原田マハのレビュー一覧

  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    わかっているのは同じ時代を生きていたということ。
    もしかしたら、こんな事実があったかも。それを否定する証拠もないのだかは夢見るのもいいよね

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    2025年05月17日
  • 異邦人

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    菜穂の傍若無人さと白根樹の意志のなさに少し引っ掛かるものの、生まれ持った才能がある者同士が強く惹かれ合う空気感が鮮明に伝わって良かった。この本を読んで、唐突に美術館で絵が見たくなり、ちょうど近くで開催していたモネ展へ行った。良い影響を与えてもらった。

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    2025年05月17日
  • アノニム

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    時折名画のオークションでとんでもない値がつけられたというニュースを見ることがありますが、その舞台裏を垣間見ることができました。

    表現し、伝えることに迸る情熱をそそぐアーティスト。
    いつか時を経て、その作品をどうしても手に入れたい人たちによるかけ引きの的になるのか、
    今は誰もわからない。

    香港という地、若きアーティスト、そしてアートへの深い愛とエネルギーに触れ、私も恐れずドアを開けたいという気持ちになりました。

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    2025年05月10日
  • でーれーガールズ

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    ネタバレ


    #5で、仲良しのあゆと武美がすれ違ってしまうとこが悲しくて特に印象に残っています。
    最後は予想もしてなかったことが起こって、そのままラストへ。
    もっともっとあゆと武美の何気ない日々の話を読んでいたかった。
    映画も観てみたい。

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    2025年05月10日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    さくっと面白いアート熱 薄いからさくっと読めた。展開も海外設定で文体がおかしくないから、するする読める。アートっていいな、海外だとアートに対してこんな熱い感情持った人多いな、って感じで。リアルに近い気がした。

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    2026年03月14日
  • お帰り キネマの神様

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    山田洋次監督、沢田研二主演の映画「キネマの神様」は観ていない。原田マハの小説「キネマの神様」は大好きな作品だが、原作とは全然違うという評判を聞いていたため最初から観るつもりはなかった。
    驚いたことに本作は原田マハの原作に感銘を受けて映画を作った山田洋次の作品を更に原作者の原田マハがノベライズしたという、前代未聞の作品だ。
    結論から言うととても面白かった。特に最後の歩がスピーチを代読するところでは涙が止まらなかった。映画の俳優をキャラクターに当てはめながら読めたのも影響したと思う。
    実は私も映画が大好きだ(ゴウほど詳しくも情熱もないが)。だから映画好きが製作した映画作品は大好きで、一番好きな映画は「ニュー・シネマ・パラダイス」だ。本作は映画産業が華やかなりし時代、大船の撮影所の空気感がとても魅力的に描かれている。当時の映画人は自分たちが作る作品のことを誇りをもって「シャシン」と呼んでいるが、まさにそういう言葉の一つ一つが映画への深い愛情と拘りを感じさせる。
    ゴウが歩に言っていた。
    「人生でわからないことがあったら、映画を観ろ。答えはぜんぶ、映画の中にある」。

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    2025年05月07日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    マハさんの著書に出てくる絵やこれまでに自分が見たことのある絵が出てきたので、非常に興味深く読むことができた。それぞれの絵に関するマハさんのエピソードと画家の説明があるので、そんなに詳しくは知りたくないがさらっと背景を知りたい人にはもってこいな感じだと思う。(もっと一枚一枚の絵を深掘りして欲しいくらい、ぎゅっとまとめてあった)一部ロシアの美術館にあったり、今となっては中々実物を観るのは難しいだろう絵もあるが、この本を読んだ後に実際に出てくる絵をみたいなぁと思った。

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    2025年05月06日
  • 異邦人

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    読み応えのあるアート小説だ。普段、絵画とは縁がない私にとって、非日常な世界に浸れたことが喜ばしい。震災の記憶と京都の奥深さ。鷹野先生の人間としての大きさ。そして、美術を一心に追求する菜穂の凄まじい執着。菜穂と樹の関係に驚愕!

