原田マハのレビュー一覧
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ネタバレ原田マハさんの文章は本当にうつくしく、心にじわっと沁みるような言葉で、日本語ってこんなにきれいなのか、と毎回気づかせてくれる。
どうやったらここまできれいな文章を書けるのだろう。きっと、すてらの周りの登場人物たちが受けた感動はこういうものなんだろうなあ。
雨のち晴れ。良いことばかりは続かない。けれど辛いことばかりでも無い。
辛いことがあれば、それは涙がそそぎ落としてくれる。
すてらの心には世界を感動する才能があって、すてらを支える人たちがその才能に気づき応援し、小説の素晴らしさを、絵画の素晴らしさを、世界の素晴らしさ読むひとに教えてくれる。
私は相変わらず、書いて、書いて、書いて書いて書 -
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二十代に手にした一つの額縁は、時を経るごとに、どこかしっくりこなくなった。あの時は、この額縁の中に私の人生を描くと悟ったのに。あれから二十年経ち、私はその額縁を手放し、全く新しい額縁を手に入れた。それはとても質素に見えるけれど、大らかで、この外側にも描いてもいい、と言われているかのような器の大きさがある。そう、人生は必ずしも額縁の中に描き切れるとは限らないほど未知の可能性を備えている。一度決めたことで私を縛らず、行くと決めたときにその一歩を踏み出す勇気を信じること。それは私自身を信じるとゆうこと。私自身を大切な人だと認識すること。それは孤独と隣り合わせかもしれない。でも、私にしか描けない、色と
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激動の時代を生きた女性達の姿をみずみずしく書いた素敵な作品だった。
辛いことや悲しい事もありつつも小説家になるという夢を持ち叶えていく。
これはマハさん自身をも投影しているのだろうか。
それにしても、これを読む一冊前に読んでいた
朝井まかてさんのグロリアリサエテに偶然にもよく似てる。
女流作家、史実とフィクションを入り交ぜる手法、出版時期。
目線や表現はもちろん全く違うけれど、小説の舞台である明治から大正、昭和にかけての時代背景、出てくる人物、主人公の女中という立場、地方から東京へでてくる描写、さらに夢のため海外へ旅立つ女性の姿等類似点が多く、読み比べると楽しい。
このタイミングでこの内容、こ -
Posted by ブクログ
明治から大正を生きる一人の少女が
人生の荒波に揉まれながらも
人々に感動を届ける小説家へと
成長していく物語。
途中、主人公の“山中すてら”に大きな影響を与える
ゴッホやセザンヌ、モネの作品が登場したり、
大原孫三郎と児島虎次郎、武者小路実篤、夏目漱石らと
相見える場面が描かれたりする。
極めつけは「劇中劇」ならぬ「小説 中 小説」が挿入されるなど
アートと小説とが見事に融合する力作となっていた。
読んでいくうちに
主人公の“すてら”がマハさん自身のように見えてくる。
これまで幾多のアート小説を手掛けてきた
マハさんだからこそ描くことのできる世界だから。
「書いて、書いて、書きまくらなけれ -
Posted by ブクログ
感想。
マハが好きな友人に勧められ読み始めた。どんな感動の作品かと思いきや、事実とフィクションの混合作品であり、実際にネットで作品を調べながら楽しめる面白い観点があった。
たゆたえとも沈まず。これはパリのセーヌ川を流れる船のように、嵐のように荒れた日があってもやがて穏やかになることを表現している。これはフィンセントが1番描きたかった作品であり、『星月夜』に表現されている。
この作品を通じ、以前読んだ「存在のすべてを」とともに美術への関心が高まった。作品を見て自分がどんな感性で何を感じるのか気になった。
来週202601月西洋美術館に印象派の作品を見に行く。
ストーリー全体として、フィンセントの