夏目漱石のレビュー一覧

  • 坊っちゃん

    Posted by ブクログ

    慶応三年、現在で言う所の新宿二丁目で生まれた夏目漱石は帝国大学を卒業後、作品の舞台にあたる松山へと渡り中学校教諭として勉学の道に携わる。

    明治時代が始まり、小学校教育が始まった時代に生きた漱石は、第一期の小学校生徒であり、正に明治時代を背負って生きた彼こそが近代作家として、現代でも評価をされているのである。江戸の武家文化と長人文化との接点を形成する階層に生まれ育ち、その感受性と倫理観を血肉の中に継承していたであろう。

    0
    2026年05月28日
  • こころ

    Posted by ブクログ

    第三部は気になる展開でそそられた。

    正直、国語の教科書抜粋部分がこの作品のピークであり、全部通しで読んだところで感動は大して変わらなかった。

    0
    2026年05月28日
  • 坊っちゃん

    Posted by ブクログ

    “古典文学”として構えていたのに、びっくりするくらいキャラクターの立ったエンタメ小説だった。
    主人公・坊ちゃんの一人称が軽快で、ずっと笑いながら読んでた。

    短気で無鉄砲だけど、世の中の嫌らしさはちゃんと見えていて、それでも自分らしさを失わない主人公が本当に良い。

    ラストは少しあっけなかったけど、例え給料がそこそこ良かろうと「合わない世界からは離れて自分らしく生きようぜ!」という潔さは、今読んでもかなり響いた。

    古典に苦手意識ある人の入口としてめちゃくちゃおすすめ。

    0
    2026年05月20日
  • 坊っちゃん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校のころに読んだ「こころ」以来の夏目漱石作品。
    昔やっていたスカッとジャパンを見ているみたいな感覚になりました!文学的意義があって、重たい作品なのかと思って、心して読み始めましたが、まったくそんなことはなかったです。主人公の破天荒さに驚きつつ笑いつつ、山嵐が仲間になってからは、赤シャツを倒してくれと応援してました。文学的意義がということよりも純粋に、とても面白く読めました。昔の人も今の人も悪者が倒されるストーリーって好きなんだなぁ。

    0
    2026年05月16日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    幻想的な夢の物語
    一貫して繋がりはないが、どれもそれとなく不気味な感じを覚える

    第一夜:亡くなった女性の墓で女性が戻ってくるのを100年待つ話 いつのまにか100年と言う長い時間が経っていた

    第二夜:お侍が悟りを得る話

    第三夜:盲目の子供の話 子供の言うことをそんなような気がすると間に受ける話

    第四夜:縄が蛇になる話 お爺さんはうわ言を言いながらどこまでも水底へ進んでいく

    第五夜:捕虜の話 走れメロスのような恋焦がれた女が鶏のなく前に自分に会いにくる話結局娘は天探女に騙され、会うことなく崖下に落ちていく

    第六夜:明治時代まで仁王を作る運慶の話 運慶は眉や鼻を作っているのではなく木の

    0
    2026年05月10日
  • こころ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校生の時教科書に載っていて、唯一先が気になって自分で読み進めた記憶がある。
    ずっといちから読んでみたいなと思ってやっと読めた。言葉の言い回しが難しくて一回挫折したけど読み切れてよかった。先生の遺書からはサクサク読めた!

    大正時代に書かれたものだけど恋愛だけではない人の卑しいところとか言葉にしにくい微妙な気持ちとかを端的に現してる作品だなと思う。今に通ずるものも多くて、先生みたいな気持ちになったことある人は多いんじゃないかなと思う。
    1番気の毒だと思ったのは先生の奥さん。そこまでして手に入れたんだから絶対幸せにしてよ。自分の殻に閉じこもっている方がKに対して失礼ではないかと思う。子どもだって

    0
    2026年05月06日
  • 吾輩は猫である

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語を楽しむというよりかは、言い回しや登場人物の人柄、些細な部分にクスッとできる作品。
    迷亭、寒月、苦沙弥たちの中にすっかり一員になった気でいる吾輩が可愛い。迷亭はお調子者だけれど語彙や知識が豊富でウィットなジョークをかます。迷亭がいいアクセントになっていると思う。

    正直に言うと話は長い。途中銭湯のシーンなんかは必要か?と思ってしまったが……。

    終盤の「のんきと見える人々も、心の底をたたいてみると、どこか悲しい音がする」という言葉が印象に残っている。長さの分だけ平和で愉快な日常を吾輩の目を通して見てきたので、この日常の中にもどこかに悲しさがあるんだよなと、この言葉がより響いたのだと感じた。

    0
    2026年04月29日
  • 夢十夜 他二篇

    Posted by ブクログ

    これもまた読むのがしんどかった小説。やっぱり僕はある程度時間が経過してしまった本を読むのは得意ではないのだろう。でも確か村上春樹だったかな、が夏目漱石は良いって言ってたから頑張って読んだ。内容は本当に覚えていない。

