原田マハのレビュー一覧

  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    短編であり、珍しいストーリーではないのに、チープな印象もなく、行間や終わり方に含みがあり読む人の想像に委ねられる部分のある複雑な仕立てになっている。さすが原田マハさん、、。
    美術に対する向き合い方、それぞれの人生との関わり方が描かれており、特に群青のツアーコンダクターのお話には引き込まれてしまい、わたしもこんな企画があったら参加したいなぁと思った。

    0
    2026年03月10日
  • 生きるぼくら

    Posted by ブクログ

    マーサばあちゃんや志乃さんの言葉は、心に残るものばかり。

    引きこもりの青年が、お米作りを通じて人と繋がり、生きることを学ぶ。

    美味しく頂くこと、自然の美しさ、老人への敬意など、忙しいと見失いがちな大切なことを思い出せる作品。終盤は感動シーンが多かった。

    0
    2026年03月10日
  • 晴れの日の木馬たち

    Posted by ブクログ

    こんなに素晴らしい本に出会えたことに感謝。

    主人公のすてらは16歳で岡山の紡績工場ではたらく工女。
    小説を読むのが好きで、周りのすすめもあり自分でも書くようになります。

    作中作も結構出てくるのですが、どれも素敵で長編で読んでみたいと思える物語ばかり。

    そして魅力的なすてらの周りを固める登場人物たち。
    恩師アリス先生、父親の又八、イサ先生、他にもたくさんの活躍の上にすてらは生きている。また、すてらもたくさんの人の支えになっている。人と人が関わり、仕事も娯楽も悲しいことも楽しいこともすべてがあってこそ人生。

    イサ先生が特に素敵でした。めちゃくちゃ好き。
    全ての所作が美しく、気品が漂い、全て

    0
    2026年03月10日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

    ゴッホについて知っていることは少なかったけどゴッホが好きになったし、作品を見に行きたいとも思ったし、見方も変わるなと感じた。
    最後の本はページを捲る手が止まらず一気に読んだ。普段読む本とはまた違う感じで原田マハさんの本を読むのは初めてだったけど他の作品も読みたくなった。

    0
    2026年03月09日
  • さいはての彼女

    Posted by ブクログ

    ◯旅に出たくなる至極の一冊
     これ以上、旅に出たくなるような小説を知らない。バイクにも乗ってないのに、登場人物の凪がハーレーに乗ってる姿を想像するだけで、ワクワクした気分になる。爽快な気分になる。
     でも、それだけでなく、主人公の考え方が変わっていく様も好き。例えば、「さいはての彼女」の主人公の女社長は、辞めていく秘書に沖縄行きと渡された航空券で北海道の女満別へ飛ばされるような疎まれる人だったが、凪との出会いや旅で気持ちを入れ替えていく。また、「冬空のクレーン」では、仕事に精を出してきたが、部下へのパワハラ疑惑で何もかもどうでも良くなった女性が旅へ出て、そこでたまたま出会った人やタンチョウに魅

    0
    2026年03月09日
  • 風のマジム

    Posted by ブクログ

    なんとも爽やかな清々しい沖縄の風に吹かれたような読後感!
    一気に読めてしまった!
    去年映画化されてるようなのであの南大東島のサトウキビ畑観てみたい!
    風を感じたい!
    そして実際に沖縄産ラム酒飲んでみたい!

    0
    2026年03月08日
  • 異邦人

    Posted by ブクログ

    京都の文化や情景を織り交ぜつつ、少しだけドロっとした風習とビジネスと家族関係、菜穂の一直線な想いと行動とそれを支援する人達の想い、樹の環境
    最後は軽いどんでん返しもあり、面白い物語でした

    0
    2026年03月08日
  • 晴れの日の木馬たち

    Posted by ブクログ

    これから主人公はどうなるのだろう?と気になり、ページをめくる手が止まらなかった。岡山での暮らし、東京での暮らし。女工としての暮らし、職業作家としての暮らし。どの時代にも素敵な出会いと別れがあり、そして、喜びと悲しみがあった。

    書くことは、生きること。
    最後にそう気づいたすてらは、きっとパリでも書き続けるのだろう。

    幸せな気持ちにしてくれる、心が温かくなる作品でした。本が好き、そんな方にぜひ読んでいただきたいです!

    0
    2026年03月08日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

    Posted by ブクログ

    最後の一ページ、泣きます
    ありがとうございます。松方さん。
    圧倒的な指導者がいて、それを導いた人がいて、それを支えた人がいて、その人達が日々葛藤と闘いながらどうしても成し遂げたい思いがあって今がある
    史実に基づき小説に仕上げる原田マハさんの技術にハマります

    0
    2026年03月07日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、東山魁夷…誰もが知る画家が描いた実在する絵画を題材にした6つの短編小説集。

    巻末の素晴らしい解説に勝る感想は述べられないのだけど、読み終えて浮かんだのは静かな展示室で絵画と向き合う時間は自分自身と向き合う時間なのかもしれないということ。
    特に印象に残った章は『群青 The Color of Life 』と『道 La Strada』で、静かなラストシーンに心が震えるような感覚。
    久々に美術館に足を運びたくなりました。

