原田マハのレビュー一覧

  • 異邦人

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    ネタバレ

    一輝と菜穂の視点が入れ替わり、そのせいか同じ内容が何度も繰り返されそこは飽きた(←元々連載らしいが、マハさんの小説でここまで最後にどんでん返しもめずらしく、後半に向かって楽しく読めた。
    最初は菜穂がわがままで一輝が可哀想に思えていたが、菜穂が一番色んなことに耐えてきて、段々応援する気持ちになる。
    京都の伝統がたくさん見られる。


    たかむら画廊の息子一輝と、その妻有吉美術館の娘菜穂。東北震災で放射能から逃れる為東京から京都へ妊婦の菜穂だけ移り住む。
    菜穂は京都で書家の鷹野せんに世話になり、その生徒瀬戸夫婦に出会う。画家の志村照山の弟子、白根樹(しろねたつる)の作品に魅入られ、祇園祭の屏風祭で瀬

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    2025年07月01日
  • でーれーガールズ

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    女子高生時代の淡い思い出。友情に恋愛に。
    それをしっかりと表現されていた。
    過去と現在の行き来がしっかりわけであり面白かった。
    80年代を生きていないからこその違いもあってそれも楽しめました!

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    2025年06月26日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    原田マハ何冊目やろう、すっかり沼った。
    史実に基づいたフィクションっていう書き方が最高に好きー!!!
    デトロイト美術館の歴史全く知らんかったなあ、というかデトロイト美術館すら知らんかった!
    何十回も通ってしまうほど大好きな作品に出会えるってめちゃくちゃすごいこと。絵って何回見ても変わらんし何か楽しいことが起こるわけじゃないのに、見てるだけで癒されたり親しみ持てたりお気に入り見つけれたり、不思議やなー。

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    2025年06月24日
  • やっぱり食べに行こう。

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    日本、海外あちらこちらの食べ物が本当に美味しそう…。特にロシアの料理が食べたくて仕方なくなった!!!渡航経験がない私だが、その土地の料理を食べたいが故に旅行するってのも大いにありだなと心底思った。

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    2025年06月22日
  • 異邦人

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    ある人にとってはなんでもないような絵が、他の人にとって数億円の価値があるといわれる世界。そんな芸術界隈のお話です。

    本書は京都を舞台に、美にとりつかれた人の様子を描いていますが、エスカレートしていくさまは、ある意味ホラーとして読めて面白かったです。

    タイトルのいりびと※は
     〈京都以外で生まれて、京都にやってきた人〉
    という意味だそうで、われわれからすれば外国人という感覚なのでしょうか。


    そういえば京都の人が、先の「大戦」といえば「応仁の乱」という冗談のようなエピソードも聞いたことがありますので、この言葉が使われていたといわれてもむべなるかな、と思いました。


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    2025年06月23日
  • ジヴェルニーの食卓

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    ネタバレ

    マネ、マチス、ドガ、セザンヌを取り巻く人を通して、画家や作品を描きだす短編集。4編の中では、マチスと娘のブランシェ、マネと家政婦のマリアの話が良かった。画家に対する尊敬の念なのか、作品への感動なのか、或いは慕情なのかは分からないが、側から見れば幸福な人生とは思えないが、ブランシェやマリアはとても幸福そうに描かれている。
    後書に、「芸術はそれほどまでに他人の人生の犠牲を必要とするだろうか」とあったが、100年経っても観るものを惹き付ける芸術には、必要なことなのかもしれない。

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    2025年06月21日
  • 〈あの絵〉のまえで

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    地元の美術館がいきなり2館、立て続けでびっくり。
    美術方面に進みたい娘が好きな本じゃないかと思う。
    勧めてみる。

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    2025年06月15日
  • 旅屋おかえり

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    旅とは、どこか遠くへ行くことではない。

    日常から少し離れて、自分と静かに向き合う時間。
    過去の痛みや悲しみがやわらいで、また前に進む元気が自然とわいてくる時間。

    でも、旅はそれだけじゃ終わらない。
    大切なのは、帰る場所があるということ。
    だからこそ人は安心して遠くへ行ける。
    どこに帰りたいか。本当に大事なものは何か。

    それを教えてくれるのが、旅なのだと
    旅屋おかえりを読んで感じられました。


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    2025年06月14日
  • 永遠をさがしに

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    原田マハさんの小説としては珍しく音楽が物語の主軸にある。楽しめるかな、と不安に思いつつも読み進めたが何の問題もない。素人の僕からしたらむしろ馴染みやすい。音楽に対する描写もとても繊細で、緻密で、胸にスッと入る言葉の数々。登場人物たちの強さにもうらやましさがある。

