原田マハのレビュー一覧

  • リーチ先生

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    2025年1番最初に読んだ作品。
    何か新しいことを始めたい時に読むべき一冊。

    出てくる登場人物全員が一生懸命に生きており、温かい。「芸術」「陶芸」に真っ直ぐに向き合う姿がとても好い。

    毎日の生活はそれなりに幸せで充実してる、でも何か足りない。何かを始めたい。
    そんな時にこの作品から、前向きなエネルギーをもらえたような気がする。

    一年のはじめに読んだ本がこの作品で本当に良かった。亀之助やリーチ先生のように自分自身の生き方を見つけて、一生懸命に日々を過ごしていきたい。


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    2025年01月05日
  • リーチ先生

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    民藝に興味があり普段使いの工芸品を作る人達のお話だと言うことで、大作でしたが読んでみました。原田マハさんの作品の中で芸術家主人公の作品に初チャレンジ。戦前戦後の今とは比べ物にならないくらい移動や連絡の手段がなかった頃に、異郷の地で陶芸に目覚めた突き進むバーナードリーチと彼を支えた亀之助達の日々が細かく、生き生きと描かれていて、好きな事につき進むエネルギーを感じました。何もせずに日々を過ごしがちですが、良い刺激を与え手貰いました。

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    2025年01月01日
  • ロマンシエ

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    アートとラブと友情の物語。
    主人公は身体は男、心は乙女の美大生。
    主人公の恋、進路、夢、希望、愛等々が
    魅力的に描かれています。
    登場人物は皆個性的で魅力的!
    舞台となるフランスもアートも魅力的に描かれておりとても引き込まれます。
    初めから終わりまで素敵な話でした。

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    2025年01月01日
  • フーテンのマハ

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    原田マハさんの本…大好きですね。
    短編で色んなところへ行った旅行の話で、読みやすくて面白いなと思って半分くらい読みました。
    この本はアートのことはないかと思いきや暗幕のゲルニカやたたゆたえども沈まずとかの話もあって、そこから一気に読む速度上がりました。
    原田マハさんの本は芸術・アートを知らない私にも読みやすくて、アート入門レベルの私にはとても面白いです。
    原田さんの本を一通り読破しようと思いました!!

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    2024年12月30日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    私はいま、インクルーシブ教育に携わっている。
    今のところ正直、実地の、日々の体感として、その可能性に期待したい思いが3割、限界を感じる気持ちが7割である。それには、私自身のキャパシティと教育知識と技能と経験と、何より忍耐が足りないことが大いに影響している。
    差別とかそういう意図は全くなくて、むしろみんながあるがままに生きやすい社会を望んでいるつもりだ。といいつつ、見る人によっては差別とうつるのかもしれない、と客観視もしている意見である。

    気持ちが荒み、悩んでいた折にこの本を読んだ。
    ここのところ、心の端に追いやられがちであった教育への熱、薄れる一方の社会への期待と自分への期待、蓋をして

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    2024年12月29日
  • モネのあしあと

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    先日モネを観る機会があり、もっと深掘りしてみたいと手に取ってみた。印象派の源流から、モネが睡蓮に辿り着くまでの作品の事、モネの晩年までの足跡までギュッと凝縮されていて是非観に行く前に読んで欲しい。私達が無条件にモネに惹かれる理由がよくわかった。

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    2024年12月28日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    上巻に続いて、何度も何度も胸が熱くなった。
    今は何が真実かは分からないけれども、こんな素敵なストーリーが隠されてるのではないかと思いながら、作品巡りをしたらワクワクが止まらない気がする…!

    俵屋宗達の絵にかける想いと、それを尊重する周りの仲間たちとの関係がとっても素敵だった。
    情熱があるってやっぱり周りに伝播していくのだなあと思う。バチカンの最後の審判を見た時、そういう作品があるって分かっていても感動したのに、西洋の情報がまだ正しく入ってきていない時代に見た最後の審判は言葉にできない感情になったんだろうな。

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    2024年12月26日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    「モネ展」に行く予定があったので、モネという人に触れてから行きたいと思い手に取りました。

    小説なので全てがそのままではないのだろうけれど、とても家族想いの優しい方だろうことが知れて引っ越しの話を家族でする辺りはもう泣いてしまいました。

    マティスやドガ、セザンヌやモネが主人公なのではなく、その周りの人が画家の人となりや出来事を話す形式のお話は、何だかよりリアルに感じられました。歴史上の人物みたいだけれど、本当に存在したんだ、ということがとても不思議な心地です。

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    2024年12月22日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    とてもよかった。ヨーロッパで色んな勉強をする宗達と使節の子たち。後の名画家との出会い。素晴らしい物語でした。

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    2024年12月20日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    本書がヘレン・ケラーのオマージュなことは気がつきましたが、奇跡の人、というタイトルの意味までは考えつきませんでした。
    とてもおもしろく拝読させていただきました!

