夏目漱石のレビュー一覧

  • 彼岸過迄

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    読みにくかった。短編をつなげて長編のような物語にするって構想らしいけど、それぞれに繋がりがあんまり感じなかった。須永と千代子の恋模様のところが一番読み応えあったけどそこも須永の心の変化は読み取りにくかった。松本が雨の日に紹介状を持った人の面会を断るところは実際の漱石の経験に基づくものらしい。最初の森本の話いるのかな

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    2023年11月29日
  • 虞美人草(新潮文庫)

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    ネタバレ

    漢語調の絢爛な文体は漱石の領分といっても過言ではないでしょう。東京帝大の講師を辞め、専業作家となってから書いた初の小説とだけあって、眩暈がするほど難解かつ華麗な文章からは、並々ならぬ覚悟が伝わってきます。

    大学卒業のとき恩賜の銀時計を貰ったほどの秀才・小野清三。彼の心は、美しく裕福だが傲慢で虚栄心の強い女性・藤尾と、古風で物静かな恩師の娘・小夜子との間で激しく揺れ動く。彼は、貧しさから抜け出すために、一旦は小夜子との縁談を断るが…。やがて、小野の抱いた打算は、藤尾を悲劇に導く。

    「潺湲(せんかん)」「瀲灩(れんえん)」「冪然(べきぜん)」「窈窕(ようちょう)」等々、これは正気の沙汰なのか?

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    2023年11月16日
  • こころ

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    開始: 2023/11/1
    終了: 2023/11/8

    感想
    もう少し人が弱いことを知っていれば。周りの人も自分と同じように煩悶し踠いていると気づけば。そうすれば先生も世間に顔向けしていたのに。

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    2023年11月08日
  • 門(新潮文庫)

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    略奪しちゃったとは言っても、恋に落ちちゃったんだったらしょうがないじゃんね。いっそ、正々堂々としてたらこんなにぐだぐだ思い悩まないんだろうけど、そうはいかないもんだね。宗助の心の門が開く日が来るといいね。

    解説読んだら、そうばっかじゃないんだな。てっきり宗助は安井や世間に対しての負い目を感じてるから暗いのかと思ってたけど、もはや安井から御米を奪った時から既に情熱は冷めてしまったんだな。

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    2023年10月28日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    ヨルシカの「第一夜」を聴いていたら、ふと読みたくなって手に取った。
    夏目漱石×しきみで、とってもイマドキな感じに仕上がっている。
    こんなイラストと組み合わせても、全く色褪せないのは、やっぱり文豪夏目漱石だからなんだろうな。
    夢の中の話というだけに、つかみどころがない感じがするけど、読み手によって様々な解釈ができるという気もする。
    10編の中ではやっぱり「第一夜」が好きだった。

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    2023年10月04日
  • こころ

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    国語の教科書に載ってた印象があり、大人になってみてから読むとどのような感想を持つのだろうと思い読んだ。
    読む前の印象に残っていたのは、先生とKとお嬢さんの三角関係の物語だと思っていたが、想像以上に重々しく哀愁的な作品だった。印象に残っていた話が登場するのが、三部の「先生と遺書」だったので、一部と二部の内容は飛ばしてもよいくらい薄く感じた。
    先生の人柄が今で言う引きニートで、コミュ障であるゆえのもどかしさが生んだ悲劇だとも思ったが、時代的な側面を知ると少しは気持ちに寄り添えるのかもしれないと感じた。
    遺書を受け取った「私」や妻が、この後、どのような行動をするのか考察してみたい。
    解説を読んで、海

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    2023年09月26日
  • 行人(新潮文庫)

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    夏目漱石作品によくある高学歴ニートの話、ではなかった。近代的自我に芽生え、感情と理性との狭間で苦悩する様を描いた作品。
    現代人にも共感できる部分はあると思う。

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    2024年09月27日
  • 私の個人主義

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    夏目漱石は講演も上手かったというのは知らなかった。特段尖ったことを言っているわけではなく、普遍的に大事にされるべき価値観を述べているので、そこまで大きな発見はなかった。しかしこれが約100年前に語られた内容で、現代にまで通じていることからも、説得力・妥当性が評価されて、本書が語り継がれているのだと思う。

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    2023年08月17日
  • 彼岸過迄

    匿名

    購入済み

    裏の、言い換えると実質的な主人公は須永ということになろう。漱石のしたかったことは成功したのかもだが、それだけに留まる作品でもある。

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    2023年07月30日
  • 満韓ところどころ

    匿名

    購入済み

    日露戦争後、満州・韓国を訪れた作者による随筆である。漱石と満鉄総裁の中村是公とが学友であったのは改めて記すこともないかもしれない。

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    2023年07月30日
  • 夢十夜

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    まだまだ理解出来てない部分が多い
    短いのに内容が詰まりすぎてる
    もっと夏目漱石の作品を読まないと理解できないんやろな

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    2023年07月27日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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     乙女の本棚シリーズから、夏目漱石さんとしきみさんのコラボ作品「夢十夜」です。なんとも、ステキな表紙とこのタイトルに期待は大きく読み始めました!

