原田マハのレビュー一覧
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解説を見て気づいた以下。
主人公は皆、未婚で自立した女性。
「いま」に至った過去を誰ひとり悔やんではいない。
あくまで自分で選択した道を自分で歩んできた。
でも、そんな彼女たちも、「誰か」を大切に思い、見返りを求めるでもない、思いを通わせた行動を取っている。
そして、「誰か」からも、大切に思われている表現が節々に読み取れた。
誰かに依存することなく、自他を尊重して生きていく。その過程で誰かを大切と感じ、誰かから大切に思われる。気づかないうちに「大切」の循環が生まれているんだな、みな、誰かの必要条件なんだなと思った本。
忙しい日々、どれだけここに立ち戻れるだろう。 -
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ノワール小説と聞くと、犯罪や異常心理をテーマとした暗黒なストーリーを思い浮かべたが、これは黒画用紙に黒で絵を描くような見える人には見える暗黒さのように感じた。
原田マハさんの作品を読むのはこれが初めてなので、著者のもう一つの顔、禁断の小説と言われても、いまいちピンと来なかったから、この感想になったのだろうか。
大雑把な真っ暗ではなく、目を凝らすと暗闇に浮かび上がる更なる黒を美しく描いている。
特に深海魚と向日葵奇譚がホラー感があり、ぞわぞわとした黒さでよかった。
絵画に詳しくないため、実際の絵をネットで調べながらストーリーを読むと、より一層黒い世界に耽溺できるかもしれない。 -
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原田マハ『黒い絵』講談社文庫。
著者初となるノワール小説集ということだ。7編を収録。
ノワールでも原田マハは手加減しないようだ。しかし、『深海魚 Secret Sanctuary』と『楽園の破片 A Piece of Paradise』こそ、原田マハの新たな面白さを感じたが、他は並以下の出来だった。
『深海魚 Secret Sanctuary』。
ノワールを通り越してホラーの世界に誘うような短編。高校で激しい苛めに遭う真央は押入れという海の底で深海魚となる。そんな中、小学生時代に離れ離れになった友人の流花が現れ、かつてのように禁断の遊戯に没頭する。今の時代の苛めは加減を知らず、もはや -
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「お仕事」アンソロジー小説。
伊坂幸太郎、原田マハという文字に惹かれて読んだらまさかの3でしたが、アンソロジーなので問題なし!
原田マハさんの美術品を運ぶスタッフの話、
伊坂幸太郎さんの新幹線の清掃スタッフの話が特に読みやすくて面白いな〜と思ったけど、そのほかにも
日明恩さんの救急情報センターの通信員の話
森谷明子さんのベビーシッターの話も面白かった!
ラブミーテンダーの曲、聴きたい。
アンソロジーは知らない、読んだことのない作家さんの本も読めてとても良いし、短編でさくっとよめるのもありがたい。
ラブミーテンダーの中で、働いてるお母さんが話していた言葉が残ってる
「主人のお給料だけでも -
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西岡文彦氏が書いた「わかるゴッホ」を最近読んで、ゴッホのことをもっと知りたいという気持ちでこの本を読みました。原田マハのリボルバーで、この人のゴッホに対する思い入れは知っていたのですが、この本は実際のゴッホを事実として述べています。最初からゴーギャンに思い入れていたのではなく、アルルでの孤独が多くの画家にアプローチさせて、唯一反応してくれたのがゴーギャンだったのです。なぜゴッホはパリからアルルに移らなければならなかったのか、その後サン・ポール・ド・モゾール療養院の精神病院から、退院後パリ近郊の村に移る経緯とその間に書いた絵の関連がわかって良かった。
美術の世界は奥が深くて一枚の絵にはさまざま