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Posted by ブクログ 2014年12月16日
明治大正期の作品では「三四郎」と「雁」が圧倒的に好きで、もう何回読んだかわからない。特に「三四郎」は10回や20回ではきかないと思う。
そしてやはり、なんど読んでもいつ読んでもいい。書き出しから最後に至るまで本当に素晴らしい。読むたびに心のいろいろなものが調う。
本郷上野周辺を好ましく感じるのも、こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月01日
美禰子は小憎らしく、でも、心惹かれる女性だ。 三四郎の恋ははかなく破れてしまった。 演芸会で美禰子とよし子が席を立ち、三四郎も席を立って廊下まで出たとき、美禰子が男と話しているのを見るのだが、「男の横顔を見た時、三四郎は後へ引き返した。席へ返らずに下足を取って表へ出た。」 この時の三四郎の辛さが痛い...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月11日
・「三四郎」「それから」が甲乙つけがたくどちらも好きです!
・『改札場のきわまで送って来た女は、 「いろいろごやっかいになりまして、……ではごきげんよう」と丁寧にお辞儀をした。三四郎は鞄と傘を片手に持ったまま、あいた手で例の古帽子を取って、ただ一言、 「さよなら」と言った。女はその顔をじっとながめて...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月30日
水村美苗の「日本語が亡びるとき」でしきりに取り上げられていたので読んでみた。
今の小説との決定的な違いを言葉にすることはできないが、独特の雰囲気や良さがあると思う。重さも軽さも混在している。
三四郎の、若い時代の何もできなかった苦い恋愛経験が描かれているので、どうせなら若いときに読んでおくべきもの...続きを読む
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