原田マハのレビュー一覧

  • 太陽の棘

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    表紙の肖像画が印象的な、原田さんのアートフィクション。

    終戦直後の沖縄へ軍医として派遣された、若き精神科医のエドワード。
    ある非番の日、島内を同僚とドライブしていたエドワードは、〈ニシムイ・アート・ヴィレッジ〉という画家たちが暮らす集落に辿り着きますが・・・。

    冒頭で「アート“フィクション”」と書きましたが、この作品は実話がベースとなっているとのことです。
    表紙の肖像画のモデルとなった、スタンレー・スタインバーグ博士と、この絵を描いた玉那覇正吉さんをはじめとした〈ニシムイ美術村〉の芸術家たちとの交流が実際にあったということが、この物語の内容に深みを与えているように思います。

    勿論、アメリ

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    2024年04月24日
  • 太陽の棘

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    終戦直後の、アメリカ支配下の沖縄が舞台。
    米軍精神科医のエドやその同僚と、首里の丘に「ニシムイ美術村」を作って寄り集まって住んでいる画家たちの交流が主なストーリー。

    謝辞を読むと、実際にサンフランシスコ在住で沖縄米軍基地で精神科医として戦後過ごした人物に取材して書かれたようなので、実話をもとにしたものだった。

    支配するものされるもの、勝ったもの負けたもの、、、そういったものは芸術を前にした交流においては意味をなさなくなる。
    また、沖縄は確かに日本の一部なのに沖縄人はまるで日本を憎んでいるかのようであり、犠牲者をたくさん出したアメリカのことを解放者として受け入れている節がある…との文章に、沖

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    2024年04月23日
  • 夏を喪くす

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    「夏を喪くす」はこの短篇集に収録されているうちの1篇のタイトル。
    意図があるかどうかは分からないけど、収録されている4篇すべてに「喪う(失う)」要素があったように感じた。あらゆる意味での、「喪う」ストーリーたち。

    その中でも表題作の「夏を喪くす」は一番分かりやすい。実年齢より若く美しいことをアイデンティティとして生きてきたアラフォーの主人公・咲子が、乳がんになり、乳房を全摘出しなければならなくなる。夫との関係はもうとっくに破綻していて、歳の離れたステディな不倫相手はいるものの…という物語。
    女性にとっての象徴を喪うということ。とくに美しさをアイデンティティとしてきた咲子にとっては、女性である

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    2024年04月21日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    芸術新潮のインタビュー連載 「原田マハ、美のパイオニアに会いに行く」をまとめて本にしたもの。芸術新潮2冊持ってたのでそれはすでに読んでいた。原田マハが、美に関わる色んな人にインタビューしている。興味ある話も色々あるが人選は好みなので星4つで。個人的には美術館や建築関係の話に興味を持った。

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    2024年04月20日
  • ロマンシエ

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    『ロマンシエ』とはフランス語で小説家という意味
    romancier
    実在するリトグラフ工房idemが舞台。
    乙女系美術男子のラブコメ。
    数行に1回は笑っちゃうのにタイトルの意味がわかった瞬間涙…( ; ; )

    「君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ。」
    マハさんの本にも必ず刺さる名言があって心に沁みる。

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    2024年04月16日
  • 翔ぶ少女

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    原田マハさん好きだしいい話だった!と皆様のレビューを見ていて思い出したけど、タイトルを見て内容がすぐに思い出せなかった

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    2024年04月16日
  • スイート・ホーム

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    ただただほのぼのできる短編集。関西弁が心地良い。
    自分の家族事情と比べるとちょっと虚しくなるけど、妬まずに理想の家庭を覗いてみてください。

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    2024年04月12日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    マティス、ドガ、セザンヌ、モネを題材にした短編小説。
    マハさんの丁寧な描写に惹き込まれました。
    そして、画家先生たちの人生をもっともっと知りたくなりました。

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    2024年04月05日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    ネタバレ

    エピローグの彩の気持ちがまんま原田マハさんの気持ちなんだろうな。
    こうだったらいいな、を大胆に小説にした感じですね。
    実際はどうだったんだろうって気になるタイプなので、もっと答え合わせ解説がほしい〜。
    原田マハ公式HPの、マハの展示室『風神雷神』インタビューとか、トークイベント「いまひとたびの『風神雷神』」を読んですこしスッキリ。

    ほんとうに織田信長が「ローマの洛中洛外図」を命じたなら、なんていうロマンだろうと思うし、宗達とか永徳が描いたそれを見てみたいって思う。

    こんど皇居の三の丸尚蔵館に永徳の『唐獅子図屏風』を、京都の養源院に宗達の『白象図』『唐獅子図』をみにいこう。

    天正遣欧少年使

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    2024年03月30日
  • フーテンのマハ

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    小説家歴より長いフーテン歴。美味しいものを求め、イケメンとの出会いに心踊らせ、アートに想いを馳せながら世界中を大移動。そして、小説家の始まりは旅で出会った幸せでした。軽快なマハさん節を堪能し、私も旅に出たくなりました。

