原田マハのレビュー一覧

  • 翔ぶ少女

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    悲しみは共有できないその人だけのもの
    という解説が印象的だった。

    3兄妹、先生、先生の息子、街の人々それぞれの悲しみを抱えて関わり合っていく。

    共有できないけど、共感してなにができるか考えることはできる。
    と人との関わり方を思う機会になりました。

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    2024年11月26日
  • スイート・ホーム

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    マハさんの絵関係(と書いていいのかな?)ではない作品類の方。どの作品にも「人」が素敵だよ。素敵な人がいる、素敵に思える機会があり、それは本人次第で作り出すことができる。今回はスイーツの甘さ、香りを纏う作品だった。時代もあるかな。がむしゃらな世界でない、今の日本の雰囲気。その良し悪しに感じるところの物足りなさがあって星は3

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    2024年11月22日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    終始登場人物達の名前が覚えられず、ページを行ったり来たりしたが無事読み終えた。人に何かを感じさせる力、人とと人とを繋ぐ力が作品にはある。芸術って素晴らしい。絵を描く行動力、絵を見に行く行動力、それらのような考えた事を実行するという行動力を私も見習いたいと感じさせてくれるストーリーだった。

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    2024年11月17日
  • 夏を喪くす

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    初めて原田マハさんの本を読んだ。
    登場する人々にはリアルな人間らしさがあるが、私とは価値観が違うというか、真ん中の大切にしている部分が違う人々だと感じながら読んだ。

    短編集なので、お風呂の中で毎日一話。ちょうど良い長さだった。

    他の作品もタイミングが合えば読みたいと思う。

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    2024年11月07日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(下)

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    天才絵師、俵屋宗達なんだけど、スケッチばっかりしていて全然絵を画かない。
    何か青春小説になってしまったな。ということで、ちょっと思ってたのと違った。

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    2024年11月18日
  • 夏を喪くす

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    「でもなあ。橋、造りたかった。この先、見えなくなっても、心の中にいつも見えてくるような。生まれてくる子供に、いばってみせてやれるような」

    さくさく読めた。”失くす”でも”無くす”でもなく、”喪くす”。

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    2024年11月02日
  • ロマンシエ

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    ストーリーは、面白かった。
    文体が読みづらく苦戦。
    いつもの原田マハさんの文体で、この小説を読んでみたい。

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    2024年11月02日
  • さいはての彼女

    匿名

    購入済み

    一流企業に勤めている女性達。仕事に行き詰まって旅に出る。皆んな最初はピリピリしていてるが、旅先での出会いで何かを吹っ切れて帰る。素敵な旅です。

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    2024年10月31日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    日本の美術館を舞台にした短編集です

    東京や大阪みたいな大都市じゃなくて、地方の美術館が取り上げられているのが新鮮で、身近な場所が出てきたのが嬉しかったです

    そして、巻末の解説を各美術館の学芸員さんが担当しているのも素敵でした

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    2024年10月29日
  • アノニム

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    原田マハさんの作品の幅にびっくり。アニメみたいなイメージで読み進めることができ、探偵?怪盗?を想像させるキャラたちがそれぞれの役割をこなす。ワクワクしながらどんどん読んでしまった。

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    2024年10月28日
  • 夏を喪くす

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    割と早く読み終えました。短編集だけど、先が気になる展開の良さがあり、読みやすかったし、よかった。
    最後の終わり方が、もやっとしたまま終わるので、何だか物足りなさはあります。

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    2024年10月26日
  • ロマンシエ

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    ネタバレ

    最初はアート系ラブロマンスの話かと思い、軽く読んでいった。主人公がパリでアートに向き合う姿や、周りを巻き込んで成長していく様子、また恋の悩み、自分のアイデンティティ・家族のこと、など色んな悩みを抱えながらも前に進んでいく姿は、応援したくなった。ここまで読んで普通のフィクション小説かと思ったら、最後の寄稿を読んでびっくり。舞台となったidemは実際に存在している場所で、登場人物もモデルがいると。また小説と連動した展示会もあったとのこと。行きたかったなー。

