夏目漱石のレビュー一覧

  • 夏目漱石、現代を語る 漱石社会評論集

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    ネタバレ

     それで前申した己のためにするとか人のためにするとかいう見地からして職業を観察すると、職業というものは要するに人のためにするものだということに、どうしても根本義を置かなければなりません。人のためにする結果が己のためになるのだから、元はどうしても他人本位である。すでに他人本位であるからには種類の選択分量の多少すべて他を目安にして働かなければならない。要するに取捨興廃の権威ともに自己の手中にはないことになる。したがって自分が最上と思う製作を世間に勧めて世間はいっこう顧みなかったり自分は心持が好くないので休みたくても世間は平日のごとく要求を恣(ほしいまま)にしたりすべて己を曲げて人に従わなくては商売

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    2024年08月19日
  • 文鳥・夢十夜・永日小品

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    『夢十夜』や『永日小品』に引き出しの多彩さをみる

    読んでいて染み入ってくるのだが、少し経つとどののような話であったか覚えていられない

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    2024年08月18日
  • 草枕(新潮文庫)

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    ネタバレ

    難しい作品だった。
    解説を読むことにより、ようやくこの本の醍醐味が分かった。
    この書物は、読むのではなく、軽く読み流すもの。

    先に解説を読んでから、小説部分を読むのもいいのかもしれない。

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    2024年08月17日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    いくつか読んできた漱石の作品とはまた違った趣のある作品でした。
    淡々とながれていく日常の中を綴った随筆のような作品集でしたが漱石らしい雰囲気がかなり感じられて作品の世界に引き込まれました。

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    2024年08月16日
  • 三四郎(新潮文庫)

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    三四郎を取り巻く人々が個性的で面白い。そんな人々に影響されながら、成長していく?馴染んでいく三四郎の物語。
    「もっと身を入れて学業に励めよ」と国の母目線で思ってしまったのは、私だけかな。

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    2024年08月06日
  • 吾輩は猫である

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    先月で読み終わろうと思ってたのに、長なった苦笑
    やっと読み終わったよ。
    猫のくせによう細々色々考えるねえw
    結局昔の人も今の人も言ってることやってること変わらないね。無駄なマウントばっかり。
    そりゃ猫にも飽きられるよ。
    独仙君の考え方は好きだな〜と思ったが、結局彼も他の人に言わせれば変わり者。
    てか、それぞれ自分普通だと思ってて、それぞれ変わり者で、結局変わり者ばかり集まれば別に変わり者じゃなくなるよね。
    そんなもんだよな。

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    2024年08月01日
  • 行人

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    ネタバレ

    寝る前の文学シリーズ。夏目漱石は比較的読みやすいけど、高尚な一郎ワールドはなかなか理解に苦しむ。他人からみた家族を手紙の中で描くという構成が面白い。

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    2024年07月25日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    「エッセイ的なものが多く含まれる短編集。漱石はこんな文も書くんだなぁ、と驚いたのが「夢十夜」です。ほっこりさせたり、もやっとさせたり、イヤーな気持ちにさせたりと、短い話の中で様々な作風を感じます。面白かったです。

    「思い出すことなど」は、胃潰瘍で吐血し、生死の境をさまよったときの話をかいています。そういう事実があったのは知っていたのですが、こうして文章で読むことができて、その状況を知ることができたのは良かったです。

    1章や1編がとても短いので、隙間時間にぽつぽつと読んでいきましたが、漱石のプライベートな部粉を知ることができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。

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    2024年07月16日
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

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    表題2作では、白昼夢のように伝奇的なエピソードが綴られる。夢十夜的な雰囲気もすこし感じました。文体は格調高い擬古文的な文で、ちょっとむずかしい。

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    2024年07月13日
  • 明暗(新潮文庫)

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    お互いのことを労りあっているようでいて、何処か無関心である。他者のことを考えているようでいて、自分のことを考えている。決して自分からは本音を言わず、腹の探り合いのような掛け合い。そのような人間模様が長々と、ある意味冗長に続き、そこから、やっと本音の部分が現れてくる。そのような、主人公の夢現と言えるような霧の中で生きているような心持ちがどうなるかであろうことの要因である、消え去ってしまった元恋人との掛け合いが最後の最後に現れる。その掛け合いの端緒において、絶筆となってしまう。気持ちは幻の旅館に取り残され、、

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    2024年07月03日
  • 漫画 こころ

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    友達がこの作品をオススメしてくれたので、小説では読みにくいと感じた私はこちらの漫画バージョンの方が分かりやすく感じました。
    この本のタイトル
    "こころ"というこの三文字だけ見ると、優しい感じのほんわかした話かと思ったら
    人のドロドロしたこころを表した内容だったので驚きました。
    「こころって、そっちの暗い方のこころね!」と。。

    ハッピーな話では無かったのですが、生きていく上で必ず感じる負の感情で人間は変わってしまうことも分かり、Kは先生より内面も勿論、顔もきっとイケメンだなぁとか想像してしまいました。

    絵は美男美女ばかりで癒されました!

