原田マハのレビュー一覧

  • 恋愛仮免中

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    短編集のため読み切りやすい

    また愛の形は色々あって
    結婚が全てだとか、何がベストかは自分次第

    自己啓発本より誰かの物語である小説で
    受け取る方がしっくりくる

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    2023年02月06日
  • 異邦人

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    彼の物語かと思っていたら
    彼女のだった
    ちょっとやなヤツって思っていたら
    どんどん素敵に・強靭になって
    アレアレってラストでした

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    2023年01月28日
  • 本をめぐる物語 一冊の扉

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    ネタバレ

    タイトル通り、一冊の本、もっと言うと、主人公たちにとっての大事な「一冊目の本」との出会い、一冊の本で繋がる人間関係、なんかが軸にあるアンソロジー。さすがは「ダ・ヴィンチ編集」といった感じ。すでに知ってる話もあったが、原田マハ「砂に埋もれたル・コルビュジエ」・小路幸也「ラバーズブック」がお気に入り。その本に出会った時に置かれている自分の状況によってその本に抱く感情は当然変わってくるが、自分にとって運命の一冊とはなんだろうか?

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    2023年01月14日
  • 恋愛仮免中

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    読みやすいのでサラッと流してしまいそうだけど、いざ感想をと思うと色んな想いが後から後から湧いてくる。奥田英朗さん、窪美澄さん、中江有里さんの話は、どの主人公も必死に恋愛してピュアで、たとえ実らない恋だったとしても、前向きに進んでいけそうな気がする羨ましい恋愛仮免中の話でした。荻原浩さんと原田マハさんのは、いろんな経験を重ねてきた大人の話で切なかった。人の死が絡んでくると、ちょっと自分の中で処理できない感じです。

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    2023年01月02日
  • 異邦人

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    画家と画商とコレクターの関係
    生み出された名画は資産家のもとを渡り歩き財力のある方へと流れて行く
    一時は留まり所有欲を満たしても誰の物でもないとか・・
    姉妹の出会いも偶然ではなく必然に思えたりパトロン欲全開で支えようとジョーカを切った卓越した鑑定眼を持った菜緒の掟破りのマネジメント能力が発動した。京都って名士の紹介があるとどんどん扉が開いて進んでいけるとこなんだなと感じました。まあそれが叶うのは人を魅了することができるお宝を持ってる者なんだろうなとか
    芸妓のしたたかな情念が二人の魂に共振したような・・

    引き込まれて読み進みましたがラストが飽ちゃたのか以外とありそうな展開でさらっとまとめてしま

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    2022年12月30日
  • ジヴェルニーの食卓[電子特別版]

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    年末は原田マハさんの作品を手あたり次第読んでみようと思い借りきた1冊。短編集なんだ印象派の巨匠たちを4人の女性目線が語りだす。

    短編小説ってやっと背景や人物に慣れ親しみが湧いた頃に物語が終わってしまうのでとっつきにくさがあるんですが、彼等の作品をググっり読み進めると興味がでてきました。

    マティス (マグノリア)
    ときめいた瞬間を切り取って描く、極限まで単純化されたフォルムに力強い美が宿る。
    いかなる人の人生にも光あふれる瞬間がある。ヴァンスのロザリア礼拝堂に行ってみたく思いました。訪れるならマグノリアの咲く頃がいいかな。

    マグノリアは、モクレン科モクレン属の植物の総称で、 モクレンやコブ

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    2022年12月25日
  • 風神雷神 Juppiter,Aeolus(上)

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    俵屋宗達のことはよく知らなかった。物怖じしない破天荒な少年時代が描かれる。天正遣欧少年使節は4人で宗達はフィクション。軽いタッチで話は流れていく。2022.12.17

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    2023年01月02日
  • 異邦人

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    ネタバレ

    最後の樹と菜穂が姉妹だったと分かるまで、吸い込まれるようにどうなるんや!て読み進めてた。
    けど姉妹と分かって、うまくいきすぎる話で冷めてしまった。
    けどやっぱりマハさんの書く女性は強い。素晴らしい。

    京都生まれで知ってることも多かったけど、知らんことも多くて。京都の四季の移ろいやったり歴史を重んじてるところ、羨ましいと思えた。京都に住んでるのに今まで出来てなかったことが悔やまれるほど、せんさんなんかは綺麗な生き方。お金がなかったら出来ひんこともあるけど、いいなあ。

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    2022年11月30日
  • 翔ぶ少女

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    震災のことを思い出して、途中読めなかった。
    勇気がないと読めないけど
    最後まで読んでよかった。震災後も強く生きる3人の兄弟とお医者さんの物語。

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    2022年10月23日
  • リーチ先生

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    人真似ではなく独自性が重要であり、また誰にも似てないことを見つけ出してこそ、本当の芸術家なんですね。
    これはヨーロッパの印象派の強い思いにも繋がるものであり、全ての芸術に通じると改めて感じました。
    1909年4月に亀乃助がリーチ先生にあった時から1979年4月に息子高市がイギリス・セント・アイヴスに行く迄の縁の繋がりに感激し涙が出てくる思いでした。志を同じくする仲間は、素晴らしい!
    また、縁がシンシアまで繋がったのが嬉しかったです!
    私は酒飲みなので、この地に地場のウィスキーを飲みに訪ねたいと思いますが、できれば飲む器は「陶器」でやりたいですね!
    原田マハ先生も文学を探求する新しいジャンルのク

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    2022年10月06日
  • アノニム

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    漫画ライクなアートエンターテイメントストーリ
    冒頭に登場人物がイラストで紹介されていて、ライトノベルといった感じ。

