夏目漱石のレビュー一覧

  • 行人

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    ネタバレ

    他の夏目先生の作品の主人公に比べてかなり色々なことに巻き込まれる主人公だなと思いました。最後まで一郎さんのことはよくわからなかったです。

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    2024年06月23日
  • 虞美人草

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    現代小説との違い

    現代の小説は冒頭部分の数ページで読者の心をつかみ、そのまま作品の中にひっぱてゆくことが必須である。とよく言われるが、のんびりした時代の夏目漱石にはその考えの片鱗もないみたい。冒頭からの文語体には「吾輩は猫である」の作者とは思えないほど、読みづらい冒頭部分である。なんとかして読み進めてゆくと、どうにか面白くなってくる。背景となった博覧会もこの時代には大きくて華やかな出来事であったのだなと教えられる。

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    2024年06月07日
  • 草枕(新潮文庫)

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    若き画家が温泉場に逗留する。その古びた温泉場で地元で悪様に言われてる出戻りの綺麗な娘、那美に画家として惹かれていく。
    美しい自然のなかで、美しい女性を描こうとするとき、その女性に何か足りないものを感じる。その綺麗な女性の表情に足りないもの、漱石は、嫉妬でなく、憎悪でなく、神の知らぬ情、憐れとした。
    人を馬鹿にする微笑い、勝とう、勝とうと焦る八の字。それだけでは、美術とならないのだ、
    なんか深いですね。
    難解なんだが、読み返せば、読み返すたび、なんか発見がある。

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    2024年05月26日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    夢十夜は、筋が荒唐無稽なのに語り口が整った小品なので不思議に惹かれ読み進んでしまう。

    夏目漱石は、どの作品も物語世界の描写が分かりやすくて楽に没入できるし、周囲へのちょっとした違和感気分が多めな気がして親しみを感じる。僕のほぼ100歳年上だけど、人間の気持ちの営みって今とそんなには変らないんだなぁとも読むたびに思う。

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    2024年05月23日
  • 夢十夜 他二篇

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    「夢十夜」はそれなりにおもろかったが、「永日小品」はどれもおもしろくはなかった。漱石はエッセイ風の小篇が苦手だったのかもしれない。

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    2024年05月20日
  • 彼岸過迄

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    タイトルの付け方が面白いですね。「彼岸」まで書きたいから「彼岸過迄」と。ちょっと参考にします。

    それはさておき、主人公が小さな冒険をしていく話だと思ったのですが、結局は恋愛小説でしたね。作者が途中で方向性を変えた…訳ではなさそうですね。

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    2024年05月18日
  • それから(新潮文庫)

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    心情描写の緻密さを取ったら、夏目漱石の右に出る人を知らない。

    衣食の為に働く人類の在り方を問う。
    「文明は我等をして孤独せしむるもの」文明化学が発展するほど、孤独が加速することを云う。
    労働と文明への風刺が効いている。

    人は悩む時間が多いほど、後悔の余波も大きくなるのではないでしょうか。

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    2024年05月15日
  • 草枕(新潮文庫)

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    漱石先生的芸術論。難解。
    自分の頭では恥ずかしながら三割も理解できないのが悔しい。
    那美さんとの会話が知己に富み色っぽく、それだけでも読んで良かったなと。
    後半の芸術とはの箇所はかなり情熱的で、若き漱石先生が俗世を削ぎ落とした先の「根本」みたいな物を掴んで引きずり出そうとするのが垣間見える・・・ううん、まだ咀嚼しきれてないし、感想を述べるのもおこがましい気がする。
    「憐れ」が加わり画となる、か。
    人生の修行をもう少し積んでから読み直したい。

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    2024年05月01日
  • 虞美人草

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    前置きが長くて、メインの話が何か分かるのにかなり時間がかかりました。夏目先生の作品は男同士のやり取りが多いイメージがあったので、女同士の駆け引きを見られたのは少し新鮮でした。

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    2024年04月26日
  • 猫は神さまの贈り物〈エッセイ編〉

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    猫にまつわるエッセイを色々なところから集めたもの。谷崎潤一郎や夏目漱石など、大分昔のものが多く、文体が読み辛く苦労したものもあった。

    解説で角田光代さんが書いてらっしゃることと通じるけれど、現代の猫の扱いとはかなり違っていて、なんだか可哀そうだなぁ残酷だなぁと感じること多々……より家畜的扱いという感じ。

    猫は感情や言いたいことを目に見えて主張するし甘えん坊だし、現代に生きている私は家族の一員として以外考えられないけれど、昔はこんな感じの距離感だったんだなと。

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    2024年04月15日
  • 10分でおもしろい夏目漱石

