夏目漱石のレビュー一覧
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朝日の連載終了。子どもの頃読んだ記憶はあったけど、ほとんど内容は覚えていなかった。こんな話だったっけ?と言うより、この内容は子どもの頃は半分も理解できなかっただろうな、と思う。今回の連載では分かりにくい語句の説明もあり、ときどき時代背景だとか、漱石やその周辺の人物の解説もあってより分かりやすかった。寒月君が理学博士取るために珠を磨いていることとか、実際そういう分野に足を突っ込んでみた人間としては良く分かる。猫が語るというより、途中から、西欧近代(当時の現代)社会とそれに近付く日本社会への思いだとか批判だとか、そう言ったものを登場人物たちに語らせているというお話になっていて、新聞連載らしい社会性
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レビュー書くの忘れてた。
母が持っていた明暗をがめてきてものすごく時間をかけて読んだ。母が学生時代に古本で買ったと言ってて、(角川文庫なんだが)文学部のある大学の近く?の古本屋?だから多分おなじよーにゼミでやった過去の学生の書き込みが脈々と…
「変な書き込みあったで。レポートのメモみたいな」
「それあたしやないで」
「これは違うと思うけどおかんの字の書き込みもあったで」
という会話をした。
しかしリュックに入れてるときに台風に遭ってふにゃふにゃにさせてしまったのはわたしです。お詫びにグラシン紙かけときました。
内容はね…あんな駆け引きしかしてないよーな会話ばっかりしよったら日常生活パンクし -
Posted by ブクログ
表題作「倫敦塔」「幻影の盾」を含む夏目漱石の初期の7小品を収める。
夏目漱石は明治38年1月に雑誌『ホトトギス』にて『吾輩は猫である』を連載開始。本書に収められた作品はその連載と並行して様々な雑誌に発表されたものである。
⑴「倫敦塔」 『帝国文学』明治38年1月号
⑵「カーライル博物館」 『学鐙』明治38年1月号
⑶「幻影の盾」 『ホトトギス』明治38年4月号
⑷「琴のそら音」 『七人』明治38年5月号
⑸「一夜」 『中央公論』明治38年9月号
⑹「薤露行」 『中央公論』明治38年11月号
⑺「趣味の遺伝」 『帝国文学』明治39年1月号
本書の表題作「倫敦塔」を読む前に、 -
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朝日の連載終了。三部作は10代半ばで読んだ気がするけど、三四郎、それからぐらいまではまだ何とかだが、門は10代では面白みが分からない内容だったことが分かった気がする。今読んでもそんなに面白くは無いけど、主人公の気持ちが少しは分かる。明治末期の悩めるエリートの若者、高等遊民、没落したインテリ達の様子が描かれている三部作ということかな。閉塞感の漂う日本で下っ端役人をしながら隠れて生きる主人公と、妻?を奪った相手であり日本を捨て新天地・満州に行った親友。時代は違うが、成長期を過ぎ国内だけではじり貧の現代日本に通じるところはあるかもしれないが、いつの時代にも通じる普遍的な人間の内面を描いているところが