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    2024年06月28日
  • 行人

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    ネタバレ

    他の夏目先生の作品の主人公に比べてかなり色々なことに巻き込まれる主人公だなと思いました。最後まで一郎さんのことはよくわからなかったです。

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    2024年06月23日
  • 虞美人草

    購入済み

    現代小説との違い

    現代の小説は冒頭部分の数ページで読者の心をつかみ、そのまま作品の中にひっぱてゆくことが必須である。とよく言われるが、のんびりした時代の夏目漱石にはその考えの片鱗もないみたい。冒頭からの文語体には「吾輩は猫である」の作者とは思えないほど、読みづらい冒頭部分である。なんとかして読み進めてゆくと、どうにか面白くなってくる。背景となった博覧会もこの時代には大きくて華やかな出来事であったのだなと教えられる。

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    2024年06月07日
  • 草枕(新潮文庫)

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    若き画家が温泉場に逗留する。その古びた温泉場で地元で悪様に言われてる出戻りの綺麗な娘、那美に画家として惹かれていく。
    美しい自然のなかで、美しい女性を描こうとするとき、その女性に何か足りないものを感じる。その綺麗な女性の表情に足りないもの、漱石は、嫉妬でなく、憎悪でなく、神の知らぬ情、憐れとした。
    人を馬鹿にする微笑い、勝とう、勝とうと焦る八の字。それだけでは、美術とならないのだ、
    なんか深いですね。
    難解なんだが、読み返せば、読み返すたび、なんか発見がある。

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    2024年05月26日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    夢十夜は、筋が荒唐無稽なのに語り口が整った小品なので不思議に惹かれ読み進んでしまう。

    夏目漱石は、どの作品も物語世界の描写が分かりやすくて楽に没入できるし、周囲へのちょっとした違和感気分が多めな気がして親しみを感じる。僕のほぼ100歳年上だけど、人間の気持ちの営みって今とそんなには変らないんだなぁとも読むたびに思う。

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    2024年05月23日
  • 夢十夜 他二篇

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    「夢十夜」はそれなりにおもろかったが、「永日小品」はどれもおもしろくはなかった。漱石はエッセイ風の小篇が苦手だったのかもしれない。

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    2024年05月20日
  • 彼岸過迄

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    タイトルの付け方が面白いですね。「彼岸」まで書きたいから「彼岸過迄」と。ちょっと参考にします。

    それはさておき、主人公が小さな冒険をしていく話だと思ったのですが、結局は恋愛小説でしたね。作者が途中で方向性を変えた…訳ではなさそうですね。

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    2024年05月18日
  • それから(新潮文庫)

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    心情描写の緻密さを取ったら、夏目漱石の右に出る人を知らない。

    衣食の為に働く人類の在り方を問う。
    「文明は我等をして孤独せしむるもの」文明化学が発展するほど、孤独が加速することを云う。
    労働と文明への風刺が効いている。

    人は悩む時間が多いほど、後悔の余波も大きくなるのではないでしょうか。

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    2024年05月15日
  • 三四郎(新潮文庫)

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    夏目漱石の三部作の1作目ということで読んでみた。

    熊本の高等学校を卒業し、大学進学のため上京した三四郎が、都会の女性、美禰子にひかれつつも成就しない三四郎の淡い恋心が描かれている。
    当時の慣習、大学の様子なども知ることができる。

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    2024年05月13日
  • 草枕(新潮文庫)

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    漱石先生的芸術論。難解。
    自分の頭では恥ずかしながら三割も理解できないのが悔しい。
    那美さんとの会話が知己に富み色っぽく、それだけでも読んで良かったなと。
    後半の芸術とはの箇所はかなり情熱的で、若き漱石先生が俗世を削ぎ落とした先の「根本」みたいな物を掴んで引きずり出そうとするのが垣間見える・・・ううん、まだ咀嚼しきれてないし、感想を述べるのもおこがましい気がする。
    「憐れ」が加わり画となる、か。
    人生の修行をもう少し積んでから読み直したい。

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    2024年05月01日