原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とろけてしまうような文学アート。
読んでいるだけで、ジャングルの湿気を感じ、生命力溢れる獣の遠吠えと異国の笛の音の共鳴。
果実から立ち込める甘い香りに、狂暴ささえ感じるような熱帯林の緑。
私は、絵が分からない。
絵よりも、音楽。
昔はクラシックが好きだったけど、
今はヘビーロック系が好き。
よって、「ルソー」って名前は聞いたことあるかも?っていう程度。
それこそ、美術に疎いものだから、この作品自体、評判が良くとも私には合わないなって勝手に思っていた。
絵が分からない人にこそ、読んで欲しい物語でした。
ルソーの絵を見てみたい、
絵が分からなくても美術館に行ってみるのも良いかも。
いや -
Posted by ブクログ
ネタバレ原田マハさんの文章は本当にうつくしく、心にじわっと沁みるような言葉で、日本語ってこんなにきれいなのか、と毎回気づかせてくれる。
どうやったらここまできれいな文章を書けるのだろう。きっと、すてらの周りの登場人物たちが受けた感動はこういうものなんだろうなあ。
雨のち晴れ。良いことばかりは続かない。けれど辛いことばかりでも無い。
辛いことがあれば、それは涙がそそぎ落としてくれる。
すてらの心には世界を感動する才能があって、すてらを支える人たちがその才能に気づき応援し、小説の素晴らしさを、絵画の素晴らしさを、世界の素晴らしさ読むひとに教えてくれる。
私は相変わらず、書いて、書いて、書いて書いて書 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前から読みたくて、ようやく読めた〜〜〜!!
やっぱり小説は、読んでる数日間自分もその世界の一員(モブ)として生きている気がしてめちゃくちゃいい!
最初からわけわからないくらい号泣しながら読んだ!
こと葉も厚志も恵里ちゃんも、久美さんもワダカマも、すごい。人間がよくできている。
こと葉のいい未来になるなら挑戦してみてもいいと思うと言われて本当に挑戦する行動力と決断力、人のために泣ける優しさ、あっくんの強さとさわやかさ、恵里ちゃんのお茶目で強かな感じ、久美さんの芯の強さ、ワダカマの善良な優しさ、、、、すごいな〜〜〜心があったかくなった。
おばあちゃんから学ぶことたくさんあった。
言葉の持つ力、 -
Posted by ブクログ
二十代に手にした一つの額縁は、時を経るごとに、どこかしっくりこなくなった。あの時は、この額縁の中に私の人生を描くと悟ったのに。あれから二十年経ち、私はその額縁を手放し、全く新しい額縁を手に入れた。それはとても質素に見えるけれど、大らかで、この外側にも描いてもいい、と言われているかのような器の大きさがある。そう、人生は必ずしも額縁の中に描き切れるとは限らないほど未知の可能性を備えている。一度決めたことで私を縛らず、行くと決めたときにその一歩を踏み出す勇気を信じること。それは私自身を信じるとゆうこと。私自身を大切な人だと認識すること。それは孤独と隣り合わせかもしれない。でも、私にしか描けない、色と
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Posted by ブクログ
激動の時代を生きた女性達の姿をみずみずしく書いた素敵な作品だった。
辛いことや悲しい事もありつつも小説家になるという夢を持ち叶えていく。
これはマハさん自身をも投影しているのだろうか。
それにしても、これを読む一冊前に読んでいた
朝井まかてさんのグロリアリサエテに偶然にもよく似てる。
女流作家、史実とフィクションを入り交ぜる手法、出版時期。
目線や表現はもちろん全く違うけれど、小説の舞台である明治から大正、昭和にかけての時代背景、出てくる人物、主人公の女中という立場、地方から東京へでてくる描写、さらに夢のため海外へ旅立つ女性の姿等類似点が多く、読み比べると楽しい。
このタイミングでこの内容、こ