夏目漱石のレビュー一覧

  • 吾輩は猫である

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    ネタバレ

    猫の視点で書かれた小説。漱石やみんなが集まって話している風景。
    泥棒が入った時など想像すると面白いと思う。とてもユーモアのある小説
    500ページくらい熱い小説。読みごたえが十分。

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    2016年10月10日
  • 三四郎

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    じれったいなぁ。
    でも、これがあの時代の恋なのかな。
    美禰子も、憎からず思ってると思うんだけどな。
    多分、主導権を持って引っ張っていってもらいたんだと思う。
    結婚に、どれだけ積極的かを見極めているというか。
    好きなら好きって言ってくれたらいいのに、くらい思ってる気がする。
    最後の方は、結構三四郎もグイグイいってたと思うけど、もう遅いわよ、みたいに他の人と結婚しちゃうんだもんなぁ。
    自分を想ってくれてる人より、自分が想う人を選ぶところが現代の女性っぽくて好きではあるけど。

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    2016年08月24日
  • 二百十日・野分(新潮文庫)

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    旅行した2人の青年の問答を中心とした二百十日とリア充、非リア充、理想家の交流を描いた野分の二編。
    野分のラストが好き。同情とかではない、世間に一矢報いてやった感が潔い。

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    2016年08月13日
  • 夢十夜 他二篇

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    漱石先生の夢日記、妄想日記、普通の日記。
    普通の日記は読んでてちょっとしんどかった。
    「文鳥」は漱石が自分勝手なことばっかり言ってるのが面白い。

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    2016年08月06日
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

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     表題作「倫敦塔」「幻影の盾」を含む夏目漱石の初期の7小品を収める。
     夏目漱石は明治38年1月に雑誌『ホトトギス』にて『吾輩は猫である』を連載開始。本書に収められた作品はその連載と並行して様々な雑誌に発表されたものである。
     ⑴「倫敦塔」 『帝国文学』明治38年1月号
     ⑵「カーライル博物館」 『学鐙』明治38年1月号
     ⑶「幻影の盾」 『ホトトギス』明治38年4月号
     ⑷「琴のそら音」 『七人』明治38年5月号
     ⑸「一夜」 『中央公論』明治38年9月号
     ⑹「薤露行」 『中央公論』明治38年11月号
     ⑺「趣味の遺伝」 『帝国文学』明治39年1月号

     本書の表題作「倫敦塔」を読む前に、

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    2016年07月19日
  • 道草

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    家庭を持たず、親類関係者も少なめの僕には遠い世界に思えるが、家庭を持つようになればこの様な雁字搦めな状況にも陥るのかもしれないなぁ。

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    2016年07月09日
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

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    夏目漱石の初期の短編集。イギリスが舞台になっていたり、イギリスの神話をもとにしていたり、イギリス留学の影響を強く感じる1冊です。
    文体が古いものも多く、少し読みにくかったです…

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    2016年06月11日
  • 門

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    朝日の連載終了。三部作は10代半ばで読んだ気がするけど、三四郎、それからぐらいまではまだ何とかだが、門は10代では面白みが分からない内容だったことが分かった気がする。今読んでもそんなに面白くは無いけど、主人公の気持ちが少しは分かる。明治末期の悩めるエリートの若者、高等遊民、没落したインテリ達の様子が描かれている三部作ということかな。閉塞感の漂う日本で下っ端役人をしながら隠れて生きる主人公と、妻?を奪った相手であり日本を捨て新天地・満州に行った親友。時代は違うが、成長期を過ぎ国内だけではじり貧の現代日本に通じるところはあるかもしれないが、いつの時代にも通じる普遍的な人間の内面を描いているところが

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    2016年03月04日
  • 吾輩は猫である 上

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    超有名作品ですが、ちゃんと読んだことはなかった。なかなか面白いですし、読み応えありますね〜。
    気になった一節
    「金を作るにも三角術を使わなくちゃいけないというのさー義理をかく、人情をかく、恥をかくこれで三角になるそうだ面白いじゃないかアハハハハ」

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    2016年02月24日
  • 草枕

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    主人公の画工が都から離れた先での話。風景の描写が素晴らしいと感じました。情景が想像しやすい。あと最後、そうやって終わるんだ…という感じ。

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    2016年02月10日
  • 坑夫(新潮文庫)

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    漱石が他人の体験談を小説化したルポルタージュのような作品。女性関係が原因で家出した青年がポン引きに誘われて、鉱山に連れて行かれ坑内に入るまでが長い。途中で出会う赤毛布の男や坑夫の安さんなどが、その後どうなったかが気になった。

