夏目漱石のレビュー一覧

  • 吾輩は猫である

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    過去に何度か投げ出したが、今回は何とか通読できた。

    別に大文豪の作品にケチをつける気はないが、最後まで読み通すのにかなり苦労した。さして意味のあるとは思えぬ饒舌、皮肉。ユーモアがあるという人もいるが、今の時代ではいかんせん古臭い。時代で仕方ないのだろうが、女性蔑視的な箇所が間々出てくるのも気になる。

    人間と社会の洞察に深みを感じるところもあるが、やはり、この小説、猫の視点から人間を見たおかしさ、バカバカしさに尽きる。

    この作品、中高生に勧める教師も多いのかもしれないが無理がある。それなりの人生経験を積んでからの方が、挫折しないし味わえる。

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    2015年12月13日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

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    読書のやる気が起きずにこれで相当の時間を費やしてしまった。

    敬太郎を取り巻く人々の話が伝聞形式で進んでいく、一種のオムニバス形式のような小説。
    気だるい空気がひたすら続く。
    個人的には前期三部作の方が好きやなあ。

    引き続き行人も読みたいけど、しんどかったのでちょっと休憩。

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    2015年09月30日
  • 坊っちゃん

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    「気をつけろったって、これより気の付けようはありません。わるい事をしなけりゃ好いんでしょう」
    赤シャツはホホホホと笑った。別段おれは笑われるような事をいった覚はない。今日ただ今に至るまでこれでいいと堅く信じている。考えて見ると世間の大部分の人はわるくなる事を奨励しているように思う。わるくならなければ社会に成功はしないものと信じているらしい。たまに正直な純粋な人を見ると、坊っちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する。それじゃ小学校や中学校で嘘をつくな、正直にしろと倫理の先生が教えない方がいい。いっそ思い切って学校で嘘をつく法とか、人を信じない術とか、人を乗せる策を教授する方が、世のためにも当人

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    2015年09月11日
  • それから

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    朝日の連載終了。読むのは25年振りぐらいなのかな。大した内容では無いんだけど、まぁ、興味を持って読めた。ストーリーは遅々として進まないけど当時の社会状況に対する漱石の皮肉とかユーモアを、頭でっかち高等遊民の主人公に語らせている部分が興味深い。相変わらず、現代にも通じるような箇所も多く、人間大して変わって居ないなと、感じた。

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    2015年09月08日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

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    あらすじに出てくる登場人物がぜんぜん登場しないし、話に脈絡がなく、この場面になぜこんなに頁を割くのか、など色々思いましたが、聞き手としての敬太郎の人物造形と須永の自己心情に対する詳細すぎる分析、二人の性格の対比が面白かったです。私は敬太郎が主役だと思っています。漱石の表題作の要素が全て散りばめられたような作品です。
    やっぱり、心情を考えすぎだろうというくらいだらだらと語る話は面白い。

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    2015年08月24日
  • 吾輩は猫である

    購入済み

    わがはいはねこである

    なつかしい、

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    2015年08月10日
  • 行人(漱石コレクション)

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    前半はそれなりに面白く読めたが、後半、特に最後の章は漱石特有のまどろっこしさに読むのが疲れた。

    巻末の精神科医の解説が興味深かった。一郎は精神的な病気だと述べているが、現代でも一郎的な人って案外その辺に居そう。むしろHさんみたいな人の方が稀有でないかと感じた。

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    2015年08月01日
  • 硝子戸の中

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    自己を語ることに寡黙であったという漱石が朝日新聞に掲載したエッセー。
    当時漱石は胃潰瘍をわずらっていたため、全体的に陰鬱なトーンに仕上がっている。
    正岡子規の『病牀六尺』を思い出した。
    大正の頃の文章の割にはさらっと読めるので、時代の色を感じるのにはとても良い。
    富久町、喜久井町あたりの地名が頻出するのも個人的に馴染みがあったなw

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    2015年07月15日
  • 硝子戸の中

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    1915年に東京朝日新聞と大阪朝日新聞に、全39回連載されたもののようだ。
    随筆とでもいうべきものであろうか。
    漱石の文章はたいへん読み易い。であるからこそ、頭の中にすらすらと文章だけが入り込んでしまい、その文章のもつ意味をりかいすることが疎かになってしまう。
    私は漱石の文章を読むときにいつも感じることだ。

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    2015年07月08日
  • 硝子戸の中

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    高校時代に祖母(故人)から貰った本
    もともとは祖母の友人から祖母へ読んでみろ
    と送られた本だったらしいのだか興味がなかった
    らしく私に回ってきた
    祖母が昔勤めていた地方の名前が出てくるらしいが私にはさっぱりわからなかった。
    唯一現国の授業の時、夏目漱石の作品をいってみろと
    先生に言われ、思いだしていったところが役にたったところ。
    作品の中身の話で覚えているのは余所で死んだ猫を引き取りに来いと使いをやった家の主人は偉いと思う。

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    2015年05月13日
  • 道草

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    漱石のの自伝的小説。時代は猫を描いたあたりのものだと思う。
    話の主な題材は金とそれに伴う人間関係が描き出されている。

    ストーリーはともかく、漱石作品に頻出するテーマである、金の問題や人間関係の煩わしさの根幹を、(この作品の内容が事実ならば)垣間見ることができたのかなと思われる。

    ただ話は大して面白くもないので、漱石の溢れんばかりのボキャブラリーと他作品を読むに当たっての補完的な楽しみ方を提供してくれる作品なのかな?と個人的には思っています。笑

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    2015年05月12日
  • 吾輩は猫である

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    自分の周りにいる動物たちもこの猫のように、人間を馬鹿にしながら生活しているのか。
    そんな想像をしながら読みました。

    登場する人物はどこまでもありふれていて、どこまでも現実的。
    その人物たちのさらにありふれたどうでもいいような会話が、猫から見ると滑稽である。

    夏目漱石の作品は初めてですが、文章や言葉の難しさにかなり戸惑いました。
    もう少し教養と知恵があったらさらに楽しめたかも...

