原田マハのレビュー一覧
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ネタバレお気に入りの話について
「群青」
主人公ミサオはニューヨークにあるメトロポリタン美術館で働く女性。美術館では障害を持つ子供たちのためのワークショップを計画していた。ミサオは目の不調に気づき眼科をかかると、弱視の少女パメラと出会う。ミサオは緑内障と診断され、未来が真っ暗であったが、ワークショップでパメラと再開する。
「道」
主人公翠はイタリアで現代美術に関する様々な仕事に携わるキャリアウーマン。とあるきっかけで、新表現芸術大賞の審査員を務めることに。翠は審査中、エントリーナンバー29番の作品に不思議な感覚をとらえる。なんとその絵は、翠と離ればなれになった兄が描いた作品だった。翠はどうしても彼 -
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モネの魅力がこの一冊にぎゅっと詰まっています。
先日、印象派展に行ったので、ずっと積読してあった本の中から引っ張り出して…
一見、西洋美術画というと高貴で崇高で自分の生活とはかけ離れているように感じるけれど、マハさんの小説は、いつもなんだかアーティストをとても身近に感じ、前から知っているような温かい気持ちになり、気づくとその世界感に惹き込まれています。
原田マハさんの語彙力、アートに対する情熱や芸術家に対するリスペクト、アーティストの魅力の伝え方、モネが人生の中で辿ったフランスの色々な町の魅力。
どれをとっても全部全部ときめきます。
そして、フランスに行ってモネのあしあとを辿り、モネに会 -
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とろけてしまうような文学アート。
読んでいるだけで、ジャングルの湿気を感じ、生命力溢れる獣の遠吠えと異国の笛の音の共鳴。
果実から立ち込める甘い香りに、狂暴ささえ感じるような熱帯林の緑。
私は、絵が分からない。
絵よりも、音楽。
昔はクラシックが好きだったけど、
今はヘビーロック系が好き。
よって、「ルソー」って名前は聞いたことあるかも?っていう程度。
それこそ、美術に疎いものだから、この作品自体、評判が良くとも私には合わないなって勝手に思っていた。
絵が分からない人にこそ、読んで欲しい物語でした。
ルソーの絵を見てみたい、
絵が分からなくても美術館に行ってみるのも良いかも。
いや -
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二十代に手にした一つの額縁は、時を経るごとに、どこかしっくりこなくなった。あの時は、この額縁の中に私の人生を描くと悟ったのに。あれから二十年経ち、私はその額縁を手放し、全く新しい額縁を手に入れた。それはとても質素に見えるけれど、大らかで、この外側にも描いてもいい、と言われているかのような器の大きさがある。そう、人生は必ずしも額縁の中に描き切れるとは限らないほど未知の可能性を備えている。一度決めたことで私を縛らず、行くと決めたときにその一歩を踏み出す勇気を信じること。それは私自身を信じるとゆうこと。私自身を大切な人だと認識すること。それは孤独と隣り合わせかもしれない。でも、私にしか描けない、色と