原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者の原田マハさんのことは聞いたことはあった程度で、本作で初めて触れた。星月夜が好きで、表紙買いのところも少しあり。
歴史上の物語にフィクションを織り込んでいるけど、嘘くささは無くて本当にこんなやり取りがあったのでは、と思わせてくれる。
実際には無かった話と分かっていても、出来たらフィンセントとテオドルスが幸せに暮らして欲しい、と思ってしまうあたりが流石。もしかしたら、著者自身もそう思っていたのかも。
最後が分かっているだけに、このまま終わらないでいつまでも続いて欲しい、と思ってしまった。
互いを想いあいながら悲劇的な結末を迎えてしまうあたり、「レーエンデ国物語」の「喝采か沈黙か」、を何故 -
Posted by ブクログ
芸術と小説を融合させる主人公の山中すてらは、原田マハ自身のようで素敵だなぁー。すてらの幼少期は不遇であっても父・倉紡社長・ハチマキ・常和田・夏目漱石・武者小路実篤…と彼女を支えるキーパーソンが次々と現れる。強運であるし努力を惜しまない。それも深い信仰によるものだろうか。
ちょっとネタバレ
「最後の場面にたどり着いた読者が悲しい涙を流すのではなく、幸せな笑顔になるような晴れの日の木馬たちの物語を書いてください」と片想い相手に言われた通りのこの本としての晴れやかなエンディング。
常和田(イサ)は愛する亡夫がかつてフランスへ行った時、小石になってあなたのポケットの中で一緒に旅したいと語った打ち明け -
Posted by ブクログ
読みながら涙がぽたぽたとこぼれ落ちる経験は久しぶりでした。
とにかく言葉選びが素敵で、文章が綺麗で。特に風景の表現がいちいち美しくて。
1つも取りこぼしたくなくて、途中でもう1回最初から読み直しました。
特に表題作がほんとうに良くて....
『斉唱』『長良川』も大好きです
結局一貫してるのは「愛」なんだけど、それが、完璧じゃないのが、心に刺さった理由なんだろうな。
静かで、もどかしくて、時に棘があって不誠実で。その中に描かれた愛だからこそ、強く惹き込まれたんだと思う。
この本は私にとってかけがえのない一冊になりそうです
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◼️椿姫
・朝日に溶け出した雪が、電信柱からぽたぽたと雫に -
Posted by ブクログ
戦後まもない沖縄に、ニシムイ美術村と名付けられた画家たちのコロニーがあった。「ニシムイ」とは、沖縄の言葉で「北の森」という意味だそうだ。首里城から見て北側に位置する森の中に、その集落は造られた。そこで、東京美術学校を卒業した若い芸術家たちーー玉那覇正吉(たまなはせいきち)、山元恵一、安谷正義(あだにやまさよし)、名渡山愛順(などやまあいじゅん) ら、のちの沖縄画壇を背負って立つことになる画家たちが、絵画やカードを制作して米軍関係者に売り、生活の糧を得ていたという。
戦後の沖縄で、軌跡的に出会った日本人画家とアメリカ人医師の話。決して買い手の為に描くのではないというプライドと、現実の葛藤。
最 -
Posted by ブクログ
この絵に描かれているのは、画家自身の命だ。目に見えないはずの魂が、吹き荒れる嵐になって、カンヴァスいっぱいに立ち上っているのだ。
現代アートのポロックを巡るオークション小説
現代アートだと今までと違って軽やかでミステリーっぽくなってまた面白い
アノニムって匿名とかそういう意味というのは初めて知りました
秘密結社みたいな、その内部の団結力って憧れるよな
秘密裏に、あるべきところにアートを戻すアノニム
鑑定修復が終わった後にアノニムのマークを貼るのはかっこいい
難読症の少年が、ポロックのナンバーゼロを通じて、難読症を克服して喜び踊るのとそれを見ているアノニムメンバーのシーンは微笑ましかった。自分が