夏目漱石のレビュー一覧

  • 道草

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    何かの本で、
    「漱石の『道草』は、関わりたくもない悪縁の人物に煩わされ、夫婦仲もよろしくなく、まったく望む方向に人生が進まないが、そういう『道草』(目的地に着く前の寄り道?)こそが人生を味わい深くしている」
    といったような紹介があって読みました。
    読んでみたら、期待したより、ずっと重苦しい道草で…笑
    でも、続きが気になって一気に読みました!

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    2025年11月26日
  • 倫敦塔・幻影の盾 他五篇

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    『倫敦塔』『カーライル博物館』か 読みにくくて続けて読むのが辛かった。『幻影の盾』もベースになっているアーサー王の伝説を知らないとついていけないくらい読みにくい。『琴のそら音』『趣味の遺伝』は読みやすくて良かった。特にパンチのある話がない短編集だったかな~。

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    2025年11月26日
  • それから

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    結末を描かないことで、余韻が残る作品です。
    続きが気になりますが、想像するしかありません。
    いわゆる親のスネをかじりまくっている主人公ですが、彼には彼なりの苦悩があるようです。

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    2025年11月23日
  • 夢十夜

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    おどろおどろしいミステリアスなファンタジーとでも言いましょうか、夏目漱石の小説を漫画で表現した作品。

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    2025年11月16日
  • こころ

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    登場人物それぞれの心の弱さや葛藤が丁寧に描かれており、人間の内面が鮮明に伝わってくる作品で、とても引き込まれました。

    「私」が先生から受け取ったものをどう受け止め、この先どう生きていくのか。

    想像の余地を残した終わり方が印象的である一方、どこかモヤモヤした気持ちも残りました。

    人は心の弱さや孤独から、ときに自己中心的な選択をしてしまうのか。
    先生も、そしてKもまた、それぞれの葛藤や苦しみを抱えるなかで、自分の心に勝つことができなかったのかもしれません。

    人の心の複雑さについて、深く考えさせられる一冊でした。

    ********************
    心理描写度:⭐⭐⭐⭐⭐
    *****

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    2026年07月24日
  • こころ

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    100年前でもここまでの感情を表現しつつ物語が書けるものかと感心。つくづく人間とは感情の生き物で美しい面も醜い面も持つ異質な生物であると考えさせられる

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    2025年10月20日
  • 吾輩は猫である

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    ネタバレ

    我輩は猫である。名前はまだない。
    この文だけで何の小説か分かるくらい有名。
    読んでみて思ったのは難しい…注釈あるけどそれすら難しい。
    それでも最後まで読むことが出来た。
    迷亭が好き。でも真剣に読んでたら嘘かい!ってなる

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    2025年10月12日
  • 悪魔 乙女の本棚作品集

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    イラストレーターのしきみさんが乙女の本棚シリーズで描いた作品を集めた画集。
    全部で6作品収録だが全文収録は芥川龍之介の「悪魔」のみ、他は抜粋して収録している。
    悪魔は初めて読んだが短い文章になんとも言えない感情を詰め込んだ作品。イラストの宣教師と悪魔との対比が良かった!

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    2025年10月08日
  • 草枕(新潮文庫)

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    『神様のカルテ』の主人公、一止先生がいつも読んでいる『草枕』が気になって、読んでみた。

    『神様のカルテ』に草花の描写が多い理由がわかった。『草枕』の影響だなと。作者の夏川草介さんも夏目漱石が大好きで、一止先生と同じように『草枕』ばかり読んでいたに違いない。

    『草枕』は、画家の目を通して語り、絵画のような小説だった。椿の描写は特に美しく、印象に残った。

    私は、夏目漱石の『こころ』がめちゃくちゃ好き。一方で、夏目漱石の作品はほとんど読んでいない。『坊ちゃん』は登場人物もストーリーも知っているけれど、いつ本を読んだのか、全く記憶にない。読んだのが、子供の時だったから記憶にないのかもしれない。『

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    2025年10月08日
  • 道草

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    自伝的小説だと素朴に信じられていたようだが、読めば淡々と進む内容。

    義父母の島田と御常の養子となったことが、「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。」と小説の結びの一句に繋がるのだが、なんとも言えない厭世観のようなものも感じた。

    本著の前後に執筆された作品を読めば、また異なる面が見えるのだろうか?

