夏目漱石のレビュー一覧

  • 草枕・二百十日

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    智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。

    何回でも読みたい綺麗な文章。
    この文章が印象強すぎて本編はあんまり。。

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    2011年04月30日
  • それから

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    恋人たちは自然にお互いが惹かれあうならば、正直に、そうあるべきなんだなぁ。タイミングも肝心だと思った

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    2011年04月28日
  • 行人

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    ドン・キホーテ前編の「愚かな物好きの話」がモチーフになっているようだ。
    お直の心境は書かれていないがやはり二郎に好意を持っていたんだろうか。手紙の最期に暗示してあるように兄は死んでしまうのだろうか。二郎は結婚せずに外国に行き戻ってこないのだろうか。自分の中に神がいて苦しむさまは近代人の苦悩を表現しているように思う。

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    2011年04月16日
  • 行人

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    一郎の妻、直のような女性が好きだ。そう思って最後まで読んでいたら、解説で酷くこきおろされていていらっとした。ただ、たしかにそういわれればそうだと納得もした。
    晩年の漱石の小説は、執拗に孤独を、我執を主題として追い求めていく。ただ、それは紹介の帯がいうような「近代知識人の苦悩」に回収されてしまうのだろうか。仮にそうだとしたら、漱石の小説は過去の廃墟にすぎない。廃墟を好きなひとがいるように、それが過去であり、痕跡であるからこそ価値を持つような、そんな代物にすぎない。
    ぼくが漱石を好きなのは、そのような懐古主義からではない。彼の魅力は、彼が本格的に小説を書き始めてから一貫して、三角関係のなかで人間を

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    2011年04月16日
  • 吾輩は猫である

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    冒頭の文章はみんな知っているのに、最後の結末は知らない。衝撃のラストだからかな?
    感想としては、とにかく長い。意外とダークな内容だし、現代では差別的とされる言葉もどんどん出てくる。道理で学校で詳しく教えないはずだ。
    風刺された内容は現代を予言しているかのようだ。

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    2011年03月30日
  • 彼岸過迄

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    モザイクが細かくなっていき、だんだんはっきりと画像が見えてくる感じ。
    主人公は狂言回しに過ぎず、本当の主人公は須永なのだろう。
    好きなのに好きとは云えず、裏の裏まで読んだ気になってしまう須永。
    須永と千代子の物語は三部作のなかで形を変えて出てくるのだろうか。

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    2011年03月20日
  • 吾輩は猫である 下

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    特別愛がこもっているわけではない、至極冷静な視点から描かれているにも関わらず、ただの意地っ張りやほら吹き達が愛おしい
    煩わしい世の出来事から身を引いて生活しているかと思いきや、生きる上での智慧を雑談の合間になんでもないことのように挟んでくるから侮れない
    俗世間を超越している法語の格好良さ
    語りの姿勢が崩れないところが武士的
    メメントモリを悟っていたかのような最期、あっぱれ

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    2011年03月09日
  • 吾輩は猫である 上

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    人間から見た猫同様、人間だって馬鹿らしいことを大真面目にやっている生き物かもしれない
    今では聞くことのできない言葉遣いのせいなのか、漱石の文章力なのか、一文がいちいちカッコイイ
    押し付けがましくなく、教訓を説いているわけでもないのに憧れを抱かせる
    つまり、教養が深い

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    2011年03月07日
  • 坊っちゃん

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    四国松山の中学校に赴任した数学教師「坊っちゃん」が、生徒や他の先生を相手に様々な事件を起こす。正義感が強く純粋な青年と、彼を取り巻く利己的な社会とを対比的に描いた、痛快な物語。

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    2011年08月29日
  • 吾輩は猫である

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    捨て猫の「吾輩」(名前がない)は、英語教師苦沙弥(くしゃみ)の家に住み着く。主人をはじめ家族や友人たちを観察し、彼らを痛烈に批判する「吾輩」だが、最後には酔って水瓶に落ちて死んでしまう。

