原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
〜生きているうちに見るべき名画〜
このなかなかのタイトルに惹かれ読むことに
26点の名画が紹介されている
気になった作品をピックアップ
個人的な過去の体験やら思考整理が大半のため、たぶん本の参考にはなりません
悪しからず…
■アンリ・ルソー
「夢」
ルソーの絵は技術的には稚拙と言われるが、色彩が素敵で何故か心がウキウキする
不思議なときめきをもたらせてくれる
ルソー自身は家庭に恵まれず孤独な人生を送ったはず…
税関職員だった彼は誰にも師事せず、独学で自分の才能を信じ描き続けた
ゴッホ同様、生前はあまり評価されず、死後に評価が上がったアーティスト
彼の人生はあまり楽しそうじゃないけど絵はユーモアを感じる
■オーブリー・ビアズリー
「おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン」
サロメの挿絵
お恥ずかしいながら初めて知ったこの作品
何となく見覚えがある
そして一目で気に入った!
サイケで毒々しいがセンス良くお洒落なのだ
軽く調べてみると…
・耽美主義ムーブメントの中心人物
・アール・ヌーヴォーの創始者としても位置づけられている
・日本の浮世絵や平面画の影響が強い
とある
いやーこれは深追いしたくなる!
そしてサロメも読まなくては!
ワクワク
■ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
「聖マタイの召命」
カラヴァッジオはかなりお気に入り
インパクトのある「ゴリアテの首を持つダビデ」
まさに彼の精神を反映しているであるが、ただグロいだけではなく彼の心の闇と葛藤が見て取れる
そうカラヴァッジオの人生はなかなかひどい
暴行、喧嘩、殺人…そして逃亡
そんな感情の起伏の激しさを絵にぶつけているのであろうか…
闇は深く、光は鋭い
そして写実感は見事
■ピカソ
「アヴィニヨンの娘」
左から5人の女性像
左はかろうじて女性とわかるが、右に行くほど歪んでいく
もう一番右の方なんて怪物ですからね
ピカソの何が凄いって人々の常識を覆すことをやってのけたところだ
そういうのを知らないとこの絵の良さは理解できないよなぁ…
一方の「ゲルニカ」
個人的にピカソの作品で一番好きなものだ
中学の授業で初めて「ゲルニカ」に出会う
絵の背景を知り、戦争に対する強烈なメッセージを感じ、いつか本物を見たいと思っていた…
そしてその15年後にスペインで本物を鑑賞
思った以上の大きさと迫力に圧巻
これほど無彩色を徹底していても伝える力の強さに驚いた
■マネ
「バルコニー」
マネといえば落選展に出品された「草原の昼食」
これが好きである
当時は問題となった作品(女神ではない女性の裸体を描くというタブーを犯した作品)であり、
不謹慎だと言われるのだが、それ以上にその場の自然な空気感を収めた絵という感じでなかなか良い
個人的には下品さも卑猥さを感じないため、そのギャップが面白いのだが…
マネの描く自然は柔らかく太陽の暖かみがあり落ち着く
■モネ
「水連」
以前はモネの絵に全く興味を持てなかった
何故か…
それは本物を見たことがなかったからだ
本物を見た瞬間にノックアウトされましたけど(笑)
モネの絵こそは実物を見ないと意味がない
ちなみにマハさんの「モネの足あと」はモネを知るにはうってつけの書だ
■ドガ
「エトワール」
ドガの着眼点が興味深い作品
バレエを踊る少女の背景、舞台のそでに居る黒服の男
こちらはパトロンだという
この夜パトロンは少女を連れ出すのであろうか…
彼女の生活はどんなであろうか
家族はそれを知っているのか…
こういう絵って妄想が止まらなくなる
ただ単にモデルとして美しいエトワールを描かないところがミソ
その他有名どころでは、
「プリマヴェーラ」ボッティチェリ、「最後の晩餐」レオナルド・ダ・ヴィンチ、「真珠耳飾りの少女」フェルメール、アンリ・マティス、ゴッホ、ゴヤ、クリムト、ムンク、東山魁夷などなど
日本で人気のゴッホとクリムト
大きい声で言えないが、未だに良さが理解できない
好みの問題だと思うのだが、いつか何か思う時がきたらそれはそれで面白い
ムンクも以前はなんじゃこりゃ?って思っていたが、彼の作品の多くを展示会でみて結構気に入った(彼は長生きだったからか残された作品が非常に多い)
東山魁夷もなかなかのご苦労な人生を歩まれたようで…これから追っていきたい
以前読んだ「絵」だけを観ることを推奨している「13歳からのアート思考」
こちらを読んだその時はなるほど!と思ったものの、やはり作品の背景、アーティストの生い立ちや考えに触れて絵を観る方が私は好きだ
じゃなきゃピカソやセザンヌの良さなんて全く理解できないもの!
特に現代アートもこの傾向がとても強い
ここに出てきたジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、ブリーダー・カーロ
濃密な彼ら(彼女ら)の人生を反映した作品に仕上がっている
アーティストの背景や生い立ちを知り作品を見ると驚くほど感情移入しながら見ることができるのはまるで何かのトリックみたいだ(良いのか悪いのか…?)
