夏目漱石のレビュー一覧
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ネタバレ幻想的な夢の物語
一貫して繋がりはないが、どれもそれとなく不気味な感じを覚える
第一夜:亡くなった女性の墓で女性が戻ってくるのを100年待つ話 いつのまにか100年と言う長い時間が経っていた
第二夜:お侍が悟りを得る話
第三夜:盲目の子供の話 子供の言うことをそんなような気がすると間に受ける話
第四夜:縄が蛇になる話 お爺さんはうわ言を言いながらどこまでも水底へ進んでいく
第五夜:捕虜の話 走れメロスのような恋焦がれた女が鶏のなく前に自分に会いにくる話結局娘は天探女に騙され、会うことなく崖下に落ちていく
第六夜:明治時代まで仁王を作る運慶の話 運慶は眉や鼻を作っているのではなく木の -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校生の時教科書に載っていて、唯一先が気になって自分で読み進めた記憶がある。
ずっといちから読んでみたいなと思ってやっと読めた。言葉の言い回しが難しくて一回挫折したけど読み切れてよかった。先生の遺書からはサクサク読めた!
大正時代に書かれたものだけど恋愛だけではない人の卑しいところとか言葉にしにくい微妙な気持ちとかを端的に現してる作品だなと思う。今に通ずるものも多くて、先生みたいな気持ちになったことある人は多いんじゃないかなと思う。
1番気の毒だと思ったのは先生の奥さん。そこまでして手に入れたんだから絶対幸せにしてよ。自分の殻に閉じこもっている方がKに対して失礼ではないかと思う。子どもだって -
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ネタバレ物語を楽しむというよりかは、言い回しや登場人物の人柄、些細な部分にクスッとできる作品。
迷亭、寒月、苦沙弥たちの中にすっかり一員になった気でいる吾輩が可愛い。迷亭はお調子者だけれど語彙や知識が豊富でウィットなジョークをかます。迷亭がいいアクセントになっていると思う。
正直に言うと話は長い。途中銭湯のシーンなんかは必要か?と思ってしまったが……。
終盤の「のんきと見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする」という言葉が印象に残っている。長さの分だけ平和で愉快な日常を吾輩の目を通して見てきたので、この日常の中にもどこかに悲しさがあるんだよなと、この言葉がより響いたのだと感じた。 -
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正義感が強くて真っ直ぐすぎる主人公が、地方の中学校での人間関係や権力構造に巻き込まれていく話だった。
思ったよりも軽快で読みやすく、テンポよく進むけど、内容はかなり皮肉が効いていると感じた。
坊っちゃんは嘘がつけず、思ったことをそのまま行動に移すタイプで、現代的に言えば少し不器用で空気が読めない人にも見える。でも、その分だけ周りのずるさや偽善が際立って見える。
特に印象に残ったのは、教師たちの関係性で、表向きは立派に見えても裏では陰口や策略が多く、人間の醜さがリアルに描かれていたと思う。
その中で、山嵐のように筋を通す人物もいるが、結局は「正しい人が必ず報われるわけではない」という現実 -
Posted by ブクログ
ネタバレとても面白かったです!
特に、平岡が主人公と妻の不貞に勘付いていて、問い詰めるシーンは、思わず「すごおおお!」と言いながら聴いちゃいました。こういう煮え切らない、ずるさが前に出てきてしまう人間のドロドロした部分を描きだせるのが素晴らしい。
全体を通して、封建時代の人々の雰囲気が感じられました。結婚はお見合いで、「家」の体裁を気にかけて、親孝行を徹底する。今の時代から見たらとても窮屈に見えるんだけれども、これはこれで家にいろんなことを決めてもらえるわけで、良さがあったんだろうと思います。
ちょっと話はずれますが、この「家」を守る感覚は、現代政治の保守派の感覚を理解する上でも、重要だと思いまし