原田マハのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトル通り、本にまつわる短編のアンソロジー。
中田永一の作品が読みたかったのと、他の作家が著作を読んだことのない名前ばかりだったので、新規開拓のため読みました。
表紙のイラストを見るに若い読者がターゲットかと思いましたが、話のキーとなる本は二次創作の同人誌から戦争に関わるものや官能小説まであり、全体として不思議な一冊。
お目当ての中田永一「メアリー・スーを殺して」に関しては、メアリースーという言葉は知っていましたので、オタク趣味で中高生の時分そういった部活に所属こそしなかったものの周囲に部員の友人がたくさんいた自分としては、なんかもう胃が痛かったです。創作活動は簡単なことじゃないぞという内容 -
Posted by ブクログ
原田マハさんが続きます。
売れないタレントが、唯一のレギュラー番組が終ったのをきっかけに、ひょんなことから他人の代わりに旅をする“旅屋”になるというお話。
確かに私も旅の番組を見るのは嫌いでなく、行き先と紹介されるコンテンツと誰がナビゲーションするかにもよるけれど、まあ、それで行ったつもりになるということもあるわなぁ。
とは言え、自分の代わりに旅をしてもらい何らかの成果物を見せてもらって、それにお代を出すかと言うと…、確かに色んな事情で旅に出れない人もいるとは思うけど、この設定には多少違和感を感じる(お話の中で市川さんも言っているわなぁ)。
作者としては、思い立っては見たものの、その旅屋の活動 -
Posted by ブクログ
本をテーマとしたアンソロジー。
それぞれ「本」「読書」に対するアプローチが様々なので、飽きずに楽しんで読みました。
中田永一「メアリー・スーを殺して」は、オタク趣味の少女が二次創作小説を書くようになるが、いわゆる『メアリー・スー』(ファンが二次創作の中に登場させた自己投影したキャラクターのこと)に悩まされ・・・という話。
小説を書くことで現実と向き合った結果、小説から離れてしまった少女が、世界を広げていったその先でまた小説と出会うという、本好きにはたまらない素敵なお話でした。
小路幸也「ラバーズ・ブック」はノスタルジックな雰囲気が印象的。
この世界観でもっと続きを読んでみたい。
宮下奈 -