夏目漱石のレビュー一覧

  • 行人

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    夏目さんが、病んでうっかり実体験を書いてしまったようなきわどい小説。勿論面白いんですが、ちょっとハムレットっぽいかも…ああ今ものすごくいい加減なことを言ったかも…

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    2009年10月04日
  • 行人

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    突然ドイツ語とか喋りだしちゃったりするちょっとアレなお兄さんに、家族中がやきもきする話し。それからお兄さんどうなったんだよ〜って思います。

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    2009年10月04日
  • 行人(新潮文庫)

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    『こころ』を再読することがあったので、それを機会に後期三部作を読んでいこうということで読んだ。
    裏表紙の「愛する妻が弟の次郎に惚れているのではと疑い、弟に自分の妻と一晩よそで泊まってくれと頼むが…。」を見てから読んだせいで、「そんなエンタメ的な話なのか…?」と疑い疑い読むことになった。

    話の要所要所にある三沢と娘さんの挿話や父の語る目が見えなくなった婦人の挿話、貞の結婚、仲の良い岡田夫婦といった多様な男女の仲が出てくるが、それが一郎の内省にどう響いてるのか…?
    また、二郎視点で進んでいくため、二郎を主人公として読んで、二郎の元気がだんだんなくなってくると雲行きが怪しくなってくるようで、読んで

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    2025年12月07日
  • 文鳥・夢十夜(新潮文庫)

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    高校生のとき夢十夜の話を国語の先生がしてて、どんな話だったか思い出したくて読んでみた。でも夢十夜より今の自分は文鳥のほうが好きかな。鳥って寒さに弱いのだよ…。

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    2025年12月06日
  • 道草

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    何かの本で、
    「漱石の『道草』は、関わりたくもない悪縁の人物に煩わされ、夫婦仲もよろしくなく、まったく望む方向に人生が進まないが、そういう『道草』(目的地に着く前の寄り道?)こそが人生を味わい深くしている」
    といったような紹介があって読みました。
    読んでみたら、期待したより、ずっと重苦しい道草で…笑
    でも、続きが気になって一気に読みました!

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    2025年11月26日
  • 倫敦塔・幻影の盾 他五篇

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    ネタバレ

    『倫敦塔』『カーライル博物館』か 読みにくくて続けて読むのが辛かった。『幻影の盾』もベースになっているアーサー王の伝説を知らないとついていけないくらい読みにくい。『琴のそら音』『趣味の遺伝』は読みやすくて良かった。特にパンチのある話がない短編集だったかな~。

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    2025年11月26日
  • それから

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    結末を描かないことで、余韻が残る作品です。
    続きが気になりますが、想像するしかありません。
    いわゆる親のスネをかじりまくっている主人公ですが、彼には彼なりの苦悩があるようです。

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    2025年11月23日
  • こゝろ

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    ネタバレ

    純文学は芥川と太宰はよく読んでいたが、夏目漱石は有名作品すら知らなかったため、まず初めにこころを手に取ってみた。

    一人称で書かれている男がこの物語の主人公ではなく、先生と呼ばれている男がメインの話となっている。
    この先生、読めば読むほど自己中心的な人間で、まず人を信用しない理由として信頼していた叔父に裏切られたことがトラウマになったと言っているが、幼く無知であった自分が財産全てを叔父に託していたことが原因でもあるし、友人を死なせた理由もあまりに身勝手。
    下宿先にkを招く前に、奥さんは少なからず予感して止めたいたにも関わらず強引に呼び込み、挙げ句下宿先の娘を好きになったと告白したkに焦って、今

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    2025年11月22日
  • 夢十夜

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    おどろおどろしいミステリアスなファンタジーとでも言いましょうか、夏目漱石の小説を漫画で表現した作品。

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    2025年11月16日
  • こころ

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    3章かけて先生の過去である、先生と遺書、まで至るが、その割に物語が収束せず結論も出ない。主人公が新たな人生を歩むでもなく、先生のその後が描かれるでもなく、突然に物語が終わる。
    恋愛と金銭に悩まされながら、鬱陶しさを感じるくらい自分の心情を語るこの本から、何を読み取れば良いのか、読書感想文の題材によく取り上げられる割にかなり難しい文章です。

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    2025年11月07日
  • こゝろ

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    終盤、先生の手紙のあたりから一気に読み終えた
    ついつい気になり合間合間に
    夏目漱石は名前しか知らなかったので初めて読んだ本でもあったけど、昔の言葉がおもしろい
    なんか、乙女なのかな

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    2025年11月04日
  • 三四郎(新潮文庫)

