原田マハのレビュー一覧

  • たゆたえども沈まず

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    特別芸術に明るいわけでもないが、ゴッホ展を観に行った後、ふと星月夜の表紙のこの本が目に留まった。史実に沿ってなかなか忠実に描かれており、リアルとフィクションの境界が分からなくなるくらいであったが、当時のパリの情景やゴッホを囲む人々の様子がありありと思い浮かばれた。数々の名作が生まれたアルルの街にも是非人生で一度は訪れたい。原田マハさんの作品をもっと読みたくなった。この次は楽園のカンヴァスを読むことにする。

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    2025年11月11日
  • 風のマジム

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    ネタバレ

    心温まる内容でした。
    特にまじむがおばあとおかあにプレゼンの練習をするシーン。
    何かと厳しいおばあがまじむのプレゼンに納得してない素振りをしていたけど、実は照れ隠しで、裏では仏壇に企画書を供えて、おとうやおじいにまじむの成功をひたすら祈ってるシーンは涙が止まりませんでした。


    私が沖縄から帰る飛行機内で読むための本を探していたところ、偶然手にした一冊。
    僥倖でした。

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    2025年11月10日
  • モネのあしあと

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    ネタバレ

    原田マハ自身の美術界へ足を踏み入れたきっかけ、題名通りモネの一生を世界情勢や実際足を運んで見た景色を交えて書かれていてとても分かりやすかった。
    お金が無い中オシュデ家族を受け入れ、養い、妻が亡くなりそれでもオシュデ家族を養い続けた懐の広いモネを芸術家としてはもちろん人間としてももっと好きになれた作品。
    1番印象に残ったのはモネが描いた「日傘をさす女」は3枚あり、一番最初に書いた絵は妻カミーユと子供をモデルとし、顔までしっかり描かれているが、2、3枚目に描いた絵では妻が亡くなり、第2の妻となったオシュデ アリスの娘シュザンヌをモデルとし、顔をぼかして書いてある。
    妻が亡くなってから女性の絵をほと

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    2025年11月10日
  • リボルバー

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    ネタバレ

    私は美術作品の知識は全くないが、原田マハさんの作品の美術小説を読むたびに愛が溢れているなと感じる。今回も主人公の冴がゴーギャンやゴッホに対する愛を持って仕事をし、温かい結論に達する。読後感がとても良く温かい気持ちになった。どこかロマンがあるのもいい。

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    2025年11月09日
  • 楽園のカンヴァス

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    圧倒的没入感。

    アートの知識皆無でも、作品の世界観にどっぷりと浸れて、読んでいる間はまるで夢の中にいるような感覚だった。

    別の人物になりすまして伝説のコレクターのもとを訪れる——そんな緊張感あふれるストーリー展開でありながら、アート作品を心から愛する情熱や人間らしい恋心が描かれていて、7日間という濃密な時間の中で揺れ動く繊細な心の変化に終始感情移入してしまった。

    ミステリーとアートが融合した、新感覚の作品だった。

    もともと好きな作家さんだったけれど、この作品をきっかけにアートを題材にした作品をもっと読みたくなった。

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    2025年11月07日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホ展に行くことになったので前から気になっていたのもあり、書店で購入し読みました。
    初めからフィクションだという事は理解した上で読み進めていたのですが、フィクションとは思えない生々しさがありました。
    ファン・ゴッホ兄弟それぞれの心理描写も素晴らしく、登場人物の心情が痛いほど伝わってきて思わず息を飲みました。
    重吉という登場人物がこの作品のリアリティ演出する重要な人物で、重吉によって変化していくパリや人々の様子が鮮やかに描き出されていて本当に面白かったです。

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    2025年11月07日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    難しい言葉や読めない字もあって、なおかつボリュームもある作品だったので、じっくり時間をかけて読み進めた。

    作中に出てくる絵画が気になって、実際に調べながら読んだことで、より深く作品世界に浸ることができ素敵な読書時間でした!

    特に心に残ったのは、松方のこの言葉。

    「ナポレオンでなくとも、誰であれ、おのれの行く末のことはわからんものだ。
    行く末どころか、明日のこともわからんものだよ。
    だからこそ、いまこの瞬間をどう生きるべきか、考えている。
    一瞬を面白く生きずして、面白い人生にはできぬ。」

    読んだ瞬間、胸がじーんと温かくなった。
    “未来がどうなるかなんて誰にも分からない。だからこそ、今をど

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    2025年11月07日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    大好きな原田マハさんの作品の中でも、一番良かった作品になった。空を飛ぶ事、世界大戦へと向う緊迫感、魅力的な登場人物たち…長い物語だったがあっという間に読めた。

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    2025年11月03日
  • サロメ

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    オーブリー・ビアズリーについて知りたくなった。ほんとにひきこまれる、そういうことが本当に起こったのではないかと錯覚させられる本。

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    2025年11月02日
  • さいはての彼女

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    中間管理職の女性必読

    忙しく働いている時なら読むと、
    お話ごとの主人公をみて、自分の心も荒んでいるのかもと気がつく。そして、心がじんわりと温まる。

    旅に出て、自然に圧倒されたくなるし
    疲れた人を癒せるような旅先にいる温かい人になりたくなる。

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    2025年11月02日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    わたしに美術の楽しさを教えてくれた人。

    西洋美術館で開催中の印象派特別展に先駆けて。
    おかげさまで、松方コレクションの睡蓮に特大感情を抱く初体験ができました。

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    2025年11月01日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    世界一周旅行を成し遂げた日本人達とその実に隠された女性パイロットを巡る物語。

    原田マハさんはアート系が好きで、そちらを中心に読んでいたのでなかなかたどり着かなかった。今回新装版ということで手に取ったけれど、もっと早く読めばよかった!