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    2024年10月26日
  • アノニム

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    主要な登場人物が多い&外国名なので、頻繁に巻頭の人物紹介を見返しました笑でも、本名の他にニックネームがあったり、ビジュアルが提示されているおかげですごく読みやすかった。肝心の主人公英才、敵キャラのビジュアル情報は少なく、謎に包まれている感じがすごく好み。
    そして、すべてスマートに事が運ぶので適度な緊迫感とゆるさがミックスされていて、読んでて全然疲れませんでした。でも、逆に削ぎ落とされすぎていて最後までどういうこと?と感じる部分も多かった。続編とか、メンバーそれぞれのビハインドなんかも読みたい。

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    2024年10月24日
  • ロマンシエ

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    ずっと面白くて、ふと切なくなる絶妙な塩梅に夢中で読み切りました。実際の展示とリンクしていたり、本当にある工房なのは最後の寄稿を読んで知ったのでびっくりしました。現代アートの面白さを教えてくれる、素敵な作品でした!

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    2024年10月23日
  • アノニム

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    技術や資本がいくら潤沢にあっても、育まれないものが感性でありアートである。

    人生の成功者たちがアートのために道を踏み外し、何者でもない香港の若者がアートの力で新しい一歩を踏み出す。

    アートに宿る力や、変わりたいと願い踏み出す大切さを知れる一冊

    アノニムのメンバーそれぞれの人生をもう少し深ぼったり、アノニムとしての活動を他にも見てみたいと思ったので続編が出たら嬉しい。

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    2024年10月22日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    デトロイト美術館の実話を一人を除いて架空の人物たちで描かれた短編集です。短編と言っても繋がっています。

    私はセザンヌをたくさん見ている方だと思いますが、まだ良さがまだわかりません。この表紙にあるセザンヌ夫人の肖像画も小説内でみなさん絶賛されることに共感できません。

    でも、この小説の素敵な架空の人たちの言動に涙ぐんでしまいました。

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    2024年10月21日
  • でーれーガールズ

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    同じような時期に男子校だったので、非常に懐かしく甘酸っぱい記憶が蘇る。
    主人公の鮎子が小さい時から作り上げた理想の男性像のヒデホ。このヒデホが切掛で武美と親友になるのだが、武美もこのヒデホに恋をしてしまう。どこまで本当に思っていたのだろうか。この辺の感覚が男性と女性の違いだろうか、それとも私自身の感覚?
    有名漫画家となった鮎子に母校での講演依頼が舞い込む。現在と高校時代の回想が目まぐるしく展開する。仲違いした親友との再会にホッとするが、衝撃的な結末。あまりの展開に涙してしまう。ハッピーには出来なかったのだろうか。

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    2024年10月20日
  • でーれーガールズ

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    ネタバレ

    読んでて気恥ずかしくなるほど、思春期特有の思考や妄想が具体的!本当に都合のいいことしか考えられなかったのですよね。

    舞台が岡山というよりは、岡山もひとつの演出として登場していたので、地元が近い人なんかはたまらないんじゃないでしょうか。

    武美があっさりと会えなくなってしまったのは、ちょっとな〜と思いました。

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    2024年10月20日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    軽く読めた。どの絵を題材にしてるのか、興味をもって読んだ。その絵をネットで観てなるほど。ショートブレイクに適した作品です。末尾の其々の絵画が、所蔵されている美術館の学芸員の解説が、良かった。

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    2024年10月20日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    旅行代行を仕事とする売れないアラサータレント・丘えりこ、通称「おかえり」。シリーズ第二弾。今回は20年以上前に別れた恋人、姉妹の仲を取り持つ。さすがにそんなに上手くはいかないだろうと思うが、まあ良かったとしよう。

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    2024年10月17日