原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
憂鬱な気持ちで向かった好きだった幼馴染の結婚式。
そこで出会った素敵なスピーチをしたスピーチライターという職業のかっこいい女性。
その女性と出会ってから主人公は"言葉"が持つ影響力に魅了され、事務系部署で淡々と過ごしていたところから昼間も会社で広告系のプロジェクトにアサインされたり、アフターファイブは議員の選挙コンサルをやる事になったり、毎日が刺激的な日々に様変わりする。
最終的には、政権交代のキーマンにまでなる。
冒頭はよくある恋愛モノかと思ったのだけど、国政をテーマとした壮大なメッセージが散りばめられ、小説の中に啓発本並みに"言葉"を操るテクニック -
Posted by ブクログ
国立西洋美術館の印象派展に行くため、行きの電車で読んだ本。
モネは順当に売れていた印象ですし、特に苦労とかもなく画家をやれていたのではないかと思っていましたが、私生活は苦労されてたんだな〜。
この本では、印象派の成り立ちとそれに準えたクロード・モネの生涯を解説しています。
読んだ感想ですが、モネの懐の深さがすごい……。
自分のパトロンが破産したとして、多少の援助は礼儀としてするべき、それは一般的な考えだと思います。
でもモネは、自分も余裕がないにも関わらず、その後の一生まで養ってあげるという人の良さ。
なんて暖かい人なんだろう。
モネの柔らかいあの絵が大好きですが、人柄まで好きになりました