原田マハのレビュー一覧
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感動、圧巻、美しい!
本作がフィクションであることはもちろん分かっているけど、でも、それでも読み進めるうちに俵屋宗達とカラヴァッジョが本当に同じ時代を生き、どこかで出会っていたんじゃないかなと思ってしまうほど、その世界に引き込まれた!史実と想像の境界を忘れさせる圧倒的な説得力に、小説という芸術の力を改めて感じた。
小説は芸術だ!
私はカラヴァッジョに惹かれたことをきっかけに西洋美術を好きになって、その背景にあるキリスト教や歴史を学び、美術館へ足を運ぶようになった。その積み重ねがあったからこそ本作で描かれる東洋と西洋、芸術家たちの想いが一本の線で繋がり、以前の自分では味わえなかった感動を受け取 -
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ゴウちゃんとローズ・バッドの友情に、最後の方は涙が止まらなかった。ゴウちゃんの人柄が現れているまっすぐな文面、心に響くよなあ。ばるたん君が最初に惹かれたのも、よくわかる。
個人的に好きなのは清音ちゃん。
歩が退職のデスク整理をしている時、ある報告書を見つけ、「いや。ください。お願い。だってこれ、歩さんの本心でしょう」と見抜き、シュレッターにかけさせまいと、『書類を全身で抱きしめた』。この描写に、人の想いを敏感に嗅ぎ取り、粗末に扱わず、丁寧に大事に包み込む。そんな彼女の人柄が出ているなと感じた。
国も言葉も違うゴウちゃんとローズ・バッドが、ブログを通してかけがえのない友情を育めたのも、翻訳をし -
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川上澄生の初夏の風が出てきたが、確かに棟方志功と画風が似ていると感じた。棟方志功が富山へ疎開し、奥様が板を家財にくくりつけて疎開させて救われた事は有名。実話かは不明だが気を奮い立たせる源のひまわりが空襲で焼失したシーンは居た堪れないものがあった。
強く鮮やかな色面で構成される木版画は、絵の具を塗り重ねて陰影や奥行きを作り立体感を出す油絵の手法とは、技法も表現方法もまったく異なっていた。棟方が木版画に強く惹かれた理由のひとつは、弱視の彼の目に木版画の単調な鮮やかさがくっきりと美しく映ったからだった。それは幼い頃「目に飛び込んでくるみでだ」と夢中になったねぶたや津軽凧を思い出させた。
木版画は油 -
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ゴッホ展に行く前に、
繋がりのある小説に浸っていようと読み始めた
(読み切ることは少し間に合わなかった‥!)
「たゆたう」
音と意味することがぴったりに思えて、
タイトルが心地よく残る
なんとなく少し身構えてこの小説を手に取り、
フィクションではないかのように読み終えた
実際に絵を観ながらも、物語からのイメージがつながったりとより一層楽しかったかも
見る人の連想に任せて
伝えたいことを乗せている、
「木の根」
直接的ではなくても、
少しずつ深く響きながら、含まれた想いを乗せて静かに届くって本当にあるように思う
はかなくとも
共鳴するような心で見る人に届く
ひとの胸を打つってす -
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原田マハの文章は、情景も心情も目や心に浮かんでくるから大好き!
本作上巻では、どこまでも真っ直ぐで自分の信じるものを疑わない、そんな宗達を主軸にストーリーが進んでいく。
宗達の姿は周りを明るく照らす太陽のようで、自然と人が集まってくる。でも、その真っ直ぐさは時に雷のように人々を驚かせ、時に風のように周囲を巻き込みながら、新しい景色を生み出していく、、、。
宗達だけじゃなくてマルティノたちも同じように、自分の信じるものを胸に生きているように感じた。その揺るがない芯があるからこそ人はこんなにも強く、美しくいられるのかもしれない、、、私もそんな風になりたいな。
信じるものは人それぞれ違う、けど!そ -
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感動。そしてめちゃくちゃ良かった!
学びと、常に心に留めておきたい素敵な名言に溢れた本でした!
最初、結婚式で祝辞を述べるスピーチライターの話かと思いきや、結構政治にまつわる話を深く描写された本でした。
選挙に行った方がいいのは分かるけど、全然政治絡みの事が無知すぎて選挙にも全然行けてなかった自分ですが、凄く関心が持てたし色々調べながらこれからは積極的に投票を行いたいなと思えました!
あくまでもスピーチライターの視点でありながら、選挙に出馬する人にフォーカスをした描写がリアルで分かりやすく、選挙に関心はあるけど政治は全然分からないという人は導入として読むのに非常に良い本だと思いました。
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ネタバレ
本当に没入させるのが上手で、惚れ惚れ。
私の好きな飛行機とその時代の話。とは言っても、「ニッポン」や「アメリア・イヤハート」のことをほぼ知らなかった。欧米列強の時代に国産機で世界一周を果たしていたなんて、なんて偉大なことを成し遂げてくれていたんだと感動した。きっとフィクションだろうと思いながら読んでいた。そのくらい、原田マハさんはフィクションと史実を織り交ぜるのがお上手。だから、どこまでが本当で何がフィクションなのか想像しながら読むのも楽しかった。
恋愛の要素が散りばめられているなと思ったけれど、『ラブの要素』を求められていたというのが腑に落ちたし面白い後日談だった。
淡いようで情