    エイミーと山田さんはもちろん、ニッポンの乗組員もエイミーの仲間たちも、現代パートも、皆かっこいいんだよなぁ。物語としても十分面白いうえ、あとがき等にも書かれていた通り、今の世界にとっても大切なテーマが書かれている。

    これぞ原田さんという感じで、初期の作品と知ってびっくり。現実とフィクションの境目がわからなくなるほどのリアリティと、展開、その中での人物がまたみ

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    2025年11月01日
  • ロマンシエ

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    最後好きなミュージシャンからの着想のような着地だった気がする。テンション上がった。忘れちゃったから、また読もう。

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    2025年10月31日
  • 生きるぼくら

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    いじめから引きこもりとなり、やることは携帯ゲームしかなかった青年。ある日突然母親が居なくなり、途方に暮れた主人公は一枚の年賀状を見つけ、幼い頃大好きだったマーサおばあちゃんに会いに行くことに。
    引きこもり、離婚、認知症、就職活動の難しさ等、色んな悩みを抱える登場人物たちが自身の弱さと向き合い、成長していく過程が良く、元気を貰いました。
    マハさんの優しさの雰囲気と、心を奮い立たせるかのような文章が素敵です。
    この物語の大事なテーマとして米作りがあり、
    私たちの生活に欠かせない米が出来るまでどれだけ労力や、繊細さが必要なのか…知っていたものの、読んでみると衝撃を受けました。
    全ては支え合って生きて

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    2025年10月31日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    おもしろかったです。「読む美術館」というのがとてもしっくりきました。
    美術には詳しくないのですが、原田マハさんの小説で、画家の生き様のようなものを勉強できるのはとても貴重な経験だなと思います。
    文章も綺麗で上品で、気品のある女性が思い浮かびました。

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    2025年10月30日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホの有名な作品を数点と、なんとなくの知識で生前苦労していて自殺したことと、死後有名になった人という程度の知識しかないし、パリで日本美術ってこんな風に扱われてたんだ〜程度のものすごくふんわりした知識しかない、芸術に疎い自分を激しく後悔しました。
    知識があったらもっともっと何倍も楽しめたはず…!
    それでもフィクションだけどもしかしたら本当にこういうやりとりがあったのかもとワクワクさせてくれる会話が主要人物たちの間で繰り広げられていて、とても濃い内容でした。
    ただ知識がない故に、フィクションと史実の境目がわからないのでこれを読んだだけでゴッホ兄弟と林忠正さんを知ったつもりにならないようにしよう。

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    2025年11月03日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    ひとつひとつの物語がまるで夜空に浮かぶ星のように、静かに心の奥で光を放つ短編集でした。日常のなかに潜む小さな奇跡や、人と人との絆のあたたかさが、やさしい筆致で描かれています。
    どの物語も穏やかな温度を持ちながら、ふとした瞬間にせつなさが胸を締めつける、そんな感情がページをめくるたびに広がっていきました。
    特別なことが起こるわけではないのに、登場人物たちの想いや選択が、静かに「生きる」ということの意味を問いかけてきます。読後には、誰かを思い出したり、見えないやさしさに気づいたりするような、あたたかい余韻が残りました。
    まさに“暖かくも切ない、心にグッとくる”一冊でした。

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    2025年10月29日
  • 旅屋おかえり

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    原田マハさんの本は、本当に気持ちが良い。

    登場人物は皆、不器用でありながら優しさに溢れていて、みんなに支えられながら
    おかえりと一緒に旅をしているような感覚になれました。
    読後感は、この本に出てくる秋の青空のように、スカッと晴れやかで清々しい気持ちです。

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    2025年10月28日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    国立西洋美術館が、松方コレクションが、もっと特別なものになる一冊だった。

    松方幸次郎は、「日本の将来が明るいものになるように」、「日本の若者たちが本物に触れられるように」という想いで莫大な私財を投じ、怒涛の勢いでタブローを集めた。だがそのコレクションは戦禍に巻き込まれ、フランスに取り押さえられてしまう。
    そのタブローをどのようにして取り返すかが描かれた、史実に基づく物語。

    多少史実と照らし合わせると誇張されている部分もあるだろうし、批判もあると思う。だけど、やはり、原田さんは心を揺さぶる天才だと思った。
    熱い志をもつ実在した人物を、もっと魅力的に描き出し、章が終わるたびに鳥肌がたった。
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    2025年10月27日
  • 楽園のカンヴァス

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    大好きな原田マハさんの作品。はぁー、面白かったー。先にピカソの「暗幕のゲルニカ」を読んでいたので似た感じだなーとも思った。本書に出てくる物語を読んでいると、ルソーやピカソの時代に自分もタイムスリップしたみたいで心がウキウキする。新時代の熱量ってすごい。私的にはアンリルソーは聞いた事あるかなーくらいの認識でした。でも天才ピカソに、天才と言われるルソーって!時代が追いついてないだけって!原田マハさんの作品はフィクションながら、芸術家と作品とを心に、記憶に、留めてくれる教養本の様です。そして綺麗にまとまって清々しく終わる。ラストはティムの気持ちに私の心も乗り移りニヤニヤしちゃいました。また深掘りした

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    2025年10月26日