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    2025年05月05日
  • モダン

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    余暇や出先ではいつもカバンに文庫本を持っていくことにしていますが、ここ最近は常に原田マハさんの本です。年を重ねるごとにアートや美術館の面白味や楽しみ方がぼんやり掴めてきた自分にとっての水先案内人になってくれる本ばかりです。
    自分も20年ほど前にニューヨークに1人旅行をし、MoMAにも行ったものの、何をみてどう感じたかの記憶がごっそり抜けてしまっているのが残念です。
    この本と出会えたことでもう一度ニューヨークに、MoMAに行こう!という気持ちになれました。

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    2025年05月03日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    冒頭にあるカラー図版が豪華です。

    原田マハさんの、アートや画家に対する愛情が
    ひしひしと伝わってくる本でした。
    中でも、パブロ・ピカソに対する思い入れは格別なのかなと感じました。
    「暗幕のゲルニカ」を読んでみたくなりました。

    初めて知る画家や作品もありました。
    特に心に残ったのは、フリーダ・カーロ。
    彼女の人生を知って、今回取り上げられている絵画を見ると、なんとドラマチックなんだろうと思わされます。映画や小説になってもおかしくないくらいです。

    また、「セザンヌ夫人」も印象的でした。
    素敵な夫婦像が浮かびます。

    ほとんどが海外にある美術館所蔵の作品なので、ちょっとそこまで、と気軽に見ることが出来ないのが残念です。
    ぜひ一度本物を目にしたいものです。


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    2025年05月02日
  • サロメ

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    司馬遼太郎がサラリーマンに求められたように、原田マハは趣味:美術館女子に求められる。

    そして私もそのうちのひとり。

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    2025年04月29日
  • サロメ

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    タイトルのサロメはメイベルのこと
    弟を大切に思う気持ちは本物だけど自分が女優として成功することの為には手段を選ばない
    結果、弟も自分も破滅する
    最後はサロメになってオスカーの首をオーブリーに贈る
    フィクションだけど、有り得た話なのかなと思った。
    オスカーワイルドの小説とかも読んでみたくなった

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    2025年04月29日
  • 妄想美術館

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    二人の会話を読んでいるうちに、美術館に行きたくなる。
    講義や細かい解説の形ではなく、この本で教養が深まるというよりは、自分であれこれ妄想を広げながら楽しみを見出すきっかけをくれる本だった。

    作品自体についての妄想に留まらず、画家同士が実はこのタイミングで出会っていたかも、こんな話をして、影響をうけていたのかも?という妄想、自分が美術館をつくるなら、、? そうやって好奇心を次々と刺激されて新しい知識も増えていくんだろうなと思った。

    メジャーな作品や巨匠にも、有名になるまでの物語があるし、日本ではあまり知られていないアーティストの中にも素晴らしい人がいる。知識があってもなくても、あなたの目で実際に見て自由に楽しんでみてというメッセージを感じた。

    妄想の話だけではなく、実物のテクスチャー、飾り方や、他の展示とのバランス、飾ってある場所の雰囲気、美術館のある場所、など
    実際に美術館に足を運ぶ醍醐味について語っているところにはとても共感できた。
    絵を見るためにわざわざ遠くへ出掛けるのが理解できないという友人に、絵なんてネットとか画集でみれるよ、と言われ返答に困ったが、この本を渡したら少しは興味を持ってもらえるかもしれない。

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    2025年04月22日
  • フーテンのマハ

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     香川県や沖縄県を旅した時の思い出話、昔から遠足などの大事なイベントの前夜にテルテル坊主を作っておくと比較的 良い天気によくなった事、モネの睡蓮の舞台やルーブル美術館を訪れた時の思い出話など(1つの話が)余り長過ぎず楽しく読めました。

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    2025年04月22日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    マティスとピカソ、そしてお手伝いのマグノリアの花といわれた女性。ドガの踊り子、セザンヌが描いたタンギー爺さん。でも一番興味を覚えたのはモネ。自然を愛し刻一刻変わる自然の変化を追う。モネの人間の深さが作品に表れるのだろう。

