夏目漱石のレビュー一覧

  • 草枕

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    …よく分からん!夏目漱石の本気を見た気分。とりあえず、古本屋のご主人にこれが熊本、河内らへんの話と聞いてビックリ。

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    2012年09月15日
  • 吾輩は猫である

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    昔の言葉だからか難しく、なっかなか頭に入って来ないのでサクサク読み進められない。
    まだまだ勉強不足。

    ざっくり言うと、猫の人間観察日記。
    ピリリと風刺がきいている猫目線の観察は愉快。

    出てくる人間たちも個性が強烈。
    しゃべり好きで未来の事などを嘆いている会話もあるが、それが割りと当てはまってるのはさすが。

    何気なくすぎて行く日常の幕引きはなかなか衝撃的な展開で、突然終りがくる、それこそが人生というものなのかなと、猫を通して考えさせられる。

    知識を深めてまた読み直したい。

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    2012年09月11日
  • 吾輩は猫である

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    「無理を通そうとするから苦しいのだ。つまらない。自ら求めて苦しんで、自ら好んで拷問に罹っているのは馬鹿げている」
    「猫」に人間の滑稽さをさんざん暴かせ、そしてようやくこのシーンへと到る。
    こころで漱石が「先生」に委託した事と同様だが、やはり唐突さは否めない。

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    2015年04月20日
  • 坊っちゃん

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    坊ちゃんの性格が単純ながらもまっすぐでひたむきで、共感できる部分があった。
    読み終わった後は、爽快感が感じられる作品だった。

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    2012年04月12日
  • 夢十夜 他二篇

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    夢十夜はタイトルそのまま、夏目漱石本人が直に見た十日分の夢を小説にまとめたもの。やはり夢だと思わせる何回りも捻くれた内容が目立つ。再読が必要

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    2014年11月18日
  • 三四郎

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    名作の理由がわかんない。読んでも読まなくても良かった。ただ随所に現れる漱石の主張を繋ぐためのストーリーとしか思えない。
    誰かに読み方を教わりたい、。

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    2012年03月03日
  • 草枕・二百十日

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    美しい表現が多々。物事をありのままに捉え表現しているってことかな?ちょっと言葉が難しくて理解できていないところもある。そんななかでも人生の教訓のようなものを読み取ることができる。最初の2,3ページが印象的。

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    2012年01月14日
  • 吾輩は猫である

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    子供の時にも一度読んだことがあったのですがまったく覚えておらず新鮮に再度読むことができました。今読んでみると昔読んだときこんなの理解して読んでたとはあまり考えられないので記憶に残っていないのも納得。今になって詠んでみると吾輩かわいいし先が気になるしでとても楽しめました。

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    2011年12月27日
  • 門

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    宗助と御米の仲のよさがうらやましい~~。
    高等遊民の坂井さんも良し。

    序盤で宗助が丸まってたのが、かわいらしかった。

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    2011年12月18日
  • マンガで読む名作 三四郎

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    表紙詐欺の臭いがした。

    絵柄に可愛いげがないので原作の青臭い雰囲気がちょっと欠けてるような感じ。
    別の出版社から出ているのは大分はしょってましたが、これは結構忠実だったのでそこは評価します。

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    2011年12月08日
  • 硝子戸の中

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    漱石の随筆を読むのは初めてだった…かな?

    現在と過去、家族や知人の事や、ふとした風景などいろいろ描かれていて、人間漱石に触れるのには最適だったように思う。

    文章は非常に読みやすいが、永井荷風や谷崎潤一郎を読んだ時のような文章に酔うといった感覚はえられなかったな。

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    2011年12月01日
  • それから

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    ニートの話。気持ちはわからんでもないが、共感は出来ない。人に迷惑かけ過ぎ。
    しかし、一度嫁いだら離婚出来ないなんて、本当に硬直的なシステムだよな。現代に生まれて良かった。
    というか梅子のような兄嫁が欲しい。兄嫁に優しくされたい。

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    2011年11月15日
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

