夏目漱石のレビュー一覧

  • 草枕(新潮文庫)

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    智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

    なんかの本に引用されてた冒頭がかっこよすきて読んでみた。
    親しみない言葉もでるから読破にめっちゃ時間かかったけど、なんか気になって最後まで読みたくなる作品。

    ちょくちょく出てくるどストレートな本音めっちゃ面白い。
    作品の設定も綺麗だなぁ~

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    2023年07月12日
  • 彼岸過迄

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    いや〜長かった^^;
    でも時々没頭して読めた。
    結局は恋愛小説で結果はやはり書かれてない。
    消化不良だなぁ。。。

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    2023年07月04日
  • 行人(新潮文庫)

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    理想を追い求めるあまり、周りとうまくいかない男の苦悩の話。

    語り手は二郎くん(弟)なんだけど、主人公は一郎さん(兄)。このお兄ちゃんがなんかめっちゃ考え過ぎてて、「崇高な俺の考えが理解されない。低俗な人間どもに馬鹿にされる!」って周りに(特に奥さんに)当たり散らしてる印象。お兄ちゃんだけ異質なんだよなあ。周りはお兄ちゃんに敬意を払ってると思うんだけど。一郎さんの考えは高尚だと思うけど、生きていくってそんなことばかりでなくて、一郎さんは自分で自分を苦しめてて、そのせいで周りも引っ掻き回されて、何だかなあ…って感じの話でした。

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    2023年06月17日
  • 「心」広告文

    購入済み

    なかなか良い

    本編も読んでみたい。

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    2023年06月05日
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

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    夏目漱石の短編集。

    「幻影の盾」「薤露行」「一夜」はただただ美しさにうっとりする。
    美文調は正直何を言っているのかわからない部分もあるが、短編なのでさほど苦痛にならず、美しい絵をただ眺めるような気持ちで読める。

    漱石の戦争観を垣間見ることができる「趣味の遺伝」は面白い。
    主人公は戦死した友人にたびたび思いを馳せる。戦死の場面(あくまで想像)は白黒のショートフィルムを見ているよう。「塹壕に入ったまま上がってこない」というシンプルな表現が繰り返されることで、明るく平和な日常生活の中、サブリミナルのように戦場と死がちらつく。
    遺された者たちの思いが清らかで切ない。
    畳みかけるようなラストひと段落

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    2023年05月22日
  • 吾輩は猫である

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    一本の物語が大動脈としてあるのではなく、主人公の家にやってくる友人知人との珍妙なやり取りが描かれる。スパイシーな日常系小説(失礼)である。

    日露戦争の時代の日本人風刺、社会風刺を通じて、当時の人間や暮らしを垣間見ることができる。人間はいつの時代も変わらんのやなというところもみられる。

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    2023年05月16日
  • 坊っちゃん

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    なんで今更「坊っちゃん」であるか?

    私は通勤の際、iPod でPODCASTを聞いている。
    その番組の中に「ラジオ版 学問のすすめ」ってのがあって、先日のゲストは作家・評論家の関川夏央であった。
    正岡子規の話が中心だったけど、同時期を生きた作家の中に夏目漱石も居る。
    明治時代、文学で生計をたてられる人なんてそう多くはないので、作家連中は自然と集まり交流があったんだそうだ。

    今、壊滅的な状況にある政局の中で必要なのはリーダーであり、エリートが育たない時代だ。
    現総理の次は誰がよいかなんて、誰がなっても大同小異であろう事は誰もがそう思ってるだろう。

    しかし、正岡子規達が生きた時代、帝国大学(

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    2023年05月01日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    10の夢によって構成される夏目漱石による幻想的な奇譚。

    第三夜の盲目の不気味な我が子を背負って歩く話が好き。
    子から明かされる自身の過去によって感じる罪悪感と子の重さが比例しているように感じた。

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    2023年04月18日
  • それから

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    ■ Before(本の選定理由)
    言わずと知れた、夏目漱石の前期三部作のひとつ。
    初めて読んでみよう。

    ■ 気づき
    なんと煮え切らない、鼻もちならない主人公!
    親の金で暮らしながら友人の妻を愛してしまう体たらくにイライラしたが、同時に明治も令和もヒトなんてそんなものだろう、と感じた。現代なら芥川賞的な話。

    ■ Todo
    文明は我々をして、孤立せしめるものだ。
    狭くて効率的な借家に人々が暮らし始めるのを見てそう感じたそうだ。いま私達が、70年代の団地乱立を見る感情とまったく同じでは無いか。きっと令和のタワマンも40年後には笑い種なのだろう。知らんけど。

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    2023年04月18日
  • 文鳥・夢十夜・永日小品

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    ネタバレ

    夢十夜が読みたくて一読。背表紙の紹介文観て文鳥も気になって読んでみた!