    ストーリとしては、
    様々な業界の表で活躍する一流の人たちが集まったアート義賊団、アノニム。盗難された美術品を盗み出し、修復までして持ち主に返す集団です。
    そんなアノニムの今回のターゲットは、ジャクソンポロックの幻の作品「ナンバーゼロ」
    これをオークションで落札しようとしているコレクターとの戦い。
    オークションで史上最高価格で落札させる一方、贋作を渡すといった展開。
    その贋作を描くのが、高校生の英才。
    英才の想いが、そして、アノニムの想いが語られる物語です。

    このアノニムの使う

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    2022年10月02日
  • エール!(3)

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    伊坂幸太郎が読みたくて購入。

    伊坂幸太郎と山本幸久が頭一つ抜けて面白い。

    もっと読んでみたくなる短編を書いている。

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    2022年09月12日
  • 異邦人

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    ネタバレ

    すごいなあ原田マハさんは。今回の作品では登場人物のことを全く好きになれなかったのだけれど、スイスイ読めてしまった。なんだろうなあこの力は。私はまだ原田さんの小説を4冊くらいしか読んだことがないんだけど、この著者の本に出てくる日本人って、私が見た限りでは大体何かしらの闇は抱えつつも帰国子女だったり裕福だったりして、もちろんものすごい努力はあるんだろうけれど、田舎で外国語をゼロから始めて、習得にものすごく苦しんでる自分からすると毎度「いいなあ」と思ってしまうんだよね。今回も「持てる者」の話という面では「またかあー」と思ってしまった。一輝の苦悩とか焦ったら嫌な部分出ちゃうところは凡人ぽくてよかったか

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    2025年02月10日
  • 愛のぬけがら LIKE A GHOST I LEAVE YOU

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    ネタバレ

    小説の類ではなくメモ集であることはわかっていたのでいいんだけど、めちゃくちゃ膨大な量を期待していたのでそういう意味でちょっと残念 でも載ってる絵はきれいだし、ムンク自身の言葉がメインの本は他にしらないのでありがたい
    ノルウェー語でムンクの言葉やメモが載ってるサイトがあるらしく、英訳版をがんばって読んでみようと思う

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    2022年08月30日
  • 20 CONTACTS 消えない星々との短い接触

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    元キュレーターでもあった原田マハが2019年に京都の清水寺で企画した、世界中の故芸術家とマハの時空を越えた出会いの展示「コンタクト展」のために書かれた短編集で、マハが手土産を持って星となった芸術家に会いに行くというもの。発想やアイデアは面白く展示まで実現してしまう行動力も素晴らしい。展示が実際にみられたらもっと評価高かったかも!

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    2022年08月07日
  • 異邦人

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    なんの不自由もなく、美術に親しみながらお嬢様として育った菜穂は、付き合いのある画廊の息子と結婚し、子を身ごもっていた。
    原発事故によってお腹の子への影響を考え京都へと一時的に避難することにした菜穂だったが、次第に京都に魅了され、1枚の絵と出会ったことですべてが一変してしまう。

    大学時代は京都で遊んでばかりいたので、空気感が懐かしく、また季節も丁度舞台と今が同じ頃なので、夏の持つ熱気なんかをより身近に感じながら読んだ。
    大円団ではない物語の引き際が、その先に無限の可能性があってよかったな。

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    2022年07月17日
  • 異邦人

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    ネタバレ

    まあよくもこんだけ魅力的な女達を登場させたもんだと感心する。
    一般人のこちらからすると、キラキラギラギラまぶしい女達。それに比べて力不足の男達、でも、その男達に守られ、しばられ、生きる現実。

    絶対的な画力を持つ樹
    絶対的な眼力を持つ菜緒
    これが天下の宝刀のごとく発揮される内容は
    ちょいつまらない感じがした。
    克子と一樹の関係があっさり暴露される展開も物足りない。
    後半の謎解き的な手法はちょっと、安易な感じがした。

    京都感は満喫できる!!


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    2022年07月09日
  • 恋愛仮免中

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    アンソロジーは最近めっきり読まなくなってたけど
    この本は良かった。

    同じテーマで人気作家たちが描くお話。
    どれも甘酸っぱい感じで好きだけど
    特に、奥田英朗さんの話が好き。
    ありきたりっちゃあ、ありきたりそうな話なんだけど。
    ストレートにあなたが好き!

    っていう結末がスッキリしていいな。

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    2022年07月05日
  • いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画

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    〜生きているうちに見るべき名画〜

    このなかなかのタイトルに惹かれ読むことに
    26点の名画が紹介されている

    気になった作品をピックアップ
    個人的な過去の体験やら思考整理が大半のため、たぶん本の参考にはなりません
    悪しからず…

    ■アンリ・ルソー
    「夢」
    ルソーの絵は技術的には稚拙と言われるが、色彩が素敵で何故か心がウキウキする
    不思議なときめきをもたらせてくれる
    ルソー自身は家庭に恵まれず孤独な人生を送ったはず…
    税関職員だった彼は誰にも師事せず、独学で自分の才能を信じ描き続けた
    ゴッホ同様、生前はあまり評価されず、死後に評価が上がったアーティスト
    彼の人生はあまり楽しそうじゃないけ

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    2022年06月28日
  • 異邦人

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    展開は、興味深かったけどだんだん血筋が成せる技みないな結論になってしまったのが残念だった。確かにいきなり魅了される絵画や仏像はある。それは、どうにも抗えない感覚で、そのあまりに個人的な世界観を原田さんに表現して欲しかった。

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    2022年06月06日