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     明治33年10月より2年間漱石は英国に留学した。どこに行っても日本人がうようよ状態の現在と違って、当時は海外で生活する日本人は少なく、とても心細かっただろうと想像される。
     元々神経質だった漱石は「英国人全体が莫迦にしている。そうして何かと自分一人をいじめる。これほど自分はおとなしくしているのに、これでもまだ足りないでいじめるのか」と思い詰めるほどの神経衰弱にかかってしまい、周囲の者に心配を掛けていたという。
     しかし、この外国生活は作家としての漱石に大きな影響を与えたのは間違いない。 というのも、漱石は明治38年一月の「ホトトギス」に「吾輩は猫である」の第一編を発表して小説家としての第一歩

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    2011年11月12日
  • 倫敦塔・幻影の盾 他五篇

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    漱石のロンドン留学時代。

    これがあの『吾輩は猫である』と同じ人が同じ年に書いた作品とは到底思えない。ユーモアなし、風刺なし。幻想的な小品群である。評伝によればこの頃の漱石は神経衰弱に悩まされていたとのことなので、そういった精神状態も作風に影響を与えたのかもしれない。

    いつかこの本を手にロンドン塔に行ってみたいものだ。ジェーン・グレーは現れるだろうか。

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    2011年10月27日
  • 硝子戸の中

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    漱石の私生活にスポットを当てた作品。
    随筆も素敵。品のあるおかしみがあってよい。
    作者漱石は詰らないとことわっているが、面白く読めた。

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    2011年08月17日
  • 思い出す事など 他七篇

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    修善寺の大患。
    病の中でも、漱石の透徹した洞察力と周りの人々への暖かいまなざしが感じられる。

    特に心に残ったのは、見舞いにきてくれた友人や門下たちに心から感謝する漱石の姿。なんていうか、そんなにストレートに好意を表に出すタイプじゃないと思ってたので・・・。

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    2011年08月19日
  • それから

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    ネタバレ

    三千代のために代助は、食うために働くのか、働きのために働くのか。うーん、そんなこと考えてる余裕はもはなかった。とにかく走り出した代助の姿が印象的

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    2012年02月27日
  • 草枕(新潮文庫)

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    漱石の三部作よりも、こっちの作品の方が気楽に読めますね。『坊っちゃん』みたいな痛快なストーリーではありません。

    『吾輩は猫である』『坊っちゃん』に次ぐ、
    夏目漱石初期の作品ということです。
    かなり難しい言葉が並んで、注釈の量も膨大でした。
    それでも読んでいて面白かったですねぇ。
    はっきりした筋があるわけでもないんですが、
    かえってその方が小説の中の世界の広さを感じました。

    >智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
    >兎角に人の世は住みにくい。

    と1ページ目から、世間に対して嘆息のような断じかたを
    している主人公ですからね。
    そういった窮屈さから逃れた小

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    2025年06月14日
  • 坊っちゃん

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    漱石はいつも最初の一文がいい
    なんでもないことを詩的に書くと思えばくすりとさせる言い回しを使う
    物語より文体が魅力的

    主人公の坊ちゃんの、ハチャメチャな生き方はあそこまでいくとうらやましい
    思ったことは口にして、気に入らないことには頑として首を縦に振らない
    そんなわが道を行く生き方は、白い目を向けられる苦労ともれなくセットになっていると思ってたけれど、案外本人ではなく周りの人間が苦労するのかもしれない

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    2011年07月11日
  • 坊っちゃん

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    ピア・プレッシャー(特に同化圧力)をものともしない主人公が、いつの時代にもいる保守的で排他的な人間たちを相手に奮闘する。主人公側も敵対する赤シャツ側も、どっちもしょうがねぇやって思えてしまう娯楽作品です。

    率直で単純で短気な主人公に、読み始めのときは嫌気を感じていたけど、半分ほど読んだら気にならなくなった。最初のほうは主人公の正義がゆるぎないものとして書かれすぎていたんじゃないかな。赤シャツの教頭がムカつく奴なんでねぇ、ラストの部分なんかはスカッとしました。

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    2025年05月05日