原田マハのレビュー一覧

  • 晴れの日の木馬たち

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    いつも著名な「絵画」や実在の「画家」を中心に物語を創作される原田さん。できるだけ史実に添いつつ、適度な想像を織り交ぜ、感動的なストーリーになっているのだが、今回の主人公は架空の人物。明治末期から大正にかけて岡山で女工として働きながら、小説を書くことに惹かれ、周囲の助けもあって女文士として成長していく。主人公の山中すてらは架空だが、倉敷紡績の社長であり、大原美術館を創設した実業家の大原孫三郎や、大原の支援を受けて海外から多数の西洋画を日本もたらした洋画家の児島虎次郎、主人公とその父を支える宣教師アリス・ペティ・アダムスなど、周囲を取り巻く人物や時代背景には多くの実在の史実・人物が織り込まれている。小説家としての自分自身を気持ちを山中すてらに代弁させているかのように読めて、なんだか清々しい。

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    2026年09月23日
  • たゆたえども沈まず

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    美術が大好きなので、それにフィクションを混ぜて面白いのか…?と思っていたけど、澄んでいて美しくて力強い瑞々しい文章が詰まっていて本当におもしろかった。手にとって良かった。

    ゴッホとそれを世界に広めた一助を担ったとされる林忠正の物語。フィクションだけど、歴史を学んでいるような気分にさせてくれるリアリティがあって、解説まで読んで林忠正がゴッホと接触した事実は確認できていないこと、主人公の加納重吉は架空の人物であることに驚かされた。原田マハさんの凄さに感嘆すると共に、大好きな作家さんになった。解説で『歴史的検証をした上で、架空の人物や出来事を巧みに挿入し、物語としての「真実らしさ」を作り出している』とあって、なるほどと思った。それが原田マハの凄さなんだろうな。

    実在する人と作品と時間軸に、架空の人物を織り交ぜながら人生を作り上げるって本当にすごい。不思議な本だった。歴史としてはわからない箇所も多いだろうけど、こうだったら良いのにと思わせられる美しくて切なくて力強い人生が詰まっていた。(とはいえ、テオの妻ヨーによってゴッホの作品が世界への一歩を踏み出したんだとしたらヨーが逞しすぎるけど。調べた感じヨーと息子フィンセントの功績は大きいみたいで義兄のためにそこまでやれるのすごいな)
    たゆたえども沈まず。いいな。私もまたフランスに行きたい。

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    2026年09月23日
  • 本日は、お日柄もよく

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    この本に出会えて良かった!

    言葉の持つ力は、確かで、絶対的にひとを動かすものになる。
    こと葉のまっすぐな気持ち
    おばあちゃんのあたたかさ
    この本を読むことで、ふわっと心があたたかくなった。
    私も自分の言葉で語れるようになりたい。
    これからもたくさんの本を読んで、人と話して
    自分の言葉を広げていきたい。

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    2026年09月23日
  • 本日は、お日柄もよく

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    スピーチライターという馴染みのない職業を題材とした小説。
    主人公こと葉自身が全くスピーチライターを知らないところから、言葉というものの魅力、引力、影響力に魅せられて、スピーチライターという世界に飛び込む。
    その中で要なのがスピーチライターの師匠久美と幼馴染家族、初恋の篤志ともと議員の故篤郎。政治の中でも政権交代を目指した選挙を題材としていて、言葉が伝えるものの重要さ、見え方などがよく沁みる作品だった。
    終始心に訴えかけるものがあり、涙が溢れるところも沢山あった。それも、親を亡くすという痛みが私にもわかるからなんだなというのを感じた。
    恋の部分も少なからずあり、主人公自身のコミカルさも相まって、読みやすい作品。

    結末がわかっていてもまた読み返したいと思える作品。

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    2026年09月22日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    とりあえず⋯⋯おもしろかった〜!!!