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    夏目漱石の著作7作品の内容と面白みを漫画や要約や原文を用いて紹介している一冊。
    『坊っちゃん』『吾輩は猫である』『草枕』『三四郎』『こころ』『夢十夜』『私の個人主義』が収録されています。
    ネタバレになる点は否めませんが、原作への架け橋となるよう広く浅く纒められています。

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    2024年04月13日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    夏目漱石は読んでみたいと思いながらも吾輩はも、坊ちゃんも途中断念。
    絵本なら読めると意気込むが意味不明の夢の話。ストーリーがないのは楽しめない。でも、理解しておすすめとかいう人や昔の人らは普通として読んでいたのかと思うと、私も理解し、感想も書ける能力が欲しい。

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    2024年04月09日
  • 吾輩は猫である

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    ネタバレ

    先生のもとに集まるひとたちってよくまぁこんなに適当な話を思いつくものですね。
    最後はあっさりと、そしてまさかの展開で切ないです。

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    2024年04月07日
  • 坊っちゃん

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    松山旅行記念
    マドンナは、坊っちゃんはじめみんなのアイドルなのかと思ってたら全然そんなことなかったな
    これ、当時の漱石の同僚だった人たちはどんな気持ちで読んだんだろか笑

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    2024年04月05日
  • 初秋の一日

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    点描

    明治天皇の大葬の日に、禅寺を訪問するという 日常的な行動をさらりと描いたエッセイ的な作品である。別に深い思想や含意があるわけではないが、100年前の文豪のエッセイが何の引っかかりりもなく読めてしまうということが、実は驚異的なことなのかもしれない。

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    2024年04月03日
  • 三四郎

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    「熊本より東京は広い。東京より日本は広い。日本より……」でちょっと切ったが、三四郎の顔を見ると耳を傾けている。
    「日本より頭の中のほうが広いでしょう」と言った。「とらわれちゃだめだ。いくら日本のためを思ったって贔屓の引き倒しになるばかりだ」

    新聞にこの一節が載っていて、ハッとしたのが本書を手に取ったきっかけです。
    漱石先生の本は、高校時代に授業で扱った『こころ』以来。さすがに普段読んでいる本と比べるとむつかしい部分も多く、数多の夜の睡眠導入剤となったのですが、今月は3冊しか読めていなかったので慌てて宿題を終わらせました。笑
    学生時代に他の文豪の作品も読みましたが、読みやすさでいえば漱石先生が

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    2024年04月01日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    「こんな夢を見た」から始まる、夢のお話。よく分からないところがあっても夢だから仕方がないんだと納得が行く。不思議で、幻想的な世界だった。挿絵も場面にピッタリで、素敵でした。

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    2024年03月31日
  • 門(新潮文庫)

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    題名『門』の意味を考えながら読んでみましたが、どうも題名は他者に依頼して命名された
    ようです。ストーリーにちょっと唐突感があり、戸惑う感じです。
    『三四郎』『それから』と共に三部作をなし、そのしめくくった作品のようですが、遡って前二作を読んで、本作品を眺めてみたいです。

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    2024年03月27日
  • 草枕(新潮文庫)

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    人の世に疲れた主人公の非人情の旅ということで、あまり接点はないが、彼女に振られた悲しみを別の形に変えるべく70キロ自転車を漕いで大阪から滋賀まで行った当時の一人旅を思い出したりした。

    正直かなり難しかった…
    那美さんとの会話は自分も心地良くて、楽しかった。

    読むにあたって文体そのものにも苦労したけど、1番は自分の頭の中に当時の様な情景を補完できる元のイメージがなさ過ぎる所。
    頭で情景を組み立てながら読んでいるから、当時の日本の資料や写真だったりでイメージを作ってから読むのがいいかもしれない。

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    2024年03月24日
  • 道草

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    入院中に自宅の本棚から供給してもらった。何年か購入してあった著書だ。
    本著は純文学にカテゴライズされるだろうか、このジャンルを読むのは久しぶりだ。
    本著は私小説としての議論があるようだが、今回は小説として十分に愉しめたとおもう。主人公とその細君の世の中の見方の違いが主人公の独白を通じて語られるところがいい。水と油のような性格の違いがある、例えば、娘に対する愛情のあり方にもその性格の違いを細君に語らせている。しかし、小説中で3人目の娘が誕生することから夫婦の関係が破綻的なものではないことがうかがわられる。この時代の夫婦関係なのか、こんな関係も面白い。そして最後に主人公が養父にお金を工面して関係を

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    2024年03月04日