原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
原田マハは好きな作家さんなので、本屋で手に取った本。
ただ、これは女性漫画チックでライトノベルな感じだった。
おもしろいし、最後は泣けるけど、原田マハの本領では無いような気がする。
「でーれー」ってのは岡山弁で「どえらい」って意味なのかな。
東京から岡山に引っ越してきた主人公が、わけもわからずその土地に馴染むように「でーれー」を頻繁につかうもんだから、それがあだ名になったという。
主人公は、売れっ子少女漫画作家で高校時代に住んでいたのが岡山。
その女子校の創立記念式に講演を頼まれて、久しぶりに岡山に帰った所から、昔の想い出が始まり大半は思い出話。
登場人物が女子高生ばっかりだから、内容も当然女子高生の青春物語になる。
女性には良いのかもしれないね。
読み終わるまで知らなかったけど、これも映画になってたんだね。
本より映画で良いんじゃないかな。
イメージ通り。 -
Posted by ブクログ
画家と画商とコレクターの関係
生み出された名画は資産家のもとを渡り歩き財力のある方へと流れて行く
一時は留まり所有欲を満たしても誰の物でもないとか・・
姉妹の出会いも偶然ではなく必然に思えたりパトロン欲全開で支えようとジョーカを切った卓越した鑑定眼を持った菜緒の掟破りのマネジメント能力が発動した。京都って名士の紹介があるとどんどん扉が開いて進んでいけるとこなんだなと感じました。まあそれが叶うのは人を魅了することができるお宝を持ってる者なんだろうなとか
芸妓のしたたかな情念が二人の魂に共振したような・・
引き込まれて読み進みましたがラストが飽ちゃたのか以外とありそうな展開でさらっとまとめてしまってるのは集中力切らせたような着地で物足りなさがあるんですけど一輝は納得しちゃたんだろな。
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Posted by ブクログ
年末は原田マハさんの作品を手あたり次第読んでみようと思い借りきた1冊。短編集なんだ印象派の巨匠たちを4人の女性目線が語りだす。
短編小説ってやっと背景や人物に慣れ親しみが湧いた頃に物語が終わってしまうのでとっつきにくさがあるんですが、彼等の作品をググっり読み進めると興味がでてきました。
マティス (マグノリア)
ときめいた瞬間を切り取って描く、極限まで単純化されたフォルムに力強い美が宿る。
いかなる人の人生にも光あふれる瞬間がある。ヴァンスのロザリア礼拝堂に行ってみたく思いました。訪れるならマグノリアの咲く頃がいいかな。
マグノリアは、モクレン科モクレン属の植物の総称で、 モクレンやコブシ、タイサンボク、オオヤマレンゲなど全て含まれるとのこと。
ドガ (踊り子)
唯一発表した彫刻作品『14歳の小さな踊り子』前衛的すぎてドン引きされる。少女に全裸でモデルさせいろんなポーズさせるとか当時のフランスはよかったんかな?蝋人形作ってるとこ想像すると猟奇的にも思えるけど、長時間同じポーズさせるの偲びないとかで美少女フィギア作ってたんだとうことなんですか?
バレリーナの舞台裏って生活かかってたんだって、凡庸なものには届かない世界に輝く星の光も100光年先のアキバならロリヲタ紳士も高評価された気がする。
セザンヌ (リンゴ)
手紙形式での画材店の店主の娘からの催促状って形で展開する話なんですが文章下手だと言っておきながらの長文。何通も出してる筆まめな娘。セザンヌからの返信がどんな内容だったのか気になって仕方なかった。
人の手紙を盗み読みするのはゾクゾク感あるのですが、話題にゴッホとかでてきたときは気になりました。ゴッホの代表作の浮世絵バックのタンギー爺さん、随分前にゴッホ展で観たことがありそんな人柄だったんだと暖かい気持ちに包まれました。
モネ (睡蓮)
ライフワークの睡蓮は250枚以上描かれているそうで私もボストン美術館が所蔵する睡蓮の大作観に行ったことありますが幅4mはあった大きな作品でした。最大の作品はパリ「オランジュリー美術館」所蔵の睡蓮が他を圧倒する大きさで展示室は自然光を取り入れ楕円形に作られ8点の大作からなる連作の睡蓮が見やすく展示されているとか・・
そんな作品の制作過程を垣間みれました。モネの使用人たち晴れた日は朝からバタバタ忙しそうでとにかくランチがおしゃれオマール海老食べてみたい。
絵画と料理の描写が秀逸、お洒落ですね。 -
Posted by ブクログ
漫画ライクなアートエンターテイメントストーリ
冒頭に登場人物がイラストで紹介されていて、ライトノベルといった感じ。
ストーリとしては、
様々な業界の表で活躍する一流の人たちが集まったアート義賊団、アノニム。盗難された美術品を盗み出し、修復までして持ち主に返す集団です。
そんなアノニムの今回のターゲットは、ジャクソンポロックの幻の作品「ナンバーゼロ」
これをオークションで落札しようとしているコレクターとの戦い。
オークションで史上最高価格で落札させる一方、贋作を渡すといった展開。
その贋作を描くのが、高校生の英才。
英才の想いが、そして、アノニムの想いが語られる物語です。
このアノニムの使うガジェットがすごい(笑)、映画で出てきそうなシステムばかり(笑)
そもそも登場人物の設定も億万長者だったり、美術史の権威だったり、建築家だったり...
まさに、漫画ライクなエンターテイメントです。
しかし、英才が最後に語ったスピーチが熱い!
原田マハさんの熱い想いが伝わってきます。
「ポロックは、一枚の絵を通して、おれたちに教えてくれている。もしも目の前にドアがあるなら、まずノックしてみろ、と」
「アートには世界を変える力はないかもしれない。けれど、ひょっとすると、アートで世界を変えられるかもしれないと思うことが大切なんだ」
楽しめました。
お勧め。