吾輩は猫である

吾輩は猫である

638円 (税込)

3pt

近代の日本文学史上、最も豊富かつ奔放な風刺文学の王者。ユーモア・ウィット・風刺の宝庫である。漱石の処女作であると共に、一躍その名をたかめた代表作でもある。苦沙弥先生に飼われる一匹の猫にたくして展開される痛烈な社会批判は、今日なお読者の心に爽快な共感を呼びおこす。明治38年作。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved

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吾輩は猫である のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    文句無しの日本文学の金字塔。
    苦沙弥先生と寒月や迷亭といったクセ強キャラたちによる日常の屁理屈合戦。この手のフォーマットは現在でもアニメやマンガで見るし、「常識を皮肉る」という点では本書の前にもあったが、漱石の面白さは出てくるネタの博識さと名人の落語やコントのような軽妙な掛け合いにあるだろう。舞台装

    0
    2025年07月27日

    Posted by ブクログ

    猫の目線で作者自らを含む当時の知識層を自虐的にも風刺しつつ、彼らの会話から展開される落語的笑いが実に面白い。しかし、あんな結末で終わるとは…びっくり。

    0
    2025年07月20日

    Posted by ブクログ

    この作品は、地の文が苦沙弥先生の家に住み着いた猫に
    よるもので一貫されていて、人間心理の内側はまったく見えないので、
    各人の言葉の裏側をのぞき見ることができません。

    猫は実質主人公ですが、ストーリーを動かす力はまったくなく、
    折々のシーンの空間に『居ても構わない』立場、
    かつ、人間よりも幅広い高低

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    苦沙弥先生のような自若の中に天然を併せ持った性格は個人的にツボだった。そこに迷亭の飄々とした性格が合わさると尚面白い。

    高度な教養から高度な洒落が放たれて、反応できない所が多過ぎたが、漱石の俗人を寄せつけない天才肌を感じられて面白い。

    猫に人間哲学を啓蒙された気分になった。人間を皮肉っているが厭

    0
    2018年02月19日

    Posted by ブクログ

    猫の『吾輩』からとして描かれている視点が面白く、
    電車の中で何度も吹き出してしまった。
    面白いのだけど、文体の難しさと注釈の多さ、
    字の小ささ笑とでなかなか読み進まない笑

    この時代の人たちは知性がすごい。
    書物や文献•翻訳本などへのアクセスが今に比べて全然乏しかったであろうこの時代、なのに知識量ハ

    0
    2024年08月18日

    Posted by ブクログ

    ★★★★☆いつも途中で断念していましたが、今回は理解できないなりに読み終わりました。未来の人間の死についての話が印象的でした。人間はどこまで長生きすることになるのか。その死に方も変わってくるのか。未来の「死」を考えた事もなかったので、衝撃的な死のあり方だと思いました。

    0
    2024年07月14日

    Posted by ブクログ

    読むのにどれくらいかかっただろう。
    2ヶ月弱か?

    中学か高校の『こころ』ぶりの夏目漱石
    いつも帰国した時にテキトーに本を買い漁って読むんだけど、ついついその時のセルラン上位の読みやすいが後味少ないいわゆるライトノベル…?というのか?に飽き飽きして、ちょっと文学を読んでみた

    結果的にめちゃくちゃ時

    0
    2023年11月19日

    Posted by ブクログ

    人の営み(主に会話)を猫の目から観察した物
    会話の輪の中にいると「へーそうなんだ」とか「それは大変やな」ぐらいに思う内容も、猫目線で聞いてきると途端に滑稽で、バカなことをずっと話してる事に気づく。

    喜劇と悲劇がどこに(誰に)フォーカスして語られるかによって違ってくるみたいなものにも通ずる気がする

    0
    2023年06月11日

    Posted by ブクログ

    猫の目を通して、周囲の様子が淡々と語られる。
    猫が見ているだけの滑稽な人間ドラマへの社会風刺。
    怒濤の展開ありきの現代には、ちょっと冗長気味なのかもやけど
    令和の今でも面白かったのは、読み手が大人になったからかな?

    0
    2023年04月20日

    Posted by ブクログ

    十数年ぶりに再読。読み心地のいい文章は落語のよう。
    長大なる世間話。そのくせユーモアと風刺がわりに鋭い。
    とりとめのない世間話に対する「猫」くんの語り口は軽妙で、また作中人物を通して自分自身をも諷刺の対象にしてしまうのはまさにイギリス的。
    最終章は後の作品にも見られる厭世観が漂う。

    0
    2022年04月17日

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