草枕(新潮文庫)

草枕(新潮文庫)

473円 (税込)

2pt

住みにくい人の世を芸術の力で打破できぬかと思案する青年画家。あるとき温泉場の出戻り娘・那美に惹かれ、絵に描きたいと思うが何か物足りない。やがて彼が見つけた「何か」とは――。豊かな語彙と達意の文章で芸術美の尊さを描く漱石初期の代表作。(「漱石の文学」江藤淳、「『草枕』について」柄谷行人)

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

草枕(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    古本屋で目に入ったので何十年か振りに返しまし
    た。
    あの「智に働けば・・・」で始まる草枕です。

    一人の画家のモノローグが主な内容になりますが、
    このモノローグの語彙力は尋常じゃないです。

    広辞苑で調べても載っていない言葉が次々と繰り
    出されて、自分の見た事象や考えを表現していて
    明治の知識人の凄

    0
    2025年02月02日

    Posted by ブクログ

    小説なんか本を開いたところをいい加減に読んでいるのが楽しいという主人公の青年画家に「筋を読まなけりゃ何を読むんです。筋の外に何か読むものがありますか」と、山里の温泉宿で出会ったわけありな宿の娘の那美が返すのだが、本作はその那美の台詞に応えるように、筋以上に素晴らしい「画」がたくさん出てくる。宿での中

    0
    2025年01月20日

    Posted by ブクログ

    言葉を、意味を指し示すという「機能」から解放してみる。
    「なんかいい」という主観を、客観的に突き詰めて書いていく。

    夢なのかもしれない、というストーリー。

    風呂場に現れる女の幽霊のような姿。

    画が浮かぶ。

    0
    2024年08月15日

    Posted by ブクログ

    2002年に留学先の和書コーナーで購入し、日本語の奥深さ・複雑さ・美しさに改めて感化した作品。
    この作品が私を読書狂いにしている。

    ◾︎ 再読記録@2024.08
    2024年に後書きを含めて久しぶりに読み返し、
    なんとも懐かしい思いになると同時に、
    お終いはこういう終わり方であったか!、
    (後書き

    0
    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    グレングールドの愛読書と聞いて昔々に手を出した時は挫折してしまった本書、ようやく読み切ることができた。日本語の美しさに打ち震え、一字一字がそれぞれに絵と色彩を持った漢字という表現の豊かさと、それを理解できることの喜びに痺れる超ド級の名作だった。この本に出会えて良かった。

    0
    2023年10月17日

    Posted by ブクログ

    言葉が難しい。笑
    内容説明読んで、かなりそそられたので読んでみた。大筋の大筋だけは理解したと思うが、微細なニュアンスなどが取りきれてないと思う。
    なんせ、言葉が難しすぎる。笑
    でも、内容はとても魅力的なものだったと思う。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    “山路を登りながら、こう考えた。
    智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角人の世は住みにくい。”

    『草枕』の冒頭、受験勉強で暗記したので、今でも覚えています。しかし、

    その先をこれまで読もうとしませんでした。情けないこと、この上なしです。

    とにかく、今回読めて良かった

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    熊本住んでた時にたまに行ってた温泉がモデルだったの思い出して積読だったけど読んだ。

    『こころ』読んだ時とか正直あまりピンと季来なかったけど、
    描写の表現が綺麗(特に前半)だと感じたけど途中話が急に飛んだ気がした。

    こういう情緒のある出逢いに憧れたりする。

    0
    2025年05月10日

    Posted by ブクログ

    僕の好きな著者である夏川草介は、
    夏は、夏目漱石。
    川は、川端康成。
    介は、芥川龍之介。
    そして草は、草枕(夏目漱石 作)からとっていて、本作に興味を持った。

    生きづらい世の中から煩いを切り離して映すことができるのが画や詩である。この非人情を主人公が求める物語。

    知が働けば角が立つ。情に棹させば

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    ほぼ随筆。劇的な物語はないものの、漱石先生の日々感じていることの片鱗が分かって面白かった。やはり文章は文句なしに綺麗。素晴らしかった。ただ、他の作品に比べて少し読みづらかった。

    0
    2024年11月07日

草枕(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

夏目漱石 のこれもおすすめ

こころ

こころ

無料あり
  • 試し読み

吾輩は猫である

吾輩は猫である

無料あり
  • 試し読み

それから

それから

無料あり
  • 試し読み

二百十日

二百十日

無料あり
  • 試し読み

猫の広告文

猫の広告文

無料あり
  • 試し読み

夢十夜

夢十夜

無料あり
  • 試し読み

悪魔 乙女の本棚作品集

悪魔 乙女の本棚作品集

イズムの功過

イズムの功過

無料あり
  • 試し読み

同じジャンルの本を探す