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    2015年03月18日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

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    この小説は恐らく約40年ぶり2度目。敬太郎の同宿者・森本が語る過去と失踪事件、敬太郎が謎の人物を追う探偵談は夢の中の懐かしい!出来事のようで、読み返しても面白かったが、むしろ敬太郎の友人・須永が実質的には主人公であって、主客が代わるところが不思議な小説構造だと感じる。須永の深い悩みはいかにも漱石の世界。幼い日から母が願う結婚を意識してきた従妹の千代子。高木なる魅力的な若い男性が登場し、千代子との言葉に出さない緊張感!結婚するかどうかを決めかねているのに、所有欲?から嫉妬する知識エリートの醜さ。そこに罪として自己認識するかどうかは別として須永の葛藤がある。敬太郎が謎の人物を待ち受ける小川町交差点

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    2015年02月08日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

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    ネタバレ

    戦前の小説は、「難しい」というよりも「まわりくどい」。なので読むのに時間がかかる。

    本書は『こころ』のような悲壮感はあまりなく、呑気な雰囲気で読みやすかったが、終わり方は良くない。ついでに恐れ多くも文豪の小説に突っ込むのなら、最初の森本のくだりはいらないんじゃないかと感じた。

    この話は須永夫人、田口夫人、松本の3姉弟を中心とした松本家の物語。日本の家庭制度は表向きは男系で男が嫁をもらい親の名前を継ぐ。しかし現実は女系。親戚付き合いは母親の親族と係りが深い。現代はそうだが、漱石の時代もそうだったのかと思わされた。

    自分の子どもが生めないばかりに夫の愛人の子どもを育て、自分の妹の子どもを一緒

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    2015年01月29日
  • 草枕

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    大変有名な冒頭で始まる作品。

    「非人情」を掲げて主人公が田舎へ旅をする物語である。
    確かにそのテーマ通りに物語が進んでいく様に思われるが、正直私には意味が理解出来ないところが多すぎ、読むのには少し早かったかなと思った。笑

    ただ、所々私の普段考えていることを、的確に表している。また夥しい程の比喩には流石夏目漱石。

    一つ、nice表現!と思ったものを上げる。
    「元来何しに世の中に、顔を晒しているか、解しかねる奴がいる。(多少、違っているかも笑)」普段からその様に思う事があったのだが、今後はこの様に表現しようと思った。笑

    もう少し年をとってから、読み直そうと思った作品です。

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    2015年01月16日
  • 行人(漱石コレクション)

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    よくわからなかった。頭悪いからな。でも最後になってお兄さん(一郎)の人柄の謎がようやくわかって、二郎と嫂の関係云々って結局あんまり関係なかったのかなーって。

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    2015年01月12日
  • 二百十日・野分(新潮文庫)

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    会話のテンポの良さが読みやすい。
    『野分』の先生の、奥さんの言い分はもっともだと思いながらも、先生との対比がなんだか世俗的すぎてゾワっとしたよ。。。

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    2014年12月11日
  • 吾輩は猫である

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    覚悟してたが、やはり漱石の作品は難しい言葉が多い。広辞苑にない言葉も多数ある。「吾輩」の猫を通して自分自身や人間を大いに揶揄している。『ガリヴァー旅行記』も想起した。ギリシア、ローマ、中国の諸賢人たちを引用しつつ、「吾輩」の鼠取りの演習、幼児の食事、泥棒の様子も描く。苦沙弥先生を交えた滑稽な会話はユーモアだが、どこか寂しい。

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    2014年12月11日
  • 吾輩は猫である

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    夏目漱石のデビュー作。夏目漱石の他の作品にくらべかなり長いほう。また、今は使わない言葉が多く、なかなか先へ進めないので、読み終わるのに結構時間がかかった。最後は意外な結末だった。今は差別用語となっている言葉が時々出てくるので気になった。

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    2014年11月28日
  • 三四郎

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    田舎から上京して、都会での学生生活に胸を踊らす三四郎の生活、周りの人から受ける刺激、妄想のなかでの淡い初恋を描く。
    非常にピュアですがすがしい。当時の学生生活ってこういう感じだったのだろうか。文学部の三四郎、理学部や哲学科の友人たち、さぞかし優秀だったのではなかろうか。
    田舎から出てきて変わってゆく部分、変わらない部分と三四郎の人間としての成長を描いている。単純なハッピーエンドではないところも良い。
    登場人物が少なく、数人といつもばったりと出会う。交通機関も発達しておらず徒歩の生活圏は狭い。
    漱石の文体はやや分かりづらいところもあるが、総じてさわやかで品が良い。

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    2014年11月19日