原田マハのレビュー一覧

  • 晴れの日の木馬たち

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    明治から大正に掛けて、岡山の倉敷紡績で働いていた工女が、東京に出てきて文士として成功するまでの物語。

    山中すてら本人も父親も、すてらを応援した大原孫三郎(倉敷紡績の社長、大原美術館の創立者)も、厚い信仰心に支えられて、それぞれの人生をまっすぐに進んでいく様子が素晴らしかった。

    すてらのモデルが居るのかと思ったが、そうではないらしく少し残念。児島虎次郎(大原の支援を受けて欧州に留学。西洋絵画を収集して帰国し、大原美術館の礎となる)という画家のことは知らなかったが、当時の欧州で勉強していた若き日本人画家達を想像するとワクワクする。続編で、すてらも渡欧するらしいので楽しみ。

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    2026年02月14日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    この間「ジヴェルニーの朝食」を読み終わってとても良かったから、また続けて原田マハさんの作品を読みたくて偶然見つけた一冊。
    先日金沢に旅行に行って、すっかり旅熱が上がっている私にとって興味をそそられた本作は旅の代行業のお話。
    本書も原田マハさんらしく、心が暖まる話だった。
    主人公の丘えりかを始め、事務所の仲間が個性豊かで面白い。
    本書は前作「旅屋おかえり」未収録の北海道編。
    読んでいて、本当に北海道を旅しているかのような気分になれた。
    依頼人の女性から頼まれた北海道でしてほしいことは、結構重い内容ではあるのだけど、とにかく主人公丘えりかの天真爛漫な明るさがそれを必要以上に重くさせない。
    人と人の

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    2026年02月14日
  • 生きるぼくら

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    初原田マハさんです。
    いじめによる挫折、田舎で暮らして温かい人たちと交流し、自分を見つめ直し立ち直っていく…
    どこかで見たことあるような話の流れではあるし、うまく行き過ぎなところもあるのですが、それでもしょっちゅう涙が滲んで…面白かったです!
    最初のいじめの場面は本当に頭がカーっとなるくらい胸くそ悪かった。でもそこから人生がアパートを出てからの描写を読んでいくうちに、どんどんイメージが澄んで行くというか、最後はきれいな山と田んぼの景色を頭に浮かべて読んでいました。
    最後まで胸が熱くなりました。
    ちょうど最近のお米の値段高騰から、農家の人たちの苦労にスポットがあたることも多かったので、お米作りの

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    2026年02月13日
  • さいはての彼女

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    学生時代からあまり本を読んで来なかった人生でしたが、この本を皮切りにたくさん読めそうです。
    初心者にも優しい、話の展開や明るい雰囲気。
    オススメです

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    2026年02月13日
  • 美しき愚かものたちのタブロー

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    原田マハさんの作品は、どれも素晴らしいが、これは迷うことなく私のベスト3に入る傑作。

    薩摩藩は明治新政府の重鎮を多数輩出したが、松方正義公は私にとって特に尊敬できる英傑!
    その息子幸次郎氏が収集したのが松方コレクション→国立西洋美術館の中核である。

    上野公園は子どもの頃からよく訪れていたが、正面入り口のロダンの彫刻
    考える人も、カレー市民も、教科書に載ってるけどまさか本物?どの作品も松方コレクション寄贈、って松方さん何者?とクエスチョンマークだらけだった。この本を読んで謎が解けました。先人たちの志の高さに、心が震えます。読後、ぜひ上野公園内の国立西洋美術館を訪ねてほしいです。

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    2026年02月13日
  • 永遠をさがしに

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    久しぶりのマハさん。
    やっぱりいいです❣️
    設定も期待出来るし、登場人物が
    みんな熱いから応援したくなるし
    感動するし、涙もでるわでるわ。
    最高でした。

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    2026年02月13日
  • キネマの神様

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    映画を映画館で見ることの魅力を知れる本。
    ゴウちゃんが映画の日の当たる部分を強調して評論するように、この本も全体的に前を向かせてくれるような温かさがある。
    まさに「キネマの神様」という題名に則った素晴らしい作品。

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    2026年02月12日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ずっと積読してた本
    「ゲルニカは私たちのもの」めちゃくちゃ刺さりました
    いつかゲルニカを見てみたいな

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    2026年02月11日
  • あなたは、誰かの大切な人

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    原田マハさんの書く本は、どれを読んでも涙してしまう瞬間がある。
    4編読み進めたが、どれもとても素敵な話。
    特に1編目が良かった。

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    2026年02月11日
  • 新装版 翼をください【毎日文庫】

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    エイミー イーグルウイング (アメリア イヤハート)の反戦の思いは通じず、太平洋戦争が勃発した。美しい街や大地 空の美しさを眼下に見たエイミーが生きていたら悲しんだろう。
    この本を読んで飛行機が空を飛ぶ事の素晴らしさを改めて思った。決して飛行機が戦争のために作られたものではなく、人間の夢が詰まった物だったに違いないのに…。
    「ニッポン」が世界一周を世界で初めて成功したという、こんな歴史があったのは知らなかった。
    「ニッポン」の乗組員の人達の団結力 友情 勇気
    素晴らしいと思う。
    原田マハさんが飛行機のメカニカル的な部分を本に書かれてるのには正直驚きました。
    ずいぶん調べてつくされたんだなと思う

