夏目漱石のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
病み上がり(というか死の淵からの生還と言う方が正しいか)のリハビリ的要素の強いエッセイ集(?)。
確かに生より死の美化とか所謂「則天去私」とかいった読み方も出来るんだろうけど、もっとシンプルに死を覗いた上での素直な他人への感謝に満ちた作品だと思うんだけどなぁ。まぁ、漱石って基本的には優しい人なんだろうと思う。
そのためという訳でもないが、吐血の様子の俯瞰的描写など読みどころは色々あるけど、当方一番心に残っているのは町井石子嬢にまつわる小噺(?)。
そうですよ、漱石って『猫』『坊っちゃん』を書いた作家、こういったどこかほのぼのした描写はお得意なんですよ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ熊本から東京の大学へ来た三四郎の成長を描く。
自分が大学生だからか内容にすごく親しみを持てました。
文体も読みやすいです。
三四郎の田舎もんさはよくわからんが、根性無しなのはわかります。
でも名古屋の女に対しての対応は……まぁ普通じゃないかな。
美禰子への思いを最後につげたのは良いことだと思います。でも、すごいタイミング。告白(みたいなの)をした後に相手の婚約者が現れるんだもんなぁ~
あれはなかなか立ち直れないでしょう。
与次郎の軽いカンジも広田先生の飄々としたところも好きです。
里見さんは……よくわからない……
時代に差があるのに、物語がすんなり入ってきて、さすが夏目漱石だなぁと思