    0
    2026年03月07日
  • たゆたえども沈まず

    Posted by ブクログ

    【2026年読書記録No.1】
    花の都パリの街にたゆたえども沈まないもの。
    かの有名なフィンセント・ファン・ゴッホの生涯をめぐるストーリー。
    原田マハさんの作品はノンフィクションなのかと錯覚させられてしまう。美術の知識に疎い私からしたら何が事実で何がフィクションか分からない。それでもゴッホには心の拠り所であり、誰よりも頼れる存在であった弟のテオドロスがいたということ。それが分かっただけでこれからの彼の作品の見方が変わった気がした。神戸で夜のカフェテラスを見てから読みたいと思い立ち手に取った本作。改めて彼の作品を見るとまた見え方は変わるであろう。
    また素敵な作品に出会った。

    0
    2026年03月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの小説は史実とフィクションの境界が本当にわからない、あくまでベースは史実だけど、「もし〇〇だったら」という架空の設定を取り込んで練られる構成がすごい。
    しかも、その設定というのが、ロマンがあって、ワクワクする。
    今回のお話も最後のエピローグで「えー、これってフィクションだったの」と驚かずにはいられないくらい500年前の世界に本当にタイムスリップして壮大な旅をしたかのような気分。
    それくらいリアリティがある登場人物の設定と解像度の高い描写によって、読み手を引き込ませる魅力がある。

    0
    2026年03月07日
  • 生きるぼくら

    Posted by ブクログ

    原田マハさんらしくないと思いながら読んでいたけどいつのまにか原田マハさんだった。主人公と一緒に成長していった。そしてお米のように自分も生きてると実感させられた本だった。

    0
    2026年03月06日
  • 生きるぼくら

    Posted by ブクログ

    生きていくパワーをもらえました。
    原田マハさんの小説を読むと、心が温かくなります。とにかく登場人物の全員が魅力的です。
    あっという間に自分も蓼科のマーサさんのお家にいるような、そんな没入感で読み進めました。

    自分の近くの人を大切にしたいと改めて感じました。

    0
    2026年03月06日
  • 晴れの日の木馬たち

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの真骨頂、小説×アート。
    小説とアートへの愛情がギュッと詰まった作品で、初めから終わりまでワクワクした気持ちで読めた。
    いつものように史実を元に描かれたフィクションで、歴史上の人物もたくさん登場。
    これは朝ドラみたいだなと思ったら、なんとご本人も狙っているのだとか。
    まだまだ女性の地位が低かった頃の物語。この時代の女性の頑張りが今に繋がっていることを感じさせてくれる。
    「書き続けることよりも、書くことをやめないことが大事」という言葉。何にでも通じることだなと心に残った。
    諦めずに続けること、私も頑張ろうと思う。
    そして、この続きがまだまだ知りたい!と思ったら、こちらは3部作の1作目

    0
    2026年03月05日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    スペイン旅行でせっかくだからゲルニカを見に行こうと思い、何か事前に知識が得られる小説がないかなと思料していたときに思い出した一冊。
    この小説のおかげでアートや美術館に対する関わり方が変わった。大感謝。
    今まではアートを見ても色が綺麗だな〜とか何が良いのかわからんくらいの感想しか持てなかった。この小説によって、美術館で働く人や収益モデル、そして何より画家ひとりひとりに人生のストーリーがあったことに気づかされた。アートに対するとっかかりができた。

    この小説を読んだ後に本物のゲルニカを見に行けたことは一生の財産になった。ピカソの制作過程に想いを馳せたり、ドラマールさんが撮った写真や泣く女の展示を見

    0
    2026年03月05日
  • 晴れの日の木馬たち

    Posted by ブクログ

    原田マハさんの最新作。
    まるでマハさんの人生を投影したかのようなすてらの人生。帯からはゴッホに感化された話かと思い、板上に咲くと同じようなストーリーなのかな?と思いきや全く違った展開。今後アート小説を繰り広げるすてらをマハさんに重ねずにいられない!

    またマハさんの本から学びを得ることができた。
    大原孫三郎さんの寛大さ、企業の発展のために文化を楽しむ悦びを伝え、多くの人に共有したいとの精神。
    夏目漱石の文化への想い、広く門戸を開く寛大さ。
    両人ともに、後世に名を残す人というものは、時代にとらわれず本質を見抜く力を持ち、それを世間に発信する力のある素晴らしい人なのだと知ることができた。女性が見ず

    0
    2026年03月03日
  • サロメ

    Posted by ブクログ

    とてもおもしろかった。ワイルド、ビアズリーのコンビはあの絵と共に有名だが、ここではオーブリー・ビアズリーの姉メイベルを軸に物語が展開していく。このメイベルが魅力的。まだ年若いのに野心と責任感から実に強かに生きる。太く短いオーブリーの人生は芸術そのもので痛々しい。いつの世も人々はゴシップネタが大好き。それでも生まれた作品の輝きは褪せない。そういえばビアズリーのサロメを私に教えてくれたのは中学時代のクラスメートのSさんだったな、と突然思い出した。今の首相と同じ名前

    0
    2026年03月02日
  • 楽園のカンヴァス

    Posted by ブクログ

    面白かった!いや〜面白かった。なんでこんなお話を思いつくんだろう!すげぇな〜。 物語「夢を見た」泣いたね、泣いた。 大原美術館もニューヨーク近代美術館も改めてまた行きたいな。 てかハードカバーを買おうかな、お金ないけど(また泣)。

    0
    2026年03月01日
  • あなたは、誰かの大切な人

    Posted by ブクログ

    「月夜のアボカド」が特に良かったです。
    大切な人を想うこと、支えること。こんな風に生きられたら素敵だな、と思います。

    0
    2026年03月01日