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    2015年12月20日
  • 吾輩は猫である

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    過去に何度か投げ出したが、今回は何とか通読できた。

    別に大文豪の作品にケチをつける気はないが、最後まで読み通すのにかなり苦労した。さして意味のあるとは思えぬ饒舌、皮肉。ユーモアがあるという人もいるが、今の時代ではいかんせん古臭い。時代で仕方ないのだろうが、女性蔑視的な箇所が間々出てくるのも気になる。

    人間と社会の洞察に深みを感じるところもあるが、やはり、この小説、猫の視点から人間を見たおかしさ、バカバカしさに尽きる。

    この作品、中高生に勧める教師も多いのかもしれないが無理がある。それなりの人生経験を積んでからの方が、挫折しないし味わえる。

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    2015年12月13日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

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    読書のやる気が起きずにこれで相当の時間を費やしてしまった。

    敬太郎を取り巻く人々の話が伝聞形式で進んでいく、一種のオムニバス形式のような小説。
    気だるい空気がひたすら続く。
    個人的には前期三部作の方が好きやなあ。

    引き続き行人も読みたいけど、しんどかったのでちょっと休憩。

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    2015年09月30日
  • 坊っちゃん

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    「気をつけろったって、これより気の付けようはありません。わるい事をしなけりゃ好いんでしょう」
    赤シャツはホホホホと笑った。別段おれは笑われるような事をいった覚はない。今日ただ今に至るまでこれでいいと堅く信じている。考えて見ると世間の大部分の人はわるくなる事を奨励しているように思う。わるくならなければ社会に成功はしないものと信じているらしい。たまに正直な純粋な人を見ると、坊っちゃんだの小僧だのと難癖をつけて軽蔑する。それじゃ小学校や中学校で嘘をつくな、正直にしろと倫理の先生が教えない方がいい。いっそ思い切って学校で嘘をつく法とか、人を信じない術とか、人を乗せる策を教授する方が、世のためにも当人

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    2015年09月11日
  • それから

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    朝日の連載終了。読むのは25年振りぐらいなのかな。大した内容では無いんだけど、まぁ、興味を持って読めた。ストーリーは遅々として進まないけど当時の社会状況に対する漱石の皮肉とかユーモアを、頭でっかち高等遊民の主人公に語らせている部分が興味深い。相変わらず、現代にも通じるような箇所も多く、人間大して変わって居ないなと、感じた。

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    2015年09月08日
  • 彼岸過迄(新潮文庫)

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    あらすじに出てくる登場人物がぜんぜん登場しないし、話に脈絡がなく、この場面になぜこんなに頁を割くのか、など色々思いましたが、聞き手としての敬太郎の人物造形と須永の自己心情に対する詳細すぎる分析、二人の性格の対比が面白かったです。私は敬太郎が主役だと思っています。漱石の表題作の要素が全て散りばめられたような作品です。
    やっぱり、心情を考えすぎだろうというくらいだらだらと語る話は面白い。

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    2015年08月24日
  • 吾輩は猫である

    購入済み

    わがはいはねこである

    なつかしい、

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    2015年08月10日
  • 行人(漱石コレクション)

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    前半はそれなりに面白く読めたが、後半、特に最後の章は漱石特有のまどろっこしさに読むのが疲れた。

    巻末の精神科医の解説が興味深かった。一郎は精神的な病気だと述べているが、現代でも一郎的な人って案外その辺に居そう。むしろHさんみたいな人の方が稀有でないかと感じた。

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    2015年08月01日
  • 硝子戸の中

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    自己を語ることに寡黙であったという漱石が朝日新聞に掲載したエッセー。
    当時漱石は胃潰瘍をわずらっていたため、全体的に陰鬱なトーンに仕上がっている。
    正岡子規の『病牀六尺』を思い出した。
    大正の頃の文章の割にはさらっと読めるので、時代の色を感じるのにはとても良い。
    富久町、喜久井町あたりの地名が頻出するのも個人的に馴染みがあったなw

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    2015年07月15日
  • 硝子戸の中

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    1915年に東京朝日新聞と大阪朝日新聞に、全39回連載されたもののようだ。
    随筆とでもいうべきものであろうか。
    漱石の文章はたいへん読み易い。であるからこそ、頭の中にすらすらと文章だけが入り込んでしまい、その文章のもつ意味をりかいすることが疎かになってしまう。
    私は漱石の文章を読むときにいつも感じることだ。

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    2015年07月08日