原田マハのレビュー一覧
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1月は沖縄旅行に行ってきたのでお供本をと思いこちらを。
マハさんのアートシリーズは順番に読んでいるのでタイミング良いな〜と思いつつ、先入観なしで読み進めたら、うぅ、、戦争の話か、、とすこーし腰がひけた。
だけどそんな重い話ではなく、それでも実際にあった大切な歴史。
沖縄戦争の存在は知っていたけど当時どんな状況だったのか、暮らしてる日本人はどんな思いだったのか、自分の無知と平和ボケを痛感した。
沖縄戦争直後の現地で活躍した医師アメリカ人と画家沖縄人たちとの生活が、時にぶつかり時に励ましあい国境を超えた新たな友情が眩しくて眩しくて、、
アート×沖縄という組み合わせもさすがなマハさんの文章で最後ホロリでした、、。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ絵に関する恋愛と地獄のような物語の短編集といった感じ。
友人がオススメして貸してくれたのですが、だいぶ不幸!!!
一番最初の深海魚はまだ好きでした。女子校にとてもとても夢がある自分としては(絶対に女子校にこんなイジメないやろ)という逆偏見があるため共感はしづらいものの、ルカちゃんの妖艶さにドキドキしっぱなしでした。
不倫関係がとにかく苦手で、イチャイチャ夫婦を見てウットリニヤニヤしたいタイプなので、多くの作品の登場人物に嫌悪感半端なかったです。
文章読みやすいし繊細な気持ちの変化もあらわされていて物語として本当に面白いのに、不倫のせいで純粋に楽しめないといった感じ。だから不倫関係の男女とか平気な方は楽しめると思います。
救われないなぁ。 -
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「たゆたえども沈まず」を読んでゴッホに興味を持ち、ゴッホ展に足を運んでみたら今度は作中に出てきた印象派のことをもっと知りたくなり、印象派の中でも特に有名なモネのことが気になって今回はこちらを読んでみました。
まずモネってどんな人?ということから、縁のある土地や作品が展示されている美術館などにも触れられていて、マハさんが実際に現地に行かれた際の写真も載っていて美術の知識がほぼ0の私がでもとっかかりやすく、もっとモネのことを知りくなりました。
ただマハさんの主観や予想で語られているところもあるので、読む人によって受け取り方もけっこう変わってきそう。
この後「ジヴェルニーの食卓」も読んでモネ展に行ってみる予定です。
こうやって読書がきっかけで新しいことに興味を持ち、自分の世界が開けていくのってすごく嬉しい。 -
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日本に関係する芸術家(日本に影響した/影響された外国人、世界的に知られた日本人)総勢20名に対する“妄想突撃インタビュー”。もともと、2019年に清水寺を会場に開催された展覧会の“発展的資料”という位置づけのものということで、話の内容に目新しさはそれほどない。
芸術家20人ともなれば、中にはきっととても気難しい方がいたはずなのだが、誰も彼も結構気さくに取材を受けてくれるのも御愛嬌か(まあ、妄想だから何でもありではある)。
最後の一篇が、それまでの話を全体的に特徴づけるものになっていると思う。最後の一人、「フィンセント・ファン・ゴッホ」。彼だけは、作者が対面して取材するという形で書いていない。終始幻想的な場面の連続で(ノックしようとしたら部屋の内側からドアが開くも、その部屋には誰もいなかったり。絵の中のアーモンドの枝を折ったら、山桜の枝になったり)、それまで本人に向かっての発言として行っていた質問を心の中で行っていたりする。これまでのインタビューすべてを“夢”のようなものと印象付ける、というよりは、芸術家たちを書名にあるとおりの“消えない星々”にする仕掛け、だったのだろう。 -
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ネタバレパリへの旅行に合わせてチョイスした
パリが舞台の妄想乙女ワールド全開のコメディ作品。
実在する場所や人があり、
実際に作品に出てくる東京ステーションギャラリーで展覧会が本当に開催されていたことに驚き!
もしリアルタイムで読んでいたらぜひ行ってみたかったな。
・印象に残った部分
「君が叫んだその場所こそがほんとの世界の真ん中なのだ」
大切なのは
自分の心に素直になること
自分で自分を自由にすること
自分のいる場所は世界の端っこではなく中心である
自分の進むべき道が見つけられていても、
その先に進めず苦しむこともある。
環境を変えることで一歩進めることもある。
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大ゴッホ展を訪れるにあたり、
ゴッホという人間を
もう少し深く知りたくて手に取った一冊。
原田マハさんの、
わかりやすくて、愛のある文章で、
ゴッホの歩いた時間をなぞっていきます。
自分の耳を切り落とした、という
有名なエピソードもあり、
「狂気の天才」
というイメージが強いゴッホ。
けれど人生を丁寧にたどっていくと、
とても勉強熱心で、情に厚くて、
ちょっと不器用な人だったことが見えてくる。
原田マハさんいわく、
「孤独を突き抜けた素直さを持っていた人」。
遠い天才ではなく、
たしかに生きた、
ひとりの人間として迫ってきます。
他にもいろいろ予習して臨んだ大ゴッホ展。
アルル時代の色鮮やかな作品を前に、
本当に、泣きました。
評価されなくても、
理解されなくても、
それでも何かを続けている人を、
そっと肯定してくれる存在。
まさかゴッホ本人も、
自分の死後、
世界にこんな影響を残すなんて
1ミリも思っていなかったはず。
人生って、
本当にわからないものですねぇ。