    壮大な冒険物語、少しページ数が多かったですがワクワクドキドキしながら夢中で読めました


    ⋯⋯エイミーのその後が幸せである事を祈ります

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    2026年09月21日
  • 本日は、お日柄もよく

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    店頭でよく見るから割と最近の刊行だと思ってた自分が恥ずかしい。刊行当時、中学生で出会っていたら将来の夢が変わっていたかも。ちょっぴり悔しい。

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    2026年09月21日
  • たゆたえども沈まず

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    星が5では足りません!!!!!!!!
    100個つけたい!!!!!!!

    テオとゴッホの美しい物語。
    サン=レミ時代からアルル時代まで この1冊に収まっていて、こんな大作を 生きているうちに読めてよかった〜という気持ちです。
    やっぱり私はゴッホと同じぐらいテオが好き!

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    2026年09月20日
  • リボルバー

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    ゴッホとゴーギャンに愛を持ってこの作品をマハさんは書いたのが伝わり、彼らの時代に入り込んで読むことができた、それぞれの登場人物のキャラクターと想いが美しくオシャレに物語に組み込まれた作品、また読みたい。アムステルダムからの帰り道に完読

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    2026年09月20日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ネタバレ

    スピーチライターの仕事はやりがいがありそうで面白そうだなぁと自分の仕事と比べながら思ったりした。スピーチというと、昔から校長の話は長いなとか聞く耳もたなくなったりしてたけど、時には人を惹きつける力があって、数分でその人を尊敬するようになったり、人生が(考え方が)変わったり、すごく貴重な時間という事をこの本を読んで感じた。

    主人公のこと葉がスピーチライターになる前から、活躍した後の話までストーリーも良かったし、政治は正直興味なくてあまりスピーチも聞いたことなかったけど、ちゃんと聞いてみると面白いんだろうなと思った。

    実写化もあるみたいだから観てみよう


    最後の久美さんのサプライズスピーチは涙出た。

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    2026年09月20日
  • 本日は、お日柄もよく

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    めちゃくちゃいい作品だった、、、ほっこりして胸が熱くなるとはこの事
    お話の構成とか色々がきれいすぎて最高
    深く入り込まずに急に来る感じが、読者の心を引き込んでいる。スピーチの極意のように

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    2026年09月20日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    「無用の人」映画化を見て購入。短編のいずれの主人公も、悩みながら、今いる状況を肯定的に捉えて日々を送っている。そして主人公の周りいる人の生き方が魅力的。お互いがよき方向に向かって関係している。大人な生き方が心に刺さるよき作品たち。映画公開も楽しみ。積読の茶の本も読もうと思う。

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    2026年09月20日
  • 楽園のカンヴァス

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    すごいものを読んでしまった。

    アートのことなんて全くわからないし、アートに詳しい人がこの本を読んだら、どんな感想を持つのかもわからない。
    そもそも、これはファンタジーなのか、史実なのか、それすら私にはよくわからない。

    でも、ただただ胸が熱くなった。

    ただただ、ルソーが愛おしくなった。
    そして、ルソーを愛する人たちまで愛おしく感じた。

    絵画の知識がなくても、こんなにも心を動かされるんだ、と驚いた一冊。

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    2026年09月20日
  • 生きるぼくら

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    久しぶりに素直に涙が出た。
    家庭環境、いじめ、就活の息苦しさ、「居場所はそこだけじゃない」と言われても、そのときの自分にはその世界が全てで、無責任な励ましだと思っていた。言葉では何とでも言えるけど、あたらしい世界への一歩を踏み出させたのは母の愛だと思う。

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    2026年09月20日
  • 晴れの日の木馬たち

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    星20個つけたいぐらい。
    今年のベストかも?
    冒頭から惹き込まれ、2ページに1回くらいは激しく心が動かされた。
     瑞々しい描写。溢れるように浮かんでくる情景。
    素晴らしかったです!

