原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
個人的には自分で拾ってきたのに
責任放棄しちゃったみくちゃんに
悶々とするところはあれど
作中のソーシャルワーカーの人にも、
幼き私にも、ペットの世話を
親任せにしていた過去があるので
まあそれ自体も
事実よくあることなんだよなあとは思う
とはいえお父さんはソーシャルワーカーさんに
早く繋がってほしかったなあ
私が犬を飼うとき、ブリーダーさんから
「どうしても育てられない事情ができた際は
必ずご連絡ください」と念を押された。
どうしたって飼い犬は
飼い主の暮らしに左右されるものだから
だからこそ責任を持ってほしかったなあと
悔しい気持ち
それはそれとして犬の愛情深さや忠誠心には
日々感心させられている
だからこその、ずっとしあわせでいてくれよの気持ち
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おなじく読み終わった夫と話して。
福祉につながってほしかったなといったら
「でも福祉につながったら犬とは暮らせなかっただろうからなあ」との視点。たしかになあ。
なにが犬のためで、なにが飼い主のためかは私たちにはわからないね。 -
Posted by ブクログ
一人の男と一匹の犬が、旅の果てに辿り着く物語。
あまりにも純粋で切ない愛の形に、静かに胸を締め付けられます。
作中で印象的なのが、「もっと、恐れずに、愛すればよかった」という後悔の言葉。失われていく時間の中で、この一文がどれほど重く響くことか。
私たちは傷つくことを恐れたり、何かを言い訳にして、目の前にある愛から目を逸らしてしまうことがあります。何も求めず、ただ寄り添い続ける犬の姿を前にすると、その後悔はいっそう切実なものとして迫ってきます。
手に入るはずのない星を、それでも見上げ続ける「星守る犬」
報われなくとも、ひたむきに愛し続けること。その健気さこそが、孤独の中にいた主人公にとって、最後にして最大の救いだったのだと感じました。
切ない結末ではありますが、そこには確かに、誰にも踏み込めない幸福があったのだと信じたい。
人を愛することの勇気と、寄り添い続けることの尊さを、静かに、しかし深く教えてくれる一冊です。