原田マハのレビュー一覧

  • スイート・ホーム

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    毎日暮らす街や家を、これだけ大切に感じられたら素敵だろう。見慣れた景色を愛おしむ心のゆとり。
    甘い香り漂う洋菓子店『スイート・ホーム』を経営する一家と、やってくる周囲のお客さんたちのお話。タイトルのとおり甘いお話が連なる短編集。登場する人たち誰もが真っ直ぐで、まるで理想を絵に描いたよう。
    金木犀が出てくるので、甘い香り漂うこの季節に読むことができてよかった。

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    2024年08月29日
  • 愛のぬけがら LIKE A GHOST I LEAVE YOU

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    画家エドヴァルド・ムンクのスケッチやノート、手紙などから抜粋した文章をまとめ、原田マハが翻訳している一冊。
    ムンク美術館の記載にもある通り、そして本書内でも記載があったが、ムンク自身が自伝的な文章をまとめて売ろうと考えていたこともあり印象に残るような文章を書いている、ように思う。というのは私は翻訳でしかそれを読むことができないからだ。本書だと原田マハの翻訳に依存しているわけなので、断言ができない。ただ美術館側も評価しているので間違いないことなのだろう。
    彼の記述の中で、一番面白いなと思ったのは絵画の説明、解説なんて書けないよの部分。言語化できないから、絵をかいて伝えようとしているのに、と。絵画

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    2024年08月27日
  • モダン

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    ネタバレ

    MoMAが舞台ではあるけど、東北の3.11やツインタワーの9.11などが出てくるのでどこか物悲しくある。しかしどの短編も最後は希望のあるラストになっているので読後感は良い。私的にはロックフェラー・ギャラリーの幽霊がお気に入り。
    楽園のカンヴァスを読んだ時も思ったけど、一度でいいからMoMAに行ってみたくなる。そして楽園のカンヴァスと暗幕のゲルニカも再読したくなった。

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    2024年08月23日
  • 永遠をさがしに

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    美しい話。

    なんだかそれぞれの愛が感じられて、
    でもうまく噛み合わなくて。

    でもやっぱり根底にある愛が
    一つにするって感じ。

    とても綺麗だった

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    2024年08月22日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    代理旅のお話。
    悲しい内容もあるのに不思議とずっと明るい。
    なんでだろう。
    主人公の明るい性格のせい?

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    2024年08月18日
  • ギフト

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    1話1話が2-3分で読みきれます。
    そこまでの短編でもお話がわかりやすくまとめられていて、優しい気持ちにさせてくれます

    日常のさりげないやさしさでこころがあたたかくなれる、忙しい時でも読みやすい本でした。


    作者の原田マハさんは、
    キネマの神様の作品もあるとのことで、
    そちらは読んだことがないのですが、
    ちょっとした時間でもほっこりした気持ちになれてよかったです。(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠

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    2024年08月17日
  • さいはての彼女

    購入済み

    何気ないのに元気がもらえる

    いくつかの短編集のような構成で、それぞれ女性が主人公のお話。

    印象深いのはやはり、ハーレーバイクに跨りどこまでも走る「サイハテ」乗りのナギちゃんのお話。
    耳が不自由な彼女だが、そんなハンデをものともしない活発さと積極的な行動から元気が貰える。

    また、他の短編も旅行に関するものであった。
    この本を読んでいると旅って良いよなぁとしみじみと感じる。

    #ほのぼの #癒やされる

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    2024年08月16日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    マハさんらしい良い作品でしたが少しパンチが弱かった印象です。期待しすぎている感もありますが。
    鈴木京香さんとの対談も良かったです。美術館に行きたい。
    全ての都道府県に美術館あるんですね。

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    2024年08月14日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    やっぱりたった1つの絵でも人生を変える価値がある。アートが持つ力は偉大だ!!
    すぐにも直島に飛んで憧れのモネを見る❕❕

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    2024年08月13日
  • ゴッホのあしあと

