原田マハのレビュー一覧

  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    大好きな原田マハさんの作品の中でも、一番良かった作品になった。空を飛ぶ事、世界大戦へと向う緊迫感、魅力的な登場人物たち…長い物語だったがあっという間に読めた。

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    2025年11月03日
  • サロメ

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    オーブリー・ビアズリーについて知りたくなった。ほんとにひきこまれる、そういうことが本当に起こったのではないかと錯覚させられる本。

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    2025年11月02日
  • さいはての彼女

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    中間管理職の女性必読

    忙しく働いている時なら読むと、
    お話ごとの主人公をみて、自分の心も荒んでいるのかもと気がつく。そして、心がじんわりと温まる。

    旅に出て、自然に圧倒されたくなるし
    疲れた人を癒せるような旅先にいる温かい人になりたくなる。

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    2025年11月02日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    わたしに美術の楽しさを教えてくれた人。

    西洋美術館で開催中の印象派特別展に先駆けて。
    おかげさまで、松方コレクションの睡蓮に特大感情を抱く初体験ができました。

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    2025年11月01日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    世界一周旅行を成し遂げた日本人達とその実に隠された女性パイロットを巡る物語。

    原田マハさんはアート系が好きで、そちらを中心に読んでいたのでなかなかたどり着かなかった。今回新装版ということで手に取ったけれど、もっと早く読めばよかった!

    エイミーと山田さんはもちろん、ニッポンの乗組員もエイミーの仲間たちも、現代パートも、皆かっこいいんだよなぁ。物語としても十分面白いうえ、あとがき等にも書かれていた通り、今の世界にとっても大切なテーマが書かれている。

    これぞ原田さんという感じで、初期の作品と知ってびっくり。現実とフィクションの境目がわからなくなるほどのリアリティと、展開、その中での人物がまたみ

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    2025年11月01日
  • ロマンシエ

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    最後好きなミュージシャンからの着想のような着地だった気がする。テンション上がった。忘れちゃったから、また読もう。

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    2025年10月31日
  • 生きるぼくら

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    いじめから引きこもりとなり、やることは携帯ゲームしかなかった青年。ある日突然母親が居なくなり、途方に暮れた主人公は一枚の年賀状を見つけ、幼い頃大好きだったマーサおばあちゃんに会いに行くことに。
    引きこもり、離婚、認知症、就職活動の難しさ等、色んな悩みを抱える登場人物たちが自身の弱さと向き合い、成長していく過程が良く、元気を貰いました。
    マハさんの優しさの雰囲気と、心を奮い立たせるかのような文章が素敵です。
    この物語の大事なテーマとして米作りがあり、
    私たちの生活に欠かせない米が出来るまでどれだけ労力や、繊細さが必要なのか…知っていたものの、読んでみると衝撃を受けました。
    全ては支え合って生きて

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    2025年10月31日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    おもしろかったです。「読む美術館」というのがとてもしっくりきました。
    美術には詳しくないのですが、原田マハさんの小説で、画家の生き様のようなものを勉強できるのはとても貴重な経験だなと思います。
    文章も綺麗で上品で、気品のある女性が思い浮かびました。

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    2025年10月30日
  • たゆたえども沈まず

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    ゴッホの有名な作品を数点と、なんとなくの知識で生前苦労していて自殺したことと、死後有名になった人という程度の知識しかないし、パリで日本美術ってこんな風に扱われてたんだ〜程度のものすごくふんわりした知識しかない、芸術に疎い自分を激しく後悔しました。
    知識があったらもっともっと何倍も楽しめたはず…!
    それでもフィクションだけどもしかしたら本当にこういうやりとりがあったのかもとワクワクさせてくれる会話が主要人物たちの間で繰り広げられていて、とても濃い内容でした。
    ただ知識がない故に、フィクションと史実の境目がわからないのでこれを読んだだけでゴッホ兄弟と林忠正さんを知ったつもりにならないようにしよう。

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    2025年11月03日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    ひとつひとつの物語がまるで夜空に浮かぶ星のように、静かに心の奥で光を放つ短編集でした。日常のなかに潜む小さな奇跡や、人と人との絆のあたたかさが、やさしい筆致で描かれています。
    どの物語も穏やかな温度を持ちながら、ふとした瞬間にせつなさが胸を締めつける、そんな感情がページをめくるたびに広がっていきました。
    特別なことが起こるわけではないのに、登場人物たちの想いや選択が、静かに「生きる」ということの意味を問いかけてきます。読後には、誰かを思い出したり、見えないやさしさに気づいたりするような、あたたかい余韻が残りました。
    まさに“暖かくも切ない、心にグッとくる”一冊でした。

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    2025年10月29日
  • 旅屋おかえり

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    原田マハさんの本は、本当に気持ちが良い。

    登場人物は皆、不器用でありながら優しさに溢れていて、みんなに支えられながら
    おかえりと一緒に旅をしているような感覚になれました。
    読後感は、この本に出てくる秋の青空のように、スカッと晴れやかで清々しい気持ちです。