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    2024年03月28日
  • ギフト

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    あまり集中して読めなかったのだけど、短い物語がさらさらと心地よく続いててじんわり心が温かくなるのを感じた。ちゃんと読めていれば多分話は繋がってて、確かめるためにもう一度読みたい。

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    2024年03月21日
  • アノニム

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    原田マハさんのひと味違うアート小説
    香港が舞台で、ジャクソン・ポロックの幻の傑作がサザビーズのオークションに出される‥
    アーティストを目指す高校生と謎のアートに関わる組織のお話です。

    アートも詳しくないし、ましてオークションなんて未知の世界だから、読んでいてわくわくおもしろかったです。

    「傑作が生まれたそのときがどんな時代だったのかを知ることは、アーティストや作品を理解するのに大いに役立つ。ちょっとした思いつきや偶然で生まれる作品の中にも優れたものはもちろんあるけれど、ほんとうの傑作には、アーティストが肌身で感じていた時代の空気が綿密に盛り込まれている。アーティストが何を感じ。どんなふうに

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    2024年03月16日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    原作コミックをマハさんが小説にした本。マハさんが実際に犬を飼っていただけに、文章からも想いが伝わる気がした。恐れずに愛す。大切なことを思い出しました。

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    2024年03月15日
  • フーテンのマハ

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    -弘前のリンゴの冷製スープ-
    是非一度、味わってみたい。

    -鉄舌エピソード-
    願わくば熱々のコロッケをフーフーしないで食べてみたい。

    -NYの地下鉄で、中国系のおっちゃんから買った電池5パックのエピソード-
    お店で読んでたんですが、声を出して吹き出し笑いしました。

    -夜のルーブル-
    ズルい。と思ってしまうくらい憧れます。行ってみたい。

    製作エピソード。マハさんにしか描けない物語はこうやって産まれたんですね。少し、垣間見れたような気がします。

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    2024年03月10日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    宗達がスペイン国王と謁見し、父の扇を王へ差し出したシーンが印象的でした。
    万感の思いが込められた扇ー.

    とある場所で読んでいましたが、ウルっとしてしまいました。人前だったのに危ない。

    冒険記のようで弾むように読み進め、あっという間でした。
    合掌。

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    2024年03月08日
  • でーれーガールズ

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    人気漫画家になっていたアユコは、30年ぶりに母校の記念行事で講演をするために高校時代を過ごした岡山を訪れる3日間の物語。
    彼女を招いたのは母校の女子高で教師をしていた武美だった。彼女は1年生の終わりに転校していった親友だった。
    また同級生たちも集まり前々日には同窓会も行われるし、翌日にはサプライズサイン会とか、でーれー素敵な物語でした。
    ストーリーは現在と80年代の岡山を行き交いながら母校での講演へと繋がっていきます。変わらないものは市内を走る市電に洋菓子店「白十字」のチーズケーキに鶴見橋。この橋はアユコが2次元の恋人ヒデホと待ち合わせた場所だった。アユコが描いた恋愛漫画を見てしまった武美が「

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    2024年03月07日
  • お帰り キネマの神様

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    キネマの神様とはまた別物のお話だけど、やっぱり原作を思い出して読み始めで感動した、私。

    私の中で原作は超えないけど、これはこれであり。
    ただ、やっぱり映画監督ならではというか、
    なんだか、んーーーと思うところもしばしば。

    ただ、やっぱり泣く!!
    そして映画は観てないけど、私の中では菅田将暉ではないから観ないです。すみません泣

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    2024年03月05日
  • リーチ先生

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    前に前に進んでいく清々しさ。
    普段のマハさんのミステリテイストが少なく、現代においては巨匠とも呼ばれる、当時の名もなき若者たちの熱い想いにじんとくる。

    民藝のなんたるかが少しわかった気がする。

    数年前に訪ねた世田谷美術館で見た北大路魯山人の茶器(湯呑み)、ガラスケースの中に展示されていたものの一つが気に入り、「これでお茶が飲みたい」と思ったことを思い出す。
    ガラスケースに入ったら最後、二度とお湯を注がれ、人の手に包まれ、唇に触れることなんてないであろう。
    その器は、果たして幸せなんだろうか?

    芸術、生活に根ざした器、どちらが上ということはないんだけれどね。

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    2024年03月02日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    一枚の絵。絵が描かれた時代背景や作者背景を知ることが、こんなにも絵を見てみたいと思わせるのか…。美術館に行きたい…。

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    2024年03月01日
  • 妄想美術館

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    三美神の彫刻がちょっとウフフって感じと、かわよって感じが混ざってて、面白かった。二人の話は面白いなぁ。なんか、私二人の話をその場で見ているような気持ちになった。

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    2024年02月29日