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    以前、「たゆたえども沈まず」を読んで、ゴッホのファンになりました。
    実際にSOMPO美術館に見に行き、その迫力に圧倒されました。また、ゴッホが描いた作品を間近に見ることができたことに感動しました。
    原田マハさんの文才によって、絵画ファンを増やしていますね。
    ただ、絵画に関した詳しい訳ではないので、事実かどうかがわからなくなってしまって…
    今回、この作品でゴッホの真実を少し知ることが出来て良かったです。

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    2024年08月11日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    いろんな絵画の話を読めるかと思いきや、出てくるのは表紙のセザンヌの絵だけ。この絵が気に入れば読む価値あるが、そうじゃなければ拍子抜け。

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    2024年08月03日
  • フーテンのマハ

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    マハさんのエッセイを初めて読んで見て、めっちゃ旅して色んな経験してる方なんだなぁと思いました‼︎
    そして、読んで見て旅に行きたい気持ちにもなったし何冊か読んだことあるけど、他の本も読みたいと思た作品でした。

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    2024年08月02日
  • 丘の上の賢人 旅屋おかえり

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    『旅屋おかえり』の続編。たぶんおかえり読んだの10年以上前……?(2012年の6月に読んでたみたいなので12年以上前……!)おかえりの中編とマハさんのエッセイ、そしておかえりの学生時代のマンガとバラエティに富んだ内容。

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    2024年08月02日
  • アノニム

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    2019年香港で起きた民主化運動を著者視点で解釈し、その解決方法を提示したものなんだろうと勝手に理解。
    そういえばバスキアがオークションで超高額落札されたのも同じ頃だっただろうか。
    時事的、かつマハ的な作品といえる。

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    2024年08月01日
  • リーチ先生

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    今回は日本の民藝運動に影響与えたといわれる、イギリス陶芸家バーナードリーチをもとにしたフィクション。マハさんの変わらない芸術に対する情熱と人物に対する尊厳や憧れが伝わってくる話でした。
    1954年、大分の焼き物の里・小鹿田を訪れた、バーナードリーチ。父の遺言で小鹿田の窯元に弟子入りしていた、沖高市(おき こういち)は、リーチのお世話係に任命され、そこで彼は、亡き父の亀之助がリーチとかつて師弟関係だったことを知ります。
    時代は変わり、1909年となり、亀之助君の視点から物語が始まります。
    戦時中のシリアスな要素は意外と少なく、多少物足りなさはありましたが、、
    当時の日本の陶芸という芸術を広げる為

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    2024年07月29日
  • リーチ先生

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    次々に見聞きしている人物が登場して、その時代はこんな風だったのかもしれないなぁと思えた。リーチ先生や亀ちゃんの作り出す作品がこんなふうかなぁと思い浮かべて、「用の美」を追求していく人たちの姿がまぶしく感じられた。

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    2024年07月28日
  • やっぱり食べに行こう。

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    マハさんのアート系ミステリーが好きで、こちらも読んでみました

    気軽に読め、食は勿論旅の気分も味わえ
    小説の背景なども知れて良かった

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    2024年07月26日
  • お帰り キネマの神様

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    映画と家族の物語。時代を昭和と令和で行き来しながらも映画にかける熱い気持ちと友情と家族愛にあふれる作品。
    人生はいろんなことがあって、カットしてやり直しすることはできないけど、だからかこそ映画が支えになることがある。

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    2024年07月21日
  • 夏を喪くす

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    短編四作
    いずれも、女性が主人公
    作者の経歴を見ると納得できる女性ばかり
    それぞれの作品続編を読みたいかな

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    2024年07月18日
  • 異邦人

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    面白い。
    さすが原田マハさんだけあって、ぐいぐい読まされる。
    ただ、主人公の女性が旦那さんの考えや方針をガン無視するのは、共感出来ないところもある。
    面白くない要因ではもちろんないが。。。
    旦那さんが嫁の実母と浮気している部分は、全く共感出来ないが、それが主人公の女性の考えに共感出来るかどうかは別で。
    なんだか変な感想になっちゃってるなあ。

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    2024年07月16日