原田マハのレビュー一覧

  • 翔ぶ少女

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    原田マハさんの阪神大震災をもとにした小説。
    心温まる一冊でした。
    震災で両親が亡くなった三兄弟、妻を亡くした精神科医ゼロ先生と一緒に生きて絆を深めていく。
    何があっても前を向いて生きていく、感動しました

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    2024年06月06日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    フランスの美術館巡りの前に読んでおくと、更に楽しめる一冊ですね。アートに込められた画家達の想いがとても伝わる本です。マハさんの描写の表現もとても美しくて素晴らしかった!表紙のモネの大作を見に行きたい。

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    2024年06月05日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    ネタバレ

    こんな夫婦になりたいなぁ。

    素敵な、奇跡。
    毎回感じることだけど、一枚の絵に、どれだけの物語があるのだろう。

    原田マハさんのエッセイで、旅先で友人に会いに行くように絵画を観に行くと言っていたのを読んで、そういう楽しい気持ちで美術品と向き合うのって、すごくいいな、素敵だなと思っていたので、第一章のフレッドさんの奥さんの言葉が嬉しかった。

    第一章だけでとても感動して泣いてしまった。
    一緒に暮らしてきた人がいなくなってしまったら、それはもう寂しさで狂ってしまいそうだけど、最後にお願いされたら美術館に通うためにどうにか頑張って生きるかも。
    その人との思い出の場所が残っていて、その人と一緒に

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    2024年06月04日
  • 異邦人

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    ドロドロした昼ドラのような男女関係
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       アートが紡ぐ感動

    京都の風情、独創性や画家の作品を頭の中でイメージしながら読みました。
    まるで自分も京都に行って日本画を目の前で観たように想像できて楽しく読ませてもらいました♪

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    2024年05月16日
  • 異邦人

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    日本画や京都の伝統に興味を掻き立てられる一冊。

    星4つにしたのは、ラストで厄介な人物があっけなく病死するので、ストーリー展開がそこだけ雑に感じたから。

    それ以外は、さすがと唸ってしまうほど、美術の世界へどっぷり浸からせてくれる物語。

    竹内栖鳳、見てみたいな。

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    2024年05月16日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    財政破綻したデトロイト市は美術館の作品売却を考える

    救ったのは、アートを愛する人々の想いだった。

    実話をもとにした短編。
    「アートは友達」

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    2024年05月12日
  • 小説 星守る犬<新装版>

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    泣けると前評価なの読んでみた。前半からお父さんの行く末が見えてしまい読むのを止めたが、後半にすべてが詰まっていた。評判通り泣けて良かった。もっと愛してあげれば良かったな。飼っていた愛犬を思い出した。

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    2024年05月11日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    それぞれの絵に対するエピソードが豊富で
    作者や時代背景を知ることができて
    より絵が楽しめるようになる。
    いつもながらマハさんの芸術家、アートへの
    愛がすごいと感服。

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    2024年05月11日
  • リーチ先生

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    創作に対する意欲は
    様々な人との出会いにより、増幅してゆき、

    焼き窯を見つめる職人の視線が熱く
    土や火をコントロールすることが
    今より難しかった時代に
    織りなされる作品の素晴らしさに

    作者自身が感動し
    作り手の思いが
    伝播していく

    手づくりがさらに好きになる本でした。

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    2024年05月09日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    物語も面白いが特に、今や当たり前のように私たちの生活の中ある(当時でいう「南蛮」の)文化、物、渡航の機会などがほとんど無かった安土桃山の時代に生きる子どもたちの喜怒哀楽を擬似体験、追体験できるところがとっても楽しい。
    これほどまでにリアルな子どもたちの内面をに想像し、表現できる知識と技術に脱帽!

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    2024年05月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    俵屋宗達の人生ってあまり判明していないようで、そこをうまく物語を作られているのが、さすがです。
    一緒に希望峰を回ってヨーロッパまで旅しているように読みました。

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    2024年05月06日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    26点の絵画の解説と、著者の出会いが書かれている。新書なので解説メインかな?と思い手に取ったが、殊の外エッセイ寄り。
    著者の絵画をに注がれる目線や愛情が感じられる一冊でした。
    画家のエピソードは大分マイルドに書かれているかも

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    2024年05月05日
  • スイート・ホーム

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    宝塚の自然豊かな風景と、優しい人々が住む街並が頭に浮かびました。
    スイーツの甘い匂いと、花の色彩と香りに包まれ、五感を刺激されて幸せな気持ちになりました。
    あったかいなぁ〜、幸せだなぁ〜