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    2025年10月05日
  • 私の個人主義

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    亡くなる約五年前に関西近畿を巡り講演した時の内容を書き記したもの?原稿?とにかく、
    一回目の明石講演「道樂と職業」、
    二回目の和歌山講演「現代日本の開化」、
    三回目の堺講演「中味と形式」、
    四回目の大阪講演「私の個人主義」、
    以上四篇を収録。

    メモ

    第一篇「道樂と職業」
    p.23
    「……開化の潮流が……進むほど……職業の性質が……分かれるほど、我々は片輪な人間になつてしまふ……。……商賣が……專門的に傾いてくる上に、生存競爭のために……その方だけに時間と根氣を費やしがちで……、お隣り……や一軒おいたお隣の事が皆目分からなくなつてしまふ……。……吾人の社會的知識が狹く細く切り詰められるので、

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    2025年10月09日
  • 草枕・二百十日

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    ネタバレ

    「草枕」「二百十日」

    「草枕」は芸術論がちょっと難しい…。結末が好き。
    「二百十日」は会話がメイン。宿での半熟玉子の話が面白い。

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    2025年09月30日
  • こころ

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    昔の言葉が沢山出てきて正直読みづらい。あとKの自殺の話出てくるまでが長過ぎる。考察とか読まないと一回読んだだけじゃよくわからないのかもしれない。

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    2025年09月07日
  • こゝろ

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    ネタバレ

    読むの大変だったけど面白かった。
    正直言うと少しBL展開があるって聞いて下心ありきで買いましたすみません。でも全然そんなことなく,先生と私(上中の語り手)のせつない空気の漂う関係性が良かったなって思う。
    Kと先生の関係もBL要素ないし何故これがBLだと言われているのか不思議。

    下の話の,先生はやり場のない感情がずっと残り続けたまま生きてきて最後に自殺する…という展開がすごく良かった。好きな人を取られるのではないかと一人で焦って,自分のしたことで大切な人を死なせて…。親族に裏切られて腹を立ててるのに,自分は友人を欺いて裏切ってしまう…先生の気持ち想像するとみぞおちあたりが苦しくなる。遺書見つけ

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    2025年08月17日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    ネタバレ

    しきみさんのイラストはちょっと不気味で怖くて、でも可愛くて、引き込まれるような世界観が良き。オリジナルも読んだことがあるけれど、夏目漱石はこの『夢十夜』で何を言いたかったのか、やっぱりよく分からない。

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    2025年08月11日
  • 門(新潮文庫)

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    全体的にほの暗く、ちょいちょい宗助と御米の目線が切り替わるが、微妙にお互いがかみ合っておらず、かといって二人とも無理に自分の気持ちをわかってもらおうとも思わず、同じ罪を抱える者同士離れる気まではならないという感じが出ている。一応最後は、季節も春が近づき、御米の体調もよくなり、小六の食い扶持も繋げそうといういい兆しの中、宗助だけが下を向く。
    解説と、「異性愛者の悲劇」を読んで、成程男性は男性同士でのみ認め合えるんだっけなと確かめたところである。

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    2025年08月07日
  • 草枕(新潮文庫)

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    冒頭の有名な一節に惹かれて読み始めました
    正直言って難しかったです
    漱石の他の著書も文体や時代など、わかりにくかったけれど、”草枕”と”猫”は特に難しい
    途中で挫折しそうになったけれど、内容的には興味深かったので、わからなければ、同じ箇所を2〜3回と音読して何とか理解しようとしました
    それでもわからないところは諦めました…
    読解力の足りない私ですが、でも面白かった 心地良かった
    何年後かにまた読んでみたいです

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    2025年08月04日
  • 道草(新潮文庫)

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    養父母たちに何だかんだと無心される健三。妻との会話にはにべもないが、養父母達にはまた無心されても仕方が無いという気持ちが見え隠れする。
    健三は誰もがそうだが、相手にああでも無いこうでも無いというやり取りが面倒臭いので、ぞんざいまたは適当な落とし所で折れていると感じた。
    ストーリーとしてはスッキリしない。こんな立場にはなりたく無いと思う。
    妻とは仲良く会話してもらいたいものだ。

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    2025年07月29日
  • こころ

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    十代のはじめに読んだが、最近の新聞コラムでこの本に触れるものがいくつか目についたので、本棚の新潮社版日本文学全集第5巻所収のものを読んでみた。

    どうやら、この小説は高校の現代文教科書に収録されているようだ。
    全文収録は無理だろうから、どの部分を切り取って何をどう教えるのか、いささか興味深い。

    多分小学生高学年の頃に読んだような気もするが、全くもって記憶がないので、こんな小説だったんだというのが正直な印象だ。

    前半上・中は主人公の身の上話で「先生」という高等遊民との交友、後半下がその「先生」と友人Kとの女を巡る三角関係話。
    教科書では後半を中心に収録しているのだろうか。

    後半で延々と続く

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    2025年07月14日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    乙女の本棚シリーズ。
    こんな夢をみた、という一文から始まる漱石のみた夢の話が10篇て構成されている。
    一つ一つの夢の話の繋がりはなく、幻想的だったり、不気味だったり、またはユーモラスなものもある。
    第十夜の情景がシュール、ユーモラスで面白く感じた。

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    2025年07月12日