    読もうと思っていた矢先に、国語教師にオチを言われてしまったので、自分も堂々とネタバレします(笑)
    言わずとも知れた風刺小説です。猫可愛いよ猫。

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    2011年07月28日
  • 道草

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    養父・島田をはじめとして金をせびりにくる人たちに、決して裕福ではないのに金を渡してしまう主人公とそれを嫌がる妻。
    心では分かっていても、やっぱりどうしようもないときはある。因縁とか、人情とか。そういう闇をしっかりと書きだしていると思う。
    夫婦の行き違いや細君のいかにも女らしい物言いは凄くリアルで、現代でもこういうのはよくあるような。変わらないんだなあ。

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    2010年11月22日
  • 坊っちゃん

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    各登場人物が個性溢れすぎているのだが、それを坊ちゃん目線で語るとさらに面白い。
    建前だったりグレーゾーンみたいなものを一切受け入れない素直な坊ちゃんの江戸っ子節が気持ちいいです。
    案外はっきりした悪者が出てきてわかりやすい話です。

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    2010年11月10日
  • 三四郎

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    坊っちゃんのストーリーが少年マンガならこれは少女マンガ。
    絵柄がすごく安定してる。
    ただテイストが前述の通りなので、坊っちゃんを描いた人と逆だったらもっと馴染んだかも。
    あらすじをざっくり言うと上京してきた草食系東大生が小悪魔的ヒロインに翻弄される話(…だと思う)。
    三四郎かわいいです。
    坊っちゃんとはまた違うかわいさがある。

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    2010年10月29日
  • 明暗

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    漱石の美しい文体で語られるも、内容はメロドラマ的(笑)
    前半で張られたたくさんの伏線を引っ張ったまま、終盤に突入したところで未完に終わっているのがまたなんとも想像力を掻き立てられます。

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    2010年10月16日
  • 坊っちゃん

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    いや~、久しぶりです。  この物語を初めて読んだのは KiKi が小学校高学年の頃だったと記憶しています。  で、小学生にも関わらず当時の KiKi は背伸びしたい年頃だったためか、はたまた今ほど「少年文庫」そのものが充実していなかったためかは定かではないのですが、KiKi の父親の蔵書である「日本文学全集」の中の1冊として読んだことを思い出します。  当時の KiKi には坊っちゃんの「べらんめい調」がなかなか受け容れがたくてねぇ・・・・・ ^^;

    かと言って「狸」も「赤シャツ」も好きにはなれなくて、「マドンナ」に至っては理解の外にある女性で、比較的好意的に受け容れることができたのが「山嵐

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    2010年10月12日
  • 吾輩は猫である

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    猫から見ると、ほんとに人間っていうのは煩わしいな。
    そんでなんか面白いんだよね。
    猫が可愛くて仕方がないです。

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    2010年10月11日
  • 倫敦塔・幻影の盾(新潮文庫)

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    ラファエル前派の絵画を思い出す。
    「草枕」にもミレイの「オフィーリア」が登場した。
    作中人物が、あれの日本版を描きたいと言及していたっけ。

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    2010年09月06日
  • 硝子戸の中

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    20100323 
    古本屋で読む者がないとき用に購入。
    淡々としているけれど、ドキリとするような言葉がある。
    夏目漱石は随筆も好き。楽しい。
    やはり面白い人だったんだろうな。

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    2010年04月26日
  • 草枕

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    夏目漱石という人は常に厭世観に苛まれていた人ではないか。

    冒頭の一節で全てが語られており、残りはAppendixに過ぎないとさえ言えるだろう。

    芸術は人生を救えるか。飢えた子の空腹を満たすことはできないとしても、幸福感を与えることはできるのではないかと今は思っている(それが文学であるかは別にして)。

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    2010年02月15日
  • 二百十日・野分(新潮文庫)

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    漱石の作品ではおなじみのテーマである「生活」と「趣味」の両立を扱った1冊。ただし、どの作品よりもこのテーマを全面に押し出し、「先立つものはお金」に対するアンチテーゼを本気で打ち出している。1日の大半を生活者として過ごしている者としては、全面的に賛成というわけにはいかないが、納得する面も多々あった。

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    2010年01月13日