夏目漱石のレビュー一覧

  • 文豪怪奇コレクション 幻想と怪奇の夏目漱石

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    ちょっと難しいのもあったりしましたが、初めてしっかり読んだ『夢十夜』が面白かった。
    現実と空想がごっちゃになってる『倫敦塔』も中々良かった。夏目漱石は『坊ちゃん』や『吾輩は猫である』のイメージが強いので、感じが全然違って意外な感じでした。

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    2024年11月26日
  • 道草(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私小説に徹するという意味で、漱石の他の作品とは一線を画す小説。

    海外留学から帰って大学の教師になった健三は、長い時間をかけて完成する目的で一大著作(『吾輩は猫である』に相当すると思われる)に取りかかっている。その彼の前に、十五、六年前に縁が切れた筈の養父・島田が現れ、金をせびる。養父ばかりか、姉・御夏や兄・長太郎、事業に失敗した舅までが、健三にまとわりつき、金銭問題で悩ませる。その上、妻の御住とはお互いを理解できずに暮らしている毎日で…。

    徹頭徹尾、金、金、金。さして裕福でもない健三に群がり無心する親類縁者たちと、それに辟易させられっぱなしの健三。
    金銭を描くことを文芸的にタブー視する作家

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    2024年11月23日
  • それから

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    さすが文豪!!
    昨日書いたかのような、色褪せない筆致に惚れ惚れしながら、中盤まで読み進めました。

    だんだん、内容にイライラしてきて、終盤動きはあったものの、暇なお金持ちの散歩と悩み相談にただただ時間を費やした感覚に。

    文章は本当に素敵。でも令和の感覚では、内容にピンと来ず。

    所帯のある人を好きになるには相応の覚悟が必要なんだということだけは、しっかり伝わりました。

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    2024年11月13日
  • タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集-(新潮文庫nex)

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    耽美幻想文学のアンソロジー。いくつか読んだことのあるものもあり、名前はよく聞くものの実際読んだことのなかったものもある。
    やはり、桜の森の満開の下は断トツで好きなのでこれが冒頭に来てしまうと後がちょっと弱い気がする。いや、あくまで個人的にはだが。江戸川乱歩は「蟲」の方が好きだしな~。みたいな個人的にこのテーマで耽美幻想文学を編むなら何を入れるかみたいなのを考えるのも楽しいかもしれない。あと太宰治の「駈込み訴え」がガチ恋同担拒否反転アンチの詰んでるヲタク描写すぎて解像度高ぇ~ってなった。

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    2024年11月03日
  • 行人(新潮文庫)

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    人の心の本当のところは、誰にも分からないということでしょうか。もしかするとそれは本人ですらわからないのかもしれません。人間関係の微妙なかみ合わなさが、いろいろなエピソードを絡めながら語られます。

    謎を少し出してはしばらく後で回収し、そのころにはまた新たな謎が…という感じで物語を前に前に進める推進力は半端ないです。この辺、うまいですね。いつものことながら、お互いの心の内を探ろうとするやり取りがなかなかスリリングです。

    特に嫂と二郎が宿に泊まることになった場面はすごいです。「三四郎」であった宿に泊まるやつのバージョンアップ版ですかね。これは真面目にやっているのかな。むしろギャグなんじゃないかと

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    2024年11月02日
  • 三四郎

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    夏目漱石の作品を読んだのは2冊目ですが、漱石の作品は作中に出てくる人間模様が魅力的なのだと思いました。

    主人公の女性に対する煮え切らなさにモヤモヤします。

    しかし、時代を考えればこれが普通なのかもしれません。

    『坊ちゃん』と同様に、脇役の先生たちに個性的な人物が多い印象でした。

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    2024年10月13日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    読みやすくなってる? イラストがあるおかげなのか、原文ままじゃないような読みやすさはある。これ実際に見た夢を書き出してる??それにしては、ファンタジー凄くて、私の想像してた夏目漱石とは別物のように感じる。
    純文学かどうかは分からないけど、イラストあるから手に取る人増えるかも??

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    2025年12月02日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    ★★★☆☆夢十夜は、夏目漱石の夢の話です。夢の内容から夏目漱石にどんな不安やストレスがあるとこんな夢を見るのかと思いながら読み進めました。最後の「手紙」は読みやすい内容で面白かったです。

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    2024年10月04日
  • 門(新潮文庫)

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    一言感想 親友を裏切って手に入れた愛で悩み続ける話。仏門にも世間にも帰属できないと悟ったシーンが深い闇を印象づけた。

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    2026年01月12日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    文鳥・夢十夜のみ青空文庫で読みました。
    夢十夜は全体的に不気味でした。文章が難解でしたが短編だったのでなんとか…