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    2025年10月28日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    国立西洋美術館が、松方コレクションが、もっと特別なものになる一冊だった。

    松方幸次郎は、「日本の将来が明るいものになるように」、「日本の若者たちが本物に触れられるように」という想いで莫大な私財を投じ、怒涛の勢いでタブローを集めた。だがそのコレクションは戦禍に巻き込まれ、フランスに取り押さえられてしまう。
    そのタブローをどのようにして取り返すかが描かれた、史実に基づく物語。

    多少史実と照らし合わせると誇張されている部分もあるだろうし、批判もあると思う。だけど、やはり、原田さんは心を揺さぶる天才だと思った。
    熱い志をもつ実在した人物を、もっと魅力的に描き出し、章が終わるたびに鳥肌がたった。
    (

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    2025年10月27日
  • 楽園のカンヴァス

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    大好きな原田マハさんの作品。はぁー、面白かったー。先にピカソの「暗幕のゲルニカ」を読んでいたので似た感じだなーとも思った。本書に出てくる物語を読んでいると、ルソーやピカソの時代に自分もタイムスリップしたみたいで心がウキウキする。新時代の熱量ってすごい。私的にはアンリルソーは聞いた事あるかなーくらいの認識でした。でも天才ピカソに、天才と言われるルソーって!時代が追いついてないだけって!原田マハさんの作品はフィクションながら、芸術家と作品とを心に、記憶に、留めてくれる教養本の様です。そして綺麗にまとまって清々しく終わる。ラストはティムの気持ちに私の心も乗り移りニヤニヤしちゃいました。また深掘りした

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    2025年10月26日
  • 生きるぼくら

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    まず、読みやすい。読みやすいながら、心底勇気づけられる小説。恥ずかしながら東京生まれ東京育ちの自分には自然との共生やましてや稲作などは縁がなく、何も考えずお米をお腹いっぱいいただいてきた世代であり、稲作を中心とした、人々の助け合い、優しさ、愛、本当に美しいと思った。希薄になった人間関係が心地いいと感じるような自分であるが、そんな自分でも持ちつ持たれつ支え合える人と人との関係が羨ましくなった。

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    2025年10月26日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    小学生の時にヘレンケラー自伝を読んで以来の、「奇跡の人」。日本版だが、明治時代の、しかも津軽地方が舞台とのことで、さらに沁み入るものがありました。安先生の情熱、れんとキワのたしかな繋がりにただただ感動。

    「言葉」を教えるのだ。思考し、表現できる人へと成長させるのだ。
    安先生のこの言葉こそ、教育の原点のように感じた。

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    2025年10月26日
  • ゴッホのあしあと

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    現代の多様性という言葉はどこか言い訳地味だ使い方が多い気がしていて
    使うにしても使われるにしてもマイナスなイメージを持ってしまう
    色々な事を認める事を多様性というんじゃなくて
    色々な事も候補に視野に入れて選りすぐる事
    だだから多様を主張する者は命懸けで選りすぐられなきゃいけないと思う
    近頃は浅はかな多様性って言葉で浅はかに文化を否定してる気がして嫌だったけど
    命懸けで新しい文化を作るって事だったのかもしれない
    だからゴッホは絵が売れないままに死んで死んでから文化を作ったんだ。
    命懸けで未来に感動を残したんだ。

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    2025年10月25日
  • 楽園のカンヴァス

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    ルソー研究者ふたりのルソーに対する愛がすごいです。ミステリー風で面白く、ハッピーエンドでよかったです。

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    2025年10月24日
  • 板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh

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    Audibleで聴読

    1日中夢中で聞いていた。渡辺えりさんの朗読が見事で、我慢が出来なかった。もともとこの作品を読もうと思ったのは、この朗読のサンプルがきっかけだったので、聴き放題期間が終わる前にどうぞという誘い文句に勝てなかった。

    棟方志功の名は知っていたし、作品も数度見ていた。エネルギーのある作品だと思っていたけれど、刺さるところまではいかなくて、もう少し知りたいような、そうでもないような。

    でも、この朗読を聴いたら、作品を見直したくてたまらない。日本のゴッホになりたいと願った棟方。

    時間軸でいくと、ゴッホ→棟方志功→ゲルニカ…という流れがあって、先日『暗幕のゲルニカ』を読んだばか

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    2025年10月23日
  • 永遠をさがしに

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    とにかくまっすぐな友人、まっすぐすぎる新しい母、少し不器用な父に囲まれて、自分を、永遠を見つける和音。それぞれの母娘がすれ違いながらも、大切なことに気付いていく姿に涙した。

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    2025年10月22日
  • リボルバー

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    ゴッホの死に関係するという一丁のリボルバーの真偽を巡って、ゴッホとゴーギャンの関係性を辿っていく物語。ゴッホの死に関してこれが真実だと思わせられるほど納得できるストーリーだった。ゴッホだけでなく、ゴーギャンに対するイメージも大きく変わった。

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    2025年10月22日