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Posted by ブクログ 2023年09月11日
数十年後には三四郎にも青春の1ページとして思い出されるであろう甘酸っぱい失恋のお話。美禰子の心理描写が全くないのでその思わせぶりな態度は解釈に迷う部分もあった。美禰子のstray sheepという言葉が彼女の心の揺らぎを暗示する。三四郎がもっと早くに思いを告げていたら美禰子はその思いに応えたのだろう...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年12月16日
中学生の時に読んだ本。
しかしタイトルは覚えていても中身が思い出せない。。。
ということで、10数年ぶりに再読してみました。
本作は三四郎の学生生活を書き綴った作品。
田舎から出てきた三四郎の周りに、
自分とは異なる考えを持つ様々な人物との交流から
様々な経験を得るようなストーリー。 ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月17日
不思議と三四郎本人に共感というか、まるで自分事のように読めた。自分は三四郎タイプの人間だ。
新しい世界に飛び込み、あれこれ思いを巡らせるけれど、どこか受け身で積極的には動かない。特に人間関係。
人間関係も与次郎が持ち込んできたものを中心に成り立っていて、自分から友達を作ろうと積極的に行動したわけでは...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年05月03日
一通りざっと読んだだけなので、主人公三四郎は美禰子さんのことが好きだったのか、よくわからずに終わってしまいました。ただ、三四郎の優柔不断さや美禰子さんとのひねくれた会話など、『こころ』に通ずる部分はあるなと感じました。今度はじっくりと一つ一つの言葉を追って、より深いところまで追究したいと思っています...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年04月29日
本作は漱石にとって分岐点となる作品ではないかな?
青春小説だけど、どこか風変りな空気を纏っている感あり。その意味では中途半端とも言えるし、極みに達しているとも言える。
美禰子に翻弄され続けるが、何がその理由なのか三四郎には分かっておらず、かつ、漱石自身も読者にその説明は行わない。
いずれにせよ後期漱...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「あなたはよっぽど意気地の無い人なんですね」
現実(行動)と理想とのギャップ。
ストレイシープ…
人は正しい方向に動くばかりではない。
恋しているのに動けない男。
好きな男がいるのに他の男と結婚する女。
師匠を担ぎ出すため学内活動をする輩。
人間皆カオス。
人間の集まりの世の中もカオス。
...続きを読む
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