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    2024年09月05日
  • 吾輩は猫である

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    私の記憶が確かなら本書を中学生の頃に読んだはず。しかしながら読書とは無縁の生活をしていた当時の私にこの作品が読破できたとは到底思えない。暫くはその先が気になってならない印象的なエンディングも新鮮に感じられたくらいだから、1ページ目を読んで以降は、つまみ読みした程度だったに違いない。
    本書、明治時代を背景に庶民の日常がご存知の猫目線で描かれており、その文体は落語の台本を読んでいるかのようで面白い。宛字と慣れない語句のために注解を読む事が多くなるが、それはそれで古き良き時代が知れて楽しい。
    いつ読んでも新鮮味を失うことのない、不朽の名作と思う。

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    2024年09月04日
  • 行人(新潮文庫)

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    えっ、大丈夫?というかんじで思い詰めている主人公の兄。
    その兄とうまくコミニュケーションがとれないでいる主人公。
    不穏さが最後まで続く。
    また読み返したい。
    漱石が完成させた最後の長編だそうです。(「明暗」は未完だとか)

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    2024年08月23日
  • 吾輩は猫である

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    漱石といえばの小説 初めて書いた小説
    余りにもメジャーで、既に読んだと思っていたが、改めて電子本でさわりの部分を読むと、いやいや読んでいません!
    本を買ってきて読んだ次第
    書かれたのは昭和36年(発行)で、小説の舞台は明治39年頃
    主人一家と友人達の会話と行動から、人間の欲の様な部分、社会の不都合なことが、猫目線で書いてある
    面白い

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    2024年08月20日
  • 夏目漱石、現代を語る 漱石社会評論集

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    ネタバレ

     それで前申した己のためにするとか人のためにするとかいう見地からして職業を観察すると、職業というものは要するに人のためにするものだということに、どうしても根本義を置かなければなりません。人のためにする結果が己のためになるのだから、元はどうしても他人本位である。すでに他人本位であるからには種類の選択分量の多少すべて他を目安にして働かなければならない。要するに取捨興廃の権威ともに自己の手中にはないことになる。したがって自分が最上と思う製作を世間に勧めて世間はいっこう顧みなかったり自分は心持が好くないので休みたくても世間は平日のごとく要求を恣(ほしいまま)にしたりすべて己を曲げて人に従わなくては商売

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    2024年08月19日
  • 文鳥・夢十夜・永日小品

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    『夢十夜』や『永日小品』に引き出しの多彩さをみる

    読んでいて染み入ってくるのだが、少し経つとどののような話であったか覚えていられない

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    2024年08月18日
  • 草枕(新潮文庫)

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    ネタバレ

    難しい作品だった。
    解説を読むことにより、ようやくこの本の醍醐味が分かった。
    この書物は、読むのではなく、軽く読み流すもの。

    先に解説を読んでから、小説部分を読むのもいいのかもしれない。

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    2024年08月17日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    いくつか読んできた漱石の作品とはまた違った趣のある作品でした。
    淡々とながれていく日常の中を綴った随筆のような作品集でしたが漱石らしい雰囲気がかなり感じられて作品の世界に引き込まれました。

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    2024年08月16日
  • 吾輩は猫である

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    先月で読み終わろうと思ってたのに、長なった苦笑
    やっと読み終わったよ。
    猫のくせによう細々色々考えるねえw
    結局昔の人も今の人も言ってることやってること変わらないね。無駄なマウントばっかり。
    そりゃ猫にも飽きられるよ。
    独仙君の考え方は好きだな〜と思ったが、結局彼も他の人に言わせれば変わり者。
    てか、それぞれ自分普通だと思ってて、それぞれ変わり者で、結局変わり者ばかり集まれば別に変わり者じゃなくなるよね。
    そんなもんだよな。

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    2024年08月01日
  • 明暗(まんがで読破)

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    ⚫︎感想
    ・主人公 由雄に感情移入するところはあった。
    由雄を取り巻く人間関係はかなりくそ。時代的なところもあるけれど、人目や世間体を気にして愛してもいない人と暮らすなんて考えられない。読んでいて思ったことは自分は常々人間嫌いになってしまったな、ということだ。だから、そんなぐちゃぐちゃな人間関係の中で自分のエゴを突き通す由雄はある意味ではタフだなと思った。未完な点は気になるが、ラストの由雄と清子の対面から、2人はそのまま再び一緒になる、なって欲しいと願ってしまう。そして由雄のクズっぷりは好きだw

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    2024年07月26日
  • 行人

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    ネタバレ

    寝る前の文学シリーズ。夏目漱石は比較的読みやすいけど、高尚な一郎ワールドはなかなか理解に苦しむ。他人からみた家族を手紙の中で描くという構成が面白い。

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    2024年07月25日