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    2025年04月21日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    僕にとってのいい小説とは、読後の余韻が長く続く小説だ。この小説は読後の余韻に十分浸れる。

    時代は16世紀の末、遣欧使節の一員としてローマに向かう俵屋宗達。16歳の少年たちの渡欧というある種の”冒険”をみずみずしく描く。

    ローマで宗達が見たシスティーナ礼拝堂の「天地創造」、サンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の「最後の晩餐」。
    宗達が「天地創造」や「最後の晩餐」などの名画に出会ったときの描写がいい。
    「いっさいの言葉を奪い去られて、ただただ、涙を流していた」
    「絵とは、ただ、目に見えるものをそのまま画紙や画布に描き写すだけのものではない。絵師の思いが込められた絵こそ、まことに見る者の心を打つのだ」

    それにしてもマハさん、この小説の中にお気に入りの絵を登場させるだけでなく、同時代を生きたカラヴァッジョをさりげなく登場させ、宗達との厚い友情まで組み込みする設定など憎いね。

    いつかローマに行き、宗達が見た絵を自分の目で見てみたい。その時、自分はどうなるのだろうか。

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    2025年04月19日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    江戸時代初期の絵師、俵屋宗達をモデルにした壮大な歴史小説。
    その代表作「風神雷神屛風」は京都国立博物館で見ることができるのだろうか?

    この絵を14歳の彩が見た際の描写。
    「宗達の絵は光を放っていた。強烈な磁力も。彩は一気に引き込まれて、しばらく動くことすらできなかかった。天上の光に包まれて」
    こんな風に描写されると、どんな絵何だろうと実物を見たくなる。

    1582年、天正遣欧使節は、3年を費やしローマを訪問。ローマ教皇と謁見を果たす。
    上巻は、宗達を含めた天正遣欧使節が海路にてローマを目指す苦難の途上で幕を閉じる。

    時に宗達は、彩が「風神雷神屛風」を初めて見た時の年齢と同じ14歳。
    今の時代なら14歳の少年が単身で渡欧することもありうるだろうが、この当時、3年の年月をかけ正に命がけの旅。海路の途上で嵐に沈むこともあろう。この勇気だけでもすごい。

    宗達は、織田信長の命により、狩野永徳との共同制作した「洛中洛外図屏風」をローマ教皇に届ける使命のためにローマに向かう。
    さて、この後どうなるか。下巻が楽しみだ。

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    2025年04月13日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    短編で読みやすく、デトロイト美術館に関する史実を元にしているため、物語がとてもリアルでイメージしやすかった。人々が思う地方や町全体における美術館に対する考え方が書き写されており、また末尾の対談でも語っていた通り現地の人に実際にインタビューしていたため、彼らの思いがダイレクトに伝わってくる文章だった。また、美術館は心の拠り所であるべきなような、精神的な部分としても存在しているんだなと感じた。
    絵ではなく、美術館と街、そしてそこに住む人々を題材にした本は珍しいなと感じるとともに、絵画に対する新たな見方が生まれて面白かった。

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    2025年04月11日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    前作よりもドラマチックかなと。おかえりさんの葛藤と依頼者の話の展開が気になりどんどん読み進められました。

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    2025年04月07日
  • 妄想美術館

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    原田マハさんの作品はいくつも読んでいるし、ヤマザキマリさんは講演を聴きに行ってほんとに面白かった記憶があり、大好きな2人の対談のため購入。

    2人とも美術マニアなんだけど、着眼点が違うというか、「そういうモノの見方をするのか」というのが面白かった。

    例えばヤマザキマリさんのウッチェロの話で、「遠近法や理系で物を考えすぎて幾何学模様を絵に入れてしまう」みたいな彼の人となりから美術に反映される考察とか、原田マハさんの風神雷神図屏風で「作者の俵屋宗達はルネサンスを見たに違いない!」という仮説の妄想から歴史を調べて小説ストーリーを作るみたいなのは自分にはできない思考。

    作品だけを見るのではなく、その背景を読み取ったり、アーティストのことを思い浮かべる発想力が素晴らしかった。

    見てみたい作品が増えた。

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    2025年04月06日