    0
    2026年04月25日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

    Posted by ブクログ

    久々に読んだんだけど、夏目漱石ってなんでこの話を書いたんだろう……

    絵はとっても綺麗でした
    コンセプトも素敵です

    0
    2026年04月24日
  • 坊っちゃん

    Posted by ブクログ

    坊っちゃんの破天荒だけど、どこか温かみのある憎めないキャラが良かった。
    山嵐との、不器用だけど、確かにあった友情にもほっこり。

    0
    2026年04月19日
  • 夢十夜 他二篇

    Posted by ブクログ

    大作家漱石による小品集である。その文章は簡潔で、なかに〝音〟や〝色〟が感じられ情景が浮かぶ。こんな文章を書いたんだとテーマ、表現の幅広さに驚いた。

    0
    2026年04月18日
  • 坊っちゃん

    Posted by ブクログ

    正義感が強くて真っ直ぐすぎる主人公が、地方の中学校での人間関係や権力構造に巻き込まれていく話だった。

    思ったよりも軽快で読みやすく、テンポよく進むけど、内容はかなり皮肉が効いていると感じた。

    坊っちゃんは嘘がつけず、思ったことをそのまま行動に移すタイプで、現代的に言えば少し不器用で空気が読めない人にも見える。でも、その分だけ周りのずるさや偽善が際立って見える。

    特に印象に残ったのは、教師たちの関係性で、表向きは立派に見えても裏では陰口や策略が多く、人間の醜さがリアルに描かれていたと思う。

    その中で、山嵐のように筋を通す人物もいるが、結局は「正しい人が必ず報われるわけではない」という現実

    0
    2026年04月17日
  • 草枕(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    絵画みたいな話だった。女性が主役ともとれるがそうでない自然や人の描写も丁寧で、それらをメインにも捉えられるような表現の仕方がされていた。漢詩などの引用が多く、すべて知っていれば味わいの深さは変わるだろう。人情の世界から離れた場所に美を感じているが、結局人への情念に美しさを見出せるというのが良かった。

    0
    2026年04月09日
  • こころ

    Posted by ブクログ

    これはKの呪いなのか復讐なのか。折角貰い受けた生。苦しんで生きながらえるなど勿体無い。気楽に楽しく生きたいもんです。

    0
    2026年04月09日
  • 坊っちゃん

    Posted by ブクログ

    字がぎっしりの文体だが、話自体は短くさらっと読めた。

    子供の頃から無鉄砲で損ばかりしているという冒頭は非常に有名であるが、基本的にプライドが高く堅物な割に、たまに柔軟性を見せる主人公の二面性が面白い。
    世渡りという観点では非常に下手で反面教師的に見習いたい所ではあるが、自分が損をしても筋を通すという所は見習うべき所もある。

    0
    2026年04月02日
  • 作家と猫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    松田青子さん 選ばれし者になりたい
    「皆好きな巨猫に食べられたらいい。私はもちろん巨猫のグーちゃんに食べられたい。そしてグーちゃんの一部になりたい。私の心もちょっとだけグーちゃんの中に残ったらいい。グーちゃん、そしたらゴジラみたいに、あいつとあいつとあいつ、それからあいつも踏んづけに行こうね。あいつとあいつ、バリバリ食ってやろうね。」

    が好きです。

    0
    2026年04月02日
  • 乙女の本棚8 夢十夜

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    内容はよく分からないけど、本当に見た夢を書いてるのかなと。
    運慶が明治時代に転生しちゃった話が面白くて好き。
    他の人の言う事真に受けて自分も彫刻できると思ってる主人公可愛い。

    0
    2026年03月28日
  • それから(漱石コレクション)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても面白かったです!
    特に、平岡が主人公と妻の不貞に勘付いていて、問い詰めるシーンは、思わず「すごおおお!」と言いながら聴いちゃいました。こういう煮え切らない、ずるさが前に出てきてしまう人間のドロドロした部分を描きだせるのが素晴らしい。

    全体を通して、封建時代の人々の雰囲気が感じられました。結婚はお見合いで、「家」の体裁を気にかけて、親孝行を徹底する。今の時代から見たらとても窮屈に見えるんだけれども、これはこれで家にいろんなことを決めてもらえるわけで、良さがあったんだろうと思います。

    ちょっと話はずれますが、この「家」を守る感覚は、現代政治の保守派の感覚を理解する上でも、重要だと思いまし

    0
    2026年03月27日
  • 草枕(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    芸術に関する話
    文章が美しいっていうのはこういう文をのことなのかなと思った
    ただ、語りは難しい言葉とか言い回し、比喩?が多くて割と苦戦した 漢文っぽい
    主人公が出す芸術についての結論は面白いと思った
    女性の奇抜な行動とかについては考察が色々できそうだなと思った
    自然と文明社会との対比を描いてる部分もあって、生活が変化することの危うさみたいなものを夏目漱石は感じていたのかなと思ったりもした

    0
    2026年03月26日
  • 吾輩は猫である

    Posted by ブクログ

    いつか読みたいと思ってた名作シリーズ。
    前評判の通り固くて難しい表現が多いので、意味をさらうくらいの気持ちでざーっと読んだ形だけれど、「ほんと人間ってこういうとこあるよね」っていうのが皮肉混じりに書かれてるのが面白かった。特に最後の未来論談義、ありえなくもないなぁと思ったり。
    「主人のことは『何だこいつ』って思ってるけどこの人のまわり変な人しかいないからここにいたら退屈しないわ」みたいな感じでしたね笑
    というか吾輩は猫であるってそんな終わり方なんだ。笑

    0
    2026年03月26日