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「それから」「門」へと続く三部作の序曲ともいうべき作品。いわゆる「無意識の偽善」という問題をめぐり愛そうとして愛を得ず、愛されようとして愛を得ない複雑な愛の心理を描く。三四郎を中心に展開される当時の東京大学学生生活の描写は、風俗史的にも貴重な資料を提供するだろう。明治41年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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Posted by ブクログ
数十年後には三四郎にも青春の1ページとして思い出されるであろう甘酸っぱい失恋のお話。美禰子の心理描写が全くないのでその思わせぶりな態度は解釈に迷う部分もあった。美禰子のstray sheepという言葉が彼女の心の揺らぎを暗示する。三四郎がもっと早くに思いを告げていたら美禰子はその思いに応えたのだろう...続きを読むか。
中学生の時に読んだ本。 しかしタイトルは覚えていても中身が思い出せない。。。 ということで、10数年ぶりに再読してみました。 本作は三四郎の学生生活を書き綴った作品。 田舎から出てきた三四郎の周りに、 自分とは異なる考えを持つ様々な人物との交流から 様々な経験を得るようなストーリー。 ...続きを読む 明治時代の作品なので、学生生活といっても 現代とはマッチしないし、言葉が難しいのもあるけども、 色々な心理描写があり、全体の雰囲気は分ります。 本作はずっと気になる美禰子に失恋した感じで終わります。 本作は「それから」「門」と3部作なので、 さらに引っ張りだして他も読んでみようと思いました。
恋の駆け引きはやはり自分の性に合わないとしか言いようがない。ぶつかって玉砕しても、仕方ないからといってはずれた形に収まりたくはない。
不思議と三四郎本人に共感というか、まるで自分事のように読めた。自分は三四郎タイプの人間だ。 新しい世界に飛び込み、あれこれ思いを巡らせるけれど、どこか受け身で積極的には動かない。特に人間関係。 人間関係も与次郎が持ち込んできたものを中心に成り立っていて、自分から友達を作ろうと積極的に行動したわけでは...続きを読むない。故郷にいるおかんですら、未だに影響力がある。 連れだって歩く時も、イベントに連れ出される時も、どこか傍観者。 催し物に呼ばれて行くと、友人知人は自発的にあれやこれやと動いて、運営サイドにまわっている。自分はそれをはたから眺めるだけ。 当然、人間関係の強いベクトルが向いてくる恋愛にうまく立ち回れるハズもなく…。 なので「人間関係あるある」とも読めたし、自分に似通った明治時代の学生さんの生活を覗き見する感じでも楽しめた。 「いや、もっと恋愛的な視点があるでしょ?男と女の心理とか見るべきところがあるでしょ?」と問われれば、なんとも言えないのだけど…。 三四郎のようなニブチン(死語?)が読むとこうなる、ということで。 ニブチンのうえ、長年合わない接客業についてしまったがために、もっと人間関係が疎ましくなってしまった。
恋愛小説をイメージして読んだけれど恋愛だけではなくて若者の上京物語といった色が強かった。 新しい世界を知ってわくわくしたり人の気持ちを想像してやきもきしたり身の程を知ったりと時代に関係なく共通した若者の青春が眩しい。
熊本から東京の大学へ上京してきた三四郎。 大学構内で出会った女性に恋心を抱いたり、大学の授業の話しを仲間としたりと、いつの時代も青春とはこういうものか、と思いました。
一通りざっと読んだだけなので、主人公三四郎は美禰子さんのことが好きだったのか、よくわからずに終わってしまいました。ただ、三四郎の優柔不断さや美禰子さんとのひねくれた会話など、『こころ』に通ずる部分はあるなと感じました。今度はじっくりと一つ一つの言葉を追って、より深いところまで追究したいと思っています...続きを読む。 また、個人的には16-17ページの、「ベーコンの論文集」の「二十三ページ」を読むか読まぬかでもちゃもちゃするシーンが面白かったです。思わずくすりと笑ってしまいました。
最初、ずーんと暗くて無理だと思ったが、 読み進めるとくすぐったいような爽やかなような青春小説だった。これが所謂"エゴイズム"??
面白かった。これまで古典は字面の黒さが読みにくくて苦手だったが、角川のものは仮名遣いや漢字を現代の用法に近づけていてルビも不必要に振っていなく読みやすかった。それからイワタ明朝体オールドがよい。
本作は漱石にとって分岐点となる作品ではないかな? 青春小説だけど、どこか風変りな空気を纏っている感あり。その意味では中途半端とも言えるし、極みに達しているとも言える。 美禰子に翻弄され続けるが、何がその理由なのか三四郎には分かっておらず、かつ、漱石自身も読者にその説明は行わない。 いずれにせよ後期漱...続きを読む石作品への入門編でもあり、かつ、初期漱石の総決算でもある本作、読むべしかと。
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