原田マハのレビュー一覧
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ネタバレとても面白かったし、ほっこりあたたかくなるような作品。
これぞマハさんの作品。といった感じ。
主人公は学生時代に壮絶ないじめを経験し、そこからバイト、就職もうまくいかず、絶望して引きこもりに。
高齢の母親におんぶに抱っこで、一生面倒を見てもらおうと思っている24歳男性。
そこから母親から見捨てられ、記憶の奥にある離婚して離れた父方の祖母の家に久々に遊びにいって、そこでの出会いや生活によって、自分を取り戻していく物語。
おばあちゃんのあたたかさ、厳しくも優しい周囲の人々と触れ合い、農業体験を経て、生きていることを実家する姿は感動したし、でも押し付けがましくもなく、さわやかなタッチで描かれてい -
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ネタバレ世界一周飛行に挑戦し、太平洋上で失踪したアメリア・イアハート、そして純国産機で初の世界一周を達成した毎日新聞社のニッポン号。これらの史実を元に作り上げられた壮大なフィクション。暁星新聞社の記者である翔子は、世界一周飛行を成し遂げたニッポン号の写真に、謎の女性が写り込んでいることを発見する。この謎を探るため、当時世界一周飛行に同行したカメラマン山田順平を探す。
1928年~1939年という第二次世界大戦が始まるほんと直前に、自由と平和を訴える物語が描かれている。アメリカの女性パイロット、エイミー・イーグルウイングの物語から始まり、信頼のできる仲間との日々であったり、アインシュタイン博士との邂逅で -
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なんて素敵な作品に出会えたんだろう、なんて素敵な作者に出会えたんだろう、と心が震えた1冊!
「マドンナ Madonna」という短編が特にお気に入り。少しすれ違ってしまう母子のお話で、誰にでもあるような、特別な事なんてひとつもない日常のお話。
それなのに、、、なんでだろう、とても感動して泣いてしまった。なんだろう、、、愛って泣けてきちゃうよね。
母からの愛っていつでも同じだけ貰っていたはずなのに、それが愛だと気づけた時にだけ一気に体全部に染み渡って、目から溢れちゃうから涙になるんだよねきっと。
大公の聖母、また常設展に見に行きたいな。
きっと見たら泣いちゃうな、母の愛にまた、気づいちゃって。 -
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『楽園のカンヴァス』を読んでまず感じたのは、これは名画の真贋を巡るアートミステリーではなく、「本物」とは何かを問い続ける物語だということだった。
物語は、アンリ・ルソーの代表作《夢》に酷似した一枚の絵が見つかったことから始まる。日本人研究者の早川織絵とニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンは、その絵が真作か贋作かを見極めるため、ある鑑定書を七日間かけて読み進めることになる。現在と過去が交錯しながら物語は進み、ルソーという画家の人生、絵に込められた思い、そして一枚の絵を巡る人々の情熱が少しずつ姿を現していく。謎を追う面白さはもちろんあるが、読者を惹きつけるのは、その先に広がる芸 -
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とても良かった!
特別に好きな作品が増えました。
数年のひきこもり生活から蓼科の祖母の元で米作りをすることになった人生(名前)の、再生と成長の物語。その様子が、蓼科での米作りとともに描かれています。
のどかで懐かしい田園風景、自然と助け合える地域の人たち、彼らを包みこむ温かな空気がとても心地よかった。
彼らを愛情深く見守り、導いてくれる周りの人たちも素敵。人生の祖母が、泣きそうになるくらい優しくて包容力があって素敵すぎた!
見違えるように成長した人生が、地域の人たちと共におばあちゃんを支える様子は感慨深いものがあったし、米作りを学びながら「生きている」って素晴らしいなぁとしみじみ。
人 -
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『本日は、お日柄もよく』を読んでまず感じたのは、これはスピーチライターという仕事を描いた物語ではなく、言葉には人の人生を変える力があることを描いた作品だということだった。
主人公の二ノ宮こと葉は、友人の結婚式で耳にした一つの祝辞に心を奪われる。その感動をきっかけに、伝説的なスピーチライターのもとで言葉を学び、新たな世界へ足を踏み入れていく。やがて舞台は結婚式の祝辞だけでなく、企業や政治の演説へと広がり、「人に伝わる言葉とは何か」という問いを軸に物語は進んでいく。華やかな成功譚というより、一つひとつの言葉と真摯に向き合い続ける人々の姿を描いた作品である。
この作品が描いているのは、話し方の技 -
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ネタバレテオがポルティオにフィンセントの絵を披露するシーン
じゃがいもを食べる人々の説明シーン
タンギー爺さんが登場するシーン
忠正がフィンセントに伝えたセーヌ川の舟になればいいと伝えたシーン
星月夜を忠正が目にしたシーン
フィクションだとしても、フィンセントが37で亡くなったことは紛れもない事実。
ラストにかけて、フィンセントの孤独が痛々しく胸に突き刺さってどうしようもなく切なく、悲しいやり場の無い気持ちで涙が止まらなかった。
フィンセント・ファン・ゴッホを知るきっかけが、この本でよかった。リボルバー読み進める!
林忠正のことももっと知りたい…… -
Posted by ブクログ
ネタバレ大好きな原田マハさんの作品。
美術を題材にしているマハさんの作品ですが、私がこれまで読んでいた前向きだったり明るくなれる内容とは大きく異なり、どこか怪しく引き込まれていきました。
東日本大震災の東京が最初の舞台で、もう15年も前のことを思い出しながら、読み始めました。同時に、私にとっては三回ほどしか訪れたことのない京都で、この物語は繰り広げられていきます。
え、この人が?あの人が?と読み進めるうちに、予想もしなかった色々なことが明らかに…。菜穂と母親の関係、一輝と義母の関係、照山と樹の関係、さらには樹と菜穂の関係。驚きの連続。ひとつも想像しませんでした。
怪しい中にも、やっぱりマハさんの