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    夏目漱石大先生の本にこんなことを言うのもなんだが、そんなに面白くは、ない。『坊っちゃん』が良すぎたのよ。坊っちゃんの強烈な個性に比べると三四郎は物足りない。ただそこがリアルであり、田舎の男子学生が上京し都会であれやこれやと翻弄されゆく様子のちょっとしたニュアンスが流石の文才だった。アクの強い友人、好きになった人、先生、登場人物も個性があって、はっきり言って主役の三四郎が一番影が薄い。何ということのない話だったが、大昔の青春をほろ苦く味わうのは良い心持ちがした。

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    2025年10月30日
  • こころ

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    100年前でもここまでの感情を表現しつつ物語が書けるものかと感心。つくづく人間とは感情の生き物で美しい面も醜い面も持つ異質な生物であると考えさせられる

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    2025年10月20日
  • 吾輩は猫である

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    ネタバレ

    我輩は猫である。名前はまだない。
    この文だけで何の小説か分かるくらい有名。
    読んでみて思ったのは難しい…注釈あるけどそれすら難しい。
    それでも最後まで読むことが出来た。
    迷亭が好き。でも真剣に読んでたら嘘かい!ってなる

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    2025年10月12日
  • 悪魔 乙女の本棚作品集

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    イラストレーターのしきみさんが乙女の本棚シリーズで描いた作品を集めた画集。
    全部で6作品収録だが全文収録は芥川龍之介の「悪魔」のみ、他は抜粋して収録している。
    悪魔は初めて読んだが短い文章になんとも言えない感情を詰め込んだ作品。イラストの宣教師と悪魔との対比が良かった!

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    2025年10月08日
  • 草枕(新潮文庫)

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    『神様のカルテ』の主人公、一止先生がいつも読んでいる『草枕』が気になって、読んでみた。

    『神様のカルテ』に草花の描写が多い理由がわかった。『草枕』の影響だなと。作者の夏川草介さんも夏目漱石が大好きで、一止先生と同じように『草枕』ばかり読んでいたに違いない。

    『草枕』は、画家の目を通して語り、絵画のような小説だった。椿の描写は特に美しく、印象に残った。

    私は、夏目漱石の『こころ』がめちゃくちゃ好き。一方で、夏目漱石の作品はほとんど読んでいない。『坊ちゃん』は登場人物もストーリーも知っているけれど、いつ本を読んだのか、全く記憶にない。読んだのが、子供の時だったから記憶にないのかもしれない。『

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    2025年10月08日
  • 道草

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    自伝的小説だと素朴に信じられていたようだが、読めば淡々と進む内容。

    義父母の島田と御常の養子となったことが、「世の中に片付くなんてものは殆どありゃしない。」と小説の結びの一句に繋がるのだが、なんとも言えない厭世観のようなものも感じた。

    本著の前後に執筆された作品を読めば、また異なる面が見えるのだろうか?

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    2025年10月05日
  • こころ

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    ネタバレ

    1ヶ月ほど読むのにかかった。昔の小説は読むのに時間がかかる。表現の仕方、古語を理解するのに時間がかかるし、一つ表現するのに十かかるくらい丁寧に書かれているからだろうか。こころは特に先生の手紙に重点を置いていた。夏目漱石自身、その先生に心を通わせたのだろうと思う。愛情と友情、金銭欲、人間の心の部分に深く迫る作品だった。金の為に自分を利用しようとした経験を持つ先生が愛情の為に友を自殺にまで追い込んでしまう。心優しい先生は、自分のせいだと自分を戒めた。その罪悪感を誰にも伝えられず、私という新たな人物との繋がりから先生を見せる事により、読者に想像を膨らませる書き方は素晴らしい。芥川もそうだが、昔の偉大

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    2025年10月05日
  • 三四郎(新潮文庫)

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    弁当のゴミを列車の窓から捨てるな

    最初は綺麗な日本語と展開への期待でワクワクして読み進めたが、特に大きな盛り上がりも無く。。

    美禰子の思わせぶりに翻弄される幾人かの男の話

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    2025年10月02日
  • 私の個人主義

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    亡くなる約五年前に関西近畿を巡り講演した時の内容を書き記したもの?原稿?とにかく、
    一回目の明石講演「道樂と職業」、
    二回目の和歌山講演「現代日本の開化」、
    三回目の堺講演「中味と形式」、
    四回目の大阪講演「私の個人主義」、
    以上四篇を収録。

    メモ

    第一篇「道樂と職業」
    p.23
    「……開化の潮流が……進むほど……職業の性質が……分かれるほど、我々は片輪な人間になつてしまふ……。……商賣が……專門的に傾いてくる上に、生存競爭のために……その方だけに時間と根氣を費やしがちで……、お隣り……や一軒おいたお隣の事が皆目分からなくなつてしまふ……。……吾人の社會的知識が狹く細く切り詰められるので、

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    2025年10月09日