    街の雰囲気がまさに理想で、素敵なホームタウン。
    そこに彩りを添えるのが洋菓子店『スイート・ホーム』
    私もスイート・ホームの常連さんになりたい!!
    と切実に思いました。

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    2024年05月04日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ジャケ読み 「リボルバー」が面白かったので手に取りました。後、お察しの通りジャケ読みです。ついつい手に取りたくなる表紙にもやられました。

    歳も歳なので色々な人の結婚式で色々なスピーチを聞きましたが、毎回2人の幼少時代や両親、友人などの思いを知り、想像して号泣していました。

    人の気持ちや思いを伝える言葉に興味がある方には是非読んでもらいたい作品でした。

    スピーチといえば結婚式のスピーチですが、そこから政治家の代表質問、選挙、オバマ!?って広がりがすごかったです。

    人は言葉でコミュニケーションを取ります。もちろん、目配せや、抱擁、握手でもコミュニケーションを取りますが、言葉に勝るものは無い

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    2025年12月03日
  • アノニム

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    原田マハさんのアート小説の中では、エンタメ性が際立った一冊

    じわっと心が高ぶる作品が多い中、こちらはアニメや映画化に向いてる賑やかな感じ

    アートへの知識と情熱は変わらず深いので、新たな路線で面白かった

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    2024年04月25日
  • 太陽の棘

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    表紙の肖像画が印象的な、原田さんのアートフィクション。

    終戦直後の沖縄へ軍医として派遣された、若き精神科医のエドワード。
    ある非番の日、島内を同僚とドライブしていたエドワードは、〈ニシムイ・アート・ヴィレッジ〉という画家たちが暮らす集落に辿り着きますが・・・。

    冒頭で「アート“フィクション”」と書きましたが、この作品は実話がベースとなっているとのことです。
    表紙の肖像画のモデルとなった、スタンレー・スタインバーグ博士と、この絵を描いた玉那覇正吉さんをはじめとした〈ニシムイ美術村〉の芸術家たちとの交流が実際にあったということが、この物語の内容に深みを与えているように思います。

    勿論、アメリ

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    2024年04月24日
  • 太陽の棘

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    終戦直後の、アメリカ支配下の沖縄が舞台。
    米軍精神科医のエドやその同僚と、首里の丘に「ニシムイ美術村」を作って寄り集まって住んでいる画家たちの交流が主なストーリー。

    謝辞を読むと、実際にサンフランシスコ在住で沖縄米軍基地で精神科医として戦後過ごした人物に取材して書かれたようなので、実話をもとにしたものだった。

    支配するものされるもの、勝ったもの負けたもの、、、そういったものは芸術を前にした交流においては意味をなさなくなる。
    また、沖縄は確かに日本の一部なのに沖縄人はまるで日本を憎んでいるかのようであり、犠牲者をたくさん出したアメリカのことを解放者として受け入れている節がある…との文章に、沖

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    2024年04月23日
  • 夏を喪くす

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    「夏を喪くす」はこの短篇集に収録されているうちの1篇のタイトル。
    意図があるかどうかは分からないけど、収録されている4篇すべてに「喪う(失う)」要素があったように感じた。あらゆる意味での、「喪う」ストーリーたち。

    その中でも表題作の「夏を喪くす」は一番分かりやすい。実年齢より若く美しいことをアイデンティティとして生きてきたアラフォーの主人公・咲子が、乳がんになり、乳房を全摘出しなければならなくなる。夫との関係はもうとっくに破綻していて、歳の離れたステディな不倫相手はいるものの…という物語。
    女性にとっての象徴を喪うということ。とくに美しさをアイデンティティとしてきた咲子にとっては、女性である

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    2024年04月21日
  • 原田マハ、アートの達人に会いにいく

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    芸術新潮のインタビュー連載 「原田マハ、美のパイオニアに会いに行く」をまとめて本にしたもの。芸術新潮2冊持ってたのでそれはすでに読んでいた。原田マハが、美に関わる色んな人にインタビューしている。興味ある話も色々あるが人選は好みなので星4つで。個人的には美術館や建築関係の話に興味を持った。

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    2024年04月20日
  • ロマンシエ

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    『ロマンシエ』とはフランス語で小説家という意味
    romancier
    実在するリトグラフ工房idemが舞台。
    乙女系美術男子のラブコメ。
    数行に1回は笑っちゃうのにタイトルの意味がわかった瞬間涙…( ; ; )

    「君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ。」
    マハさんの本にも必ず刺さる名言があって心に沁みる。

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    2024年04月16日