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    2024年12月16日
  • 楽園のカンヴァス

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    「生きるぼくら」を読んですっかり原田マハさんにはまってしまい、次に選んだ作品。読み始めた手が止まらず一気に読みきってしまった。昔からアートは好きだったけれど、ここまでルソーの生涯にひきこまれるとは思ってもいなかった。ミステリー要素を含みながらも人間味のある登場人物達のドラマに感動もでき、ルソーについて更に興味がわく。

    美術館にいきたくなる、ティムやオリエと同じ感動を味わいたくなる、そんな作品。

    #ドキドキハラハラ #感動する

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    2024年12月15日
  • リーチ先生

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    フィクションとノンフィクションをここまで巧みに混ぜ合わせ、「アート小説」という新しいジャンルの先駆者として書き続ける、「美術史小説家」の原田マハさんには感動する。

    こんな風に現実と創作を融合させるのは良くないという教育者や学者、その他様々な人は沢山いると思う。

    でもこのアート小説のおかげで、
    美術というものの敷居を低く感じてくれる人がいて、美術館に実際に足を運んでくれる人が増えているのは間違いないと思う。

    だったら全然ありなのでは?

    読んでいて、「ここは美術史として学びに繋げられそうだな」って部分と、ここは「フィクションかな」と思い、知識としてではなくエンターテーメントとして楽しむ部分

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    2024年12月13日
  • 永遠をさがしに

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    とっても、良かったです。皆か幸せって訳じゃないんだけど、いくつもの不幸もあるんだけど、それ以上の幸福感があって、最後は心が、満たされました。

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    2024年12月12日
  • 生きるぼくら

    購入済み

    心が洗われる作品

    昔田舎で過ごした大好きなおじいちゃんを思い出させてくれた作品でした。

    ひきこもりだった主人公が蓼科で「家族」「友人」と出逢い、過ごし、米作りを通して人生について学んでいく。
    米作りについても詳細に表現されていて、日本の古きよき文化や風習も改めて感じ取れる素晴らしい作品。
    またところどころでおばあちゃんの言葉がとても暖かくて胸をさす。

    心が洗われる、号泣覚悟の本です。

    #癒やされる #感動する #泣ける

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    2024年12月09日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    ええもうそりゃあ一気読みよ…。面白かった。

    この、圧のある表紙とページ数に反してほんま、するする読めると思う。

    上巻は「十五少年漂流記」みたいなアクション小説みもあったけど、下巻は、絵画がどれほどすばらしいかという著者の熱量を読んだ。^^
    どちらも面白かった。

    絵画や、カラヴァッジョに対してわたしに知識があれば
    「…!!」
    ってなった箇所は多々あったんやろうけど、いかんせん…(笑)。

    あと、上巻をすでに返却してしまったのを
    「アホかーっ!!」
    ってのたうち回った。
    上巻でまいた伏線の回収をもっとじっくり味わえたのに…!


    まあそれはそれとしても、面白かった。
    あの時代にイタリアまで行

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    2024年12月08日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    初めて出会う「アートの達人」そんな人たちの言葉、そして生き様に触れた。福武總一郎氏の「世の中で一番崇高なことは良いコミュニティを作ることだ」「物書きはお金が入るけど、こっちはお金を使う。大きな違いじゃないですか(笑)。そもそも大量生産でしかお金儲けなんてできません。でもアーティストたちは1点1点に自分の問題意識、社会に対するいろんな思いを込めて作品を作る。そう考えるとだんだん作品が「見えて」きます。」という言葉や、谷川俊太郎氏の「これだけはやった、今後これはしたい」というマハの質問に対して「結婚離婚を三回したこと。『ことばあそびうた』を出したこと。やってみたいことは『死ぬ』こと」などが印象的だ

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    2024年12月05日
  • 奇跡の人 The Miracle Worker

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    言葉の奇跡、出会いの奇跡。
    言葉をもってしても気持ちを伝えるのはとても難しいのに……
    あきらめない、信じ抜く姿に何度も目頭が熱くなりました。

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    2024年12月05日
  • 太陽の棘

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    沖縄基地に配属となった米国軍医がドライブ中に芸術村を見つける。そこには無心に絵を描く沖縄の芸術家達が暮らしていた。生活のために絵を売らなければいけない画家とそれを買う軍医。絵画を通して、勝利国と敗北国の垣根を超えた友情が築かれる。誰もが望まない戦争への思いを描写しながら敵・味方関係なく人間として真の友情が描かれている作品

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    2024年12月02日
  • 太陽の棘

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    変換までの沖縄における米軍支配の歴史は、もっと若い世代の日本人が知るべきだと思うが、こういう小さなストーリーもあったことを辿ることができて面白かった。
    つい昨日まで沖縄にいて、よりストーリーに入り込むことができた。
    必ずしも画一的に米国と米兵に批判的になるべきではないと思うが、沖縄に負担させていることを含めて、本土に住む日本人はもう少しリアリティを持って基地のこと沖縄のことについて考えと意見を持つ必要があると思った。

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    2024年11月29日
  • FORTUNE BOOK 明日につながる120の言葉

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    原田マハさんのトークショーで購入。即読みました。言葉には力がある。言霊本。素敵な言葉がたくさん載ってます。ページの半分はマハさんの言葉、後の半分は自分で思った事を書く。半分マハさんで半分はマハさん、自分へのアンサーになる。三等分して書いても良い。本日はお日柄もよくから発想を得たメッセージ本です。

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    2024年11月27日