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    2026年02月10日
  • さいはての彼女

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    自由や生き様、エール、癒しとさすが原田作品
    表現や登場人物、題材と良かった
    短編集なのはもったいないと思ってたら最終で違う形だが再登場とこれまたいい
    どの話も続編ありそうなくらい素敵でした

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    2026年02月10日
  • 楽園のカンヴァス

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    ・日本では珍しいアートミステリー。
    ・アンリ・ルソーについての本。
    (棚)小説
    (評価)4.5

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    2026年02月09日
  • 生きるぼくら

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    なんとも言えない読後感。
    言葉がたたみかけてくるような終盤は、なんとも言えない快感だった。
    父の想い、母との再会に涙が溢れた。

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    2026年02月08日
  • 生きるぼくら

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    2026/02/08
    学校でのいじめが原因で引きこもりになり、ずーっと家に閉じこもる生活を24歳まで続けていた麻生人生という青年が田舎のばあちゃんとの触れ合いをきっかけにして復活していくお話。
    物語が進む過程で、農業に関すること、特に米づくりの描写がたくさん出てきます。
    全ての作業を自分たちで手作業でやる米作りの描写がとても細かく、途中から「これって農業小説だっけ…?」と思うくらいです。多分そういう側面もあるのだと思うのですが、決してそれだけで物語が進むわけじゃないところがポイントだと思います。
    そして人生が再び人との交流ができるようになるまでに多くの出会いがあり、ばあちゃんとの触れ合いがあり

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    2026年02月08日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

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    ピカソの傑作「ゲルニカ」をめぐり、制作当時の1940年代と、現代の2001年からとの二つの時間軸が並行して展開される物語です。主人公は二人の女性。ゲルニカ制作当時のピカソのパートナー目線と、現代のピカソの展覧会を企画したキュレーター目線の話しが交互に展開されて、徐々に繋がりが紐解かれながら話しは進みます。
    史実に即した部分の、登場人物のキャラクター感や、街の雰囲気の描写、内戦下の人々の心情の表現などは見事に文章にしていて入り込めます。
    そして、物語中盤のハイライトはなんと言っても、ドイツの武官とピカソの会話
    「この絵を描いたのは、貴様か」
    「いいや。この絵の作者はーあんたたちだ」
    ここで、見事

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    2026年02月08日
  • 晴れの日の木馬たち

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    ほぼ一気読み…読みやすいんだけど、最近こういった誰かの人生と帆走する感じの物語はなんか疲れちゃうものでね。

    しかもこれ、3部作らしい(^◇^;)
    まぁ、読みますけど(笑)

    本好きなら、この小説を低く評価する人はまずいないんじゃないかなー。

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    2026年02月08日
  • 楽園のカンヴァス

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    ネタバレ

    ベスト3に入る面白さ。

    また読みたい。
    少し現実離れした話が見たい時。
    ヨーロッパを感じたい時。

    個人的な美術・芸術ブームで手に取った。
    今、自分の過去、作品が描かれた時代の3つの時を行き来が秀逸。
    最後の最後まで引き込まれた。

    何を守るか、なんのためにこれを成し遂げるのか、それはひとそれぞれだけど、個人の好奇心と熱意を胸に、スリルを味わいながらの仕事ができるのが羨ましい。

    原田マハさんの作品やっぱり好き。

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    2026年02月07日
  • 生きるぼくら

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    「生きていくこと」の素晴らしさを全身で感じた。不器用で弱さを抱えた主人公が人とのつながりや自然の生命力に生きる意味を見出していく内容だった。生きることの温かさや希望を教えてもらった素晴らしい小説。

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    2026年02月07日
  • 楽園のカンヴァス

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    私が好きな本のベスト5に入るくらい面白かった。先の読めない展開にワクワクが止まらなかった。ただ、強いて言えば、織絵の行先と真絵のその後などが知りたかったので、織絵視点の章がもう少し読みたかったなと思った。

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    2026年02月07日
  • 晴れの日の木馬たち

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    この本、実は何年か前に文芸書に掲載している事を知って、既に最初から最後まで読んでいて、その時は毎月の1番の楽しみでした。1冊の本として一気に読むと、さらに良かったです。主人公の人生を共に生きた心地。自分の人生はたったの1回ですが、小説を読むと多くの人々の様々な人生を疑似体験出来て、それも読書の良いところですね。
    マハさんは、以前キュレーターもされていて、この本にも美術の専門知識が多く盛り込まれています。今回は、岡山の大原美術館関連の人々や作品が多く登場します。以前岡山に住んでいたことがあるものの、知らなかった事も多く、タブレットで検索しつつ読み進めたのも楽しかったです。
    主人公の人生は、まだま

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    2026年02月07日