    文学知識は皆無に等しいけど、夢十夜の各夜、文鳥それぞれ違う印象…

    ---ネタバレありめも---
    「夢十夜」
    個人的に第一夜、第七夜、第九夜、第十夜が好き。

    第一夜
    →十夜の中でも1番好き。神秘的でめっちゃ綺麗…雑な説明だけど、これから死ぬ女性を土に埋めるのに、なんでこんなに描写キレイなんだろう…

    第七夜
    →大きな客船の話。どこに向かってるかわからない、船内の賑やかな乗客とも雰囲気合わない、なんで乗ってるんだろう。いっそのこと死んでしまいたいって船から海に飛び込んだけど、足元離れた瞬間に命が惜しくなる。でも時すでに遅

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    2023年04月17日
  • 私の個人主義

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    夏目漱石の創作というより、講演録です。

    夏目漱石の作品もこれまでいくつか読んできましたが、いつもぼんやりまともに働いていないような暮らしを描くので、あまり好きではありませんでしたが、講演は面白かった。

    自分たちが自由になる場合には、相手にも自由を与えなくてはならない。自分の価値観を押し付けていないか、検証すべきというのはとても良く理解できました!

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    2023年04月17日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『夢十夜』
    つかみどころのない、ふわふわした世界を思わせる感じで好きだった

    『思い出す事など』
    夏目漱石の修善寺での闘病生活を綴ったもの。
    生死を彷徨った経験の記述が印象的だった。
    漱石は、自分が寝返りを打とうとした時と、金だらいに鮮血を認めた時は少しの隙もなく連続していると思ったが、実際は30分ほど死んだらしい。
    死って意外とこういうものなのか…と発見した

    小説と随筆の狭間である〈小品〉なるものを初めて読んだので興味深かった。

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    2023年03月11日
  • 吾輩は猫である

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    この時代にこういう構成の文章を書いたのは凄いんだろうけど、お話としてはとっても退屈でした……。
    多分、買ってから30年以上経ってる……。
    定価400円だもの。
    しかし、最後はあんな終わり方なんだな。

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    2023年03月07日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『文鳥』
    「次の朝は又怠けた」p18とあるように毎日のように忘れられる文鳥が不憫でならなかった。解説には「生きることのはかなさと、その裏返しとしての残酷さを彷彿する」p325とあった。淡々と語られる文鳥の死は悲しみとも違う胸がきゅっとなる感覚になった。

    『夢十夜』
    どれも不思議な夢だった。第一夜が特に気に入った。第七夜も好き。第三夜は怖かったけどどこかで読んだことがある気がした。

    『思い出す事など』
    序盤は面白かったけど、途中からは所々つまらないところもあって内容が入ってこないこともあった。

    『変な音』
    夏目漱石は生と死についてよく考えていたんだろうなと改めて感じた。

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    2023年02月27日
  • それから

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    ネタバレ

    三千代と代助が気持ちを伝え合うシーンがピークだった。1番美しいページだった…。
    しかしながら平岡のしたことはなんら間違いもない。
    愛を貫き通すのが美しいかもしれないがそれだけでは生きられない。
    結局落ちるところまで落ちてしまった話。
    最後に落とされるような物語も悪くない。三四郎より断然好き。

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    2023年02月10日
  • 三四郎

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    夏目漱石の有名な小説だが、初めて読んだ。熊本の高校を卒業し、東京の大学に入学した三四郎。初めの汽車の中での女との出会い、一夜を共にすることになり、意気地のないかたねと言われてしまう三四郎。うぶで純粋な三四郎は東京で学生生活を送る。友達の与次郎や広田先生、野々宮さんとの出会い。そして、里見美禰子に出会い彼女に惹かれていく。迷羊などの言葉で三四郎を戸惑わせる美禰子。淡々とした流れの明治時代の青春小説。美禰子は三四郎に好意を持っていたと僕は思う。

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    2023年02月09日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    夢十夜
    映像が残りやすい作品。
    第二夜の僧の話
    第六夜の運慶の話
    第九夜の母が子を縛り付けながら百度石を参る話
    が特に印象に残った。
    第一夜以外、なんか悪夢でうなされそうな内容だった。

    ケーベル先生
    私とケーベル先生のたわいもない話をする情景が素敵だった。レモンをしぼって水に入れるシーン。
    ケーベル先生の、自己顕示欲のないただただ自分のために音楽をするところ、学生のために生きる殊勝なところが素敵。

    変な音
    短編らしい短編。
    気になって一気に読んでしまった。

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    2023年02月08日
  • 彼岸過迄

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    なんか不思議な話だった。初めの蛇のステッキが最後の方までやたらとしつこく登場する理由がよくわからない。
    また、話筋の前半、中盤はともに前振りで、物語の盛り上がりは後半になって突然きて、ドーン!とそのまま終わる。
    短篇を重ねたと本人も序章に書いているが、狙った通りの構成なのか、書いているうちにこうなったのか、謎。
    面白いっちゃ面白いが、いままで読んだことのあるのと似てもにつかぬ筋なので戸惑った。

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    2023年02月03日
  • 思い出す事など 私の個人主義 硝子戸の中

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    ネタバレ

    夏目漱石が好きな人におすすめの作品。
    『思い出すこと』の20、21章でドストエフスキーについて少しだけ書かれていた。
    『思い出すこと』は、関川夏央・谷口ジローの『「坊ちゃん」の時代』の5部を読むと分かりやすいと感じた。
    『硝子戸の中』は、漱石に起こった個人的な出来事が分かりやすく書かれていた。

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    2023年01月31日
  • 門(新潮文庫)

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    それからの続編にあたる。最初から最後まで何も起こらないが宗助の内奥に妙に共感する。まぁ生きるってこういうことかも。日常の疲れた時読むと良い。こんな人生もアリかな。

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    2023年01月28日