原田マハのレビュー一覧
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原田マハは好きな作家さんなので、本屋で手に取った本。
ただ、これは女性漫画チックでライトノベルな感じだった。
おもしろいし、最後は泣けるけど、原田マハの本領では無いような気がする。
「でーれー」ってのは岡山弁で「どえらい」って意味なのかな。
東京から岡山に引っ越してきた主人公が、わけもわからずその土地に馴染むように「でーれー」を頻繁につかうもんだから、それがあだ名になったという。
主人公は、売れっ子少女漫画作家で高校時代に住んでいたのが岡山。
その女子校の創立記念式に講演を頼まれて、久しぶりに岡山に帰った所から、昔の想い出が始まり大半は思い出話。
登場人物が女子高生ばっかりだから、内容も当然 -
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画家と画商とコレクターの関係
生み出された名画は資産家のもとを渡り歩き財力のある方へと流れて行く
一時は留まり所有欲を満たしても誰の物でもないとか・・
姉妹の出会いも偶然ではなく必然に思えたりパトロン欲全開で支えようとジョーカを切った卓越した鑑定眼を持った菜緒の掟破りのマネジメント能力が発動した。京都って名士の紹介があるとどんどん扉が開いて進んでいけるとこなんだなと感じました。まあそれが叶うのは人を魅了することができるお宝を持ってる者なんだろうなとか
芸妓のしたたかな情念が二人の魂に共振したような・・
引き込まれて読み進みましたがラストが飽ちゃたのか以外とありそうな展開でさらっとまとめてしま -
Posted by ブクログ
年末は原田マハさんの作品を手あたり次第読んでみようと思い借りきた1冊。短編集なんだ印象派の巨匠たちを4人の女性目線が語りだす。
短編小説ってやっと背景や人物に慣れ親しみが湧いた頃に物語が終わってしまうのでとっつきにくさがあるんですが、彼等の作品をググっり読み進めると興味がでてきました。
マティス (マグノリア)
ときめいた瞬間を切り取って描く、極限まで単純化されたフォルムに力強い美が宿る。
いかなる人の人生にも光あふれる瞬間がある。ヴァンスのロザリア礼拝堂に行ってみたく思いました。訪れるならマグノリアの咲く頃がいいかな。
マグノリアは、モクレン科モクレン属の植物の総称で、 モクレンやコブ -
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人真似ではなく独自性が重要であり、また誰にも似てないことを見つけ出してこそ、本当の芸術家なんですね。
これはヨーロッパの印象派の強い思いにも繋がるものであり、全ての芸術に通じると改めて感じました。
1909年4月に亀乃助がリーチ先生にあった時から1979年4月に息子高市がイギリス・セント・アイヴスに行く迄の縁の繋がりに感激し涙が出てくる思いでした。志を同じくする仲間は、素晴らしい!
また、縁がシンシアまで繋がったのが嬉しかったです!
私は酒飲みなので、この地に地場のウィスキーを飲みに訪ねたいと思いますが、できれば飲む器は「陶器」でやりたいですね!
原田マハ先生も文学を探求する新しいジャンルのク -
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漫画ライクなアートエンターテイメントストーリ
冒頭に登場人物がイラストで紹介されていて、ライトノベルといった感じ。
ストーリとしては、
様々な業界の表で活躍する一流の人たちが集まったアート義賊団、アノニム。盗難された美術品を盗み出し、修復までして持ち主に返す集団です。
そんなアノニムの今回のターゲットは、ジャクソンポロックの幻の作品「ナンバーゼロ」
これをオークションで落札しようとしているコレクターとの戦い。
オークションで史上最高価格で落札させる一方、贋作を渡すといった展開。
その贋作を描くのが、高校生の英才。
英才の想いが、そして、アノニムの想いが語られる物語です。
このアノニムの使う