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    2025年06月14日
  • まぐだら屋のマリア

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    ネタバレ

    いや、まあ、泣かされたし、面白いんだけど。。。

    原田マハさんだけあって読ませてくれる本でした。
    ただ、主人公が母に連絡するのが遅すぎる!!
    どれだけ親は待ってると思うねん!!
    と、納得いかず、腹立たしさがかなり残る。

    あと登場人物の名前が、ね。
    まりあまでは許容範囲だけど、与羽、かなんまで、出てくるとちょっと作為的というか、安っぽい漫画のように思えてしまう。

    最後の母からのメーンや電話なんかは、涙なみだで、感情を揺さぶられました!

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    2025年06月12日
  • 星がひとつほしいとの祈り

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    短編集を久々に読みました。
    妊娠中絶という現実が自分の目の前に来たら、どうするだろうか。考えたこともないし、なんとか産ませてあげたいと思うのが普通だが、いろんな事情があって、中絶になることはあるかもしれない。
    耐え難い経験であることに変わりはないだろうが、もし身の回りに経験をこれからする人、したことがある人がいたら、心の助けになれる行動、言葉をかけたい。

    「沈下橋」
    人の人生は、成功するのに長い時間がかかる場合が多いが、崩れるのは一瞬である。そんな時に身の回りに頼れる人はいるだろうか。何人いるだろうか。その人と関わることで、立ち直れるだろうか。自分にとって、助け合いができる人を何人作れるか、

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    2025年06月11日
  • まぐだら屋のマリア

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    かけがえのない場所にあるもの
    いつでも帰ることのできるところと
    あたたかなご飯
    そして、ずっと待ち続けていてくれる人

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    2025年06月09日
  • ロマンシエ

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    主人公みちのすけのテンションが、まあ~高くて高くて、マハさんこれ書いてて楽しいだろうなぁ。と思うようなテンションの高さ。

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    2025年06月07日
  • お帰り キネマの神様

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    続編かと思っていたらノベライズだった。映画は観ていないが原作と大きく違って、コロナ禍であったことも相まってエンタメについて考えさせられた。読書感想文の読書感想文を読んだ気持ち。

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    2025年06月03日
  • デトロイト美術館の奇跡(新潮文庫)

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    美術展に行った直後に読みました。登場人物の想いや行動に感動しましたがそれよりも、絵との向き合い方を知れた気がします。対談にあるように、アートへの入口(出口)になるような作品でした。

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    2025年06月02日
  • 異邦人

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    ネタバレ

    菜穂のこと、最初は世間知らずのお嬢様すぎると苦手意識を持ったけど、芸術に携わるためには並の家庭と教養、才能では無理だと中盤から分からされた。自分が良いと思ったもののためには何でもするという、序盤から一貫した態度が最後になって気持ちよかった。
    反対に、一輝は自分の保身の時だけ凄く大胆な手を打って、それがことごとく失敗するという、、、。
    芸術を愛し愛された者と、見放された者のドロドロ劇。

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    2025年06月02日
  • まぐだら屋のマリア

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    ネタバレ

    この地では、誰もがマグダラの怪魚になり、その懐に持つ薬草を必要とする誰かに繋いでいくんだろうな
    ずっと続く物語を感じた

    題名からてっきりキリスト教関連の
    話だろうと思ったのに、ぜーんぜん違って良い意味で裏切られた!こういうの好きよ

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    2025年05月28日
  • 旅屋おかえり

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    売れないアイドル、おかえりが、
    タレントから旅屋に転身する。
    事情があって旅に出られない依頼人の旅の代行。

    それぞれに色んな想いがあり、旅の情景と重なって、温かい気持になる物語だった。

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    2025年05月28日
  • 生きるぼくら

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    自分自身と向き合うこと、自分の成長のために行動すること、結果それは人を幸せにできるのだ。自分の事を大切にできない人は誰も幸せにできない。そのメッセージが詰まった本だと私の中では腹落ちしている。

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    2025年10月19日
  • 異邦人

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    ネタバレ

    二人の母親が祇園の舞子って無理あるな。だとしら貞操観念おかしすぎるでしょ。一人目をどこぞの社長と妊娠して、2人目を絵描きと妊娠するとか。そこまでは良かったんだけどそこで興ざめ。

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    2025年05月24日