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    2026年09月20日
  • サロメ

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    ネタバレ

    原田マハ。。!?作者買いをしたのだが、全然今まで読んだことある作品と違う、ずっとなにか欲のようなものがドロついているのを感じていた。若干気味が悪かったが、文章の力が凄すぎて止まらずに読み終えてしまった。そして、察しの悪い私は、ようやく271ページ目でそのドロつきの正体に気がついた。。。

    うまく、ワイルドの「サロメ」のテーマを物語に落とし込んであると思う(まだ読んでいないから正確にはわからない。今日注文したので近々読む)。

    最初は姉は人に承認される欲求が強く、その欲求の矛先が弟に向いているのかと思っていたが、どうやらそうではなかったらしい。そして、最終的にサロメ、恋に狂って愛する人を死に至らしめる狂人となっていく姉の姿に引き込まれた。

    オーブリーはワイルドに踊らされていたのだろうか?ワイルドもオーブリーに並々ならぬ引力を感じていたには違いないだろうけど。。

    それにしても、運命を感じている人に、「一緒に地獄へ行こう」と誓われるなんて、甘美すぎる。

    もう一度読みたいと思わされる作品だった。

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    2026年09月19日
  • 本日は、お日柄もよく

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    言葉が持つ力は時に人を救う。
    優しくて力強いスピーチがたくさん出てくる。
    知らなかった『スピーチライター』という職業にとても興味が湧いた。
    出てくる登場人物、みんな良い人。
    とても読みやすく心が温まる作品だった

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    2026年09月19日
  • すべてが円くなるように

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    ネタバレ

    朝に一編ずつ読みきるのにちょうどいい短さの短編で、手に取るのが楽しみだった。全編フェルメールに関するお話かと思ってたから2篇目でアレ?となった。真珠繋がりの洒落た構成。下北の喫茶店にいた人の名前に思わずエッ➖❗️と声が出た。エッセイを面白く読んだ記憶が蘇って、懐かしく…指輪のエピソードを確認したくなった。どの作品も解像度高い映像が浮かんでマハさんの言語化力に度々うならされた。とくにラストの真珠工場のお話の海の表現とかまるで眩しい光を見ているようなバーチャル体験を味わった。人物設定がマハさんならではだな、という感じでオシャレ。
    真珠の工場の描写がとても興味深かった。
    この本に影響されて久しぶりにパールのイヤリングを出して観劇につけていった。
    真珠の耳飾りの少女が来日するタイミングでの出版。この表紙はインパクト大。

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    2026年09月19日
  • 旅屋おかえり

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    「旅屋おかえり」
    旅代行人を生業とするのは現実的には厳しい気もするけど、ブラック・ジャック方式で成り立つのかな。

    そんな現実的な部分はおいといて、どうにかなっちゃうおかえりさんは凄い、芸能人としての才能はなかったかもしれないけど、人に好かれ、人を動かす才能に、運に恵まれてる。
    人生豊かだよ!
    全体通して感動が多く、読み始めたら続きが気になり最後まで一気に読みたくなりました。
    そして、代行ではなく、自分の足でちょっと近くにでもいいから旅を、移動をしてみたくなりました。

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    2026年09月18日
  • 本日は、お日柄もよく

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    心温まる小説だった
    普段はミステリー小説ばかり読んでいることもあって、こういった小説はあまり自分の心に刺さらないと思っていた
    いざ読んでみると、始めのスピーチから心をぐっと心を掴まれ、400ページ弱をあっという間に読み終えてしまった
    言葉で人の心を動かすスピーチライター、素敵な仕事

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    2026年09月18日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    愚かものたちよ…!ああ、「愛しき」愚かものたちよ…!
    「戦闘機じゃなくて、タブローを。戦争じゃなくて、平和を」…人間にアートがある限り!
    素晴らしいコレクション、文化の共有を、命をかけて日本にもたらしてくださった、ステキな先人の皆さま、本当にありがとうございます!

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    2026年09月18日