーチに鳥肌が立った。
その一方で、自分のスピーチとの比較にならないほどのギャップに辟易もし、そっと本を閉じてしまった。
そこから1年半が経ち、別の結婚式の乾杯を任された。
気がつくとこの本にまた手を伸ばしていた。
スピーチのノウハウを少しでも吸収しよう。 -
Posted by ブクログ
マハさんを、たっぷりと堪能できた小説だった!
マハさんの描かれる、困難に立ち向かう女性。
主人公すてらは、病気の父の治療代を稼ぐため、
わずか12歳で、工場で働くなんて、たくましすぎる。
大原孫三郎、児島虎次郎は実在の方で、
大原美術館のホームページも見たが、
この本の中のストーリーに生き生きと溶け込み、
素晴らしい人格者であり、感動した。
小説家とアートを絡めた、マハさんだからこそかけた小説だ。
ラストでイサから託された小石、胸がキュンとなった。
うまいな~!
「書くことをやめない力がある」とイサからの言葉。
「書くことをやめないのは、生きることをやめないから」
小説家も芸術家 -
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本を読む幸せは、今まで知らなかった時間を生きられること。今まで大切にしてきた時間をもう一度思い出せること。
そんな、ステキなものが、この本にはいっぱい詰まってる。東京で暮らしていると、生活のことやお金のこと、老後の心配など、リアル過ぎるほどの脅威を、知らないうちに植え付けられる。友人と話していても、あぁ、みんな不安なんだなと感じる。
でも、こうやって、『生きる僕ら』が、大自然の一部であることを思い出してみれば、生きる道なんていくらでもあるし、社会の脅かしに真の恐怖を感じて生きることの方が、実はマボロシなんだと分かってくる。スローライフって、理屈じゃない。米づくりの、毎日の、地道で地味な積み重ね -
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いゃ〜、ワクワクして、心に迫るものもあり、面白かった。
早く先を読みたい、でも場面を味わいながらゆっくり読みたい。その二つの思いでワクワクしながら、心の中ですてら頑張れと応援しながら、読んだ。
優しい人がいっぱい出てきて、癒された。
すてらがパりへ旅立つところで物語は終わるが、続きが発刊されることを期待します。
印象に残った文章
⒈よう来んさった。倉敷で、これから頑張ってつかあさい。
⒉まさか、倉紡に岡山のアリス先生のところで洗礼を受けんさった女工さんがおったとは
⒊あのときがあって、いまがある。いまがあるから、明日があるんだ。
⒋祈ろう。いつか、君の名を文芸誌の中にみつけられる日がくるように -
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この本を購入したのは2019年、発売された日だ。
無類の原田マハずきで、当然のように発売日に購入した。が、自身の出産育児のタイミングと重なり、積読されたまま、2026年を迎えた。
先日、陶器に興味のないわたしだったが、『ルーシー・リー展』に行く機会を得た。とにかく素敵で、彼女の作品が大好きになった。
そのタイミングで、本棚に忘れ去られたこの本を見つけた。なんだか光って見えて、よくよく帯を見ると、陶芸やら何やら興味の惹かれるの文字が書かれている。え?もしかして?あの?バーナード・リーチ?病的だと批判した?とにかく運命を感じて、読み始めた。
リーチが主人公のお話なのかと思っていたが、リーチを -
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仕事に打ち込むことってこんなにかっこいいんだ〜!責任をもつこと、やり遂げること。勇気を出して変わること。大人になってから、現状維持に必死で何かを変えてみようと思うことは本当に減ったと思う。でも、いくつになっても変化を求めていいんだ!とエネルギーが湧いてくる。
言葉の力、そばにいる優しさ、誰しもが持っているかもしれない誰かを救う人との関わり方の可能性に視界が明るくなった気がする。
そしてなにより、結婚式のスピーチでも政治家のスピーチでも根本は同じノウハウで聴衆の心を掴むスピーチライターのかっこよさ。読み始めは「こんな職業あるんだ、ふーん」くらいだったけれど、読み終わってみるとこの職業への好奇心が -
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2026年
作品 No.12
私は原田マハさんが表現する“ひと”がとても好きだ。
彼女の描く“ひと”は、不器用で、もどかしくて、常に悩んで迷ってもがいている。でも、純粋で、素直で、精一杯に生きる。
タイトルと主人公に名付けられた「人生」という名前、どちらもこの作品にふさわしいものだと感じた。
主人公のおかれた境遇はとても壮絶で、自分には想像もできない。
しかし、そんな逆境とは裏腹に、のどかな田園風景と心安らぐおばあちゃん家の様子が目に見えるように浮かんでくる。
そんなギャップがこの作品を親しみやすいものにしている気がする。
人生とつぼみとマーサおばあちゃんの3人が暮らす家。
個人では孤