頭でっかちになってはいけないが、これからも自分なりの鑑賞法で楽しんでいきたい
さて本書
原田マハさんの体験談も絡んでいるところは面白いのだが、
もう少し突っ込んだ内容を知りたい身には物足りない
ちょっとタイトルから期待し過ぎたかな
これらに登場する作品や絵をモチーフにした小説がやはり多いと感じるので、マハさん本当に好きなのですねぇ…
ちなみに皆さんのいちまいの絵はどれですか?
コレ結構難しい
好きな画家は挙げられるが、ではいちまいの絵を選ぼうと思うと…
うーん
これからの人生で見つけていこうかな
■最後の晩餐
■睡蓮
■真珠耳飾りの少女 フェルメール
■マドリッド、1808年5月3日 フランシスコ・デ・ゴヤ
■ダンス アンリ・マティス
■夢 アンリ・ルソー
■おまえの口に口づけしたよ、ヨカナーン オーブリー・ビアズリー
ジャクソン・ポロック
マーク・ロスコ
ブリーダー・カーロ
■聖マタイの召命 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ
■叫び エドヴァルド・ムンク
■道 東山魁夷 -
Posted by ブクログ
ネタバレマハさんが訳したムンクが残した言葉(文字)がおさめられています。
本書におさめられているのは私にはムンクの「苦悩」のように感じました。
生きることへの「苦悩」。
そんな「苦悩」を描いたのが世界的にも有名な「叫び」。
ムンク...「叫び」しかイメージできるものがありませんでしたが、表紙に描かれた「マドンナ」も彼の作品だったんですね。
ようやく興味を持ち始めたアートの世界。
少しずつ知識も入れながら、機会を見つけて自分の目で見ていきたいと思います。
説明
内容紹介
ムンクの言葉で新しい人生が目を覚ます。原田マハの名訳により待望の刊行。
懊悩と官能をつづった画家ムンクの『愛のぬけがら』。
生涯書き続けた創作ノートには、愛と死、人生がむきだしにしたためられていた。
旅先で見つけたこの一冊に震えが止まらなくなった大人気作家が、アートへの愛をこめて翻訳。
臆病なのに、取り返しのつかないことを繰り返してきた人生。道ならぬ恋の果て、相次ぐ家族の死・・・・・。
得体の知れない心の動きをエネルギーにした言葉たちは、読んだ人間の心を突き動かし、新しい人生を呼び込む。
「生きること」への恐怖と不安を、鮮烈な輝きに変化させるメッセージの数々。
著者について
ノルウェー出身の画家。1890年代に象徴主義者として頭角を現し、20世紀初頭から表現主義芸術の先駆者となる。「叫び」をはじめ数々のモティーフや技法に関して、粘り強く試行錯誤を繰り返したことで、世界の美術史においても、きわめて独特な立場を得る。 -
Posted by ブクログ
ムンクって聞くと、「ムンクの叫び」が
一番最初に思い出される。
(ってか、それしか知らない…)
そんなムンクは、たくさんの文章を残してくれており、
それをマハさんが訳したものでした。
なんだか、ムンクが考えたことを覗き見る感じで、
ちょっとイケナイことをしている気分になったよー笑
写生をするのではない。
自然がいっぱいに盛られた大皿に
自由に手を伸ばすのだ。
見えるものを描くのではない。
見たものを描くのだ。
うきうきと君に会いに来て、
別れるときには
ぬけがらになっている。
マハさんも言ってるけど、ムンクは「言葉の画家」
なんだなぁーって思ったよ!! -
Posted by ブクログ
最近手を出してみようかなと思っている作家筆頭、原田マハさん。アートを題材にしている本を書いているイメージだったが、やはり本人もよくパリやニューヨークを旅し、美術館巡りをしているとのことで、膨大で徹底的な取材のもとに完成度の高い小説を世に生み出しているのだと納得。
2ユーロだけポッケに入れて、パリの朝パン屋さんで焼きたてバゲットを買う……なんてオシャレなんだ!!原田マハオシャレ。だって美術館巡りが好きなのもオシャレだし蓼科に住んでるのもオシャレ。だからちょっと敷居が高く感じてしまうのかも。エッセイもすごく上品なんですもん。西加奈子の下町感とは全く違う。双方に良さがあるけど。
エッセイ自体は一本が短くサラッとしていてクセがない。世界各地色々な美味しい食べ物が出てきてお腹が空きました。珍しくちゃんと朝ご飯食べようという気持ちになった。 -
購入済み
美術館巡りしたくなる!
読んでいると美術館に行きたくなる!世界の美術館を訪れるのは厳しいこのご時世、主人公たちとともに訪れた気分になれました。
でも、いつでも女は男に捨てられる運命なのね… -
Posted by ブクログ
泣ける本。
という紹介で気になって借りた本。
まさにギフトに最適な本です。
詩よりは長く、小説よりは短い、絵本ほど絵もなく、音のテンポと挿絵がオシャレで、3ページほどの短編が連載されてます。
どれもなんだか心がホッとしたり、ほっこりしたり、ドキドキしたり、もったりしたり、、、
この本を読んでみたら、どこかで一つ綺麗な涙がホロリと流れ落ちること請け合い。
その涙おちた一編が、わたしの何かに触れるものなのだろうなぁ。と思いつつ読み進めました。
なんだろう。そこがきっとわたしのなにかと重なるんだろうな。と、思いました。
結婚前の友達に。
お父さんになる君へ。
恋する仲間へ。
ちょっと本が苦手なあの人へ。
ギフトにおススメです。まず、渡す前に読んでみるといいと思うけど。