    こんな夢を見た…それが第一夜から第十夜までで、夢だからってこともあるけれどあまりにも現実離れしすぎてて、幻想的といえば幻想的なんだけれど、だからつかみにくいかなぁ~と感じてしまい、一度はスルーしてしまおうかと思ってしまったほど(^-^;)だけど、なんとか、読み切ることができました。

     印象に残ったのは第一夜と第九夜…、第一夜は臨終を迎える女性と100年後に再会する夢、第九夜は戦地での夫の無事を願い幼子を連れてお百度参りする妻の夢…。でもトータ

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    2023年07月16日
  • 道草

    ネタバレ 購入済み

    骨の髄まで

    愛着障害の本でおそらく愛着障害であった漱石のたとえとしてこの本が引用されていていて読みたくなった。
    漱石の子供時代の愛情不足はこの本から読み取れる。
    島田のヒモ根性もいやらしいほど伝わってきる。
    漱石の周囲には金に困った人しか寄ってこないのか、胃に穴を開けてしまうほどだったのだから、頑張ったんだなとしか言いようがない。

    #ドロドロ

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    2023年07月13日
  • 彼岸過迄

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    いや〜長かった^^;
    でも時々没頭して読めた。
    結局は恋愛小説で結果はやはり書かれてない。
    消化不良だなぁ。。。

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    2023年07月04日
  • 行人(新潮文庫)

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    理想を追い求めるあまり、周りとうまくいかない男の苦悩の話。

    語り手は二郎くん(弟)なんだけど、主人公は一郎さん(兄)。このお兄ちゃんがなんかめっちゃ考え過ぎてて、「崇高な俺の考えが理解されない。低俗な人間どもに馬鹿にされる!」って周りに(特に奥さんに)当たり散らしてる印象。お兄ちゃんだけ異質なんだよなあ。周りはお兄ちゃんに敬意を払ってると思うんだけど。一郎さんの考えは高尚だと思うけど、生きていくってそんなことばかりでなくて、一郎さんは自分で自分を苦しめてて、そのせいで周りも引っ掻き回されて、何だかなあ…って感じの話でした。

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    2023年06月17日
  • 「心」広告文

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    なかなか良い

    本編も読んでみたい。

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    2023年06月05日
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

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    夏目漱石の短編集。

    「幻影の盾」「薤露行」「一夜」はただただ美しさにうっとりする。
    美文調は正直何を言っているのかわからない部分もあるが、短編なのでさほど苦痛にならず、美しい絵をただ眺めるような気持ちで読める。

    漱石の戦争観を垣間見ることができる「趣味の遺伝」は面白い。
    主人公は戦死した友人にたびたび思いを馳せる。戦死の場面(あくまで想像)は白黒のショートフィルムを見ているよう。「塹壕に入ったまま上がってこない」というシンプルな表現が繰り返されることで、明るく平和な日常生活の中、サブリミナルのように戦場と死がちらつく。
    遺された者たちの思いが清らかで切ない。
    畳みかけるようなラストひと段落

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    2023年05月22日
  • 吾輩は猫である

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    一本の物語が大動脈としてあるのではなく、主人公の家にやってくる友人知人との珍妙なやり取りが描かれる。スパイシーな日常系小説(失礼)である。

    日露戦争の時代の日本人風刺、社会風刺を通じて、当時の人間や暮らしを垣間見ることができる。人間はいつの時代も変わらんのやなというところもみられる。

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    2023年05月16日
  • 坊っちゃん

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    なんで今更「坊っちゃん」であるか?

    私は通勤の際、iPod でPODCASTを聞いている。
    その番組の中に「ラジオ版 学問のすすめ」ってのがあって、先日のゲストは作家・評論家の関川夏央であった。
    正岡子規の話が中心だったけど、同時期を生きた作家の中に夏目漱石も居る。
    明治時代、文学で生計をたてられる人なんてそう多くはないので、作家連中は自然と集まり交流があったんだそうだ。

    今、壊滅的な状況にある政局の中で必要なのはリーダーであり、エリートが育たない時代だ。
    現総理の次は誰がよいかなんて、誰がなっても大同小異であろう事は誰もがそう思ってるだろう。

    しかし、正岡子規達が生きた時代、帝国大学(

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    2023年05月01日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

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    10の夢によって構成される夏目漱石による幻想的な奇譚。

    第三夜の盲目の不気味な我が子を背負って歩く話が好き。
    子から明かされる自身の過去によって感じる罪悪感と子の重さが比例しているように感じた。

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    2023年04月18日