原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
実はまだ読み終わってなくて途中なんですが、私の心にグッと響いて、この気持ちを文章にしたくて感想を書くことにしました。
登場人物は、仕事や恋、家族の問題で、自分の人生にちょっと躓いた女性達です。
旅先で、自分と向き合う時間や人との出会い、美しい自然や美味しいご飯を通して、これまでの人生を振り返り自分を取り戻していくお話だと思います。
原田マハさんの文章は読みやすく、スルスルとページをめくることができますし、ストンと胸に入ってきます。
旅先の電車で読んでいて、各章の最後の方になると、うるっと目頭に涙が溜まりました。
きっと私も彼女達と同じようなライフステージにいて、共感するところが多く、自分 -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めての原田マハ!!読みやすかった!!
スピーチライターっていう馴染みない仕事について知ることができたし、そこから政治の話に繋がっていったのもすごく自然だった。
政治の話とかあんまり興味持てないかなと思ったけど、それでもスイスイ読めた!主人公が応援したくなるような等身大の女性だったのも良かったな〜
あと、本当に本当にワダカマとこと葉の恋愛模様が愛おしすぎてニヤケまくりながら読んでました。恋愛小説読みたくなった!!!!
本文中ででてきた、「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を -
Posted by ブクログ
ネタバレ原田マハ自身の美術界へ足を踏み入れたきっかけ、題名通りモネの一生を世界情勢や実際足を運んで見た景色を交えて書かれていてとても分かりやすかった。
お金が無い中オシュデ家族を受け入れ、養い、妻が亡くなりそれでもオシュデ家族を養い続けた懐の広いモネを芸術家としてはもちろん人間としてももっと好きになれた作品。
1番印象に残ったのはモネが描いた「日傘をさす女」は3枚あり、一番最初に書いた絵は妻カミーユと子供をモデルとし、顔までしっかり描かれているが、2、3枚目に描いた絵では妻が亡くなり、第2の妻となったオシュデ アリスの娘シュザンヌをモデルとし、顔をぼかして書いてある。
妻が亡くなってから女性の絵をほと -
Posted by ブクログ
難しい言葉や読めない字もあって、なおかつボリュームもある作品だったので、じっくり時間をかけて読み進めた。
作中に出てくる絵画が気になって、実際に調べながら読んだことで、より深く作品世界に浸ることができ素敵な読書時間でした!
特に心に残ったのは、松方のこの言葉。
「ナポレオンでなくとも、誰であれ、おのれの行く末のことはわからんものだ。
行く末どころか、明日のこともわからんものだよ。
だからこそ、いまこの瞬間をどう生きるべきか、考えている。
一瞬を面白く生きずして、面白い人生にはできぬ。」
読んだ瞬間、胸がじーんと温かくなった。
“未来がどうなるかなんて誰にも分からない。だからこそ、今をど