原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すごく面白かった!
ギャンブル、お酒、借金癖どうしようもない父親ことゴウ。
そんなゴウと連れ添い50年苦労が絶えない人生を共に歩む淑子。
バツイチ、契約社員のち雇い止め無職となる娘の歩。
登校拒否の息子勇太。
映画をこよなく愛してきた円山家
辛い時映画が円山家を励ましてくれたんだね。
父親ゴウの言葉P22、
「人生でわかんないことがあったら、映画を観ろ。答えはぜんぶ映画の中にある。」
ラスト授賞式の歩のスピーチ(泣)
女優の園子さん登場 ゴウとの会話(泣)
ここ数年全然映画を観てない事に気づく
子供の頃、ゴウと似たり寄ったり今は亡き我が父親と「スーパーマン」観に行った事を思い出す。正義の味方スーパーマン!カッコよかった^ ^
久しぶりに映画を観たくなりました。
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Posted by ブクログ
朝ドラ的爽やかさもあり、読後感も良く、個人的に文句なしの★5!(私にしては珍しいのです)
読んでいる途中、大好きな『赤毛のアン』にも似たものを感じた。
このお話では、主人公こそ架空の人物だが、芸術に関わった実在の人物も多く出てくる。娯楽の少ない時代、少女たちが熱狂した文学や芸術の世界。それを見守り、支えた多くの人たちがいたことに感謝の気持ちでいっぱい。
正直言うと、読み始めて数ページで目頭が熱くなった。学生時代、明治・大正のころの少女雑誌について研究していたので、この年頃の少女たちの、活字や芸術的なものを純粋に欲しているキラキラした熱量を懐かしく思い出した。
このお話に出てくる女性たちに、素敵な人が多かったのも印象的。
つらくても、頑張っていたら報われる……現実はそんな単純な世の中じゃないからこそ、小説ではこういうのを読みたいの!という、自分の好みも再確認した。 -
Posted by ブクログ
「何ひとつ、言葉が出てこない。」ってことありませんか?
話す場面なのに適切な言葉が出てこない。こんな時に何を言ってあげたらいいんだろうと言葉に詰まった経験は皆少なからずあるはず。
この物語は、友人の結婚式でスピーチをする事になったとあるOLの成長物語。
主人公のこと葉は、ある時、スピーチライターの久遠久美の短くもユーモアと愛情にあふれるスピーチを目の当たりにします。久美と関わり、スピーチの極意と言葉の操り方を学ぶうちに、自分の世界が広がっていきます。
言葉のプロに出会ってからのこと葉は、まさに激動。恋愛、ガールズトーク、老舗メーカーの新キャッチコピープロジェクト、そして、政治の世界と、内容も盛りだくさんで、言葉で変えられる世の中を本気で信じる、がむしゃらさに強く引き込まされた作品でした。
スピーチの極意として、観察、傾聴、沈黙、等様々なスキルが必要なだけでなく、相手に気持ちを届けるには、やはり人柄やエピソードを効果的に使う事が大切で、時折出てくる気迫のスピーチに何度も目頭が熱くなりました。
最初から最後までとても読み応えがあり、本著者は初読みでしたが、他の作品も是非手に取ってみたいと思わせてくれましたし、節目で何度も読み返したいと思えるような素敵な作品でした。おすすめです。 -
Posted by ブクログ
誰からおすすめをされ、いつ購入したのかもわからず積読していた一冊。
つい先日、上野の国立西洋美術館にて、写実主義の西洋画や印象派のモネ等の作品に触れ、東京都美術館開館100周年記念の大英博物館日本美術コレクションでは、葛飾北斎や歌川広重らの浮世絵にも触れていたところだったので、ジャポニズムが語られる本作はタイムリーに楽しめた。
ちょうどその頃、上野の森美術館で夜のカフェテラスの大ゴッホ展が開催されていたが、あまりにも人気で行列ができていたので、入館しなかったことが悔やまれる。
とにかく日本人はゴッホのことが大好きなのだ。
日本で独自の発展を遂げた浮世絵が海を渡り、西洋の画家たちに衝撃を与え、やがてゴッホの作品のような、それまでになかった芸術へと姿を変えていく。その過程には、どこか感慨深いものがある。
自分とは異なるものを取り込み、混ざり合い、そこから以前には存在しなかったものを生み出していく。それは芸術に限った話ではなく、人が生きていくうえでも大切な営みなのかもしれない。
人の感情、心の機微を言葉によって捉えようする試みの一つが純文学だとすれば、ゴッホはそれを絵によっ試みた人なのではないかと思った。
人間は精神的に追い詰められた時に、普段気づかないようなどうでもいいことに気づいたり、固執したり、見えない景色が見えたりするものなのかもしれない。
苦しみながら生きる過程に人間の本質が見出されるのかもしれない。
そういう苦しみを芸術に昇華させていたのがゴッホで、苦悩によって精神的に追い詰められた者にしか描けない芸術というものがあるのだと思う。
有名な明治の文豪たちもみんな苦しみながら、人間の本質を描くような芸術を生み出していたことを思い出した。